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古事記〜天孫の嫁〜 [2008年03月01日(土)]

さてさて、地上に降りてきたニニギさんですが、いきなり一目ぼれしてしまいます。
名はコノハナサクヤヒメ。コノハナは木乃花で桜の事です。

「結婚してください」
「お父さんに聞いてみる」
どうやら本人は了承してるみたいです。

そんなわけでお父さんのオオヤマヅミに確認したところ、あっさりとOKが。しかもお姉さんのイワナガヒメもセットにつけちゃう! なんてジャパネット並みの景気の良さ。

とにもかくにも、いきなり嫁さん2人ゲット! なんて喜んでいたニニギさんですが、イワナガヒメを一目見たとたん考えが変わりました。
「あの、お心遣いは大変ありがたいのですが、私はコノハナサクヤヒメだけで結構でございます」
おやおや、どうやら見た目がアレな感じだということで拒否権を発動してます。
イワナガヒメには気の毒ですが、やはり見た目が麗しいコノハナサクヤヒメとそうでないイワナガヒメとでは、抱き合わせでもだめだったということでしょう。

でも本当のところはこうなんです。
「コノハナは桜。ぱっと咲いてぱっと散る。つまり刹那的でしかない。イワナガは岩永。固く長く続く。つまり永久的である。ニニギさんがコノハナサクヤしか選ばないのであれば、子々孫々の寿命は刹那的になってしまうだろう」
オオヤマヅミもそんなことまで考えていたんですね。

なもんで天皇の血筋は短命になってしまったのです。

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