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ひょんな縁で [2008年09月29日(月)]

 やっと読み終えました!飢餓海峡下巻。上巻とはえらい違いでスピード完読でしたね。やはり急激に盛り上がってきた物語の展開に上手く自分の気持ちも乗れたのが要因でしょう。面白かったなぁ・・・


 さて、そんな余韻に浸る暇も、次は何しようと考える間も無く決めたのは新田次郎の『強力伝』。

 これはまだ読み終わる前、昨日の金時山頂上で見かけたお茶さんの壁に掛けてあった説明書きに端を発します。

 この金時山山頂の名物である“金時娘”。これは昭和20年から山頂にあるお茶屋さんに入り登山客をもてなした女性、小宮山妙子さんの愛称なのであります。経営者で父の、富士で強力(登山者の荷物を背負い山の案内に立つ人)をしていた正作さんが事故で亡くなった後も、独りで山に登り続け、お店を引き継いで切り盛りしていったそうです。ここには著名人が多く訪れ、金時娘の妙子さんと交友を深めたそうですよ。店内にはズラリとサイン色紙などが貼られているそうで、後になって後悔したんですが、入っておけばよかったと思いました・・・

 で、この妙子さんのお父さんである正作さんも娘さんに負けず劣らず有名で、長野県北アルプスの白馬岳(約3000m)に花崗岩と銅板の風景指示盤(胴石65貫=240kg)を2回に分けて背負って頂上まで運んだとゆう人間離れした偉業を成し遂げている方なのでした。その逸話を題材に知人で作家の新田次郎の手によってその話は小説となり、その作品は直木賞も受賞しているんですね。この全ての経緯は看板に説明がされてありました。

 ひょんなことから金時山に登り、しかもちょうど良いことに次に読む小説を探そうとしていたタイミング・・・これは運命としか言いようがありません。「これだ!」と即決でした。

 そして飢餓海峡を読み終えた今日。さっそく書店に走り手に入れた次第です。よくよく調べてみるとこの作家さんもいろいろ興味深い方のようなので何だか面白くなってきそうな予感。元がその筋の方だっただけに主に山を題材にした作品が多いとの事。山好きとしてはもってこいです♪

 とりあえずこの短編集を楽しんでみたいと思います!

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