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閑静な住宅街にポツンと [2008年11月03日(月)]

 今日はお昼を外食も兼ねて美術館へ行ってきました。先日から職場の方の薦めを受けて興味を持ち足を運んでみたのは品川にある原美術館です。


 駅から道路沿いに進んでいくと閑静で立派な建物が立ち並んでいる住宅街へと入って行きます・・・するとその中に突然美術の看板が。こんなところにあるなんてちょっと驚きです。どうやらこちらは以前個人の邸宅だったそうで、それを改築して美術館にしているのだとか。たしかにそんな事情が頷ける敷地と建物でした。

 今回鑑賞したのは『米田知子展−終わりは始まり』。初めて知るこの米田さんとゆう方はロンドンを拠点に活動中の写真家だそう。1965年兵庫県明石市生まれで、イリノイ大学シカゴ校とロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで写真を学んだ後、世界各国に被写体を求めて廻り、独自の世界を確立するに至ったのだそうです。


 面白かったのは米田さんの特徴である「見えないものを見る」視線で、代表作のSceneシリーズをはじめ、一見何気ない風景であるのだけれど、実は昔の戦場跡だったり、すぐ目の前が地雷原だったりするんですね。ふと何気なく写真を見て漠然と感じたことが、タイトルを確認してみると「あ〜そうか!」とハッと気づかされ、納得してしまう。なかなか楽しませてくれる作風です、アイディアの勝利でしょうかね。一番良かったのが歴史的著名人の目を通して本や手紙だったりを写した作品群。これがこの方の特徴を一番端的に表しているのではないでしょうかね。俄然この方に対して興味を持ちました。

 意外に作品が少なくてあっとゆう間に観終わってしまったので何だか物足りなったのが残念です。是非もっと大きな場所で沢山の作品を観てみたいものですね。ただ、こちらの美術館自体があまり知られていない穴場な美術館のようで、連休中とはいえ思った以上にゆっくり鑑賞出来たのは自分的には嬉しかったです。こじんまりとしていますが、他の常設展示物や館の内外の雰囲気を含め結構気に入ってしまった次第。また機会があれば来たいですねぇ♪

 途中館内から通ずるカフェレストランで食事もしましたけど、味も雰囲気も上々でした。注文したパスタも量も結構あったし、ゆったりした空気の流れる中庭に面したローケーションもグ〜でした。ただ来客のほとんどが女性の為周りは女性だらけで居心地が悪く、値段も高め。オッサン一人には少々キツイ環境ですねぇ・・・今度は店内の状況を窺ってから決めたほうが良さそうですね。

 ひょんな事から訪れることになったこの原美術館。結構自分なりに楽しめる結果となりました。これから美術館の選択肢の一つとして頭に入れておこう思います。

続・亜米利加写真展 [2008年09月23日(火)]

 行ってきました!先月鑑賞したシリーズ展覧会の2回目です。『ヴィジョンズ・オブ・アメリカ -第ニ部“わが祖国”1918−1961-』。


 1回目がすごく良かったので楽しみにしてきたんですが、前回より来館時間も遅かった為に以前より人が多めでした。すごく見辛い・・・これは仕方ないのでしょうけど、集中して見たい自分にとっては一番苦痛です。なので時間はかかりましたけどやはり疲れましたね。予想外に若い女性の方が多く訪れていたのにはビックリしました。そんな層にとって魅力的を感じれるものなのかどうか自分には疑問で不思議したけどねぇ。

 今回もパート毎に簡単に説明と感想をば。

 1・アメリカのモダニズム

 歴史的に世界を巻き込んだ大きな争い、第1次世界大戦の後に思わぬチャンスを得、一躍世界のトップへと躍進した流れを背に、他国には無いアメリカ独自の写真表現へと意欲的に取り組んでいこととなります。これ以前に勃興した【ピクトリアリズム】とゆう遺志はテクノロジー時代の到来を向かえるにあたり、そこから脱却し新たな表現形式へと突き進んでいきます。【ピクトリアリズム】の特徴であったぼやけた様だけれど温か味のあったソフト・フォーカスを捨てて、鮮明でクリアな画質によってエッジが浮き立つようなシャープな線を浮かび上がらせ、土台である印画紙が持っている特色、黒・白・グレーの美しい諧調を活かしていく、それは力強くも被写体をもっともストレートに写真へと落とし込む新表現、【ニューヴィジョン】。前時代とはまったく真逆の方法論が主流となり実践されていきました。それはピクトリアリズムの祖、スティーグリッツ自身の意向とキッカケによって新時代の旗手達へと引き継がれ、後もメンター的役割を果たしていたとゆう事実は、自然に必然的に行なわれていた結果なんですね。時代の先端を行く若き旗手達は、各地で同時発生し、近代都市(ニューヨーク)の息吹を捉え、一方では西海岸を拠点にグループを結成してアメリカの広大な自然に視点を向け、それは広告写真にも飛び火します。また、1937年にはドイツで閉校になったあのバウハウスがシカゴに再建され、中西部に新たな写真の文化圏を展開するほか、50年代には廃れていたと思われていたスティーグリッツやウェストン、アダムスらの表現スタイルを継承し、そこに東洋思想などの精神的な暗喩を持たせた独自の活動など、アメリカの写真表現は制約も束縛も存在しない“可能性無限大”の歴史上で最もヴァラエティに富んでいた時代のようでした。事実20年代のアメリカは写真に限らず、いろんな分野で“黄金の10年間”と呼ばれる幸福な時期であったそうです。


 2・グラフ誌の黄金時代

 先ほどの記述の通り、写真とゆう技術は単なるポートレイトの枠をはみ出し、広告やファッションなど出版業界に浸透していきます。1936年にメディアの影響力をいち早く見抜いていたヘンリー・ルースによってあの『ライフ』が創刊されます。これを契機にアメリカでグラフ誌ブームが起こり、世界中を巻き込んでいくのです。『ライフ』が『ライフ』である最もたる特徴は、今では普通に実践されている、何点かの写真によって記事内容をストーリーで伝えるフォト・エッセイで、それを前面に押し出し質の高い写真を提供して今の地位についたのだそうで、この雑誌が原点だったとゆう事実に驚かされました。錚々たる名を残した掲載カメラマン達はフォトジャーナリストとして先駆者的存在であり、歴史に大きく名を残された人達ばかりだそうです。その結果、世界中で急速に広がり始めた良質な写真への大量なニーズに応えるべく、1947年に写真エージェンシー「マグナム」が設立されるのは必然であったでしょう。一方、ファッション雑誌においても『ハーパース・バザー』や『ヴォーグ』などに、優れたアート・ディレクターや有能で才気溢れる写真家達が登場し、両者の関わりによって新たな写真スタイルがつくりだされ、印刷メディアは黄金期と呼ばれる盛り上がりを見せるのでありました。ある意味、この時代によってほぼあらゆるスタイルの写真が作り出され、ほぼ出尽くしたほどの発展だったそうです。素晴らしいですね。

 3・ドキュメンタリー写真

 1929年に起こった世界恐慌による失業者対策として政府が打ち出したものにニューディール政策がありました。そのプロジェクトのひとつであるFSA(農業安定局)によって奇しくもアメリカではドキュメンタリー写真としても活発になっていきます。主に困窮する小規模農業者達を生活可能な土地に移動させたり、生活の資金援助を行うのが主な目的であったことで、予算を確保する為に農民の惨状を写真として克明に記録し、有権者に伝える必要があったのです。説得力ある写真を得る為に政府は写真家を起用し、その撮られた写真はグラフ誌や展覧会などを通して発表されました。社会的問題意識を国民と共有するのには美意識の高い作品が効果的であることを政府は理解していて、FSAによるドキュメンタリー写真は優れたものが残される結果となりました。出発点としては大義名分はありつつも不純な部分も無くはないですが、それが結果的に素晴らしい作品として後続に影響を及ぼしたのですね。リアルに克明に記録された写真には真に迫る様相を見て取れました。それは信奉者達の手によって「フォト・リーグ」なるものが設立され、社会的出来事などの対象に対する自分の見解を視覚的な表現によって示そうとする活動も興ることになります。短期間での解散を余儀なくされますが、それもまた違う形となって影響を与え続けていったのです。

 こうして歴史を追っていくととても納得できますし、いろんな発見や興味深い点を見つけることが出来てとても楽しかった。ソフトフォーカスからストレートフォーカスへ・・・分かり易い変化でしたね。これから今後道発展していくのか?最終回が楽しみです。ただ人物の名が多過ぎて覚えきれましぇ〜ん!!(笑)

レンズを通した見た亜米利加 [2008年08月10日(日)]

 また訪れてしまいました。何気に気に入っているこちらの美術館、太目にした広告で今開催中の展覧会を鑑賞してきたんです♪


 『ヴィジョンズ・オブ・アメリカ -第一部“星条旗”1893−1917-』。

 アメリカとゆう国に憧れを抱いている自分にとってすごく興味をそそられる企画です。厳密に言うと政治的なものにはあまり共感できないですけど、服などの物作りや文化には大変感心しつつ心惹かれてしまうんですよね。ゼロから新しい物を作るそのフロンティア精神は大変素晴らしい!けれど洗練し過ぎず、おおらかな隙のある部分に愛嬌さを感じ微笑ましさを覚えます。

 で、今回は世界の中でも人の手によって造られ、その多種族民族とゆう特異性を持った比較的新しい国家であるアメリカの歴史を、運命的に海を渡ってきたカメラ技術の進歩と共に追っていくとゆうもの。

 副題の表記でも分かるように、全部で3部構成になっています。今回は特に期待している展覧会なので窓口で思わず共通チケット(割引有)を購入してしまいました。楽しみでしかたないです♪

 実際中に入って鑑賞してみるとお盆の始まりとゆうのもあって美術館の中はあまり人も多くなくて観易かったのは好都合でしたね。

 簡単に説明すると展示のテーマは大きく分けて6つ。

 1・ダゲレオタイプ渡米

 無知なもので知らなかったんですけど1839年にフランスで写真の技術が発表されたんだそうです。その一年後には新世界への移民が加速していたアメリカにさっそくその技術が海を渡ってきます。それを初めて使用したのはあの船舶などの通信手段でおなじみのモールス信号でおなじみの画家で発明家のサムエル・F・B・モールス氏だったんですね。驚きです!しかもその後の功績から“アメリカでの写真界の父”とも讃えられているそうで、二度びっくり!!うーん、勉強になるなぁ。


 2・写された戦争と作られる神話
 
 アメリカの国歌『THE STAR-SPANGLED BANNER』に象徴されるように、戦争とゆう事象はアメリカの歴史の中でもとても重要で、国家の拠り所ともいえる事であるとゆうことが証明されています。世界でも初めて一般公開された写真とゆう技術を使った戦況報道の原点がここにありました。惨たらしくも生々しく写しだされたその凄まじい光景は、悲壮感を漂わせながらも、それを神話として昇華させることで新国家のゆるぎない結束として纏め上げていったのです。

 3・そして、西部へ

 まだ未開拓の、まったく人の手の付いていない自然(フロンティア)。それが様々な場所で撮影されています。この時期を『アメリカの風景写真の黄金時代』と称されているそうですが、実際は軍の調査記録として同行した写真家によって撮られた記録にしか過ぎないのです。ですがそんな事実を抜きにしても、この雄大で人智を超えた素晴らしい大自然は圧巻であり、素晴らしいの一言。「人間なんて小さいもんだなぁ・・・」なんてため息が出ます。

 4・「動き」と写した男

 またもや新事実発見!まさか映画の原点が元知事と競馬関係者の馬鹿馬鹿しい(馬だけにね♪)賭け事がキッカケだったなんて・・・。そんなつまらない依頼を引き受け、バカ正直に研究した人(失礼!)、イードワード・マイブリッジ氏は大掛かりな設備を見事作り上げ、その実験を検証した後も精進を続けましたとさ。それがのちに映写機(そしてスナップショットの基点)へと発展し、しいては今のエンターテイメント大国アメリカを築き上げたんですね。いやぁ分からんもんですねぇ物事の始まりなんて、意外と些細なキッカケとゆうことが多いのかも知れません。

 5・よりよき社会を求めて

 写真の進歩は、単なる人の肖像を映し出すものから社会を突き動かすほどのメディアとして力を発揮するようになります。その時代時代の空気や世情を問題提起し、多くの人に考えさえる機会を与えることとなったのです。資本主義により工業化と都市化を加速させたアメリカは沢山の問題を抱え込むようになりました。過剰な移民による治安の悪化や児童労働など・・・それをありのまま記録すると同時に、実情を雄弁に訴えかける手段として確立されていくのでした。

 6・アメリカ芸術としての写真

 記録するとゆう手段とは別に、時代は世界を席巻した写真による絵画主義によって芸術性をも孕むようになります。“近代写真の父”と称されるアルフレッド・スティーグリッツと同人が軸となり創刊された『フォト・セセッシュン』を中心に、ヨーロッパとは別に独自性を持って発展した写真芸術は今の様々な写真の原点を見出すことが出来ます。明らかに他の展示物とは違う趣を湛えた写真群は大変素晴らしいものでした♪

 全行程を1時間ちょっとで終えてあっとゆう間の鑑賞でしたけれど、かなり濃密な内容になっていたと思います。見ごたえ充分でした♪期待通りでしたね。

 ただ想定していた、もっと歴史考証の側面が強いものではなく、あくまで写真技術をもとに、それに付随してアメリカの歴史を語る手法も悪くはなかったです。

 これからあと2部続きますが、次を首を長くして待っていようと思います。

ギリギリセーフ! [2008年05月11日(日)]

 今日は念願の東山魁夷展を鑑に東京国立近代美術館へと行ってきました。

 仕事中、テレビの特集、そして再び広告と忘れた頃に目にするこの展覧会に興味を惹かれていたんですが、ふとまた期間を置いて急に思い出したようにHPで調べてみると来週で終了とのアナウンス。危うく見逃す過ちをおこしそうでしたね。ふぅ〜くわばらくわばら・・・

 今回初めて訪れるこの美術館。東京駅から竹橋へと移動してすぐの北の丸公園にあります。メトロから地上に出ると早くもその道筋には人の列が見て取れました。何だか嫌な予感が・・・


 いざたどり着くと予感的中。入場券の売り場には人が行列をなしています。軽く脱力しながら券を購入し、建物内に入るとまた人の波・・・ああぁナメていた、もう諦めモードスイッチオンです。

 案の定、生誕100年を記念するこの展覧会だけあって総計154点を展示した大掛かりな規模の鑑賞道程は、人の渦でまったくゆっくりとも注意深くも魅力に浸ることも叶わない惨状。

 もうあとは人の流れをできるだけ避けて、人と人との隙間から作品を覗き見ることしかありませんでした。ううぅむ、無念。

 それでもいろいろな発見もあり、少しはこの方の事を知ることができて良かったです。どうやら今期の入場者数が10万人突破したらしいのですが、ここまで国民に愛されている昭和初期を代表する日本画家とは露知らず、のこのこ出かけてきた自分が恥ずかしかったですね。

 シンプルで平面的な構図ながらも、絶妙な濃淡を活かしたタッチに静寂さを湛えながらも溢れ出る力を感じました。でも何だか包み込むような優しさが滲み出てるんですよね。すごく癒されます。

 夢を志した時代、不遇な時代、自己を確立した時代、そして晩年へといろいろな時を写した作品が並ぶ中、代表作も勿論良かったですが、やはり圧巻なのは約10年の歳月をかけて制作した奈良にある唐招提寺の御影堂障壁画。

 その一部が今回展示されていましたが、それでも作品を前すると目を見張り、思わず驚嘆の声が漏れてしまいました。大変素晴らしいです。こんな心を揺さぶる作品を残されている方なんですね。自分の胸にこの絶景が深く刻まれた瞬間でした。


 望めるのなら実際に本堂に伺って全景を拝見させて頂きたいです。そんな想いに胸を馳せてしまう今回の美術鑑賞。すごく有意義でしたねぇ♪混雑がなければ尚でしたけどね(苦笑)。

サブカルパワーの一端垣間見る [2008年03月16日(日)]

 今日は絶好のお出かけ日和♪一日家で休んでみようかと思いましたが、ふと気まぐれで出かけてみました。数度となく足を運んでいる地元の美術館です。

 今回の目玉企画は『少女マンガパワー!−つよく・やさしく・うつくしく−』


 なかなか面白く興味深い展示会ですねぇ。いつもなら来館客は比較的少なくて穴場的美術館なんですが、今日に限っては老若偏り無い女性達で賑わっていました、しかも海外からのファンも・・・恐るべし少女漫画!

 ちなみに同館の説明によると、

 マンガは世界の国々に存在し、各々に発展を遂げ、花開いています。その中でも日本のマンガは、いまや世界中で読まれ親しまれるようになりました。

 さまざまな世代、好みに合わせて多くのマンガ作品が生み出されている中、近年特に世界から注目されているのが日本の少女マンガです。その作品のバリエーションの豊かさ、人間の内面を掘り下げた独特の表現力こそが、社会や時代のギャップを超えて注目を浴びる理由ではないでしょうか。

 本展は、日本の少女マンガ形成に多大な影響を与えたマンガ家23人の作品から、少女マンガのジャンル全体を見通そうとする企画です。北米9カ所を巡回し、日本の少女マンガの真の魅力を伝えた「Shojo Manga! Girl Power!」展をベースに、100余点に及ぶ原画・原画'(ダッシュ)(※)のほか、特別出展原画、作家の愛用品やグッズ、出版資料などを加え、日本での開催用にリニューアルをいたしました。これらの作品・資料を通して、生き生きとした作家の息吹と少女マンガのもつパワーをより強く感じ取っていただければと思います。

 ※原画'(ダッシュ)・・・修正の跡や鉛筆の消し跡まで再現した精巧な複製。原画とほとんど見分けがつかないほど完成度の高いものです。また作成が難しいため、ごくわずかな数しか存在しません。


 とのこと。ちょっとナメてたんですが、その展示ボリュームに驚きましたねぇ。


 少女マンガジャンルの成立と確立(1950〜60年代)から革新(1970年代)、そしてさらなる発展(1980年代以降)と3つに区切って代表作家を数々紹介。出展作家の原画約60点、原画ダッシュ約50点。それに加え出展作家愛用の品やゆかりの立体物、グッズ類にスケッチブック等約40点なども展示してあります。


 出展作家は手恷。虫、わたなべまさこ、松本零士、石ノ森章太郎、ちばてつや、水野英子、牧美也子、里中満智子、一条ゆかり、池田理代子、美内すずえ、竹宮惠子、山岸凉子、萩尾望都、陸奥A子、くらもちふさこ、 岩館真理子、佐藤史生、吉田秋生、岡野玲子、CLAMP、今市子、よしながふみ、と23名にのぼり、それぞれの作品が掲載され、各々特徴や経歴も詳しく紹介されていたりとかなり見応えがありましたよ。

 ん〜、やはりなんですが、少女漫画の原点は手塚治虫。“リボンの騎士”が出発点なんですね。それが女性の社会的進出とともに独自の発展を遂げ今の地位があるんですね。素晴らしきはオリジン手塚治虫。


 意外な松本零士、ちばてつや、石ノ森章太郎の少女漫画作品も見れて、自分でも知っていた“ベル薔薇”や“ガラスの仮面”なども興味深く拝見させて貰いました。ただ近年に近づくにつれまったく知らない作家さん達ばかりで戸惑いましたけど(笑)。

 でも女性達にはかなり好評なようで熱心に見入っていた光景が見受けられました。それは中央のスペースで設けられていた『少女マンガ図書館』として自由に読める単行本で思い出をかみしめる様に読み耽っていた人を見れば一目瞭然です。

 是非近隣の方は一度訪れてみてはいかがでしょうか?一日楽しめる事請け合いです。 

鉄道好きならずとも? [2008年01月03日(木)]

 今日は友人と連れ立って初詣も兼ねて何故か大宮の鉄道博物館へ行って来ましたぁ〜っ!

 いやぁ〜昨年の長年秋葉原で鉄道ファンに愛されてきた交通博物館から大宮へ移転した際に各メディアで話題になっていましたが一度行ってみたかったんですよね〜♪どうやら自分には若干鉄道オタクの気が?なぁんて(笑)。

 大宮駅から乗り換えて一駅で建物に到着。すぐ目の前の通路から雰囲気抜群!一緒に行った自他共に認める立派な鉄オタの友人はいきなりテンション上がりまくりでした。


 さすが本物は違います。一階の本物の車両が展示された広場から2階の鉄道の歴史年表、コレクションギャラリーに鉄道の仕組みなどが分かる体験コーナーなどで常に知識を披露しまくり、その話を「ふーむ、ふーむ」と理解した振りをしていたほどです(笑)。

 にしてもココまでの規模とは予想外でしたね。正確には4階建て、大きなジオラマスペースやミニ電車の乗り物、2箇所の飲食店などなどじっくり1日がかりで楽しめるくらいの盛り沢山な博物館でした。

 年明け最初の開館だけあってなかなかの盛況ぶり。意外にそれらしい人達がいなかったのには驚きましたが、家族連れが一番多かったように思えます。子供にも良いでしょうね、すごく楽しめると思いますよ♪

 友人の空腹と腰痛の為約2時間ほどの観賞でした。出口をくぐると係員に記念カードを渡され、横にあるスタンプ台で裏に日付の判子を押せばちょっとした良い思い出になりますよね。最後まで心ニクイですねぇ♪

 混み具合や時間の関係で触り程度しか体験できませんでした。なので是非またもう一度じっくり来てみたいと思います。

 あ、そうそう。博物館と共に収穫だったのが初めて乗車した乗り物『ニューシャトル』。大宮駅から乗り換えたこの電車、昭和58年に開業し、地元民の通勤/通学や買物客等の輸送、沿線地域発展の原動力となっているとゆう公共交通機関。


 特徴的なのが新幹線高架軌道の張出し部分を活用していてゴム製のタイヤで動くところ。乗り心地、外観、何だか遊園地の乗り物とゆうか・・・モノレールに近い感じでしょうか?

 これがまた愛嬌があり、小さくて可愛いんですよね。新幹線の線路横を走るので意外に眺めも良く、乗っていて楽しいかったです。こちらにしかないであろう超マイナーな路線、面白いですね。

 博物館にニューシャトル。この二つにオッサン鉄オタ2人は充分満足させてもらいました、そして最後に肝心の初詣を自分の地元のお寺で済ましお互いの帰路に着くのでありました。

再び写真鑑賞へ [2007年12月09日(日)]

 懲りずに行って来ました!(笑)恵比寿の東京写真美術館です。


 お目当ては前回の展覧会で気に入ってしまった『【昭和】写真の1945-1989』。その最終章の第4部を鑑賞です。今日が最終日とゆうことを前日に知り、慌てて足を運んだ次第です。

 今回はまだ自分の記憶の中でかすかに残っている部分がある為、この時代の歴史の流れを振り返ると共に、戦後からは考えられないほどの豊さを享受しつつも、それと引き換えに無くなっていくかつての風景や風情が儚くも写真とゆう記録に映し出されていてなんだか複雑な気分になりました。

 物の豊かさと心の豊かさは・・・両立する事って難しいですよね。

 今回も満足でした♪昭和とゆう時代を4つの区切りに分けて提示して見せてくれたこの企画。惜しくも3回目からの鑑賞だったんですが、是非最初から通して見たかった・・・残念です。また再展をお願いしたいですね。


 それと今回も同時展覧されていた『東松照明「Tokyo曼陀羅」』もついでに鑑賞。この写真家さんは前回の昭和の展覧会にも作品が取り上げられていましたね。自分はこちらの世界は無知に等しいので存じませんでしたが有名な方なんですね。

 作風も何だか力があって惹き付けられました。初期の作品の方が自分的には好みですね♪どちらかとゆうとモノクロの方が写真的に興味があるし魅力を感じるので。

 とにかく今回も有意義でした。また機会があれば訪れようと思います。

 その後、せっかくなので周囲を散策。見てみたい場所を探しつつも色々な発見もあって良かったです。あんなところに某ワイン女優の旦那さんのお店だったり、洋服屋だったり、依然人気のとんかつ屋さんだったり・・・最後に締めでスタンプを押して帰路につくのでありました。

オークラはデカかった・・・ [2007年10月28日(日)]

 『芸術の秋』、今日は電車の吊革広告で気になっていた美術館へと行ってみました。


 場所は港区虎ノ門、新橋で降りて進んでいくとビル群の中へ・・・。周りを見渡せば有名な“森ビル”が・・・「すげぇ・・・全部に番号ふってある・・・っていくつあるんだよ!」。そして目的地の美術館の隣りはかの有名な“ホテル・オークラ”、由緒正しき気品とその規模の大きさに思わず「デカ・・・」。

 完全にオノボリさんと化しつついざ目的地美術館へと入って行きます。外観もかなりスタイリッシュなら勿論館内も格調高く気品が漂っています。


 気後れ気味で恐る恐る美術展を鑑賞しましたが、今回初めて知ることとなった【芹沢けい介】とゆう方。84年に亡くなられた染色工芸家で、『型絵染』(かたえせん)とゆう独自の手法を確立された人間国宝(重要無形文化財保持者)。その他にも数々の賞を受けている人物で、今も尚国内外で高く評価されているそうです。

 各地の伝統工芸の技法をもとにした模様・植物・動物・人物・風景などをモチーフとし、その作風は日本人なら郷愁を感じずにはいられないものばかりです。

 その仕事は着物・帯・夜具・暖簾・屏風・壁掛け・本の装丁・カレンダー・ガラス絵・書・建築設計などの多岐にわたっていて、その懐の深い創作活動に感心しきりでした。

 実際作品達の和み具合は絶品で、「日本て素晴らしいなぁ」なんて改めて実感するとともに、最初の堅苦しい雰囲気に飲み込まれていた事もどこかへすっ飛んでいました。

 鑑賞中に気になったカレンダー。実は後になって調べてみたら今でも毎年作られているんだそう。型絵染として売られている物は正直手が出ない金額ですが、リーズナブルな印刷の卓上カレンダーなんて物もあったので、せっかくですから来年のカレンダーは芹沢けい介にしてみようかなぁなんて思っています。


 実は当初の自分勝手な想像と実際の展覧会はズレがあったんですが、結果的には今回も充分堪能した満足満足な美術鑑賞でした♪

恵比寿で写真鑑賞 [2007年09月24日(月)]

 2週続いた土日連休、今日が最後の日ですね。連休は始まる前夜が一番楽しく最後の日の夜が一番寂しいですね・・・『日曜のサザエさんの憂鬱』(注:日曜のサザエさんを見ると「あぁ↓休みももう終わりか・・・」とゆう寂しさに似た感覚を伴う心情」)といったところでしょうか?

 昨日は1日家で掃除や片付けなどの用事に追われつつ体を休め、今日は我慢しきれず外へ。ふと思い立って、「久しぶりに美術鑑賞にでも!」と勇んで恵比寿まで足を運んでみました。

 ほんと久々の恵比寿、しかもガーデンプレイスには今回初めて来ました。着くまでに長い動く歩道、結構な距離でした。そしていざ現場に到着して光景を目の当たりにしたのですが、いやぁ〜スゴイですなぁ〜もうどんだけのお洒落とゆうかセレブさ加減の程があるんですかね!?ってなもんですよ。あまりに自分には場違いな雰囲気に気後れて居た堪れなったですが、コソコソしつつ(笑)奥にある東京写真美術館へ。




 そうです、今回は絵画ではなくて写真。写真の展覧会なんてまず見る機会は無かったですが初チャレンジしてみた次第。

 鑑賞したのは『【昭和】写真の1945-1989 第3部』と『鈴木理策・熊野、雪、桜』の2つ。まとめてチケットを買えば割安、ラッキ〜♪


 それほど人もいなくて比較的楽にじっくり鑑賞することが出来たので大満足。個人的には前者の方が興味深く堪能できました。どちらかとゆうと写真展と言ったら後者の方が本筋なのでしょうけど・・・何だかピンと来なかったのが正直なところ(苦笑)。写真のセンス無いのかなぁ?(笑)

 意外にあっという間に終わってしまったのは予想外。なのでついでにと周辺を散策をして帰るのでありました。

 美術館横の大きい写真は驚きですよ♪中でもこの砂漠の中の一枚がかなり印象的でした。絵も良いけど写真も良いなぁと感じたのでありました。

素晴らしいもの見ちゃったよ!その弐 [2007年07月29日(日)]

 帰り道。これまた地元の商業施設の一角で企画されていた“LEGENDARY ROCK STARS『伝説のフォトグラファー伝説のロックスター写真展』”へぶらりと見に入りました。


 歴史に名をとどめる偉大なミュージシャン達の傍らには、つねに友人のように付き添う写真家の姿があったー彼らは、レコーディング゙・スタジオやコンサート会場のバックステージで、ロクセットで、あるいはミュージシャンの自宅や旅先で、その姿を撮り続け、ロックスター達の歴史を記録に残してきた。ヘンリー・ディルツ、ボウ・グルーエン、ジム・マーシャルなど、スター達と共にロックの歴史を築いてきたフォトグラファーの作品約70点あまりを、Morrison Hotel Gallery協力の下、撮影にまつわるサイドストーリーと共に展示。写真の販売も実施します。


 との事。若干嫌な予感はしたけどもう閉館も近い時間にササッとお邪魔してみると、確かに写真自体は良くて注意書きのエピソード、各フォトグラファーの紹介は面白かったです。


 ただ同時に即売の一面も持ち合わせているので、狭い会場のところどころに立つ販売員の存在が厄介でした。隙あらば勧誘しようとゆう雰囲気が伝わってきて純粋に作品を楽しめないのがこうゆうタイプの展示です。


 まぁこんなみすぼらしいヤツに平気で6桁もする写真を売りつけることは明らかに無謀なので近寄ってこないのが正解でしょうね(笑)。1回懲りてるので『近寄らせないオーラ』もバリバリ出してましたけど(爆)。

 もちっと作品観賞に集中させてくれたらもっと良かったのになぁとつくづく残念に思いながら会場を後にしたのでありました・・・

 こちらNYのSOHOにギャラリーを持っていますが、どうやら日本にも今年このギャラリー常設店ができるようですね。


 まぁ俺は行かないでしょうけどねぇ(苦笑)。
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