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気まぐれなるままに一枚 -しっくりくるんだなぁ〜、ってダメダメ!- [2008年08月30日(土)]

 ダメですねぇ・・・どうしてこんな心に響くんだろう・・・今日紹介するのはNEIL YOUNG(ニール・ヤング)の78年発表、『COMES A TIME』です。


 このアルバムでは全編を通して感じ取れるカントリータッチ。これまで聴いた以前の作品にはない一貫性と安定感、アコースティックとストリングスの響きが心地良くほのぼのとした空気が流れ、とても心癒されました。

 印象的なのはフィドルやバンジョーなどの導入に加え、寄り添うように歌うニコレット・ラーソンのバックコーラス。この女性、もともとあのエミリー・ハリスのコーラスやニールの前作での参加がキッカケで今回ほぼ全面起用されている訳ですが、この頃ニールと恋仲との話もあり、人脈を活かしたデビューアルバムも同年発表しているようです。

 そんな経緯もあるのか判りませんが、中にはあのグラムとエミリーのダブルボーカルのように錯覚する時も多々あり、個人的にすごく興味深くて鳥肌が立ちましたね。やっぱりデュエット形式のカントリーってツボなんです、特に2人の新密度が高ければ高いほどより心に響くんですよねぇ。

 相変わらずニールの声はゴツい見掛けに似合わず高音でヘロヘロしてて、これまでほどではないものの、男の弱い部分を吐き出すかのような歌いっぷりにすごく共感してしまいます。ダメ男ですよねぇ・・・ 

 「男は常に強くなくてはいけない!」なんてマッチョ論は遠い昔の話かも知れません。自分の弱さを隠すことなく大っぴらに語ってしまうのは珍しいことでなくなった昨今ですけど、ニールの音世界は一種の中毒性があるように思われ、知り合いの「あまりに好き過ぎて(抜け出せそうにないから)逆に全部手放した」なんて話にもあるように熱中し過ぎないよう気をつけたいですね。老け込むにはまだ早い気もしますし(笑)。

 でも男だって時には弱音を吐きたいんですよ・・・ね・・・

 アコースティック中心なロックでここまで魅力を感じることが出来、姿勢や唄にも共感できる、自分にとって数少ない癒しのアーティストであることには間違いないです。ニール・ヤング、スゴイ人です。
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