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獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー [2008年06月03日(火)]

●獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー

監督:
竹本昇(『魔法戦隊マジレンジャー/インフェルシアの花嫁』
出演:
鈴木裕樹 福井未菜 高木万平 三浦力 聡太郎
荒木宏文 平田裕香 伊藤かずえ
高橋光臣 齋藤ヤスカ 三上真史 出合正幸
中村知世 末永遥 山崎真実 斉木しげる
声の出演:
永井一郎 石田彰 堀秀行


宇宙に旅立ったボウケンレッドとピンクは《惑星イスラ》で謎の封印を発見する。その頃、地球ではスクラッチ本部から赤い宝玉が風のシズカの手で盗み出されていた。それを追うゲキレンジャー3人はプレシャス回収のために駆け付けたボウケンジャー3人と対峙する。だが、その間隙をついて宝玉を奪っていったのは宇宙に旅立ったはずの明石だった。何故? そして宝玉に秘められた力とは……?


Vシネマ『VS』戦隊シリーズ第13弾。

昨年のような『VSスーパー戦隊』も悪くはないんですが、やはり戦隊同士が関わり合う方がクロスオーバー的楽しさに溢れていますね。

3人戦隊であるゲキレンジャーに対して、地球に残ったボウケンジャーも3人だったり(シルバー除く)、地球に帰還した明石&さくらが同じくカップルである理央&メレに接触したりと、人物配置が実に上手い。

TVシリーズでの人物描写が正直イマイチだったゲキレンでしたが、今回、ボウケンの正統キャラたちと並ぶことで足りない部分が補われたのか良い具合でした。これってゲキレン側には求心力のあるキャラが欠けてたってことかな?


今回はゲキレン世界での物語というよりも、ほとんどボウケン世界の後日談、Task.50って感じ。

ボウケンジャーはTVシリーズ以降もプレシャス回収チームとして冒険を続けている設定なので再登場が実に自然。これは敵がいようがいまいが存在する組織戦隊の強みですね(近年だとデカレンジャーなど)。

ボウケンジャーの場合は物語の中心となるアイテムがどんな物でも「プレシャス」として自分のフィールドになるのも大きい。敵を宇宙拳法の使い手とし、その狙いを宝玉というプレシャスにしたことで2大戦隊を無理なく繋いでいます。

そして11人揃ったスーパー戦隊の活躍は文句なしに格好いい。


一応、文句というか、理央&メレの扱いがアレだったのは物語的に仕方ないとはいえ、ラストバトル時の組み合わせにあまり意味がないのが難でしたね。

風のシズカの出番が少なかったのも仕方ないとはいえ、生身の他のメンバーと絡まなかったのは残念。ゲキレン側ではシャーフー以外の拳聖が出てこないのも時間的制約の中では仕方ないか。

Vシネならではのロボ形態が「ゲキリントージャウルフ」のみというのも面白味が足りない。メインロボじゃないし、片足が紫色になっただけだし。

まあ、本作は理央&メレがそういう扱いをされた物語であり、巨大ロボ戦に参加するなら合体相手はゲキトージャウルフしかいなかっただけのことなので、それはそれでOKです。

(これはどちらかというとゲキレンジャーの玩具展開の失敗の話だったりする……)


いや、本当に面白かった。

本作によって他戦隊と絡むとゲキレンジャーも面白くなると分かったので、次回あるであろう『ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』も今から楽しみです。

轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊 [2007年10月23日(火)]

●轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊

監督:
渡辺勝也(『特捜戦隊デカレンジャー/フルブラスト・アクション』
出演:
高橋光臣 齋藤ヤスカ 三上真史
中村知世 末永遥 出合正幸 斉木しげる
長澤奈央 阿部薫 吉田友一 松本寛也 市川洋介
大高洋夫 斉藤レイ 山本梓
声の出演:
古谷徹 堀秀行 草尾毅 高戸靖広 田中信夫


時の魔神クロノスが大神官ガジャと手を組んだ。ボウケンジャーの5人はクロノスの力で異空間に閉じ込められてしまう。1人残されたボウケンシルバーだったが、その前にアカレッドと名乗る謎のヒーローが現れ、先輩戦士たちの助力を得よと住所録を置いていった。ボウケンシルバーは言われるがままに奔走するが、先輩戦士たちは皆それぞれの生活で忙しくしていた……。


Vシネマ『VS』戦隊シリーズ第12弾。
今年は前年のマジレンジャーが相手ではなくて『VSスーパー戦隊』と称して過去シリーズからバラバラに先輩戦士が登場です。

一応、今回は30作記念という体なんでしょうが、第7弾のガオレンジャーも『VSスーパー戦隊』だったので「またやるの?」って感じが少々。このペースだと5年に1回はスーパー戦隊なのかな。


本作はボウケンジャー5人が序盤で捕われてしまうため、主人公は完全にボウケンシルバー=高丘映士。

これがとても良かった。

高丘映士というキャラがしっかりとキャラ立ちしてたこともありますが、途中参加の追加戦士を中心に据えた映画(Vシネだけど)というのは新鮮です。

6番目の戦士が仲間との絆を大事にすることで動くドラマは、ともすれば5人+1人としか扱われかねない追加戦士という存在を、本当の根っこの部分でチームの一員にする力がありました。

で、そんな目線で観ると、残念なのがアカレッドの存在と先輩戦士メンバーの顔ぶれです。


アカレッドは「歴代の赤の戦士たちの平和への願いから生まれし者」という存在。これはシルバーメインの話ではなく、リーダーとして自信を無くしたボウケンレッドに「レッドとは何か」を教えに来るとか、そんなドラマ向きではなかろうか。

先輩戦士メンバーに関しては顔ぶれが少々中途半端な感じ。『ガオVSスーパー戦隊』での先輩戦士メンバーがかなり豪華な記念的布陣だったのに比べると本作はかなり弱い。

『ガオレンジャーVSスーパー戦隊』
・ビッグワン=宮内洋
・レッドファルコン=嶋大輔
・ギンガブルー=照英
・ゴーイエロー=柴田賢志
・メガピンク=東山麻美

『ボウケンジャーVSスーパー戦隊』
・ハリケンブルー=長澤奈央
・アバレブラック=阿部薫
・デカブレイク(白)=吉田友一
・マジイエロー=松本寛也
・マジシャイン(金)=市川洋介

色的に赤、ピンクの不在が痛い(アカレッドは最初と最後しか登場しない)。ブルーも水色系で薄い。追加戦士が2人もいる(アバレブラックもちょっと変則メンバーなので3人?)。

ならば逆に、主人公=ボウケンシルバーにならって先輩戦士メンバーも全員6番目戦士にすれば色味も関係なくなり統一感も出て良かったと思うんですがどうでしょう。


ちなみに本作を分析すると、敵キャラにツエツエが登場し、アカレッドの変身がガオレッドまでということで、『ガオレンジャー』以降の5戦隊に限定した内容になっています。

これは海外での『パワーレンジャー』がガオレンジャー相当の『〜ワイルドフォース』以降、製作がサバンからディズニーになったことと符合するんですが何か関係はあるのでしょうか?(権利関係的に映像を使いやすいとか) でも『〜ワイルドフォース』で過去レッド総登場をしてるから関係なさそうな……う〜む、わからん。

最初、タイムファイヤー(赤)がいると並んだ時の色加減が良さげとか考えたんですが、この法則にのっとると使えませんね。


ガオシルバーは玉山鉄二的に無理。
アバレキラーは設定的に無理。
シュリケンジャーには素顔がない。
で、考えると……

・カブトライジャー(赤)=白川裕二郎
・クワガライジャー(青)=姜暢雄
・アバレブラック
・デカブレイク(白)
・マジシャイン(金)

あとはアカレッドの役目をシュリケンジャーが担当すると完璧。どちらも素顔のない戦士なので、古谷徹→松野太紀の変更だけで済むし。とはいえ、アカレッド抜きだと30作記念感が無くなるのが難ですけど。


結局のところ『VSスーパー戦隊』というタイトルが強すぎるだけで、内容だけ見ればボウケンジャーの一遍としてとてもよく出来ています(タイトルを『轟轟戦隊ボウケンジャー/集え!最強の戦士たち』とかにしたらちょうどいい感じ)。

30作記念アカレッド登場とボウケンシルバー主演ドラマが最後の部分でドラマツルギー的に噛み合ってませんが、お祭り作品としてむしろバラエティに富んでいると思って楽しめばOKかな。

あとはエンディング(作曲:渡辺宙明)を串田アキラ、宮内タカユキ、MoJoの御三方が歌っていることに感動。耳に馴染んだ歌声が勢ぞろいです。こいつは聴き逃せませんよ。


【余談】
メイキング映像で見るデカブレイク役の吉田友一は『マジVSデカ』の頃から思い入れたっぷりさが変わってなくて好印象。マジイエロー役の松本寛也も前年5色メンバー中、唯一の出演だけあって思い入れが強い感じ。売れたらヒーロー番組をプロフィールから消す人間も多い中、是非、2人には変わることなく頑張ってほしいものです。

仮面ライダーカブト/GOD SPEED LOVE [2006年11月22日(水)]

●仮面ライダーカブト/GOD SPEED LOVE

監督:
石田秀範(『仮面ライダー剣/MISSING ACE』
出演:
水嶋ヒロ(『ごくせん』)
佐藤祐基(『ごくせん』)
里中唯(『1リットルの涙』)
小林且弥 虎牙光揮 徳山秀典 加藤和樹
本田博太郎 弓削智久 永田杏奈 山口祥行
森下千里 武蔵 次長課長


1999年、地球に落下した巨大隕石によって海が無くなった世界。その隕石から出現する地球外生命体《ワーム》。ワームから人類を守るために作られた組織《ゼクト》と、その切り札《マスクドライダーシステム》。世界を支配するゼクトから離反した者たちが結成した組織《ネオゼクト》。2つの組織のライダーたちが戦い合う前に現れた謎の男・天道総司──。

ゼクトは水資源確保のために巨大彗星を地球に引き寄せる《天空の梯子計画》を実行しようとしていた。ゼクトの支配力が強まることを恐れたネオゼクトは天道総司を仲間に引き入れ、計画の奪取を目論むが……。


今年のライダーの売りは「宇宙」。
毎年目先を変える劇場版ライダー企画もちょっと息切れのご様子(というか、昨年の『響鬼』のTV製作費肥大のツケがここまで及んでいるのかな?)。

物語は基本的には『555』系のパラレル未来物(※後述あり)。
荒廃した近未来(街は普通だけど)を舞台に、言わば政府軍と反政府軍が抗争を続けているというよくある話に、天道の思惑と、ひよりの存在と、加賀美の想いが重なったドラマ。

違う時空が舞台のパラレル作品ということで、TVシリーズと同じ名前の登場人物が別の場所で別の役柄で登場するわけですが、本作の問題点はまさにそこにあるかと。


2つの組織に各々所属するライダーらが中途半端にシャッフルされていることが人物配置を無駄に複雑化する原因に。

劇場版オリジナルライダーの存在は映画としての毎年の売りになってますが、本作でも「ケタロス(銅)」「ヘラクス(銀)」「コーカサス(金)」という3人のカブトムシ系ライダーが登場。

しかし、ケタロス(とコーカサス)はゼクト所属で、ヘラクスはネオゼクト所属。さらにTV版ライダーのザビーとガタック(とサソード)はゼクト所属で、ドレイクはネオゼクト所属……と、なまじTV版の印象があるだけに頭の中で再整理する手間が増えます。

こうしたパラレル物を作る際は、せめて劇場版オリジナルライダーたちを同組織でまとめる程度のことをするのが最低限のルールだと私は思いますけどね。


また、ラスボスであるコーカサスの装着者の正体は「謎」とされていたので、そういう伏線っぽい設定の場合、「既に画面に登場している誰かがその正体」かと思いきや、最後に普通にひょっこりと武蔵が登場。

それよりもコーカサスの中の人はあえて素顔を出すことなく「そういう存在者」とした方がシンプルで良かったのに。芸能人キャスティングの悪いところでしょうか。


2つの組織の立ち位置自体の分かりにくさ(結局はただの内紛なわけだけど)。こういう未来世界こそ組織以外の一般生活をきちんと描写し、両組織共、民間人らには煙たがられていたりする設定にでもなっていたら理解しやすかったろうに。


本作は「TVシリーズで天道が何故ベルトを持っていたのか?」「ひよりの正体は?」などといった部分が明かされ、映画ラストをTV初回に繋げていたのは面白かったというか、強引というか、子供には理解できてないだろうというか。

このままいけば劇場版『龍騎』のように、ただのパラレル作品ではない1作となりそうですが、TVシリーズが終わるまで油断できないのが平成ライダーなのでなんとも言えません。

とりあえず本作のみで評価すると、脚本は弱く、それを補うほどの映像の力も無く、全体的な印象は安いVシネマといったところ。映像クオリティの低さは製作費の問題かもしれないけど、それ以外の部分は作り手の能力の問題。う〜ん、残念。

轟轟戦隊ボウケンジャー/最強のプレシャス [2006年11月21日(火)]

●轟轟戦隊ボウケンジャー/最強のプレシャス

監督:
諸田敏(『爆竜戦隊アバレンジャーDELUXE/アバレサマーはキンキン中!』
出演:
高橋光臣 齋藤ヤスカ 三上真史
中村知世 末永遥 出合正幸 斉木しげる
星井七瀬 大高洋夫 山崎真実
倉田保昭(『クローサー』


ある日、突然、街の真ん中に巨大な岩山が現れ、謎の美少女《ミューズ》からのメッセージが世界に発信された。「強き方よ、古代の宝を受け継いでください」──その言葉にネガティブシンジケートの面々が動き出す。ボウケンジャーは彼らを退け、岩山へと急ぐ。そこに現れる1人の冒険者。それはボウケンレッドの父・明石虹一だった……!


う〜ん、今年はTVシリーズの中の1話って感じ。
映画としてのワクワクは足りなかったかなぁ。

倉田さんのキャスティングは良かった。
明石暁の父親像としてこれ以上ないハマり具合。
ただ、父親が登場する意義が物語に見出せなかった。

星井七瀬演じるミューズの役割も消化しきれていないのがもったいない。彼女の存在が本作の鍵であるというのにその印象は劇場版『響鬼』における安倍麻美ほどに意味がない(戦隊映画のゲストヒロインは「お姫さまキャラ」が多かったから、今年はそれをやめようとしてのキャラ設定だったようですが)。

ならば、今年は女性芸能人のキャスティング自体をやめて、ミューズが担っている役割を「謎のメッセージを送ってくる岩山」にしてしまえば物語もスッキリしたのでは? そして倉田さんを中心にした「明石親子の物語」で仕上げるべきだったと思います。


映画だけに登場するロボ《ダイタンケン》の活躍もちょっと中途半端で残念でした(玩具に比べて劇中の姿がカッコ良かっただけに尚更)。まあ「2大ロボそろい踏み」という絵面を優先したんでしょうけど。

でも、せっかく映画にしか登場しないロボなんだから──「動かないダイボウケン。6〜10号ビークル単体では対抗できない敵。その時、明石父がデタラメに「これとこれをくっつけてこうすればいいじゃないか」と言ったアイデアに乗っかり、急遽合体プログラムを書き換えて誕生したロボ!」──なんて展開でダイタンケン単体を活躍させた方が盛り上がったんじゃなかろうか。


最後もエンディングなしで終わっちゃって拍子抜け。
お祭りなんだから、エンディングのお遊びは恒例にしましょうよ。

仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 [2006年11月20日(月)]

●仮面ライダー響鬼(ヒビキ)と7人の戦鬼

監督:
坂本太郎(『パワーレンジャー/ワイルドフォース』)
出演:
細川茂樹 栩原楽人
松尾敏伸 渋江譲二 川口真五 松田賢二
山中聡 北原雅樹 湯江健幸 小泉孝太郎
安倍麻美 塚地武雅(ドランクドラゴン)


とある浜辺にオロチと呼ばれる巨大魔化魍が現れた。駆け付けたヒビキと明日夢だったが、圧倒的な力の前に響鬼は倒されてしまう。その責任を感じる明日夢はオロチ対策のため古い文献を調べていたが、その中に自分と同じ名前を見つける。それは遥か戦国時代の鬼の物語だった……。


毎年趣向を変える劇場版ライダーですが、今回は「鬼」という和風テイストから時代劇になるのは必然でしたか。

前回の『剣』、前々回の『555』と、劇場版ライダーはTVシリーズとは無関係のパラレル世界になっていますが(その前の『龍騎』に関してはパラレル世界自体が作品の根本設定となっていたので問題なし)、今回は時空を越えて帳尻を合わせようとした模様。

まあ、でも結局は本作の現代部分もTVシリーズとは無関係のパラレル世界になってしまいましたけどね(※本作のような響鬼と明日夢の師弟関係はTVシリーズでは描かれなかったし、アームドセイバーの設定も違いました)。

とりあえずプロデューサーの交代劇とかいった部分は別の機会に書く(かもしれない)として、ここでは映画の出来に集中して感想を書こうと思います(※以下、ネタバレ注意)


まず、物語構造が現代の明日夢が古い文献を読みふけることで戦国時代に舞台が移るという「現代」と「戦国時代」の二層構造になっていますが、これが上手く機能していません。

現代の明日夢の物語が「足がすくんだ自分のせいでヒビキが大怪我をしたことから勇気を振り絞る」なのに対して、過去の明日夢は「兄を死に追いやったヒビキを恨み、鬼を嫌っていたが……」というまったくの別物語。

明日夢を主人公とするなら「過去の明日夢も臆病だったけど、勇気を出してヒビキを助けたことを現代の明日夢は文献から知り、自分も勇気を振り絞ろうと頑張る」といった物語のリンクのさせ方がなければ意味がないでしょう。

しかも戦国時代の物語は、誰が主人公かが曖昧で感情移入するポイントが見当たりません。明日夢視点とカブキ視点とヒビキ視点が混在し、ただでさえ短い上映時間を無駄に消費する結果となりました(そういやカブキというキャラは井上敏樹脚本が好むタイプだよなぁ)。

途中、現代の病院で入院中のヒビキの描写が入りますが、そこに大した意味はなく、またさっさと戦国時代に舞台が戻ったりして、全体の印象も散漫です。


ならば本作の物語前提で考えるなら──

冒頭の1戦はオロチ相手ではなく通常の魔化魍相手。
そして明日夢が《猛士》(※ライダー支援組織)の活動で資料整理をしていると、古い文献に自分と同じ名前を見つけ、昔の鬼たちの活躍に思いを馳せると、そこから映画の舞台は戦国時代に移行する。

そのまま戦国時代での物語をずっと続け、そして遂にオロチとの最終決戦!……と思いきや、画面はフィルムが焼けるかのように止まってしまい、現代の明日夢が文献を捲る場面に。

なんと、それ以降のページが欠落していて結末はわからずじまい。そこへ魔化魍出現の一報が入り、ヒビキと明日夢は現地に駆け付けるが、そこで明日夢が見たのは文献で見たオロチそっくりの魔化魍。

苦戦する響鬼を前に、文献の記述を思い出した明日夢が洞窟に入ると1本の刀を見つける。その刀を必死に響鬼に届ける明日夢。そして《装甲響鬼》となった響鬼はオロチを一刀両断にする。

空を見上げ、戦国時代の鬼たちの勝利を信じる明日夢。
そしてエピローグ。
戦国時代での戦いを終えた鬼たちが全国へと帰っていく。その鬼たちを支援する組織を作ることを決意する過去の明日夢たち……。

──ぐらいの流れで見せればいいんじゃないでしょうか?


どうしても現代と戦国時代の描写を交互に入れる作りにしたいなら、物語自体にその意味を組み込む必要があります。例えば、冒頭の1戦で倒れたヒビキのその意識だけが戦国時代の響鬼の体に飛ぶといった話とか。

そこでヒビキは明日夢そっくりの男の子や仲間たちと出会って驚いたりしつつ、ハッと意識が戻ると現代の病室。
夢だったのかなぁと思うけど、再び意識を失うと戦国時代に。
そしてオロチとの最終決戦の最中に意識が現代に戻ってしまい、もう一度行かなければと思っても、もう二度と戦国時代には行けず。

そんな中、現代でオロチそっくりの魔化魍と遭遇。
響鬼は苦戦する中、戦国時代の記憶にある洞窟に明日夢を走らせると、そこには1本の刀が。
で、装甲響鬼となって倒す、と。

明日夢が「なんであそこに刀があるって知ってたんですか?」と聞くと、ヒビキは「お前が教えてくれたんだ」などと答えて、明日夢がきょとんとしたりして。
で、戦国時代でのエピローグが流れてFIN──。

まあ、これだと明日夢を脇に追いやってヒビキだけを主役に据えた作りになりますけど、脚本ほかスタッフが変わってTVシリーズの雰囲気を作れないのならこういう方向にしちゃうのも手だったのでは? それはそれで劇場版ならではという感じだし。


あとは──
安倍麻美のキャスティングが無意味。
ご当地ライダーという響きだけの企画。
TV版ライダー3人と劇場版ライダー5人との造形差がありすぎ(ハバタキとキラメキは許容範囲だけど)。

平成ライダーで私の一番のお気に入りだっただけに劇場版への期待も高かったんですが……残念。
恒例の「ディレクターズカット版DVD」ではもう少しマシになっているのかな? 機会があったら観てみたいものです。

魔法戦隊マジレンジャー/インフェルシアの花嫁 [2006年11月19日(日)]

●魔法戦隊マジレンジャー/インフェルシアの花嫁

監督:
竹本昇(『特捜戦隊デカレンジャー』最終回ほか)
出演:
橋本淳 松本寛也 甲斐麻美 別府あゆみ
伊藤友樹 市川洋介 平田薫 渡辺梓
曽我町子
声の出演:
磯部勉 草尾毅 比嘉久美子 檜山修之


小津家の5人兄弟は冥府インフェルシアから世界を守るマジレンジャー。その末っ子・魁は高校サッカー部に所属し、マネージャーの山崎さんに思いを寄せていた。でも山崎さんの想い人は魁が変身した姿のマジレッド。正体を明かせない魁は歯がゆい毎日。そんなある日、インフェルシアのバーサーカー一族の王・ブライドンは山崎さんを自分の花嫁にしようとさらっていってしまった……!


これはやばいです。
私、劇場で頬が緩みっぱなしです。
恥ずかしいぐらいの青春を照れることなく繰り広げてます。
いや、観てるこっちは照れまくりなんですが。

こいつぅ〜とばかりに山崎さんの両頬をぷにっと掴む魁ちん。しかもこれが、後々マジレッドも山崎さんの両頬をぷにっと掴むことで彼女がマジレッドの正体に気付く伏線になっていて、でも最後のエピローグで山崎さんはそれは口にしないで、今度は彼女が魁ちんの両頬をぷにっと掴み返すという……ああああああああ、恥ずかしいよぉ。

毎年、ヒロインキャラは芸能人がゲスト出演するのが恒例になってましたが、今回はTVに山崎さんという魁のヒロインが存在することで、レッドが浮気するのも良くないと(笑)、山崎さん=平田薫が劇場版ヒロインに大抜擢されました。

これが大正解で、本作は劇場版戦隊の中で屈指の完成度。


「バーサーカー一族の王が純粋な心の人間と結婚すると死霊の魂が解き放たれ、不死身の最強軍団が復活する」──これこそが世界にとっては脅威なんだけど、魁ちんだってそれは分かっているけれど、でも、あくまでも山崎さんを助けたいという気持ちで動くのがいい。

山崎さんを無事救い出した後に繰り広げられるマジレッドとブライドンとの一騎討ちの際にも、軍団復活を阻止され怒るブランドンに対して、魁ちんは「そんなことのために山崎さんに恐い思いをさせやがって!」とストレートに怒るのがいい。

(この場合、台詞を端折って「そんなことのために山崎さんを!」とだけ言わせるのが常套ですが、それでは山崎さんを誘拐した行為だけを怒っているようにも聞こえちゃいますから)

魁ちんの感情の一貫性が物語にも1本芯を通してます。


個人的にちょっと残念だったのは、本作がTVシリーズ中でウルザードの活躍していなかった時期を舞台にしているため、当然のようにウルザードの活躍がほとんど無かったこと。ああ、磯部勉ボイスがぁ。

ま、それは置いといて……
ここ数年の戦隊映画で選ぶなら本作を是非!
セイントカイザーがカッコ良くて、私、玩具買っちゃったしね。


天空大聖者マジエルを演じた曽我町子さんは後々TVシリーズでの再登場も含め、映像作品としては本作が遺作になりました(作品としてはゲーム『宇宙刑事魂』が最後ですが)。ご冥福をお祈りします。

ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟 [2006年10月07日(土)]

●ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟

監督/特技監督:
小中和哉(『ULTRAMAN』
出演:
五十嵐隼士
黒部進(『ウルトラマン』)
森次晃嗣(『ウルトラセブン』)
団時朗(『帰ってきたウルトラマン』)
高峰圭二(『ウルトラマンA』)
田中碧海
いとうあいこ(『爆竜戦隊アバレンジャー』)


20年前、マン、セブン、新マン、エースの4人は自らの光の力と引き換えにヤプールの怨念から生まれた究極超獣《Uキラーザウルス》を神戸沖に封印した。変身する力をほとんど失った4人は、その後、地球人として生きるのだった──。

その日、ミライは嫌な予感を感じ、神戸へと調査にやってきた。そこで1人の少年と出会う。メビウスやGUYSに憧れていたその少年は怪獣の脅威と愛犬を見捨ててしまったことがトラウマとなって心を閉ざしていた。その頃、神戸上空には秘かに宇宙人連合の宇宙船が侵入していた。その目的は封印されているUキラーザウルスを復活させること。その邪魔となるメビウスを排除しようとテンペラー星人が先陣を切ってきた……!


観たかったウルトラ映画がここに!

「信じる力が勇気になる」
勇気をなくした少年を軸に、この真っ直ぐなメッセージをウルトラ兄弟という絆で見せきった傑作!
少年はミライの言葉とウルトラ兄弟たちの諦めない心から勇気を貰い、ミライもまた少年の勇気から諦めない心を取り戻す。もう涙が止まりませんでしたよ。……やば、またうるうるしてきた。

しかし、マン、セブン、新マン、エースがずっと地球で暮らしていたなんて。そうか、これでTV版メビウスの初回でハッキリと姿を出していたのがマイナーな80やレオらだけだった謎が解けました。

4人の地球での姿をオリジナルキャストの面々が演じていて説得力抜群です。ミライを囲むその姿は『ウルトラマンタロウ』でのバーベキューの回を彷佛とさせます(監督の意図もそこにあった模様)。

ウルトラマンらは2万歳なのに4人が地球上で年齢を重ねていたのは、それ相応の外見の変化がなければやはり怪しまれるからでしょうか。最後の姿などを見ると、きっと彼らは地球人としての寿命を全うしようとしているんでしょうね(その後、光の国に帰るつもりと見ました)。

惜しむらくは東光太郎(演:篠田三郎)がいなかったこと。タロウが好きだったので素顔のウルトラ5兄弟勢揃いが実現しなかったのはちょっと残念。とはいえ、シナリオ的にはタロウは光の国の教官(メビウスの先生)という設定で、素顔の登場がなくても矛盾がない作りになっているのは上手いです。


ウルトラ兄弟に対抗できる相手、ということで敵は歴代のウルトラ戦士を苦しめた宇宙人たちというのもGOOD。直感的に強敵と認識させてくれます(※大人には(笑))。

偽ウルトラマンに化けた《ザラブ星人》
セブンをはりつけにした《ガッツ星人》
新マン暗殺を企てた《ナックル星人》
ウルトラ6兄弟を全滅しようとした《テンペラー星人》

そして本作の要はエース最大の敵《ヤプール》であり、その怨念が生み出した《Uキラーザウルス》は《エースキラー》の発展形(※U=ウルトラの略)という設定。

十字架というモチーフもガッツ星人やエースキラーなどの回の象徴だし、もはやウルトラシリーズ最新作として完璧です。


本作は懐古趣味だとかなんとか言われてますが、でも、実は平成ウルトラとして復活して以降は昔のウルトラシリーズとは隔絶されていたわけで。もう一つのシリーズの可能性=続編としてのウルトラマンというものは意図的に避けられていたように思います。

まあ、過去の資産に安易にあぐらをかくことへの警戒心が、長い間、作り手にも受け手にもあったのも事実でしょう。そんな中で本作の企画も「過去の総括」か「未来への新作」かの選択があったそうな(新作で企画を進めてもスタッフのモチベーションが上がらずに現在の形になったとか)。

でも本作(TVシリーズ含む)は、過去シリーズの資産を懐古的に扱うのではなく、それらを地盤とした新しい作品へと昇華させています。避けるのではない。懐古的な再現でもない。如何に現代に再構築するかという前向きさこそが『ウルトラマンメビウス』なのです。

懐古的な映画が多い昨今、本作もその流れの上にあると思われがちですが、本作は「現在は過去と地続きであり、さらに未来はその先にある」という"今"に立つ作品。「ウルトラ兄弟」の登場に胸躍らせていたあの気持ちを今の子供たちにも感じてほしい。そこには日本が過去に捨ててきた「心の時間軸」があると思うから。


最後、大空に描かれたウルトラサイン。
そういえば子供の頃、空を見上げてはウルトラサインを探していたことをふと思い出しました。

TVシリーズ共々、是非!

小さき勇者たち〜ガメラ〜 [2006年05月19日(金)]

●小さき勇者たち〜ガメラ〜

監督:
田崎竜太(『仮面ライダー555/パラダイスロスト』
出演:
富岡涼(『この胸いっぱいの愛を』)
夏帆(『ケータイ刑事 銭形零』)
津田寛治(『仮面ライダー龍騎』)
寺島進(『逃亡者 木島丈一郎』


33年前──伊勢志摩地方でガメラはギャオスと戦っていた。しかし3対1の劣勢。ガメラはギャオスを道連れに自爆するのだった。
その姿を見ていた少年が大人になった2006年。小学5年生の相沢透は父親と共に1年前に亡くなった母親の墓参りにきていた。その時、浜辺に不思議な赤い光を見かけ、後日、足を運んでみると、そこには赤い石に包まれた亀の卵があった。
透の手の中で卵から孵った亀。透はその亀に母親から呼ばれていた自分の愛称"トト"と名付ける。でもその亀はただの亀ではなく……。


泣いちゃった。
平成ガメラのアプローチはアレはアレで否定しないけど、昭和ガメラが持っていた「子供の味方」を真っ向から主軸に据えた本作やアッパレ。

最後のリレーは素直に感動。あれをせせら笑うような大人特撮ファンがいたとしたら、アンタら損してるでと言いたい。

クライマックスの1人の少女の行動は最初は突拍子もなく見えたけど、 その後の展開で納得。少年少女はガメラのために、ガメラは少年少女のために。本作のタイトルは『小さき勇者"たち"』ですから。


とはいえ予想よりも特撮はよくなかった。
怪獣映画という名の低予算で作らされている感が強い。

育ってからのトトが作り物然としているのは残念(なんとなく『REX』とか思い出しちゃった)。
本物のケヅメリクガメでも50センチ以上に成長するそうなので、だったらそのサイズまでは本物でなんとかした方が良かったのでは?

ガメラトトは愛嬌があるというか、昔のミニラみたいで微妙。コンセプトが理解できるだけにもう少し可愛く仕上げてほしかったなぁ。

実写商店街に敵怪獣の足が入ってくるような合成ショットはリアルなのに、怪獣オンリーの画面になると単なるミニチュアセットにしか見えない統一感の無さも問題。予算的に無理ならミニチュア然とした方向で統一させた方がいい。

特撮担当は様々な監督の下で助監督をしてた人間で、『鉄人28号』で特撮班の助監をやってたことから、本編&特撮トータルに見れる人間として選ばれたそうな。力量も問題だけど、結局、中途半端ということか。


脚本もちょっと練り込み不足。
透が母親の死から「死そのもの」への畏怖を感じてしまっている描写がなかなか描ききれていない。その中にある透のお隣さんの麻衣の手術要素がなじみきれていない。透が死への畏怖を乗り越える段階で少々足踏みを感じるのもじれったい。などなど。


でも本作はマイナス要素をプラス部分が断然上回ってるのでOK!
他諸々の足りない部分も許しちゃうよ。

従来の怪獣映画全般が登場人物を一歩引いた視点で捉えているのに対し、本作は人物に寄った低い目線が特徴。この辺、等身大ヒーローを撮り続けていた監督の持ち味でしょうか。あくまでも少年たちが主軸である本作にハマってます。

是非この路線で続編を。もちろん予算も付けてね。

しかし本作はなんで夏休みムービーじゃないのだろう?
映画の舞台も夏休みだし、夏に観たらもっと楽しかったのにぃ。

特捜戦隊デカレンジャー/フルブラスト・アクション [2005年10月11日(火)]

●特捜戦隊デカレンジャー/フルブラスト・アクション

監督:
渡辺勝也
『忍風戦隊ハリケンジャー THE MOVIE』
出演:
載寧龍二(『ごくせん』)
林剛史 伊藤陽佑 吉田友一
木下あゆ美 菊地美香
石野真子 新山千春 遠藤憲一
声の出演:
古川登志夫 稲田徹
中尾隆聖 中井和哉
佐々木功(特別出演)


遥か宇宙の彼方《レスリー星》から「人間を機械に変えるウィルス」が盗まれた。その犯人が地球に潜伏しているという情報から捜査を開始するデカレンジャー。捜査の中でレッドはレスリー星のスペシャルポリス・マリーと出会う。マリーもウィルスを追っていた。果たして犯罪者の手からウィルスを取り返せるのか……?


今回は例年よりも10分近く長い39分作品。でも、その分、見せ場も増えているため、結局、時間が足りない印象は変わらないという(笑)。刑事物らしく前半は捜査中心で、後半は怒濤のアクションの連続という。

戦隊の劇場版はレッドとゲストヒロインの物語(『ガオレンジャー』除く)。時間の制約の中で話をシンプルにするための正しい選択かと(やはり『ガオレンジャー』の無茶が教訓になったのかな?)。

もちろんメンバー全員に見せ場は用意されてます。ていうかアクション多いなぁ。それぞれがしっかりカッコいい。中でもボスの登場の仕方はカッコよすぎ! まるで渡哲也だ(観て下されば分かります)。さすが刑事物って感じでGOOD!

クライマックスには劇場版のみのデカマシン《ブラストバギー》が登場! 迫りくる無数の怪重機をなぎ払う姿のカッコいいこと。でも、ここはデカゴールドに搭乗していて欲しかったと思うのは私だけではないですよね?(○○は即効性ってことにしてさ……駄目?) ああ、デカゴールドの登場が回想シーンだけなんて。


恒例の新撮エンディングは、ジャスミン&ウメコVer.曲を使用して皆で歌ってます。なので例年に比べてはっちゃけ度が少ないのが残念(ちなみに通常のエンディング曲は劇中のバーのシーンにバンドと共に登場)。

39分があっという間の楽しい作品。是非!

仮面ライダー剣/MISSING ACE [2005年10月11日(火)]

●仮面ライダー剣/MISSING ACE

監督:
石田秀範(『仮面ライダークウガ』)
出演:
椿隆之(『GO』)
森本亮治(『ごくせん』)
天野浩成(『恋人はスナイパー』)
北条隆博(『ウォーターボーイズ(TV)』)
江川有未 竹財輝之助 石田未来
黒田勇樹 杉浦太雄 三津谷葉子


仮面ライダーブレイドとアンデッド・ジョーカーとの最終バトルから4年。剣崎たちは普通の生活に戻っていた。そんなある日、全て封印されたはずのアンデッドが再び街に現れた。そこで剣崎は見たこともない仮面ライダーを目撃する。その背後には、かつての仲間・橘がいた。彼の話によれば、もう1人のジョーカーが封印を解きアンデッドを解放したという。そのジョーカーが狙う1人の少女。それは14歳になった栗原天音だった……。


毎年趣向を変える劇場版ライダー。『アギト』はシリーズ中の1エピソード。『龍騎』は最終回(実際は別時間軸の話でしたが)。『555』はパラレルワールド的に別物語を。そして、今年の『ブレイド』はテレビシリーズから4年後の後日談を描いています(気が早いけど来年はどういう切り口になるか気になるぅ)。

いや〜、燃える! 平成ライダー劇場作品の中で一番の娯楽作。今年の映画は子供も素直に楽しめたのではなかろうか。クライマックスなんて往年の『8人ライダーVS銀河王』とかあの辺の感じ。カリスが元々他のライダーと毛色が違うから、まるで「全ライダー集結!」みたいな画面になっててワクワクしちゃいました。

最後の敵も、強大=巨大という視覚に訴える分かりやすさ。それでいいんです。せっかくの劇場の大画面を活かした画づくりをしなくちゃもったいないです(残念ながら私は昨年まで観ていた劇場が再開発で無くなってしまったので小っちゃい劇場で観るハメに(悲))。

惜しむらくは最終決戦の場に新ライダーがいないこと。なんとかして加わって6人のライダーが並ぶ姿が見たかった(6人?)。ちょっと残念。

ブレイド最強形態《キングフォーム》初登場! ん?劇中では皆初めて目にしたようなリアクションだった気が。最近、テレビ(つまり4年前の世界)でも登場してるけど整合性は? もしかして「あっ、あのフォームは!?」みたいな感じだったかな? だとしたら再び目にした台詞として通用するか。ビデオになったら確認してみよっと。


お薦め!とはいえテレビシリーズは出来れば見ていた方がいいですね。登場人物への思い入れがある方がいいのは確かなので。もう相川始=カリスに惚れたっス!!

昨年『555』の感想で「現在製作中の漫画&アニメ実写化ヒーロー作品群のどれかでも今作を超えるものは出てくるのでしょうか?」と書きましたが、結局、本作『ブレイド』に至るまで出てきませんでしたね。

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