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現場の声 [2007年08月31日(金)]

ここtrackbackブログを散策しているだけでも、最近の芸能人吹替について触れている記事に多く出会っていましたが、それというのも謎キャスティング作品が増えているせいでしょうね。

那由他さん「セリフが棒読みなゲーム集」
http://track-back.net/nayutaru/archive/655

ストレンジラブさん「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序など続々公開」
http://track-back.net/thx-1138/archive/731

なみっちさん「集客上等。」
http://track-back.net/namitchi/archive/153


そんな、なみっちさんの記事で知った「HOLLYWOOD EXPRESS」の記事──

「山寺宏一より今週の一言」
http://hollywood-express.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_50db_2.html

ここでは山ちゃんが「最近感じること」として「タレントや有名人の起用が目立つ」ことに触れていました。

一応、「普段会わない人と知り合えたり刺激になったりする」と芸能人吹替へのフォローを入れながらも、無茶なキャスティングというものについて語っています。

「話題性は大事ですし、お客さんがたくさん入ることはおろそかにできないのですが、本当にピッタリあったキャスティングをよくよく考えて欲しいと、見る側の立場としても思います──」(※一部抜粋)

実際、声優でない方の吹替でも素晴らしいものはあります。
ハリソン・フォードをアテる村井国夫とか、マイケル・J・フォックスをアテる宮川一朗太とか、『トイ・ストーリー』の唐沢寿明とかetcetc。


どうやら今回のことは『ザ・シンプソンズ MOVIE』芸能人キャスティングに端を発しているそうですが、さもありなん。

  芸能人版 オリジナル版
ホーマー 所ジョージ 大平透
マージ 和田アキ子 一城みゆ希
バート 田村淳 堀絢子
リサ ベッキー 神代知衣

……なんでこんなキャスティングになるの?

一体、大平さんたちが何年キャラクターに命を吹き込んできたと思っているのか。

『TAXi』シリーズだってフィックス声優さんがいるのに──

  芸能人版 TV版
ダニエル オリラジ中田 大塚明夫
エミリアン オリラジ藤森 関俊彦
ペトラ 眞鍋かをり 高乃麗
ジベール署長 高田純次 富田耕正

そして『呪怨 バンデミック』吉本女芸人で固め撃ちです(まちゃまちゃ、森三中、ハリセンボン)。


こういう芸能人の方たちってのは自分の仕事をどう思っているのでしょうか。声優さんたちに少しでも敬意を払っていたらとても引き受けられるものではないと思うのですが。

例えば『ローマの休日』アン王女(オードリー・ヘップバーン)といえば池田昌子さまなわけですが、後々、笠原弘子鈴鹿千春すずきまゆみといった違うキャスティング版も製作されてはいます。

正直、池田昌子さまこそがベストであるのは揺るぎようもなく、その中で鈴鹿千春さんなどは悩みに悩んだ挙げ句、清水の舞台から飛び降りるつもりで引き受けたと聞きます。

果たして、これら芸能人たちにその覚悟があったのでしょうか?


売りのない映画に簡単に売りを作れるのが芸能人吹替。

ちゃちゃっと芸能人吹替作って売りにすればいいやという配給会社の無能っぷりが吹替事情を燦々たるものにしているのです。


こんな吹替映画群はボイコットです。

TV局が放送する映画に売りを作るのとは次元が違います。
映画に直に関わっている配給会社の人間が映画を大事にしなくてどうするのか。

海賊版撲滅キャンペーンなどと声高に言っている人間が、それと同次元の駄吹替版を作って金を巻き上げようとしている事実。

どうも『ザ・シンプソンズ MOVIE』ではオリジナル声優陣で吹き替えたものもあるらしいので、それがDVDに収録された暁にはそっちで観るようにしましょう。

あ、『TAXi4』も私はTV放送待ちしますです、ハイ。

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