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世界が終わる前に最後に楽しみたい作品 [2007年09月08日(土)]

ふと回したチャンネルで紹介されていた日経エンタテインメント10月号の特集企画『「超」名作ベスト300 』

謳い文句は「好き嫌いを超えた価値ある作品はどれなのか」

映画・ドラマ・音楽・小説・マンガ・お笑いの各ジャンルについて、識者(=特命教授)に超名作、新定番を解説してもらうという企画らしいです。

日経エンタテインメント10月号
http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/200710/

でも「ヒット作を生んだ気鋭の映画監督が明かす影響を受けた映画」って、もの凄く私的な気がするんですけど。あと「KREVA、亀田誠治のお墨付、音楽シーンを変えた名盤」も、特定の趣味嗜好の人間のお墨付きは好き嫌いとは違うのかな? 実際の紙面ではそれなりに整理されてればいいんですけど。


とりあえずその番組では『3000人が選んだ究極のランキング!世界が終わる前に最後に楽しみたい作品』の中から映画音楽のベスト8が紹介されてました。

……が、

その映画のランキングに愕然とした私。

順位 タイトル 得票
アルマゲドン 74票
スターウォーズ(シリーズ) 73票
となりのトトロ 70票
ローマの休日 67票
ハリーポッター(シリーズ) 61票
風の谷のナウシカ 47票
天空の城ラピュタ 42票
タイタニック 38票

ア、ア、アルマゲドン〜?
残りのタイトルは、素直に納得できるものや個人の嗜好の範囲で納得できるものばかりなだけに、この1位はショックやわぁ。

客のレベルも多様な感性と言ってしまえば月とスッポンも同レベル。エンタメ界ではそれもまた然りではあるけれど、スッポンはスッポンだと認識してこそ価値があるのであって、スッポンを月と錯誤する人間のそれを感性とは呼べないのではなかろうか。

まあ、何かといえばこうして名前が挙がってくれて、逆にあの程度で良いと思っちゃう世の中なのだと思い知らせてくれる意味では、ホント、有り難い作品ですけどね。

ところで「シリーズ」ってズルくない?


そもそも、この質問内容が問題。

後述の音楽もそうですけど「世界が終わる前」という前提をどう受け止めるかで全然違いますよね。明るく過ごすのか感傷にふけるのか。この質問はその揺れ幅をまったく考慮してません(でも、きっと紙面では「○○という理由で選ぶ人多数。中には○○という人も」なんてキャプション付けて済ませてそう)。

※[追記]視点を変えて、作品それ自体のランク付けというよりも、そこに見え隠れする揺れ幅を読むものとしてなら機能していると言えるかも。結局「好き嫌いを超えた〜」という謳い文句が惑わせてるんですよね。

単に「最後に観る1本」って程度で、皆そんなに深く考えてなかったりするんでしょうけど、自分がマジ想像したら、そんな時に映画なんて観ていたくないという結論に。駄目じゃん(苦笑)。自分はこうした企画とは相性が悪いのだと再認識した次第──てなところでお開き。


ちなみに音楽の順位は以下の通りでした。

順位 タイトル 得票
レット・イット・ビー 43票
負けないで 38票
第九 35票
イマジン 31票
世界にひとつだけの花 27票
運命 23票
レクイエム 21票
千の風になって 15票

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