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レッツ&ゴー残像DVD問題 [2008年02月14日(木)]

第2次ミニ四駆ブームの立役者『爆走兄弟レッツ&ゴー』のDVD-BOXがとんでもない仕様だという話を耳にしました。


1997年の「ポケモンショック」以降、TVアニメには光の点滅や激しい動きのある箇所に残像処理を施すのが一般的になりました。

しかしDVD化の際にはその処理を外すのが通例です(お風呂シーンの湯気の量などを含め、ある意味、ソフトメーカーはそれを売りにしている節があるぐらいで)。

これは垂れ流しメディアであるTVと、購入もしくはレンタルしたものを再生しなければ目に触れることのないDVDとのメディアの違いからくるものです。


ところが今回のレッツ&ゴーのDVDには、かつては何の処理もされていなかった映像にわざわざこの残像処理を加えてあるというのです。しかもこれが尋常ではない見づらさだとか。

ここが変だよレッツ&ゴーDVD化&公式サイト
http://www12.atwiki.jp/mokemoke/pages/1.html
↑「検証!VHS版とDVD版の画質の違い」に比較画像あり

前述したようにTVで再放送をするというのなら残像処理も理解できますが、DVDというパッケージ商品にこんなことをする感覚は到底理解できません。

メーカー側の言い分は以下の通りです。


発売後、DVDの映像について、何件かお問い合わせをいただきましたのでここでお答え致します。

本作品はこの度のDVD化に際して、光過敏症への対応として社団法人民間放送連盟の「アニメーション等の映像手法に関するガイドライン」で定められました基準に従い、画像修正を行っています。

テレビ放送ではなくDVDではありますが、1996年当時の映像表現、特にテーマであるミニ四駆レースの疾走感をだすための道路・背景表現が基準の数値を超えるものが多用されておりましたので、皆様の安全を考えまして、全編に渡り前記基準にあわせた修正を行っております。 本編中に“残像”が見えたりする場面は修正処理がされたものです。

今後発売予定の“レッツ&ゴーWGP”“レッツ&ゴーMAX”も同様な修正処理を行う予定となっております。

皆様のご理解をなにとぞお願い致します。

小学館・shopro
http://cgi.shopro.co.jp/tv/let_go/dvd_2.html


ちなみに私は今現在の残像処理基準は過剰だと思っています。本来は補色関係の赤と青の明滅が影響を大きくしたのであって、アニメという表現手段をまったく考えずに映像数値だけで「動きが激しい場面=激しく画面が変化=同様の効果」とするのはいささか強引だと思いますね。


しかし何故「発売後」なのでしょう。
商品仕様ページにも以下の一文が加えられています。

※本商品は「光過敏症」対策として原版に映像処理を施していますので、あらかじめご了承ください。

残像処理をHPで告知したのはDVD発売から5日後の2007年10月29日(さらに悪質なのは現在この事実さえも隠蔽しようと同告知日を2007年9月19日に修正していること)。

どうやら「あらかじめ了承」するためには「発売前の告知」が必要だと小学館の人間は誰も知らないようです。


そもそも「皆様の安全」などと言っていますが、本商品の購買層はかつての視聴者=「大人」であり、その人たちが子供に見せる場合は各々の家庭環境で判断すればいいだけのこと。

まさに小さな親切大きなお世話です。
必要なのはパッケージの「視聴の際はご注意を」の一文です。

小学館側は「予算が限られた中での最良(=苦肉)の処理」などと言っているそうですが、小学館ではパッケージに注意文を入れる予算はとてもとても膨大なのですね。


このように映像商品のキモであるその映像部分が改変してあることを隠して販売された詐欺的商品だというのに消費者センターは動いてくれず、メーカーも返品を受け付けていないそうです(※amazonでの一部を除く)。

本作は私も好きな作品であり、このDVD-BOXの購入も考えましたが、無印&WGP編だけでも10万円超の商品です。悩んでいるうちに発売日を迎えてしまっていたおかげで私は難を逃れた次第です。

買ってしまった方たちの脱力感は想像するに難くありません。
このような商品&メーカー対応を蔓延らせないためにもとりあえず発売が目前に迫るMAX編は絶対に買わないように


ここに多くの方々の嘆きの声が……。

amazonカスタマーレビュー
http://www.amazon.co.jp/

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