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獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー [2008年06月03日(火)]

●獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー

監督:
竹本昇(『魔法戦隊マジレンジャー/インフェルシアの花嫁』
出演:
鈴木裕樹 福井未菜 高木万平 三浦力 聡太郎
荒木宏文 平田裕香 伊藤かずえ
高橋光臣 齋藤ヤスカ 三上真史 出合正幸
中村知世 末永遥 山崎真実 斉木しげる
声の出演:
永井一郎 石田彰 堀秀行


宇宙に旅立ったボウケンレッドとピンクは《惑星イスラ》で謎の封印を発見する。その頃、地球ではスクラッチ本部から赤い宝玉が風のシズカの手で盗み出されていた。それを追うゲキレンジャー3人はプレシャス回収のために駆け付けたボウケンジャー3人と対峙する。だが、その間隙をついて宝玉を奪っていったのは宇宙に旅立ったはずの明石だった。何故? そして宝玉に秘められた力とは……?


Vシネマ『VS』戦隊シリーズ第13弾。

昨年のような『VSスーパー戦隊』も悪くはないんですが、やはり戦隊同士が関わり合う方がクロスオーバー的楽しさに溢れていますね。

3人戦隊であるゲキレンジャーに対して、地球に残ったボウケンジャーも3人だったり(シルバー除く)、地球に帰還した明石&さくらが同じくカップルである理央&メレに接触したりと、人物配置が実に上手い。

TVシリーズでの人物描写が正直イマイチだったゲキレンでしたが、今回、ボウケンの正統キャラたちと並ぶことで足りない部分が補われたのか良い具合でした。これってゲキレン側には求心力のあるキャラが欠けてたってことかな?


今回はゲキレン世界での物語というよりも、ほとんどボウケン世界の後日談、Task.50って感じ。

ボウケンジャーはTVシリーズ以降もプレシャス回収チームとして冒険を続けている設定なので再登場が実に自然。これは敵がいようがいまいが存在する組織戦隊の強みですね(近年だとデカレンジャーなど)。

ボウケンジャーの場合は物語の中心となるアイテムがどんな物でも「プレシャス」として自分のフィールドになるのも大きい。敵を宇宙拳法の使い手とし、その狙いを宝玉というプレシャスにしたことで2大戦隊を無理なく繋いでいます。

そして11人揃ったスーパー戦隊の活躍は文句なしに格好いい。


一応、文句というか、理央&メレの扱いがアレだったのは物語的に仕方ないとはいえ、ラストバトル時の組み合わせにあまり意味がないのが難でしたね。

風のシズカの出番が少なかったのも仕方ないとはいえ、生身の他のメンバーと絡まなかったのは残念。ゲキレン側ではシャーフー以外の拳聖が出てこないのも時間的制約の中では仕方ないか。

Vシネならではのロボ形態が「ゲキリントージャウルフ」のみというのも面白味が足りない。メインロボじゃないし、片足が紫色になっただけだし。

まあ、本作は理央&メレがそういう扱いをされた物語であり、巨大ロボ戦に参加するなら合体相手はゲキトージャウルフしかいなかっただけのことなので、それはそれでOKです。

(これはどちらかというとゲキレンジャーの玩具展開の失敗の話だったりする……)


いや、本当に面白かった。

本作によって他戦隊と絡むとゲキレンジャーも面白くなると分かったので、次回あるであろう『ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』も今から楽しみです。

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