2005年11月
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第28回日本アカデミー賞 [2005年11月30日(水)]

●第28回日本アカデミー賞

最優秀作品賞:
『半落ち』
優秀作品賞:
『隠し剣 鬼の爪』
『スウィングガールズ』
『世界の中心で、愛をさけぶ』
『血と骨』
最優秀監督賞:
崔洋一(『血と骨』)
優秀監督賞:
佐々部清(『半落ち』)
矢口史靖(『スウィングガールズ』)
山田洋次(『隠し剣 鬼の爪』)
行定勲(『世界の中心で、愛をさけぶ』)


最優秀主演男優賞:
寺尾聰(『半落ち』)
優秀主演男優賞:
哀川翔(『ゼブラーマン』)
大沢たかお(『解夏』)
永瀬正敏(『隠し剣 鬼の爪』)
役所広司(『笑の大学』)
最優秀主演女優賞:
鈴木京香(『血と骨』)
優秀主演女優賞:
竹内結子(『いま、会いにゆきます』)
常磐貴子(『赤い月』)
深田恭子(『下妻物語』)
松たか子(『隠し剣 鬼の爪』)
最優秀助演男優賞:
オダギリジョー(『血と骨』)
優秀助演男優賞:
香川照之(『赤い月』)
森山未來(『世界の中心で、愛をさけぶ』)
吉岡秀隆(『隠し剣 鬼の爪』)
柴田恭兵(『半落ち』)
最優秀助演女優賞:
長澤まさみ(『世界の中心で、愛をさけぶ』)
優秀助演女優賞:
樹木希林(『半落ち』)
田畑智子(『血と骨』)
土屋アンナ(『下妻物語』)
YOU(『誰も知らない』)


新人俳優賞:
森山未來(『世界の中心で、愛をさけぶ』)
平岡祐太(『スウィングガールズ』)
伊東美咲(『海猫』)
上野樹里(『スウィングガールズ』)
土屋アンナ(『下妻物語』)
一青窈(『珈琲時光』)
話題賞俳優部門:長澤まさみ
話題賞作品部門:『スウィングガールズ』


最優秀脚本賞:
矢口史靖(『スウィングガールズ』)
最優秀美術賞:
出川三男/西岡善信(『隠し剣 鬼の爪』)
最優秀撮影賞:
篠田 昇(『世界の中心で、愛をさけぶ』)
最優秀照明賞:
中村裕樹(『世界の中心で、愛をさけぶ』)
最優秀録音賞:
郡 弘道(『スウィングガールズ』)
最優秀編集賞:
宮島竜治(『スウィングガールズ』)
最優秀音楽賞:
ミッキー吉野/岸本ひろし(『スウィングガールズ』)
会長功労賞:
『世界の中心で、愛をさけぶ』企画チーム
会長特別賞:
三橋達也(俳優)
協会特別賞:
伊地智 啓(プロデューサー)
斎藤昌利とそのスタッフ(音響効果)
ゴジラ
最優秀外国作品賞:『ラストサムライ』


昨年は邦画がかなり元気な年だったそうですが……いや〜、私、見事に軒並み観てないですな(名前が挙がった中では実に『ゼブラーマン』のみ)。邦画を劇場で観る機会が減っている中で昨年は特に観てなかったのだと、この授賞式を見て再確認しました。なので、特に語ること、語れることはありませんです、ハイ。

ま、例年のように1作品に集中する印象が無かったのが救いですか。しかし、昨年主演女優を獲った寺島しのぶがことあるごとに同作品のタイトルを連呼する様とか、鈴木京香の気づかいコメントは各映画会社にウケがいいでしょうなぁ。そういうのって私はついつい嫌悪してしまうんですが、もっと素直に見てやるべきでしょうか?

あと、毎年書いてますけど、過去の名場面集を挿入するのはいい加減やめてはくれないんでしょうか? そういうのは別番組を作ってやればいいと思うんですが。でも、そうでもしなくちゃ、いつの時代だよってぐらい地味な演出の番組だし、仕方ない?

第27回日本アカデミー賞 [2005年11月30日(水)]

●第27回日本アカデミー賞

最優秀作品賞:
『壬生義士伝』
優秀作品賞:
『阿修羅のごとく』
『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』
『座頭市』
『スパイ・ゾルゲ』
最優秀監督賞:
森田芳光(『阿修羅のごとく』)
優秀監督賞:
塩田明彦(『黄泉がえり』
篠田正浩(『スパイ・ゾルゲ』)
滝田洋二郎(『壬生義士伝』)
本広克行(『踊る大捜査線2』)


最優秀主演男優賞:
中井貴一(『壬生義士伝』)
優秀主演男優賞:
織田裕二(『踊る大捜査線2』)
西田敏行(『ゲロッパ!』
藤原竜也(『バトルロワイアルII』
最優秀主演女優賞:
寺島しのぶ(『赤目四十八瀧心中未遂』)
優秀主演女優賞:
上戸彩(『あずみ』
大竹しのぶ(『阿修羅のごとく』)
竹内結子(『黄泉がえり』)
観月ありさ(『ぼくんち』)
最優秀助演男優賞:
佐藤浩市(『壬生義士伝』)
優秀助演男優賞:
浅野忠信(『座頭市』)
中村獅童(『阿修羅のごとく』)
三宅裕司(『壬生義士伝』)
柳葉敏郎(『踊る大捜査線2』)
最優秀助演女優賞:
深津絵里(『阿修羅のごとく』『踊る大捜査線2』)
優秀助演女優賞:
大楠道代(『座頭市』)
中谷美紀(『壬生義士伝』)
八千草薫(『阿修羅のごとく』)


新人俳優賞:
オダギリジョー(『あずみ』)
市原隼人(『偶然にも最悪な少年』)
藤木直人(『g@me(ゲーム)』)
石原さとみ(『わたしのグランパ』)
長澤まさみ(『ロボコン』)
上戸彩(『あずみ』)
話題賞俳優部門:上戸彩
話題賞作品部門:『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』


最優秀脚本賞:
筒井ともみ(『阿修羅のごとく』)
最優秀美術賞:
及川一(『スパイ・ゾルゲ』)
最優秀撮影賞:
柳島克美(『座頭市』)
最優秀照明賞:
高屋齋(『座頭市』)
最優秀録音賞:
堀内戦治(『座頭市』)
最優秀編集賞:
北野武/太田義則(『座頭市』)
最優秀音楽賞:
鈴木慶一(『座頭市』)
協会特別賞:
佐々木史朗(プロデューサー)
福島宥行(タイミング)
福本清三(俳優)
最優秀外国作品賞:『戦場のピアニスト』


なんですとぉーーーーっ!『ゲロッパ!』が作品賞どころか監督賞でも入ってないなんてーーーーっ!! ゲロッパ絡みは西田敏行だけじゃん。げっ、『黄泉がえり』も作品賞に入ってない。なのに何故『踊る大捜査線2』と『スパイ・ゾルゲ』が優秀作品賞&監督賞に入っとるんじゃあ!? 大手の持ち合い賞の本領発揮か!? 最優秀賞は別に『壬生義士伝』で構わないから、せめて優秀賞ノミネートぐらいして下さいな。

竹内結子も藤原竜也も作品の当て馬ノミネートに使われた感が大……あ、そうなると西田敏行もか。『座頭市』は裏方の賞をほとんど与えてバランスを取ろうとしてるし、『スパイ・ゾルゲ』は篠田正浩監督引退作品だからノミネートされたとしか思えませんな。

ちなみに、いつも不思議に思ってしまうのが去年以前に既に劇場作品に出ているのに新人俳優賞を今年受賞する人がいること。ま、これは「新人」の基準の問題なんですけど、推測するにきっと「劇場作品に出演してウン年目まで対象」という感じなんですよね?ね? ならば、そうした情報こそテロップ表記すべきでは?……それともやはり適当?

番組としては授賞式自体の古式ゆかしいノリが改善されない限り、あれ以上は盛り上げようがないでしょうねぇ。年寄り連中の身内向けの賞もいい加減にしないと。あと、去年も書きましたけど、毎年っ毎年っ、名場面集を挿入するのはいい加減やめてくれっ! 本当にっ! 心からっ!

第26回日本アカデミー賞 [2005年11月30日(水)]

●第26回日本アカデミー賞

最優秀作品賞:
『たそがれ清兵衛』
優秀作品賞:
『阿弥陀堂だより』
『突入せよ!あさま山荘事件』
『陽はまた昇る』
『ピンポン』
最優秀監督賞:
山田洋次(『たそがれ清兵衛』)
優秀監督賞:
小泉堯史(『阿弥陀堂だより』)
曽利文彦(『ピンポン』)
原田眞人(『突入せよ!あさま山荘事件』)
平山秀幸(『OUT』)


最優秀主演男優賞:
真田広之(『たそがれ清兵衛』)
優秀主演男優賞:
寺尾聰(『阿弥陀堂だより』)
豊川悦司(『命』)
西田敏行(『陽はまた昇る』)
役所広司(『突入せよ!あさま山荘事件』)
最優秀主演女優賞:
宮沢りえ(『たそがれ清兵衛』)
優秀主演女優賞:
江角マキコ(『命』)
鈴木京香(『竜馬の妻とその夫と愛人』)
原田美枝子(『OUT』)
樋口可南子(『阿弥陀堂だより』)
最優秀助演男優賞:
田中泯(『たそがれ清兵衛』)
優秀助演男優賞:
岸谷五朗(『リターナー』)
小林稔侍(『たそがれ清兵衛』)
山崎努(『模倣犯』
渡辺謙(『陽はまた昇る』)
最優秀助演女優賞:
北林谷栄(『阿弥陀堂だより』)
優秀助演女優賞:
樹木希林(『リターナー』)
岸恵子(『たそがれ清兵衛』)
夏木マリ(『ピンポン』)
倍賞美津子(『OUT』)


新人俳優賞:
長嶋一茂(『ミスタールーキー』
中村獅堂(『ピンポン』)
田中泯(『たそがれ清兵衛』)
小西真奈美(『阿弥陀堂だより』)
鈴木杏(『リターナー』)
優香(『恋に唄えば♪』
話題賞俳優部門:鈴木杏
話題賞作品部門:『仔犬ダンの物語』


最優秀脚本賞:
山田洋次/朝間義隆(『たそがれ清兵衛』)
最優秀美術賞:
出川三男/西岡善信(『たそがれ清兵衛』)
最優秀撮影賞:
長沼六男(『たそがれ清兵衛』)
最優秀照明賞:
中岡源権(『たそがれ清兵衛』)
最優秀録音賞:
岸田和美(『たそがれ清兵衛』)
最優秀編集賞:
石井巌(『たそがれ清兵衛』)
最優秀音楽賞:
冨田勲(『たそがれ清兵衛』)


協会特別賞:
大沼孝=たかこ(衣裳)
高津装飾美術株式会
株式会社高津商会(映画装飾美術)
協会栄誉賞:
新藤兼人監督
会長特別賞:
故 藏原惟繕監督(『南極物語』など)
故 深作欣二監督(『バトルロワイヤル』など)
最優秀外国作品賞:『チョコレート』


いや〜、全て予想通りの受賞でしたね。
皆さんも大体読めたのではないでしょうか?
日本アカデミー賞って本命と当て馬がハッキリしすぎです。

う〜ん、まあ、日本的といえば日本的ですけど、今年は特に冷めてましたね、私は。競り合う作品が1本も無いという悲惨な状況とも言えますが、それよりも大配給元作品ばかりという形式だけの賞をいい加減にやめないと……って去年も似たようなことを書いた気が。……来年はどうなるかなぁ。

番組としては、みのもんた1人が司会に徹していたので去年よりずっと見やすくて良かったです。でも、いちいち過去の映像を挿入する番組作りは飽きましたよぉ。せめて20回30回といった区切りの年だけにして下さいな、ホント。

でも毎度の事ながら監督賞の扱いはアッサリですよね(他部門なんてもっとアッサリですけど)。日本映画は俳優がメインだということがよく分かります。

というわけで今年は『たそがれ清兵衛』の1人勝ちで終わりましたが、皆さんはどう見ましたか? 私は……ああっ、つまらん!!

第25回日本アカデミー賞 [2005年11月30日(水)]

●第25回日本アカデミー賞

最優秀作品賞:『千と千尋の神隠し』
最優秀監督賞:行定勲(『GO』)

最優秀主演男優賞:窪塚洋介(『GO』)
最優秀主演女優賞:岸恵子(『かあちゃん』)

最優秀助演男優賞:山崎努(『GO』)
最優秀助演女優賞:柴咲コウ(『GO』)


新人賞:
窪塚洋介(『GO』)
柴咲コウ(『GO』)
田中直樹(『みんなのいえ』)
八木亜希子(『みんなのいえ』)
野村萬斎(『陰陽師』)
真中瞳(『ココニイルコト』)
加賀美早紀(『プラトニック・セックス』)
妻夫木聡(『ウォーターボーイズ』)
話題賞俳優部門:田中直樹(『みんなのいえ』)
話題賞作品部門:『プラトニック・セックス』


会長功労賞:宮崎駿
協会特別賞主題歌賞:木村弓(『千と千尋の神隠し』)

脚本賞:『GO』
撮影賞:『GO』
照明賞:『GO』
編集賞:『GO』

美術賞:『千年の恋/ひかる源氏物語』
録音賞:『陰陽師』
音楽賞:『ウォーターボーイズ』


主題歌賞が協会特別賞のひとつでしかないのは何故なんでしょう? ひとつの作品の主題歌なんですから他の協会特別賞の「結髪」と「音楽コーディネーター」の個人とは意味が違うでしょうに。

そもそも「協会特別賞」「協会感謝状」「会長特別賞」「会長功労賞」って何です? どれかひとつでいいでしょうに。こういう老人達の自己満足行為を止めない限り賞の盛り上がりは無いでしょう。

まあ所詮、ノミネートを「優秀賞」といい授賞者を無駄に増やしているような大配給会社様の談合が見え隠れする程度の賞ですから構いませんけどね。

しかし今回の授賞式で腹が立ったのが、助演女優賞プレゼンターの原田美枝子のコメントが自分の次回作の宣伝に終始していたこと。主演男優賞時の寺尾聰も同様。あんたらの映画はぜ〜ったい観ないわい!!

第77回アカデミー賞 [2005年11月29日(火)]

●第77回アカデミー賞

作品賞:
『ミリオンダラー・ベイビー』
監督賞:
クリント・イーストウッド
(『ミリオンダラー・ベイビー』)
主演男優賞:
ジェイミー・フォックス(『Ray/レイ』)
主演女優賞:
ヒラリー・スワンク(『ミリオンダラー・ベイビー』)
助演男優賞:
モーガン・フリーマン(『ミリオンダラー・ベイビー』)
助演女優賞:
ケイト・ブランシェット(『アビエイター』)


撮影賞:
『アビエイター』
編集賞:
『アビエイター』
美術賞:
『アビエイター』
衣装デザイン賞:
『アビエイター』
脚本賞:
『エターナル・サンシャイン』
脚色賞:
『サイドウェイ』
作曲賞:
『ネバーランド』
歌曲賞:
「河を渡って木立の中へ」
(『モーターサイクル・ダイアリーズ』)
音響賞:
『Ray/レイ』)
視覚効果賞:
『スパイダーマン2』
メイクアップ賞:
『レモニースニケットの世にも不幸せな物語』
長編アニメ賞:
『Mr.インクレディブル』
音響効果賞:
『Mr.インクレディブル』
外国映画賞:
『海を飛ぶ夢』(スペイン)
長編ドキュメンタリー賞:
『Born Into Brothels』
短編ドキュメンタリー賞:
『Mighty Times:The Children's March』
短編実写賞:
『Wasp』
名誉賞:
シドニー・ルメット
ジーン・ハーショルト友愛賞:
ロジャー・メイヤー
科学技術部門 ゴードン・E・ソイヤー賞:
宮城島卓夫(映画撮影カメラ パナビジョン社上級副社長)


今年は『ミリオンダラー・ベイビー』が主要4部門を制覇。受賞数的には『アビエイター』の方が5部門と上回ってはいるものの主要部門は助演女優のみ。スコセッシ監督&レオ様のリベンジならずでした。まあ作品が未見なので何もコメント出来ません。

なので以下は単なる印象話。
ニューヨーク派のスコセッシはハリウッドでは好かれていないとの噂。ただ『ギャング・オブ・ニューヨーク』の時は映画自体がお粗末な代物だったので仕方なし。今回、どちらかといえば、昨年『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』が賞を独占し、『ミスティック・リバー』で作品&監督賞を逃したイーストウッドに対して、同率であれば合わせ技1本で軍配が上がった感じが。
主演男優賞は、グラミー賞から始まって今年はレイ・チャールズの年としてまとめられたって感じ。第74回アカデミー賞の時のような「黒人俳優が主演男優・女優をダブル受賞」といった括りを作りたがるのがアメリカだし。

さて、自分の目で確かめるのはいつの日でしょうか?

第76回アカデミー賞 [2005年11月29日(火)]

●第76回アカデミー賞

作品賞:
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
監督賞:
ピーター・ジャクソン
(『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』)
主演男優賞:
ショーン・ペン(『ミスティック・リバー』)
主演女優賞:
シャーリーズ・セロン(『モンスター』
助演男優賞:
ティム・ロビンス(『ミスティック・リバー』)
助演女優賞:
レニー・ゼルウィガー(『コールドマウンテン』)


美術賞:
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
衣装デザイン賞:
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
メイクアップ賞:
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
視覚効果賞:
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
音響賞:
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
作曲賞:
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
編集賞:
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
脚色賞:
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
歌曲賞:
「into the West」
(『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』)
撮影賞:
『マスター・アンド・コマンダー』
音響編集賞:
『マスター・アンド・コマンダー』
脚本賞:
『ロスト・イン・トランスレーション』
長編アニメ賞:
『ファインディング・ニモ』
外国映画賞:
『みなさん、さようなら』(カナダ)


今回は助演男優賞に渡辺謙(『ラストサムライ』)、外国映画賞に『たそがれ清兵衛』がノミネートされ、いやがおうにも日本での注目が高まりましたが、まあ、結果は残念というか予想通りというか。でも、そもそもノミネートされただけで十分立派だと思いますよ。いや、ホント。

しかし、強かった『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』。とはいえ「まさか」とも思ったりも。だってあんなファンタジー映画がオスカーを獲るなんてちょっと前なら考えられなかったですからね。評価は「古典文学の映画化」として捉えられているといったところでしょうか?

まあ、知らない映画も多いので特に何も語る部分も無いのですが……やっぱり引っかかったのがジョニー・デップが主演男優にノミネートされたこと(しかも『パイレーツ・オブ・カリビアン』で)。主演?かなぁ? 作りを主演にしちゃった感はありましたけどね。

第75回アカデミー賞 [2005年11月29日(火)]

●第75回アカデミー賞

作品賞:
『シカゴ』
監督賞:
ロマン・ポランスキー(『戦場のピアニスト』)
主演男優賞:
エイドリアン・ブロディ(『戦場のピアニスト』)
主演女優賞:
ニコール・キッドマン(『めぐりあう時間たち』)
助演男優賞:
クリス・クーバー(『アダブテーション』)
助演女優賞:
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(『シカゴ』)


長編アニメ賞:
『千と千尋の神隠し』

美術賞:『シカゴ』
編集賞:『シカゴ』
音響賞:『シカゴ』
衣装デザイン賞:『シカゴ』

視覚効果賞:
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』
音響効果賞:
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』
撮影賞:
『ロード・トゥ・パーディション』
オリジナル脚本賞:
『トーク・トゥ・ハー』
脚色賞:
『戦場のピアニスト』
作曲賞:
『フリーダ』
メイクアップ賞:
『フリーダ』
オリジナル主題歌賞:
「Lose Yourself」エミネム(『8Mile』)
ドキュメンタリー長編賞:
『ボウリング・フォー・コロンバイン』


とにかく私の興味は『千と千尋の神隠し』がオスカーを獲れるかどうかしかありませんでしたが。他のノミネート作品『リロ&スティッチ』『アイス・エイジ』『スピリット』『トレジャー・プラネット』といったラインナップでは、よっぽど大雑把な国民性が表面化しない限り大丈夫とは思ってましたが、直前で「『リロ&スティッチ』が有力」なんて話が聞こえてきて「やっぱ、そっちか…」と期待しないでいましたが、見事受賞して良かったです(まあ、それはそれとして『トレジャー・プラネット』は観たいんですけどね)。

「戦時下のアカデミー賞」というフレーズの恐さ。『ボウリング・フォー・コロンバイン』のマイケル・ムーア監督のスピーチへのブーイングは確実にアメリカが狂気に走っていると感じさせるものでした。

第74回アカデミー賞 [2005年11月29日(火)]

●第74回アカデミー賞

作品賞:
『ビューティフル・マインド』
監督賞:
ロン・ハワード(『ビューティフル・マインド』)
主演男優賞:
デンゼル・ワシントン(『トレーニング・デイ』)
主演女優賞:
ハル・ベリー(『チョコレート』)
助演男優賞:
ジム・ブロードベント(『アイリス』)
助演女優賞:
ジェニファー・コネリー(『ビューティフル・マインド』)


オリジナル脚本賞:
『Gosford park』
脚色賞:
『ビューティフル・マインド』
音楽賞:
『ブラックホーク・ダウン』
編集賞:
『ブラックホーク・ダウン』
撮影賞:
『ロード・オブ・ザ・リング』
視覚効果賞:
『ロード・オブ・ザ・リング』
メイクアップ賞:
『ロード・オブ・ザ・リング』
作曲賞:
『ロード・オブ・ザ・リング』
オリジナル歌曲賞:
『モンスターズ・インク』
長編アニメ賞:
『シュレック』
美術賞:
『ムーラン・ルージュ』
衣装デザイン賞:
『ムーラン・ルージュ』
音響効果賞:
『パール・ハーバー』


正直なんだかなぁという感じです。そもそも『パール・ハーバー』が脇の方の賞とはいえ授賞してしまうとは。所詮アメリカ人の評価なんてその程度だと見下してやりましょう。

今回は黒人俳優がフィーチャーされていますが、逆に「そろそろ黒人にもやっとかんと色々言われるし、じゃあ、まとめてやる方が効果が高いじゃん」ってな白人のいやらしさを感じるのは私だけでしょうか?

第25回ゴールデンラズベリー賞 [2005年11月28日(月)]

●第25回ゴールデンラズベリー賞

最低作品賞:『キャットウーマン』

最低主演男優賞:
ジョージ・W・ブッシュ(『華氏911』
最低主演女優賞:
ハル・ベリー(『キャットウーマン』)
最低助演男優賞:
ラムズフェルド国防長官(『華氏911』)
最低助演女優賞:
ブリトニー・スピアーズ(『華氏911』)
最低監督賞:
ピトフ(『キャットウーマン』)
最低脚本賞:
テレサ・レベック
ジョン・ブランカトー
マイケル・フェリス
ジョン・ロジャース(『キャットウーマン』)
最低スクリーンカップル賞:
ジョージ・W・ブッシュ&ライス大統領補佐官もしくは Pet Goat(『華氏911』)
最低リメイク続編賞:
『スクービー・ドゥー2/モンスターパニック』


この25年の最低ドラマ賞:
『バトルフィールド・アース』
この25年の最低コメディ賞:
『ジーリ』
この25年の最低ミュージカル賞:
『FROM JUSTIN TO KELLY』


ノミネート数は『キャットウーマン』が7部門(作品・監督・主演女優・助演男優・助演女優・脚本・カップル)、『アレキサンダー』が6部門(作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・脚本)と2作品の一騎討ちの様相を呈してましたが、蓋を開ければ『キャットウーマン』の1人勝ち……ではなく、なんと『華氏911』と賞を分け合うという結果に。

『華氏911』はノミネートされた4部門全てで受賞という強さを見せるとは正直驚きです(助演女優賞にはライス大統領補佐官も同時ノミネート)。

ノミネート自体は反ブッシュのアピールとしてはまあまあ洒落が効いていて良いと思ってましたが、しかし、いざ受賞までさせてしまうとなると話は別です。ブッシュという"悪の枢軸"を、くだらなさを笑う賞の枠内で片を付けてしまうアメリカ人の浅はかさの露呈です。

表現の自由を謳うアメリカ。しかし、その自由という名目は逆にどんな行為をも"認めてしまう"諸刃の剣。アメリカ人はブッシュを裁かずに認めてしまった。せっかくのラジー賞の舞台が台無しですよ。

主演男優賞はコリン・ファレル(『アレキサンダー』)が本命っぽかったのになぁ。ベン君(『世界で一番パパが好き!』『Surviving Christmas』』)は今年もノミネートされてたのに残念。ヴィン・ディーゼル(『リディック』)も期待できたのにね。


さて、個人的には『80デイズ』が最低リメイク続編賞にノミネートされているのが残念。オリジナル『80日間世界一周』が好きな人ならノミネートしたくなるのも分からなくもないですが、でもあれほどの成龍映画を理解出来ないとは所詮アメリカ人ですな。

最低リメイク続編賞には『エイリアンVSプレデター』もノミネート。おいおい、あれだけの最高傑作の何にツッ込むってんだい? あ、Gガンダムを拒否するファーストガンダム至上主義者みたいなものか。納得。同賞には他に『アナコンダ2』『エクソシストビギニング』がノミネート。ま、こちらは納得しますわ(笑)。

しかし、今年のトピックはなんといってもハル・ベリー本人が授賞式会場に現れたことでしょう。しかも自身のアカデミー賞受賞式のパロディまでやってのけたという。第16回で作品&監督賞を受賞したポール・バーホーベン監督(『ショー・ガール』)以来のその行為はナイスの一言でした。

第24回ゴールデンラズベリー賞 [2005年11月28日(月)]

●第24回ゴールデンラズベリー賞

最低作品賞:『GIGLI』

最低主演男優賞:
ベン・アフレック
(『GIGLI』『デアデビル』『ペイチェック』
最低主演女優賞:
ジェニファー・ロペス(『GIGLI』)
最低助演男優賞:
シルベスター・スタローン(『スパイキッズ3-D』
最低助演女優賞:
デミ・ムーア
『チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル』
最低監督賞:マーティン・ブレスト(『GIGLI』)
最低脚本賞:マーティン・ブレスト(『GIGLI』)

最低スクリーンカップル賞:
ベン・アフレック&ジェニファー・ロペス(『GIGLI』)
最低リメイク続編賞:
『チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル』


きゃー!やったー!ベン君が遂に受賞しましたー! 今まで実力はあったのに受賞に縁の無かった彼。『パールハーバー』ではノミネートに終わった彼もこれでホッと胸を撫で下ろしていることでしょう(笑)。

スタローンはもはや貫禄ですね。私は彼の映画は好き(一部除く)で観てますけど、演技力が無いタイプの俳優だと分かっているので毎度のことながら納得です。

しかも今回は助演女優がデミ・ムーアですからね。『チャーリーズ・エンジェル〜』での初登場シーンの水着姿はきっついなぁと思っていただけに同賞の受賞理由がそこにあると聞いて至極納得しましたよ。見る目あるじゃん、アメリカ人。

最多受賞作『GIGLI』がどんな代物か分からないのが今年も楽しさ半減で残念なところ。ま、でも、ベン君受賞で全てOKッス!

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