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勇者警察ジェイデッカー [2006年06月30日(金)]

●勇者警察ジェイデッカー

【TOY】
商品名 価格
警察合体ジェイデッカー 6000円
超建設合体スーパービルドタイガー 6960円
救急合体デュークファイヤー 6000円
白バイ刑事ガンマックス 3980円
忍者刑事シャドウ丸 3980円

警察車両ということで全てパトランプが光りサイレンが鳴る仕様(シャドウ丸除く)。ブレイブアップ前のブレイブポリスたちのサイズが小さめなのは合体玩具的に仕方ないことはいえ、等身バランスぐらいはもう少し考えてほしかったところ(まあ、当時のアニメ玩具のクオリティーは大体このレベルだったけど)。

ビルドチームは私は4台セット商品を購入しましたが、確か3台セットの「建設合体ビルドタイガー」(4980円)があって、ドリルボーイは単品商品(1980円)で発売された記憶あり。

調べてみるとビルドチームは全てバラ売り商品があった模様(マクレーン1980円、パワージョー1500円、ダンプソン1500円)。でもアレはバラ売りに堪えるクオリティじゃないような。他にもジェイデッカー+デュークファイヤーのセット「大警察合体ファイヤージェイデッカー」(12000円)なんて商品もあってビックリ。

ガンマックスとシャドウ丸の玩具には魅力を感じなかったため、放送当時は未購入(理由は写真コメント参照のこと)。でも数年前に某カオス館で韓国版を見かけたため、これも運命かと思い購入した次第です(笑)。


【作品解説】
21世紀、最新の科学技術はロボット犯罪やバイオ怪物による災害を引き起こした。これらの事件を解決するため、警視庁は超AIを持つロボット刑事のチーム、ブレイブポリスを結成した──。

94年〜95年放送。前作『マイトガイン』で生まれた「超AI」という設定を発展させ、「ロボットの心」をテーマに据えた秀作。シリーズ定番のパワーアップ合体においても「心」をキーワードにしたドラマが用意されるなど、作品全体の完成度は高い。


【主な登場人物】

友永勇太
デッカードが感情を持つきっかけになった10歳の少年。ブレイブポリスのボスに任命された。合体指令は勇太の警察手帳から出される。
友永あずき/友永くるみ
勇太の2人の姉。長女あずきはちょっとおっとり屋。次女くるみは活発な女の子。
冴島十三
ブレイブポリスを作った警視総監。常識に捕われない熱血漢。ビルドタイガーの胸の虎や、ファイヤージェイデッカーの命名などロボットにはただならぬこだわりがある。
尾上せいあ
防衛軍の一等陸佐。サイズの壁を超えてマクレーンと恋をする女性。
君塚綾子
ブレイブポリスを取材するフリーライター。ダンプソンといい関係。
レジーナ・アルジーン
デュークを作ったイギリスの天才少女。デュークが悪い心を持つこと=感情的になることを嫌っていた。だが勇太たちとの交流の中で心とは何かを感じ取る。


【登場メカ】

デッカード
勇者刑事。パトカーに変形するブレイブポリス第1号。その後のブレイブポリスの超AIは全てデッカードをベースに個性をつけられている。サポートメカは大型トレーラーのジェイローダー。
マクレーン
コンバット刑事。建機車両"ビルドチーム"のリーダー。クレーン車に変形する。専用武器はショットガンで射撃が得意だ。
パワージョー
カンフー刑事。パワーショベルに変形する。専用武器はトンファーとヌンチャクでカンフースタイルの素早い動きを得意とする。
ダンプソン
レスラー刑事。ダンプカーに変形する。専用武器はダンベルで得意のレスリングで犯人を逮捕する。気は優しくて力持ち。
ドリルボーイ
サッカー刑事。ビルドチームの新メンバー。ドリルタンク&ジェット機に変形する。専用武器は胸から出すサッカーボール。まだまだ子供っぽい性格だ。
シャドウ丸
忍者刑事。レーダーに捕まらない特殊金属のボディを持ち、隠密行動を得意とする。専用武器は忍者刀と手裏剣。覆面パトカー、ジェット機、戦車、警察犬と5つの姿に変形できる。
ガンマックス
白バイ刑事。ハイウェイパトロールからブレイブポリスに転任してきた。専用武器はショットガンとマグナム。ガンバイクと合体してガンマックスアーマーになる。またバイクごと巨大砲"マックスキャノン"に変形し、ジェイデッカーらが装備することもできる。
デューク
騎士(ナイト)刑事。イギリス生まれ。救急車に変形する。騎士道精神に溢れ、レジーナには忠誠を誓っている。サポートメカは消防車型のファイヤーローダー。

ジェイデッカー
デッカードがジェイローダーと警察合体した巨大ロボ。武器はジェイバスターと電磁警棒。
ビルドタイガー
ビルドチームの3体、マクレーン、パワージョー、ダンプソンが建設合体した巨大ロボ。そのパワーはジェイデッカーをも上回る。武器は肩に備わる強力なビーム砲・タイガーキャノンだ。
スーパービルドタイガー
ビルドチームにドリルボーイが加わり、4体が超建設合体した巨大ロボ。武器は胸の虎の口から発射するタイガービーム。
デュークファイヤー
デュークがファイヤーローダーと救急合体した巨大ロボ。武器はファイヤーバスターとファイヤーソード。
ファイヤージェイデッカー
ジェイデッカーとデュークファイヤーが大警察合体した最強ロボ。武器はファイヤーソード、マックスキャノンなどを駆使する。

ウルトラヴァイオレット [2006年06月27日(火)]

●ウルトラヴァイオレット

監督/脚本:
カート・ウィマー(『リベリオン』)
出演:
ミラ・ジョヴォヴィッチ(『バイオハザード』
キャメロン・ブライト(『ダークエンジェル』)
ニック・チンランド(『リディック』
ウィリアム・フィクトナー(『リベリオン』)


時は21世紀末。兵士強化薬開発の中で新種のウィルスが生まれた。それは感染した者を超人間《ファージ》にしてしまうものだった。ファージは超人的能力を手に入れる代わりに感染後12年で命を落とす存在。そんなファージを恐れる政府によるファージ抹殺。ファージも地下組織を作り抵抗をしていた。
ヴァイオレットは12年前、妊娠中にファージに感染し、政府に中絶させられた過去を持つ。ある日、ファージを絶滅させる新兵器を政府が開発したという情報を得て、ヴァイオレットは政府施設への潜入を試みたが……。


"ウルトラ"を冠した空想特撮シリーズ最新作。巨大化しない等身大ヒロインということは『キャプテンウルトラ』の系譜か……なんてヨタ話はこのくらいにして(笑)。

でも、ホント、めちゃくちゃヒーロー映画してます。冒頭のファージ工作員はまるで改造人間だし、政府部隊は戦闘員、ヴァイオレットのバイクアクションのキレなど、まるで「仮面ライダー」を観ているが如し。

いいなぁ、海外だとこんなレベルで映画になるんだ。まあ理由は分かってます。日本の特撮物の場合、「変身」してしまうのが一般的でないんでしょうねぇ。人の姿を留めているか、もしくは「変化」までなら一般性を保持できるわけで。日本のヒーローがキャラクタービジネスである限り、ステップアップは望めないでしょう。

閑話休題。

ここ最近の"戦うヒロイン映画"の中では最高傑作。路線としては『イーオン・フラックス』と比較しやすいけど雲泥の差。『アンダーワールド』のヒロイン像はクールだったけどアクション自体が弱い。『エレクトラ』は未見だけど『デアデビル』からのスピンオフだから程度は知れてそうだし。『ブラッドレイン』は論外(笑)。

最高の戦うヒロイン=ミラを『リベリオン』の監督が料理すれば、そりゃ最高の戦うヒロイン映画になるよね。


アクションの畳み掛けは凄い。監督の前作『リベリオン』で生み出した"ガン=カタ"(銃と武道を合わせた格闘技)の発展系。敵戦闘員のダメージ表現も「砕け飛び散る装甲」とド派手。

ツッコミどころとしては、人を取り囲んで制圧する時には同士打ちにならないよう銃の射線が重ならないようにしましょう。冒頭のファージ工作員の場合は制圧部隊の武装が防弾だったとしても、中盤の"ブラッド・シノワ”の連中は生身だもん。そりゃヴァイオレットにいい様にされるってもんさね(まあどうしたってヴァイオレットに誘導されたとは思うが)。


そんなアクションの豊富さに対して、物語は実にシンプル。「人類対ファージの戦いに終止符を打つとされる1人の子供を連れて逃げる」……それだけ。その正体も一言で説明できるものだし。まるでアニメの第1話1時間スペシャルのよう。映画としてはちょっと弱いかな。


アバンタイトルのコミック調の絵を見てコミック原作物かと思ったけど、どうも違う様子。女性と少年の逃避行ということから『グロリア』を想起したけど、実際に監督は「グロリアをコミックブック・アクションアドベンチャーとして甦らせる」という考えの元、本作を作ったそうな。

ミラは当分アクションはしたくないって言ってるので(えっ『バイオ3』は?)、この続きはアニメででも作ってくれないかなぁ。

ブラック・ウィドー [2006年06月21日(水)]

●ブラック・ウィドー

監督:
ボブ・ラファエルソン
出演:
デブラ・ウィンガー
テレサ・ラッセル
サミー・フレイ
デニス・ホッパー
ニコル・ウィリアムソン


慌ただしく旅行先から1人の女性が帰ってきた。名はキャサリン。出版王だった夫が心不全で突然亡くなったのだ。部屋で1人悲しみに暮れるキャサリン……。

司法省の女性捜査官アレックスは、マフィアのボスが呼吸停止という自然死で死んだことに疑問を持ち、同様の案件を調べた。だが検索されたのは1件だけ、マフィアとは縁もゆかりもないニューヨークの出版王の1年前のケースが見つかっただけだった。同僚はそれを「オンディーヌの呪い」と揶揄した。

テキサス州の玩具メーカー社長夫人のマリエルは貸し金庫内でワインに何かを混入していた。そしてマリエルが旅行から帰ると社長は死亡していた。遺言状からは社長の親族の名は外されており、遺産は全てマリエル1人が受け取ることになっていた。

アレックスの同僚が気を利かせて「オンディーヌの呪い」の話を持ってきた。それはテキサスの玩具会社社長の突然死。先の出版王と同じ新婚の若い未亡人というキーワードにハッとするアレックス。

もしや、この女性たちは同一人物なのではないか……?


まず物語概要が長くなってしまってすいません。
でも本作のキモはもっと先にあるので、実はもう少し書いときたいぐらいだったりしますが。


でも、ここまで実にテンポがいい。開始15分で深く静かに犯罪が進行している様を見せつつ、徐々にそれを事件だと認識していく女性捜査官も折り込まれてます。時間経過が少々分かりにくかったけど、テレビ放送用のカット(およそ10分)の影響もあったと思うので割愛。

キャサリンは帰宅後にウィスキーを洗面所に流す疑惑の行動があったけど、その後、部屋で1人涙を流していたため、演じるテレサ・ラッセルが見事に変化したマリエル登場の時点では、ここまでどういう展開なのかが隠されている。うまいね。

その後、マリエル(キャサリン)はマーガレットと名乗り、シアトルの博物館の理事長に接近するためにコインの知識を身に付ける。ここで、キャサリンは狙った相手に合わせて用意周到に準備をするのだと分かる。この女の闇の深さを見せつけられるのである。

そしてアレックスは情報分析の結果、事件が起こる前にマーガレットにたどり着く。しかし、証拠がないために警察は動いてくれない。このまごつき方はありふれた展開でちょっと勢いが止まる。ただし、後にこの理事長と会う機会があったのに助けられなかったことを悔やむことから物語がガラッと動き出すので必要な溜めだったとも言える。

そして中盤、アレックスは自責の念もあって職場を辞め、キャサリンを追ってハワイへと飛ぶ。正直、都会的捜査官物が展開していくと思っていただけにビックリ(20年前の映画だし、こういうリゾート舞台も映画の娯楽要素だった時代の名残りか?)。

2人の女性の心理戦が本作のメインで、その舞台がハワイだったということ。キャサリンは自分に自然に近付いてきたアレックスをきちんと警戒するという緊張感の維持も出来ている。この事件の顛末は……ご自分の目でどうぞ。


画面に必要以上の情報を映さずに最期まで見せきった。サスペンスはかくありき。最近観た某駄大作の懇切丁寧な作りの馬鹿馬鹿しさを再確認した次第です。

悪女の構図 [2006年06月20日(火)]

●悪女の構図

監督:
フランク・ダラボン
出演:
ティム・マシスン
ジェニファー・ジェイソン・リー(『ジャケット』
ウィリアム・アサートン(『ダイ・ハード』)


都会から夫クリントの故郷の田舎町へ引っ越したことに不満を持ち、町医者コートランドとの不倫を続けていたジョアンナ。ある日、コートランドから夫の毒殺話を持ち掛けられる。それは致死量ちょうどの毒。そして夫は毒殺され、埋葬された。だが、夫は死んでいなかった。墓場から這いずり出たクリントは妻と医者への復讐を開始する……。


つい先日観た『ジャケット』に出てたジェニファー・ジェイソン・リーの名前を見掛けたからテレビ録画しといたんだけど、これが意外に面白かった。

邦題は内容とちょっとズレてます(原題は「BURIED ALIVE」)。 邦題からの印象では「悪女が夫殺しをして遺産をせしめて豪遊するけど最期は逮捕または死亡」みたいな話と思って観てたら、主人公は夫の方だったんでビックリ。

最近の世相のような嫌な気分にさせられる映画と思いきや、夫の復讐劇だったので、安心して(?)観ていられましたよ。


当初、妻は悪女というほど悪女でなく、序盤では夫が夫婦間に溝を作ってしまっているようにも見えます。ただ会話からすると田舎で子供を育てたいという話が2人の間であったみたいなので、あくまでも妻のワガママが強いよう。後に判明しますが子供も夫に内緒で中絶してます。

毒殺も一旦は躊躇(そのおかげで瓶から毒薬が少し漏れ、夫は九死に一生を得ることに)。でもその後、夫の出す騒音にキレて衝動的に毒をワインに入れるという展開。

夫を毒殺後、平静を装えとコートランドに言われても、通夜はやりたくないと言ったりと精神も不安定です(そのおかげで防腐処理がなされず、棺桶も壊れかけの物が利用されたことで夫は墓場から脱出)。

とはいえ人の心があるのもここまで。

妻ジョアンナは夫の愛犬を銃で撃ち殺そうとしたり、会社を売っ払った遺産を嬉々として手にします。不安定な精神の奥にはれっきとした悪女の心があったのです。きゃー。(とはいえコートランドの計画は最初からジョアンナをも亡き者にして金を奪うものだったので、踊らされた哀れな女でもありますが)


そしてクライマックス、夫クリントの2人への復讐はとんでもない展開に。怒りは人をここまで動かすんだね。いくら自宅を自分で建てた人とはいえ凄いバイタリティだよ、脱帽。

締めもきれいにまとまっててGOOD。
B級サスペンス(ホラー?)として観てみるのも一興かと。


余談。そういえば劇中で「ジェイソン」「クジョー」というキーワードが出たけど、今やクジョーでピンとくる人も少ないでしょうねぇ。

オーメン [2006年06月16日(金)]

●オーメン

監督/製作:
ジョン・ムーア(『エネミー・ライン』)
出演:
シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック
リーヴ・シュレイバー(『スクリーム』)
ジュリア・スタイルズ(『ボーン・スプレマシー』)
ミア・ファロー(『ローズマリーの赤ちゃん』)


その徽章は獣の名、もしくはその名の数字なり。
智恵は茲にあり、心あるものは獣の数字を算えよ。
獣の数字は人の数字にして、その数字は666なり。
────『新約聖書 ヨハネの黙示録 13章18節』

6月6日午前6時、アメリカ人外交官・ロバートの妻がローマの病院で死産をした。しかも2度と子供の産めない体になった妻。思い悩むロバートに病院の神父が1人の赤ん坊を勧めてきた。その赤ん坊の母親は出産中に死亡したという。ロバートはそのいきさつを話さずに赤ん坊を実の子供としてケイトに渡すのだった。

ダミアンと名付けられた赤ん坊が5歳になった頃、彼の回りで異常な事件が起こり始めた……。


言わずもがなの1976年の同名作品のリメイク。
とはいえリメイク作品を観ている感は皆無だった。
この仕上がりだったらリバイバル公開でいいんじゃないの?

ロバートの妻ケイトをパッとしない今時のリアルなキャラ造形(なにがしジョーンズの日記のヒロインみたいな感じ?)に変更した部分は私は邪魔に感じた。あれでは単に育児が不得意な駄目な母親にしか見えない。正直、ダミアンを恐怖するケイトに同情がまるで出来なかった。

演出の間の悪さも鑑賞リズムを狂わせる。最初に気になったのが、他の駐英大使候補が死亡して繰り上げ当選したことに心を痛めながらもロバート夫妻が屋敷探しに回る場面。屋敷の広さがロバートの心を更にかき乱す中で、妻ケイトが「関係ないわ、実力よ」と諭して一件落着。でも「やっぱり広いな」とロバートが口にするというクッションシーンが、間が無いために台詞が死んでしまっている。


そもそも序盤の間=構成自体が悪い。

いきなりタイトルが出たと思ったら、教会での聖書の読み解きシーンがダラダラ続き、その後、唐突に病院での赤ん坊のやり取りになり、記録フィルムのような映像でダミアン成長を見せ、現在に至る。タイトルから始めた割にテンポは滞るばかり。

ちなみに聖書の読み解きシーンでは実際のニュース映像を流用していて、あの貿易センタービルも映し出されるのだが、たかが年月日にあやかった企画映画がそうした映像を気軽に扱っていることに嫌悪感。

ならば聖書の読み解きをしている教会関係者(=役者つまりはフィクション)の挿入をやめ、ドキュメントフィルムのみで世界を表現する。プロジェクターが止まり、教会内部が明るくなった時に初めて教会関係者が聖書を読み解いているのだと見せる。

不安がる教会から一転して、病院での一連のいきさつに。
赤ん坊を抱くロバート(もしくはケイト)。
「名前は?」「ダミアン」
ここでタイトルを出し、ダミアン成長記録映像をタイトルバックにして現在に至ればテンポがいいと思うのだが?


ミア・ファロー演じる乳母は、監督曰く「後半まで正体を隠しておこうとした」そうだが、初登場シーンから笑顔が恐かった。そういう恐怖を描いているものとばかり思っていたがどうやら違った模様。単に私がああいう感じで自己主張するタイプの人間を苦手にしているだけか。

いや〜、『ローズマリーの赤ちゃん』で恐怖にうち震えるヒロインだったミア・ファローが悪魔の手先(←知らない人にはネタバレだろうから隠してみた)かぁ。これが本作での唯一の価値かも。ホラー映画ファンなら必見!


2006年6月6日にかけてひと稼ぎしようとしただけの映画。
昔の『オーメン』を借りて観た方がお得です。

オクトパス [2006年06月14日(水)]

●オクトパス

監督:
ジョン・エアーズ
出演:
ジェイ・ハリントン
デビット・ビークロフト
キャロリン・ローアー
ラヴィル・イシアノフ


時は1962年10月のキューバ危機。ソ連原潜レニングラード号は、ある"荷物"をカストロに届ける途中、米艦の攻撃で海底に沈んだ。 そして38年後。ブルガリアのアメリカ大使館が爆破テロの標的にされた。その場で国際的テロリスト"キャスパー"は逮捕されたが、アメリカへの護送中のテロリスト仲間からの襲撃を避けるため潜水艦での護送となった。だが、その途中、潜水艦を襲う"何か"がいた……。


やっぱりつまらないなぁ。製作はユルいB級作を作り続ける「ヌー・イメージ社」なので出来も知れているというもの。

要素も詰め込むだけ詰め込んだだけ。
「歴史要素」「爆破テロ」「情報分析が主の若きCIA諜報員が実務に放り込まれる」「潜水艦アクション」「巨大生物」「テロリスト集団による豪華客船乗っ取り」etc……。

かように『オクトパス』というタイトルのくせにその要素はほんの一部。爆破テロとテロリスト集団による豪華客船乗っ取り準備のくだりが無駄に長く、その内容のバラエティさに焦点はぼやけまくり。


まあ、コンセプト自体がテキトーな作品に言うのはお門違いなのは分かってるけど、気になる部分は実に多い。

爆破テロ現場に居合わせた若きCIA諜報員ロイは、実務に不馴れながらもブルガリアに他に適任者がいないからって護送役に抜擢。いないってのもどうかだけど、だったら民間機での護送でもないんだから潜水艦乗組員に事情を話して鉄壁な警護をすれば良かったのでは?

艦長らに素人扱いされたと憤る主人公は、爆破テロ犯を艦内に逃がしたことを艦長にどやされると「僕はこういう任務にはむいてないんだ!」と逆ギレ。「こんな任務したくなかったんだ」「そんなこと言うなら艦長だって自分勝手だ」「みんなに迷惑かけたんなら謝りますよ」と、お前は思春期のガキかってぐらいのキレ方。実際、この時点で乗組員1人殺されてて「迷惑かけたんなら」はないよね。

全体的に人物描写の出来てなさにイライラ。水圧の恐怖から乗組員1人が銃で自殺する描写が長めに挿入されるけど、ただ挿入されるだけだったりするし。

潜水艦を襲う怪物は、1962年に沈没したソ連原潜から流出した「細菌兵器」の影響で数世代後に突然変異したという設定。冒頭のエピソードはこのためだけで本編には一切関係なし。つまりはそれっぽい設定を盛り込みたかっただけ。


潜水艦からの脱出劇は『エイリアン』。
豪華客船を襲う巨大ダコはさながら『ザ・グリード』。
最後の決着の付け方は『ジョーズ』。

巨大タコCGはまあまあ。
安さは否めないけど作品自体が安いからちょうどいいや。
それにしても巨大ダコは見事にテロリストだけをピンポイントで襲ってくださる。ありがたやありがたや。


時間潰しにすらならないC級作。
駄目さ加減をネタに大勢で笑って観れるなら。

アフター・ザ・ストーム [2006年06月13日(火)]

●アフター・ザ・ストーム

監督:
ガイ・ファーランド
出演:
ベンジャミン・ブラット
ミリー・アビタル
アーマンド・アサンテ
シモーネ=エリーゼ・ジラード
ネストール・セラノ


1933年、パイレーツ・キー。海底のガラクタ拾いを生業にするアーノは、ある日、裏の仕事を無理にでも引き受けさせようとするオルテガの策略から警察に追われる身となり、嵐の海に逃げるはめに。嵐が止んだ後、偶然にも嵐で沈没した豪華客船を見つける。そこには宝石や金塊が眠っている。捜索隊が組織される中、それよりも早くお宝をいただくことに決めたアーノは、大人の女性になって3年ぶりに帰ってきたコキーナに手伝いを頼む。だが、その情報は船乗りのジャンの耳にも入り、仕方なく手を組むことに……。


'00年アメリカ作品。『ポセイドン』の公開に合わせて、テレ東・午後のロードショーで『ポセイドンアドベンチャー』を放送するために「オーシャン特集」週として放送されてたので録ってみた。

「バハマ沖を舞台に、財宝を狙う人間たちとサメの死闘を描く海洋サスペンスアクション」という内容紹介で、並ぶタイトルが『シャークアタック』『オクトパス』だったので、同様の安いB級映画だろうとたかをくくっていたら、これが意外にイケる1本。

ちなみに『アフター・ザ・ストーム』というタイトルと内容紹介とのギャップに違和感があったんだけど、それも当然。サメの比率なんて脇の脇でしかないじゃん。嘘つき。CGも露骨に安いし。


ということでアクション要素はなし。中盤を過ぎてからの、アーノ、コキーナ、ジャン、ジャンの妻ジャニーンの4人での引き上げ作業中に展開されるそれぞれの駆け引き加減がなかなかの作品。

アーノはジャンの妻であるジャニーンとも体の関係があった(コキーナが町に帰ってきたことでジャニーンに別れ話をしたが、その前にすることはしているような女たらし)。コキーナはアーノのたくましさに惹かれている。ジャンはクルージングの仕事の一環として金持ちの妻たちの体の相手をしており、ジャニーンはそれを嫌っている。そしてジャニーンはアーノに自分は恋の相手と表現していたが……。

こうした人間関係の元、財宝を前にして誰が誰につくのか、誰が誰を裏切るのか。その心理戦の着地点は予想範囲内ながらも面白かったです。

それに対して序盤が人間関係の伏線を張るばかりなのは仕方ないか。でもパッと見で凡庸に見えかねないのはもったいない。中盤から俄然面白くなるので我慢我慢。


主人公が小杉十郎太声だったので主役っぽさが増していたかもしれないけど(笑)、たまにある掘り出し物との出会いにちょっと得した気分です。

シャークアタック/地獄の殺人ザメ [2006年06月12日(月)]

●シャークアタック/地獄の殺人ザメ

監督:
ボブ・ミシオロウスキー(『ディレイルド/暴走超特急』
出演:
キャスパー・バン・ディーン
ジェニファー・マクシェーン
アーニー・ハドソン
ベントレー・ミッチャム
トニー・カプラリ


海洋学者スティーブンに学者仲間のマークからメールが届いた。それはとある港町でサメの襲撃数が異常に多いことを示すものだった。早速、マークの元に赴いたスティーブンだったが、当のマークは死体となってサメの腹から発見された。スティーブンはマークの妹コリンと調査に出るが……。


一部の好事家しか楽しみようのない作品を作り続けるヌー・イメージ社製作のB級海洋アクション。

本作は話が「サメ襲撃で漁業町にダメージ」と「サメ利用で癌治療薬開発」に分散しているのがちょっとアレだけど、ヌー・イメージ製の中ではマシな方か。

人物描写が上っ面なのはいつものこと。
序盤、漁港内でサメに襲われそうになる子供を主人公が助けるところは、いかにも主人公ら学者を毛嫌いする地元漁師との和解用のエピソード然としていて苦笑いを誘う。「なかなかやるな」「そっちこそ」

なのに、終盤では同じ人物が「お前は早く出ていけ」と言っちゃって伏線台無し。だったら他の人間が主人公にそう言った時に、この漁師が横から「いやちょっと待て。こいつは信用できる」とか言うべきじゃないの?


一応、以下ネタバレ注意……ってこんな映画観る人おらんか。

海洋研究所のマイルズはサメから癌治療薬を作ろうとして、人工の成長ホルモンでサメの代謝を促進。その影響がサメの脳に現れて人を襲っていたらしい。さらに研究段階の薬を患者に投与する人体実験もしていた。しかも全員死亡していたデータを隠して。

でも、サメを海岸に呼び寄せて人を襲わせていたこの映画の真犯人は地元の有力者であるホテルオーナーのローズ。近海にある油田の権利を掌握したいがために漁業町をさびさせようとしてのことでした。

結局、マイルズの行為はサメ襲撃事件と無関係なため、エピローグではマイルズの死と共に完全に忘れ去られる始末。いいのか? サメの狂暴化の原因だったし、人体実験もしてたのにだよ?

あと、最後の"作戦"はどんなものかと思いきや、漁師が銃持って突入するだけ。しかもそのまま大銃撃戦が繰り広げられるとは、一般人がそんな簡単に殺しあっても納得しちゃうアメリカって国は恐ぇところだ。


ちなみに主人公は、声が平田広明だったおかげで繊細な学者肌加減が加わっていた気が(笑)。声を抜きにしたら、いわゆるB級映画らしいアメリカ的マッチョヒーローの顔立ちで、随分と暑苦しかったろうな。

そういやヒロインの声は岡本麻弥だ。やっぱり妹だからか?(う、もはや今の人にはピンとこないか(^_^;))

シャドウ丸(1/3) [2006年06月10日(土)]

■ シャドウ丸 ■
忍者刑事。拳銃と警察手帳の他に忍者刀と手裏剣が付属。5つのモードに変形します。

これも放送時にはトイとして魅力を感じず未購入だったもの。これまた数年後に見かけた韓国製商品を購入。放送当時、何故買わなかったのか? その理由は……


御覧の通り1体だけサイズが違いすぎるから。他のロボの合体後と同サイズ商品になってます。変形玩具として仕方ないとはいえ、並べるには違和感があり過ぎです。



チェンジ!
腕は写真の位置に各部を回転し、つま先を閉じて、横にします。


脚は裏のカバーを開けて180度回転させます。


【ジェット機モード】
カバーを閉じ、翼端に砲身を取り付け完成。

シャドウ丸(2/3) [2006年06月10日(土)]

引っくり返す。


【覆面パトカーモード】
車輪が外側に来るように腕各部を回転し、翼をたたみ、気持ちばかりの小さなパトランプを起こして完成。これで車だと言い張るのは無理ありすぎです(笑)。これも当時買わなかった理由のひとつ。


腕を立てて爪先を90度回転。


脚はジェット機モードの要領で270度回転し、この位置に。


【警察犬モード】
前足付け根を90度ズラして前後の足の長さを合わせ、犬の首を出して完成。かなりズングリムックリな姿で犬というより熊っぽいです。劇中では身軽そうな犬だったのに。これまた当時買わなかった理由のひとつ。
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