ラブベリー裁判 [2006年12月27日(水)]
先週『オシャレ魔女ラブandベリー』の洋服が商標権侵害で訴えられていたことをニュースで知り、訴えている衣料メーカー「ジェイ・エイ・イー」とはどういったものかを把握してみようと即検索したんですが、たどり着いたのが「企業検索サービス」だかなんだかの画面。
企業検索サービス>ジェイ・エイ・イー
http://www.hotfrog.jp/ShowCompany.aspx?companyid=3956
そこに「ウェブサイト:http://www.loveberry.co.jp」と掲載されていたのでクリックしたら「アクセス権を拒否されました」という画面に「リクエストされたこのサーバ上のファイルに対するアクセス権がありません。」と表示され確認できず。思わずイサオからは接続できなくしたのか?と思ったぐらいで(苦笑)。
その後、私は1週間ネット接続していなかったわけですが、本日、もう一度チャレンジしてみたらあっさりと繋がりました。う〜ん、あれは一体なんだったんだろう? まあいいや。
で、いざたどり着いたHPはオンラインショップに直結するものしか置かれてない代物。仕方がないのでクリックして商品を眺めてみましたが……なんだ、まるでコンセプト違うじゃん。カブったのは本当に名前だけなんですね。
ラブベリーオフィシャルサイト
http://www.loveberry.co.jp
「ジェイ・エイ・イー」は1998年に「LOVEBERRY」というブランド名を商標登録出願。セガの『オシャレ魔女ラブandベリー』は2004年登場。セガはゲーム内に登場する衣料品を実際に販売。その中に「LOVE&BERRY」「LOVE(ハートマーク)BERRY」と描かれているTシャツ類があり、それは「ロゴから受けるイメージが類似する」という理由で、そのロゴが付いた衣料品のみ販売差し止め&22万円の損害賠償判決となったそうな。
まあ無難な、というか法的には正当な結果かと思いますが、現実的にはあまりスッキリ解決したとは思えないですねぇ。
ラブベリーブログ
http://ameblo.jp/loveberryblog/
そもそもの発端は『ラブandベリー』商品と勘違いしてジェイ・エイ・イー商品を買った人が案外いたみたいで、そういう人たちがジェイ・エイ・イーに対して偽物呼ばわりして苦情を寄せたことらしいです。
ニュースを最初に聞いた段階で私が想像したのが──「お婆ちゃんが孫が欲しがっている「ラブandベリー」の服を買ったつもりが間違って「LOVEBERRY」を買ってしまい、孫にこれじゃない!と言われてしまう事態の方が多く起こっていそう」──だったんですが、実際そうだったんですね。
そりゃジェイ・エイ・イーの人間は気分が悪くもなりますね。
だって先に商標取ってるんだもん。
小さなメーカーらしいので取り巻く人たちも自分たちが応援しているという自負があるでしょうし、もし自分がその内の1人だったら、そうした応援の気持ちがセガに対しての憎悪にスライドしていくのも想像に難くないですし。
ちなみにセガとしてはまず「LOVEBERRY」という商標を取ろうとしたけれど、既登録ということで、ゲームタイトルままの「LOVE&BERRY」等で商品化したとのこと。
この流れもアンチに言わせれば悪意があると解釈されがちですけど、でもこれって企業の商品化の検討としては至極真っ当では? 日本人は略称好きだし、実際「ラブベリ」と呼ばれているみたいだし。それが使えないなら代案を、って普通じゃないのかな?
ニュースではジェイ・エイ・イーの人がインタビューに答えて、「大きい会社が小さい会社の物を横取りするようなことには断固戦っていく」と息巻いていましたけど、それもちょっと違うんじゃないかなぁ。別にセガは「LOVEBERRY」という商標を乗っ取ろうともしてないし、そもそも子供たちはあくまでもゲーム『ラブandベリー』のキャラクターグッズとして洋服を欲しがっているんでしょうし。
だからジェイ・エイ・イーは「うちの商品は『ラブandベリー』とは一切関係ありません」という注釈を付ける対応をとるべきだったと思うんですけどね(セガ側にも「LOVEBERRY」というブランドは無関係ですと明言してもらうとか)。22万円という賠償額から見ても、ブランドへの影響は元々無いわけですし。逆に今回のことで名前が売れたんじゃなかろうかと思えてしまうのですが(厭味じゃないですよ)。
それにセガって名前ほど中身は大会社じゃないし、逆にゲーム業界での生き残りに必死な会社なんですけどねぇ(セガファン人生一筋の私が言うのも悲しいですが……)。
しかし、今回判決の対象になった「LOVE&BERRY」等のロゴも内容的には問題ないと思うんですけどね(ファンのひいき目抜きにしても)。だって『ラブandベリー』のグッズなんですもん。「SONY」を「SOMY」にして作るようなバッタモンとは根本的に違うんですもん。示談で片付くケースだったろうに、最初の苦情客が事態を悪化させましたね。
今回のケースを名前うんぬんで言うなら、徳間書店が2001年に創刊した少女向けファッション雑誌「ラブベリー」なんてものもありますけど。
今回の問題は『オシャレ魔女ラブandベリー』が持つ圧倒的な知名度が商標登録の後から出てきたことによるねじれが原因かと。まあ、アメリカ的な訴訟だったらもっととんでもないことになりそうですが、そうならないのが日本のいいところだと私は思います。ああいうのはアメリカの方が異常なんですって。



























