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シャーロットのおくりもの [2007年01月31日(水)]

●シャーロットのおくりもの

監督:
ゲイリー・ウィニック(『13ラブ30』)
出演:
ダコタ・ファニング(『宇宙戦争』
ケビン・アンダーソン(『ライジング・サン』)
エシー・デイビス(『真珠の耳飾りの少女』)
声の出演:
ジュリア・ロバーツ(『オーシャンズ11』
ドミニク・スコット・ケイ(『マイノリティ・リポート』
スティーブ・ブシェミ(『アルマゲドン』
キャシー・ベイツ(『ミザリー』)
ロバート・レッドフォード(『明日に向って撃て!』)
日本語吹替版:
鶴田真由 小清水一揮 福田麻由子
山寺宏一 LiLiCo 高橋英樹
ヒロミ 松本伊代 千原兄弟(靖史・ジュニア)


その日、ファーンの家で11匹の子ブタが生まれました。でも、お母さんブタのお乳の数は10個。一番小さな子ブタは生きていけないとファーンのお父さんは斧を手にします。ファーンは必死に止めます。「この子は好きで小さいんじゃないわ」 ファーンは自分で育てる決意をします。

子ブタはウィルバーと名付けられ、ファーンの元ですくすくと育っていきました。でも家では飼えないほどに育ったウィルバーは向かいの農場に預けられることになります。ある夜、ウィルバーは不思議な声を聞きます。それはクモのシャーロット。皆に気味悪がられていたクモでしたが友達になりました。

そんなある日、ウィルバーは小屋の動物たちが話す「春生まれのブタは冬を越せない」という話を耳にします。それはクリスマス用のハムにされてしまうからです。怯えるウィルバーにシャーロットは約束します。「あなたを殺させたりしないわ」……。


う〜ん、テーマはいいんですけどねぇ。
映画になっていないというか。
子ブタの愛くるしさにはクラクラでしたが(笑)。

ネズミの部屋の描写とかカラスのエピソードとか、どうも無理に肉付けしている印象。あと人間の登場人物に個性を与える必要性があまり感じられませんでした。あの程度の内容だったら人間の顔を映さず、動物視点で物語を運んだ方がいいんじゃないかとさえ思えてしまいます。

そう感じるのは、エピソードは並べてあるけれどそれを繋ぐ物語の糸が足りないから。まあ「原作がそうだから」と言われたらそれまでですが(未読なので判別できませんが)、だったら原作読めばいいじゃんとも思うわけで。


映画とは時間を制御してこそのメディア。そのためには目線を定めなければ印象は散漫になるばかりです。

この作品が描いている「生と死」を"見せる"だけなら、前述したように動物世界のドラマを中心にしてしまえばいいわけですが、しかし、それを子供たちに"感じさせる"ためにはファーンという女の子の存在はやはり必須です。

つまり、ファーンを中心とした人間ドラマの希薄さが本作を凡作へとおとしめている原因ということ。

ウィルバーがファーンの手から離れて向かいの農場の一員となった時点で、メインに絡む人間が農場の人たちになってしまうのは当然のことですが、だからといってファーンをお客さん扱いで画面に配置していては、物語上まるで意味のない存在になるのも当たり前です。

ウィルバーの物語と同等の比率でファーンの物語を(原作とは違っても)描いて欲しかったですね。


シャーロットの奇跡は……まあ、人間から見たら奇跡ですけど(特にキリスト教圏なら)、最後の言葉は私にはピンと来ませんでした。意味としては理解できますが、ああいうのは心に自然に染み通らせてナンボではないでしょうか? う〜ん、やっぱ物語の構成ってものが基本的に出来てないよなぁ。残念。


子ブタは可愛いので。
子ブタは可愛いので。
子ブタは可愛いので。

なので『ベイブ』を期待してガッカリというパターン。天と地ほどの差がそこにはありました。

ちなみに私は日本語吹替版を観たんですが、劇中の看板などの表記はそのままなのに「あの文字」だけが日本語に変えてあってもの凄い不自然でした。ローカライズをするならするでもっと徹底して下さいな。

インビジブル2 [2007年01月30日(火)]

●インビジブル2

製作総指揮:
ポール・バーホーベン(『インビジブル』)
監督:
クラウディオ・ファエ(『エル・コロナド/秘境の神殿』)
出演:
クリスチャン・スレーター(『ブロークン・アロー』)
ピーター・ファシネリ(『サンキュー・ボーイズ』)
ローラ・レーガン(『インプラント』


前作の物語から5年──人間を透明にする研究は国防総省の元で続けられていた。とあるパーティでの殺人事件に駆け付けた刑事フランクと相棒リサだったが、軍の人間に追い出されてしまう。2人は犯人が次に狙うであろうマギー博士の警護を任されるが、そこに現れた犯人には姿が無かった。それは《静かなる騎士》のコードネームで開発された暗殺隊員の成れの果てだった……!


……退屈。
よくあるヒット作の名前におんぶに抱っこのB級作でした。

クリスチャン・スレーターの名前がありビジュアルイメージも彼がメインなので、てっきり前作のケビン・ベーコンのような役回りかと思いきや、透明人間の役=登場シーンが極少という罠。

パンフを読むと出演シーンの少ない役を引き受けてくれるか不安だったとか言ってますが、どちらかといえば有名俳優の拘束時間を最低限確保して作るタイプの低予算映画でしょ?(最近のスティーブン・セガール映画に多いアレです)

前作のような心理描写など無く、モンスター映画の演出論で作られてます。まあ透明人間といえば古式ゆかしいモンスターですけどね。

脚本も安く、前作が用意した「科学的(に見える)アプローチの透明人間」だけを再利用してるのみ。基本はモンスターに追われる美女を単独で守る刑事が事件の真相に迫っていくステレオタイプな物語です。

低予算なので映像も安い。一見すると前作と遜色ないレベルに見えますが、それは安価になったCGのおかげ。なので簡易なCGばかりです。現場の造形でCG合成を少なくしようとしてるのがバレバレだったりもしてるし。

まあ、続編と思わず気楽に見るだけなら。
あのラストはさらなる続編を作れそうだけど、作るのかな?


余談。近い時期に『氷の微笑2』も公開されて、さながらバーホーベン祭りですか? まあ、あちらはバーホーベンは関わってませんが。観てないので出来は分かりませんが、どうやら今年のラジー賞にノミネートされたらしいので推して知るべしですな。

そういや『スターシップ・トゥルーパーズ2』('03)なんてB級作もあったなぁ。バーホーベン作品ってそういう運命なのか?(笑) まあ、1作目がヒットしたからこその続編企画なわけですけどね。

007/カジノ・ロワイヤル [2007年01月29日(月)]

●007/カジノ・ロワイヤル

監督:
マーティン・キャンベル(『007/ゴールデンアイ』)
出演:
ダニエル・クレイグ(『ミュンヘン』)
エヴァ・グリーン(『キングダム・オブ・ヘブン』)
マッツ・ミケルセン(『キング・アーサー』)
ジュディ・デンチ(『007』"M")


MI−6の諜報員が00ナンバーを得るには2件の"殺し"の実績が必要。00ナンバーに昇格したボンドの初任務はテロリストの資金源である謎の男の正体を探ること。
しかし、仲間の不手際をきっかけにボンドは暴走し、MI−6はマスコミ批判に晒される。だが、そんなことはおかまいなしにボンドは次の手掛かりへと飛ぶ。そして株操作のためなら爆弾テロも行う男・シッフルへと辿り着く。ボンドの活躍で大損をしていたシッフルはカジノロワイヤルのポーカーゲームで一発逆転を狙っていた。その情報を得たボンドは同じテーブルで勝負をする……!


007第1作が遂に映画化!(※'67年の同題名作はパロディ作品)

実に大人な007。「殺しのライセンス」を持つとはどういうことなのかをヒロイックにすることなく等身大できっちり描いています。

それでいて銃口越しのボンドが手前に振り返り銃を撃つお馴染みのアバンも最初の殺しのシチュエーションに組み込む巧みさ。そしてオープニングタイトルもしっかりと用意。さすがに女体シルエットが踊ることはなかったですが、ボンド映画の構造はきっちり押さえてます。

またダニエル・クレイグが、心に影を持ち、剥き出しのナイフのようなボンドを見事に演じていてGOOD。00ナンバーに昇格したばかりという設定も相まって、新しいボンドが誕生しました。

それにしても新ボンドがダニエル・クレイグだと知った時は、私も大方の人と同じようにボンドに合わないのでは?と思った次第で。内容も「恋するボンド」だというから、こりゃ007史の中で2代目ジョージ・レーゼンビーのような位置になるかな?などと考えてましたが、こう来たかって感じです。


せっかくなのでちょっと歴代ボンド役のおさらい──

ショーン・コネリー
男くさい初代ボンドはもはやカリスマ。(『ドクター・ノオ』『ロシアより愛をこめて』『ゴールドフィンガー』『サンダーボール作戦』『007は二度死ぬ』『ダイヤモンドは永遠に』)
ジョージ・レーゼンビー
憂いがありちょっと優しい面立ちの2代目ボンドはショーン・コネリーの影を背負わされて不運でした(1作で降ろされショーン・コネリー再登板)。(『女王陛下の007』)
ロジャー・ムーア
そしてボンド像のダブルスタンダードとなる紳士的でスマートな3代目が登場。ただし宇宙にまで飛んでいってしまうようなコミックヒーロー化も。(『死ぬのは奴らだ』『黄金銃を持つ男』『私を愛したスパイ』『ムーンレイカー』『ユア・アイズ・オンリー』『オクトパシー』『美しき獲物たち』)
ティモシー・ダルトン
その反動か4代目は男くさいタイプで原点回帰を狙うも、世界は冷戦時代も終わり、敵を見失ったまま2作で終了。(『リビング・デイライツ』『消されたライセンス』)
ピアース・ブロスナン
そして新時代のボンドとしてスマート系な5代目が誕生。(『ゴールデンアイ』『トゥモロー・ネバー・ダイ』『ワールド・イズ・ノット・イナフ』『ダイ・アナザー・デイ』)


前作のピアース・ブロスナンも、彼は彼で王道のボンド像を実現していて好きでしたが、いかんせんコミックヒーローのような荒唐無稽さが作品自体を少々子供っぽくしてしまったりも(スパイグッズ等のガジェットを駆使したい欲求って少年心の延長なので当然かもしれませんが)。

シリーズでは何度か「原点回帰」と称してライブアクション作品への軌道修正がなされていましたが、今回ほどそれが成功した例はないでしょう。それにボンドというキャクターの変化も──。なので今までのボンドを毛嫌いしてた人も是非観て欲しいですね。


最初から最後まで純粋に007を楽しめました。おすすめ。
ちなみに本作が私の2007年の映画初めでした。

あるある捏造データ [2007年01月28日(日)]

『あるある大辞典』でのデータ捏造事件。そもそも納豆食べるだけでダイエット効果があるはずもないでしょうに。

騙される視聴者も視聴者ですが、放送内容をチェックすべき関西テレビだけでなく、キー局のフジテレビもまるで気付かなかったとは思えないんですがね([追記]プロデューサーは「7回チェックしたけど分からなかった」なんて言ってますけど、そもそもそんな節穴がメディアに携わっているのはどうなん?)

今回のことで思い出したのが4年前の出来事。
まだまだ電車内での携帯電話マナーが確立していなかった頃です。

以下、当時、myroomに書いた記事の再掲載(一部)です。



──先日、私はあるオジサンに電車内の携帯電話の使用をもの凄い剣幕で怒鳴られました。

その時の車両は立っている人がいない30〜40人程度のスカスカ状態。私は一番端に座り、隣りにも人はいません。

人身事故か何かの影響で駅の間で電車が止まってしまったので家に連絡を入れようとメールを打っていたら(5分と触らぬ内に)そのオジサンは車両の反対側からわざわざ歩いてきて、まずは車掌さんに文句を言っています。

その内容が聞こえてきますが言ってる事はメチャクチャです。

「飛行機とかではちゃんと注意してるだろう」
「病院だって使用禁止だろう」

車掌さんもその理由が電子機器に影響があるからだと知らないのか困り気味に「乗り物が違いますから」としどろもどろです。

するとその後、そのオジサンは私の前に立ち「おい、車内で携帯を使うな!」と怒鳴ってきました。

もちろん私だってペースメーカーへの影響も知っているので混雑する車内では携帯の電源を落とします。しかし、混んでる時は使わないと言ってもオジサンは「車内は使用禁止なんだ!」の一点張りです。

なのでペースメーカーの話では?と切り返してみても、
「これだから物知らずは!」
「体に悪いんだ!」
「俺は血圧が高いんだ!」

と意味不明の理屈を言い出したため、相手にしたくないので適当に頭を下げてお引き取り願いました。


そのあまりの剣幕が気になったのでネットで調べてみると『あるある大辞典』で携帯電話がテーマの回があり、どうやらそれがオジサンの情報源だった模様です。

読んでみると頭の固い年配者が凝り固まってもおかしくない内容でした。「最近よく耳にする『電磁波』の正体」と称して書かれている内容はこう始まってます(↓以下、青文字部分)

携帯電話の裏側にはこんな表示がある。『警告!航空機内では電源を切ってください』1996年、ブラジル、サンパウロ郊外でブラジル機が離陸中に墜落事故を起こした。その原因として疑われたのが携帯電話の電磁波。

これは電子機器への影響話であり、人体とは何の関係もないエピソードですが、どうも「命に関わる」というキーワードのみが刷り込まれます。

電気を通した時、その電気の粒子の粒が周辺まで飛んでいく。その粒子の粒を電磁波という。電磁波は電気を使うと必ず発生するもの。テレビ・電子レンジ・パソコン・冷蔵庫など、家庭内には電磁波を放出しているものがたくさんある。中でも電子レンジ使用中は電磁波が高めだが、多くのものは人から離れて使われ、殆どの電磁波は人体に届かない。携帯電話の電磁波を調べてみると、受信待機中では反応がないが回線が繋がったとたん電子レンジよりさらに強い反応。

お年寄りなどがなんとなく怖がる電子レンジを引き合いに出し、携帯はそれ以上の殺人電波を出しているかの様な印象を与えています。

一体携帯電話からどれだけの電磁波が出ているのか、簡易計測計では計りきれないので、研究所で正確に計ってみた。受信待機中(電源ON)→微量だが出ている。電話がかかる(着信)→測定値は待機中の300倍、電子レンジの10倍

電子レンジの10倍という数字は意味がありますが、待機中の300倍というのは読解力の無い人間には驚異的に映るでしょう。つまりは待機中は電子レンジの30分の1ということなのですが。


そして「人体への影響」と称する項目になると更に混同に拍車をかける羅列が見受けられます。

「我々の心は人間の頭の中の小さな電流がいつも作られたり消えたりして起こっている。外部から入って来た電磁波はその脳の電流に何らかの影響を与える」(大槻義彦教授/早稲田大学(理学博士))

人間の頭を計測してみると確か微量の電流が流れている。人間の脳は微量の電流で情報が伝えられている。頭のすぐ横で使う携帯電話が脳の電磁波を乱すのでは?と心配されている。

当たり前の内容もこのように疑問符で書かれると不安ばかりを煽ります。大槻教授の言葉もいいように引用されている感があるのは以下の文章で強くなります。

「この電波は皆さんが想像するほど強くはない。実際、アメリカのプロジェクトチームの結果としては携帯電話の使用による人体への影響はないと報告されている」(大槻義彦 教授/早稲田大学(理学博士))

WHO(世界保健機構)の電磁波安全基準は、超低周波電磁界(主に家電製品)で50ガウス以下であるが、現在見直されている最中。携帯電話は0.2ガウス以下(数メガHz〜数ギガHzの周波数において)なので安全とされているが、本当に人体に影響はないのだろうか。

「見直されている」という言葉を強調し、携帯電話の「0.2ガウス」という数字は「影響はないのだろうか」という疑問符で見事に打ち消します。そして遂に出たのが「ホットスポット効果」。

最近、電磁波に関する衝撃的な実験結果が報告された。『ホットスポット効果』 ある一定の大きさのボール状の物体に電磁波を浴びせるとその中心に電磁波が集まり、熱を発生させるというもの。この報告が衝撃的だったのは、そのある一定の大きさが直径20cm、人間の頭の大きさとほぼ一致していたことにある。

昔の教え「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」「頭を暖めると自律神経反射の機能低下や異常循環障害などを引き起こし体には良くない」

この実験に使用されたボール=人間の頭とは直接言えないのに文章から受ける印象は断定的です。どの程度の電磁波を浴びた場合なのかの記述も曖昧なままです。しかも昔の教えなどと言って年配者に念を押しています。この辺りにオジサンの「血圧が高いんだ!」発言の原因があるようです。


そして、駄目押しとばかりに話題は携帯電話から離れ「電磁波問題」を羅列します。

世界で起きた電磁波に関する事件
アメリカ・コネチカット州では高圧電線鉄塔附近の住民の脳腫瘍患者率が激増。その原因と疑われているのが電磁波。

日本では送電線の下の住民にがん発病率が増加。その原因と疑われているのも電磁波(記事/「週刊現代」)。

パソコンのデスクワーク勤務者に女児出産率が増加。これも電磁波の影響と疑われている(女児出産率の日本平均=48.51%、某総合家電メーカー=70%)。

その後、一応、携帯電話の安全距離も扱いますがフォローのためというよりも不安にさせる切り口です。

携帯電話の安全距離(あるある実験)

機械の場合、電磁波が影響を及ぼさない安全な距離が明確にあるようである。自動点滴システムを使ってその距離を計ってみた。電磁波がそのセンサー部分に影響を与えるとブザーと共に赤いランプが点滅する。通話状態にした携帯電話を1mから徐々に近付けていく。すると10cmまで近付けたところでアラームが反応。誤作動した。携帯電話から発生する電磁波を防ぐにはここにヒントがありそう。

ここで重要なデータは「10cmまでは大丈夫」なのに、この文章では「誤作動」という言葉が印象に残る始末。そしてやっとペースメーカーの話題に触れます。

「ペースメーカーに関してはすべての機種に実験をしてまして、その実験結果からは最大距離が15cmということがわかっている」 携帯電話の注意書きには、携帯電話を使う場合22cm以上離すようにと書かれてあった。

きちんとした注意書きの記載事項なのに「書かれてあった」というぶっきらぼうさで台無しにしています。

アメリカの携帯電話の最大手、モトローラ社の客員教授、ロス・エイディ博士は「携帯電話の使用は1日30分以内が適切」という説を発表。電磁波の影響は未解明だが念頭において付き合えばその不安から回避できる。

携帯電話の安全通話時間としてモトローラ社の客員教授のコメントを出していますが、年配者は「携帯電話の最大手」というキーワードにひれ伏すばかりでしょうね。

それ以外にも「バリ3シンドローム」「携帯電話不安症」等の若者の心の病も同列に並べており、それすらも電磁波のせいと思っちゃわないか心配です。詳しくは個々に『あるある』のHPを探して見て下さい。リンクを張るのもウンザリなので──



……以上、2003年1月のmyroom記事でした。

(そういえば「ホットスポット効果」を「閉じられた空間では電磁波は入るばかりで外に出ない」「そのため電車内では電磁波が増幅される」みたいにしたトンデモ話をどこかで見た記憶があります。その話も4年前のこのオジサンの耳に入っていたのかもしれませんね)

納豆以外にも「レタスの睡眠効果」だかの実験データも捏造だったことが報じられてますが、データの都合のいいつまみ方、誘導の仕方など、制作意識の低さは昔から変わらず、といった感じでしょうか。きっとまだまだあるでしょうね。

先日たまたま見た某伊東家でも「マヨネーズに酢を混ぜるとジャガイモに浸透しやすくなる」というポテトサラダの裏技紹介で都合のいい実験の仕方(=ただのマヨネーズと比較)をしてました。

本来、同量の水か何かを混ぜて水分比率を合わせたものと比較せなアカンでしょうに。まあ、これは結果に歴然とした差を付けようという「演出」の範疇でしょうが、下手すれば実験結果が怪しくなるので気をつけてほしいですね。

とにかく情報は鵜呑みにせず、自分たちで吟味することを心掛けましょうということで。

紅白VS裸スーツ [2007年01月27日(土)]

ひと月近く前の話でなんなんですが、紅白歌合戦で披露された例のDJ OZMA開チン&裸スーツパフォーマンスについて。


年末、私は紅白には大した興味もなく、裏の某格闘番組を中心に見ていましたが、その場面にはたまたま遭遇。私もご多分に漏れず、一瞬「本当の裸!?」と思った1人です。

裸スーツを判別しての私の感想は「アホやな」ぐらいでしたが、「多分、苦情の電話が殺到してるんだろうな」と容易に想像。で、やはり大ごとに。

NHK側OZMA側が当日勝手に構成を変更したという形で決着を付けようとしたら、OZMA個人のブログでNHK側のプロデューサーは知っていたはずのことを暗に匂わせたりして。

ま、私はどちらもアホだと思います。

紅白歌合戦という番組は今や形骸化したとはいえ、子供からお年寄りまで、家族揃って見るコンセプトの番組(のはず)。まあ当のNHKが近年それを忘れ、若者への安易な媚びをしてきたことが今回の事態を招いたとも言えるわけですが。

例えば子供番組でグラビアアイドルが水着でお色気を披露するようなことは決してないわけで。

OZMA側は、そもそも出演オファーがあっても「ふざけんなNHK」と出場を辞退するスタンスの人種だと思うんですが、最近のあの手の方たちってそうでもないんですよね(最近のチョイ悪系歌手って見た目は悪くしてるくせに、恋だ友情だ人生だと歌っていることに凄い違和感を感じる私です)。


ただし、アレが良識や格式というものに対するカウンターカルチャーとしてのパフォーマンスだというなら話は別。「紅白なんかくそくらえ!」という気概での行動なら拍手喝采モノです。

しかし、アレはただの悪ふざけ。本当にカウンターカルチャーであるなら開チンはともかく(※猥褻物陳列罪)、女性ダンサーは「裸スーツ」など使わず本当の裸体で行うべきこと。

それを「偽物だから」という逃げ口上を用意した時点でただの悪ふざけです。成人式にわざわざ出席して暴れる今時の不良と同じです(そういえば昔の不良って格式や形式にとらわれたくない=不参加だったものですけどね)。

だからこそ自身のブログでの告白もダサダサになるわけで。
あれは自分がしでかすことの意味を考えてなかっただけでしょう。


で、普段から感じていたことが少々。

鑑識を主役にした海外ドラマ『CSI:科学捜査班』は、真っ当なドラマの皮を被ってスプラッター描写を堂々と披露してたりします。死体をリアルに表現し、いかにして傷を負ったかを懇切丁寧に描写する手法です。

大人にとってはどうとも感じない代物ですが、いつも「小さい子が見たらどう感じるんだろう?」と考えてしまいます。

テレビには本物の死体の映像はまず登場しませんが、偽物の死体や傷口は堂々と映し出されています。この「偽物ならOK」という線引きは一体どこまでなんでしょうか。

別にテレビの規制を厳しくして欲しいわけではないんですが(無駄なモザイク処理等はこれ以上増えてほしくない)、だからといって何も考えずにいていいことでもなく。


こうしたことに無自覚な人間が今回の「紅白開チン事件」のようなくだらないことを起こすのだろうと思う今日この頃です。

「日本版テーマソング」 [2007年01月26日(金)]

地上波で現在放送中の『プリズン・ブレイク』を観ていますが、第12話の放送分で番組最後に変な歌が流れました。それも本編映像をリミックスした映像をバックにまるまる2分間も。

どうやらEXILEが歌う「日本テレビ系『プリズンブレイク』テーマソング」と称するものらしい。

翌第13話以降に至っては歌が流れる前にEXILEが映し出され、「EXILEプレゼンツ、スペシャル映像を御覧下さい、どうぞ」などと言ってくれちゃってる。

ホント、こういうのいらない。

今までそんなものなくて、とてもいい雰囲気だったのに、何故、今さら作品とまるでマッチしない歌を付けるのか。

ま、既に視聴している海外ドラマファン以外への訴求効果を狙ってのことなんでしょうけど、そんな意図がより良いものを生むはずもなく、そこかしこで見かけるただのタイアップ曲でしかない。


私はこの手の日本版主題歌というものはどうにも嫌いで。

その昔、『Xファイル』の地上波放送時に、確かB'zが主題歌を歌ってましたが、どうも私の抱く作品イメージとかけ離れていたため、番組自体に全くハマらなくなったこともあります(あの手の作品が好きだというのに)。

最近は劇場作品でも頻繁に見かける日本版主題歌ですが、単なるタイアップ曲が作品イメージを背負えるはずもなく、余韻に浸るべきエンドロールの時間が苦痛となることもしばしば。あ〜、やだやだ。


日本版主題歌がより良くしてた例としては、アニメだけど『パワーパフガールズ』の地上波放送。

歌は元々はビデオクリップ用のものらしいけど(DVDに収録)、それを主題歌として採用した模様。DVD収録の米版オリジナル構成(オープニング歌なし・エンディング映像なし)を不満に感じるほどのハマり具合でした。

海外ドラマで言えば『トゥルーコーリング』の地上波放送。

これはオリジナル主題歌をそのまま土屋アンナがカバーしてただけですが、日本独自のエンディングとして作品を締める効果がありました。これもDVD収録の、ひっそりと終わるだけの米版オリジナル構成をもの足りなく感じるほどです。

ま、作品を大事に考えたものはやはり良い、ということですな。


余談。そういや『ダーク・エンジェル』の日本版テーマソングは倉木麻衣が歌ってましたが(アレも好きじゃなかったなぁ)、でも、あの番組はテレビ朝日が途中で投げ出したことの方が大問題でした。テレビ版の吹替キャストが好きだっただけに残念というより怒りの方が大きかったです。

セガラリー2006 [2007年01月25日(木)]

●セガラリー2006

ジャンル:レース
プレイ人数:1人用
メモリ容量:240KB/34KB以上
発売元:セガ


こんなのセガラリーじゃないや〜い!
ドリキャス版CMの「ドリフト気ん持ちい〜い!」はどこへ?

そもそもレースゲームなのに1人用という時点で購買意欲が落ちてましたが(だから『頭文字D』は未購入)、そこはセガラリーだもん、やっぱプレイしたくなるってもので。

そこで値が落ち着いたら買おうと思ってたんだけど、本作は初回版パッケージ(※初回プレス限定特典・初代『セガラリー』同梱版)しか世の中に流通していないせいか、なかなか値下がりしない。

でも年明け、普段ほとんど足を運ばないゲームショップをチェックしたら遂に半額以下に遭遇。即ゲット。即プレイ。即落胆ですよ。


本作の内容は「キャリアモード」「アーケードモード」「タイムアタックモード」の3種。

シリーズ初搭載の「キャリアモード」は、「ローカルレースに出て賞金稼いで車チューンして上のクラスのレースに出てスポンサー契約して最終的にはメーカーとプロ契約してレースを続ける」という1人用のチクチク遊ぶモード。

本当に、どノーマルな車から始める育てゲーなので、余程の車好きでないとやってられないでしょう。私はちょっと触れてみたけどパスです。


なので「アーケードモード」をメインにプレイ。

最初に選べるレースシリーズは1〜3。それぞれ4つのコースで出来ていて、4レースの総合成績が3位以内であれば新たなレースシリーズが出現(ちなみにシリーズ1をクリアして出現するシリーズ4は初代セガラリーコース)。

なんとか楽しめたのはシリーズ1まで。シリーズ2以降はとにかく制限時間が足りない(シリーズ2までならギリなんとかなりそうではあるけど(←その後、なんとか3位に入れました))。レース自体も、壁などの障害物に引っかかって理不尽に止まることも多く、とことんやる気が失せることに。

途中リトライ不可ってこともイライラを募らせます。一度リタイヤして1レース目からのリトライしか出来ません。すると再び最初のロード時間=15秒が待っている罠。

このロードのせいでテンポが悪い。1分のレースが終わると15秒のロード時間。それが4レース分。ラリーというよりショートレースをやらされている感が強い(さらにリプレイを見ようとすれば1分のリプレイ4回の前に15秒のロード時間4回です)。


200コース収録=1つ1つのコースに面白味がなく短い。1分走ってすぐゴール。それのどこがラリーの醍醐味? そもそも開発時には「コース自動生成」が売りじゃなかったっけ? それがどの段階でこんなブツ切りレースゲームになってしまったのか。

せめて4レースをシームレスに繋げてひとつのコース仕立てにするぐらいは出来なかったのか。それが技術的に無理なら現在走っているレースのリトライが出来る仕様にして欲しかったです。


収録車種も「スバルインプレッサ」「三菱ランエボ」「シトロエンXSARA」「フォードFOCUS」「プジョー307」の5台だけでは車素人の私には魅力的に見えず。隠し車種に「トヨタセリカ」「ランチアデルタ」「ランチアストラトス」があるそうなので、出現させるまではと思ったんですが──

出現条件:シリーズ4〜6で優勝

無理!
制限時間の設定厳しすぎ。
どんな腕を前提にしたのやら。
それなのに難易度変更できないし。

ハッキリ言って同梱の初代『セガラリー』の方が楽しいです。惜しむらくはアーケード版の移植なので、ストラトスとかゴーストカーとかリプレイとか全く無いこと。どうやらSEGAAGES2500シリーズのMODEL2エミュで作られているみたいなので、いつかは『セガラリー2』とのカップリングで豊富なモード付きで出してくれないですかね。


まあ本作は『セガラリー』というよりも、『セガGT』に追加されたラリーモードとでも言うべき代物ですね(某GTみたいな感じ)。

うぅ、このフラストレーションどうしてくれよう。ドリキャス引っ張り出して『セガラリー2』やったろうかしら? ……はっ、こうした不満を回避するために初代『セガラリー』同梱版しか売っていないのか!? 納得だったりして(苦笑)。

アガサ・クリスティ原作/大女優殺人事件 [2007年01月22日(月)]

●アガサ・クリスティ原作/大女優殺人事件

原作:
アガサ・クリスティー
演出:
楠田泰之
脚本:
寺田敏雄
出演:
岸恵子 浅丘ルリ子 水前寺清子
はしのえみ 永井大 松坂慶子 櫻井淳子
草刈正雄 井上順 谷隼人


2007年1月9日に日本テレビ・火曜ドラマゴールドで放送。
もちろん「アガサ・クリスティー原作」に惹かれて観たわけですが、番組冒頭のダイジェストは「火曜サスペンス」のノリでちょっと俗っぽすぎです。

大女優の復帰パーティで惨劇が発生!
世界一有名な女探偵が帰ってきたっ!
渦巻く愛憎……
笑顔に秘めた欲望……
映画の世界を舞台に繰り広げられる女たちのバトル!
アガサ・クリスティー原作『大女優殺人事件』!!

……どの作品を下敷きにしたかの情報がないままでしたが「女優」で「パーティ」で「殺人」とくれば、まあ『鏡は横にひび割れて』しかないですね(映画なら『クリスタル殺人事件』ね)。テレビ欄に「推理好きの老婦人が事件を追う」と書いてあったのでミス・マープル物だろうとは思っていましたが。

しかし、このタイトルは分かりやすいけど安っぽいなぁ。それに『"大女優"殺人事件』じゃまるで女優が死んじゃってるみたいです(一応、タイトルバックに原題『鏡は〜』の文字も出ますけど)。


大女優・真里奈の銀幕復帰パーティ。今回の映画には真里奈のかつての夫たちが関わっている。最初の夫は映画に出資、2番目の夫はプロデューサー、そして現在の夫が監督。そんなパーティ会場には映画の主役を奪おうと画策する若手女優もいた。そんな中、真里奈の大ファンという女性客が倒れる。数日後にこの女性客は死亡したというが、実はパーティの最中、真里奈が飲むはずだったカクテルをこの女性客が飲み死んだのだった。そこへ届く「復帰をするな」という内容の脅迫状。狙われていたのは真里奈だったのだ……。


内容は、少々の泥臭さは現代日本を舞台にした時点で仕方ないですけど、人間関係などまあまあ上手くアレンジしてたと思います。それより画面が光で飛ばし過ぎなことの方が気になります(笑)。

どうアレンジしてるかで引っ張られて最後まで観てしまいましたが、全体的には所詮2時間ドラマな出来。やっぱりミス・マープルを楽しむなら当然だけど英BBC製作のドラマ版を観た方がいいかな?

ちなみに、はしのえみが登場したところで、以前にもこのキャストでミス・マープル物をやってたのを思い出しました(確か『パディントン発4時50分』原作の)。はしのえみの役回りがそれ以前にNHKで放送していたアニメ『名探偵ポワロとマープル』のアニメオリジナルキャラ・メイベル(マープルの甥の娘という設定)っぽいなぁと感じたので印象に残ってたんですよね。


まあ、こういう和訳ドラマってそれはそれで1ジャンルだと思うので、こうなったら全12作分、作って欲しいものです。

祝・ブログ1周年 [2007年01月21日(日)]

そういえば今日でブログ1周年です。パチパチ。

でも近頃は当ブログの主ネタである映画感想が滞りぎみになっててアカンですねぇ。まあ、そういう時は他の要素をちょこちょこと更新してフォローしていければと(^_^;)

これからもよろしくお願いします。

'07冬の新アニメ感想 [2007年01月21日(日)]

アニメも最近は1クール作品も多く、昨年秋に始まった番組で年末に終了するものも多々あり。で、この時期、代わって始まった新番組をいつものように初回チェックした感想をば。


【月曜日】

『シャッフル!memories』(TVK/深夜1:15)
神々が暮らす神界と魔族の住む魔界と繋がった人間界が舞台だそうな。その設定の正体は、耳が尖った女の子とかが普通に同級生として存在してたりするギャルアニメでした。きっとギャルゲー原作なんでしょうな。ナレーションベースで回想する場面を随分と事細かに作画してるなぁと感心してたら、どうも単に以前作られたシリーズの映像を再利用した回想シリーズらしい。なんだそれ。物語じゃないので面白くもなんともないし。もういいです。


【水曜日】

『プロジェクトブルー 地球SOS』(TVK/深夜1:15)
確か小松崎茂氏のSFアート世界観を元にしたアニメでいいんでしたっけ。宇宙人襲来!新型戦闘機発進!レトロフューチャーなメカ群に心踊らされ……ませんでした。なんかおとなしい。退屈。子供の頃によく目にした氏の描く未来図はもっとワクワクさせてくれてたよ。物語も全体的に展開が半歩遅いというか、説明過多というか。元々1話45分で作っているものを前後編にして放送してるみたいだけど、オリジナルで観たらさらに飽きそうな。今回、唯一と言っていいギャルアニメじゃない作品なので、もう少しつき合ってみようとは思いますけどね。


【木曜日】

『のだめカンタービレ』(フジ/深夜0:45)
実写ドラマ化が既にされているので説明は不要の音楽青春ラブコメアニメ。ちょっとズレてるのだめと彼女に翻弄される先輩のやりとりは、実写ドラマ時の番宣で見た感じが肌に合わなかったので(なのでドラマは未見)、今回、恐る恐る観たら普通でした。個人的には『ヤマトナデシコ七変化』ぐらいのキレとテンポが欲しいけど、あのぐらいが一般向けな適度さなんでしょうね。普通には楽しめるので継続視聴します。
『ひだまりスケッチ』(TBS/深夜1:25)
のんびりした女子高生4人の日常描写をまったり見るこの感じは美少女4コマの系譜か? 毒なさすぎて逆に嫌悪感が。この絵を「萌え〜」っと見れる人向け。私はもういいです。
『ヴィーナス・ヴァーサス・ヴァイアラス』(TBS/深夜1:55)
謎の片目眼帯女の子が運営する地下事務所ではヴァイアラスと呼ばれる魔の者を退治する仕事を請け負い、普通の女子高生すみれはそこの助手をしているという妖怪退治系。それを可愛い女の子版で作りましたってところか。作画・演出共にイマイチだし、キャラには惹かれないし、やっぱりアニメ声がしんどいし、私はもういいかな?
『セイントオクトーバー』(TVK/深夜2:15)
女の子たちがゴスロリ服に変身して事件に挑むらしい(初回ではメインの1人の女の子がその力を手に入れるまで)。平たく言えばセーラームーンのゴスロリ版。コナミが『おとぎ銃士赤ずきん』に味をしめて作った作品ということか。「萌え〜」って人専用な作り。不思議メカが普通に登場しちゃう系は好きになれません。私はもういいです。しかし敵コスチュームセンス悪っ。


【土曜日】

『デルトラクエスト』(テレ東/朝8:00)
いわゆる剣と魔法のファンタジー世界を舞台に、失われた7つの宝石だかを探す勇者様ご一行という王道中の王道物語。本郷みつる監督の演出は外れてないし、作画レベルも悪くはない。でも観ていて飽きる。王道=単調になってる感が。まあ、きっとこれを王道と感じない子供向けに作っているんでしょう。とりあえず私は2話まで観てみましたがもういいです。ちなみにOP作画は往年の「OPだけ高作画アニメ」のような動きをさせようとして単にガタガタになったような印象でした。
『ひまわりっ!』(TVK/深夜0:30)
ん?このキャラには見覚えが……確かくのいち学園だかが舞台のギャルアニメでは? いわゆるセカンドシーズンって奴ですか? 前シーズンの時点から見てないのでパス。
『京四郎と永遠の空』(TVK/深夜1:30)
学園が数十(数百?)もある街って、これぞ学園都市ってか。主人公の女の子が夢に見る王子様そっくりの転校生は今は無き伝説の学園の制服を着用。新選組みたいな学園機動部隊はいるし、こりゃ中高生のファンタジーですな。あと主人公の思考回路がどうもおかしい。転校生に服をひん剥かれてもすぐ忘れて恋。親友が瓦礫の下敷きになってもすぐ忘れて恋(※2話目を見たら主人公の知らないところで助けられてはいたけど)。モノローグも耳障りだし(ファンの人ごめんなさい)。異世界の戦いが現世界にまで及んで、主人公は何かしらの鍵のような存在で……って、そんな話。学校生活が世界の全てのティーン向け作品。大人には辛いので私はもういいです。
『月面兎兵器ミーナ』(フジ/深夜1:45頃)
ドラマ『電車男』内アニメのシリーズ化。女子高生女子アナ佃美奈は月面兎兵器ミーナであり、ラビットフォースの一員として宇宙人の干渉から地球を守る義務がある……という話らしい。ニンジン食べて変身するとか、宇宙人は侵略目的というわけでもなく人気野球選手のファンで自分が選手に成り代わろうとするとか、そんなノリ。パロディの延長作品ですな。この手の作品って普通OVAで作るけど、さすが『電車男』というところでしょうか。余談だけど本作を観るに至り、キャラクター原案「okama」が関わる作品を私は面白いと思えないのだと発見。ビジュアルコンセプトが作品に与える影響として彼の作風をいいと思えないみたいです。好きな人もいると思うので否定はしませんが。
『神様家族』(TVK/深夜2:30)
神様を父に女神を母に持つ神様候補の男の子と、同じ日に拾われた天使の女の子が主人公のラブコメ(ちなみに家族には女神候補の姉妹も)。父母のああいう無責任系キャラはちょっと苦手。そのくせ息子を神様一家総出で茶化す場面が面白くない。ああいうのは『ハレグゥ』並のキレたギャグで見せてくれないと白けるよね。最初のブルマ事件での先生もまったく笑えないし。ちなみに先に途中だけちょっと見た時、ヒロインの女の子が自分を天使だと語っているのは比喩表現で、普通のみなしご物語だと思っていたので、まさか本当に人外の存在だったことにビックリ&ガッカリでした。これももういいです。


【日曜日】

『恋するアンジェリーク/かがやきの明日』(TVK/深夜1:30)
イケメン男子いっぱいの女子向け作品のセカンドシーズン。もちろん前シーズンから観てないのでパス。
『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』(テレ東/深夜1:30)
最初のアニメ声でくじけた。当の生徒会の女の子はおどおどキャラかと思いきや言動おかしいし。不思議転校生は不思議メカに普通に乗ってるし。まあ、そういう女の子キャラを眺めて喜ぶだけの作品かと。話としては一般常識に欠ける不思議転校生が生徒会長になって学園の雰囲気を変えていく系みたいだけど、やる気のない生徒描写が露骨すぎて設定以上のものに見えない。それ以上に先生連中がやる気のない割に口を出す感じに嫌悪感。そういう世界観だと割り切って「萌え〜」っと観るのが正しいんだろうけど私はそういうの求めてないのでもういいです。
『マスター・オブ・エピック』(テレ東/深夜2:00)
ハドソンのネットRPGか何かのアニメ版らしい。冒頭に前説と称してネットRPGの説明したりして、『.hack//』のようにキャラの後ろにはプレイヤーがいると思って見ろってことか?と本編観たら……ついてけな〜い。2〜8分程度の小ネタ話をいくつも並べる作りのゲーム内輪ウケ作品。笑えないし作画も酷く最低。2本目のネタ前に消しました。


いや〜、今回は本当に深夜ばかりですね(※朝1本)。しかも特定層に向けた作品ばかりでちょっとうんざり。ま、でも、エアチェックする数が減って良かったかな。

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