「トリミング」 [2007年03月30日(金)]
「トリミング」──それはワイドやシネスコで撮られた映画を4:3のテレビ画面に収まるように調整すること。
先日、テレビ録画したディスクを整理しているときに改めてそれに気付くことがありました。
それは『荒野の用心棒』でのこと。
同作は既に何度も「午後のロードショー」のクリント・イーストウッド特集などで放送されてますが、好きな作品の場合、より良い吹替を求めて、ついつい放送される度に録画し選別してしまいます。
新たに放送された『荒野の用心棒』のアバンタイトルが妙にきれいだと思ったんですが、見るとレターボックス(上下に黒枠)で放送されていました。

そこで数年前に録画したディスクを引っ張り出し確認すると、以前に放送されたものは画面の左右を圧縮して収める往年のスタイル(功夫映画でよく見るアレ)。

ちなみに何故こんなトリミング処理をするかというと、昔はシネスコ画面の端から端まで文字等を配していたため、画面の中央だけを切り取ると文字が欠けて見難い画面になるため。
以前に放送されたものは色褪せ、フィルム傷や糸くずなどが目立っており、新たに放送されたものの方が誰が見てもきれいです。おそらくは地デジ放送に合わせてOPだけは文字を見やすくするため16:9画面で作り直したものと思われます(※本編フィルムは同じものを使用)。
吹替音源はもちろん同じ山田康雄バージョンなので、ここで普通なら新たに放送されたものを残すところでしょうが、どうにも以前のものを選びたくなる不思議。
だってきれいな画面なら今やDVDで簡単に手に入りますもん。
逆に古式ゆかしいこんな画面は2度と見れませんからね。
同様の理由で、私は基本的にレターボックスよりもテレビサイズが好みですが、最近はレターボックスでの放送が増えて淋しい限りです。まあ、完全地デジ化ともなれば16:9放送が当然になっちゃうんですけどね。
余談。テレビサイズの場合、単純に左右がカットされると思うところですが、中には元々テレビサイズで撮影し、レターボックス処理でワイド化した作品というものもあり、そうした作品では逆に劇場でカットされている画面上下が見えるようになるという逆転現象があったりもします。ただし、元々、切ること前提の部分なので映ってはいけないものが見えたりするのはご愛嬌です(※有名なのが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のビデオカメラの映像)。









