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ニチアサキッズタイム2008 [2008年03月31日(月)]

もはや初回チェックどころではないほど話数も重ねていますが、ニチアサキッズタイム(テレ朝/日曜朝7:00〜9:00)の感想をば。今年は『恐竜キング』『プリキュア5』が共に新シリーズ突入となり、大きな変化のないシーズンとなりました。


『古代王者恐竜キング Dキッズアドベンチャー 翼竜伝説』
(テレ朝/日曜朝7:00)
セガの同名アーケードカードゲーム原作の新シリーズ。今回は恐竜に「ディノテクター」なる鎧が装着されるヒロイック路線。物語も宇宙海賊に連れ去られた両親たちを追って、過去の歴史の中で「コスモストーン」争奪戦が繰り広げられる展開。

1時代=1エピソードに4週ほど要することで話が間延びして、正直、面白くない。これが往年のタイムボカンシリーズのように1時代=1話で見せてくれれば良かったのに。また、各回ラストに何かしらの引きが用意され、それが翌週の冒頭であっさり解決するのはあまりにも露骨すぎて萎えます。

あと、今回のカードスラッシュアイテム「ディノライザー」を使う時に画面手前に突き出すようなポーズになっているのは、玩具アピールを強く感じますな(苦笑)。

ちなみに無印シリーズの最終回でレックスとの別れがありましたが、すでに続編が作られることが判っていては何の感慨も持てませんて。まあ、そこは逆に開き直って最終回自体を「つづく」で終わらせるという荒技に出てましたが。


『炎神戦隊ゴーオンジャー』(テレ朝/日曜朝7:30)
前作『ゲキレンジャー』は、修行を重ねて強くなる部分を描き切れず、キャラクターらの関係性や内面も上手く描けず、あまつさえ劇中アイテム(=玩具)を格好よく見せられないという残念な結果。脚本が悪すぎです。アニメならばああいう段取り脚本でも成立するでしょうが、生身の人間が演じるには稚拙でした。

そんな反省を踏まえてか、今年はこれでもかというぐらいの王道路線。特別な組織に属さない普通の5人の若者がヒーロー家業を頑張る明朗快活さ。ゴーオンジャーたちの変身アイテムも武器もメカもロボも素直に玩具が欲しくなるカッコ良さ。

オモシロカッコイイ人物像など、ノリは『激走戦隊カーレンジャー』の再来。ロボ必殺技のミニチュア特撮なんてまさに「激走斬り」だし。こうして見るとカーレンジャーって時代を先取りし過ぎてたんだなぁ。

危惧していた目のあるメカも劇中でキャラ付けされると良い味出しまくり。子供受けも良いようで、近所の玩具売り場では玩具が売り切れてました。子供に受けているならこれは正しいんです。個人的には炎神たちの普段の姿は、30センチぐらいのチビ炎神が足元をチョロチョロ動いているようなのが見たかったかな。


『仮面ライダーキバ』(テレ朝/日曜朝8:00)
人を襲うファンガイアと戦う仮面ライダーと、その両方を人類の敵とみなして追うファンガイアハンター組織という相関図や、現代と22年前の物語を交差させるトリッキーな作りは電王以前の平成ライダースタイルに戻った感じ。

この2つの時代を行き来する作りは、正直、子供がついていけるかどうか、作り手の自己満足に終わるんじゃないかと危惧していましたが、電王のウケた要素(相棒キャラ=キバットやアームズモンスターによるフォームチェンジなど)を巧みに取り入れることで、マニアックに陥らない良い塩梅になってます。

まだ登場人物らの背景を全て見せておらず、その辺りのドラマが表に出てくるであろう22年前の物語が現代にどう帰結するのかが楽しみになっています。


『Yes! プリキュア5 GoGo!』(テレ朝/日曜朝8:30)
新たな力と新たな仲間を得て新たな敵と戦う新シリーズ。ちなみに前シリーズの最終回もまた、ココとナッツらとの別れが描かれましたけど、どうせ新シリーズですぐに再会するじゃんと思うと感動できやしませんて(苦笑)。

OP等では新メンバーが出ていながらも、現時点では本編に登場せず……と、思ったら次回予告にその姿が!(このネタ書くのが遅すぎたからなぁ) おそらくは当初から4月に合わせて登場させる予定だったんでしょうね。

最初、この新メンバーはのぞみたちにローズパクトを託したお姫様が姿を変えるのかなぁなんて考えてましたけど、出番の少ないミルクがOP・EDにいることや、瞳の色、EDでのぞみ以外ではかれんとしか絡んでいないことを踏まえると……。でも、そのEDで同一カットに2人が同時に描かれてたりもするので有り得ないと思ってたんですが、今回、公式HPで新メンバーの名前を見たら「ミルキィローズ=美々野くるみ」──って、そのままなんですけど。

変身アイテムが携帯電話型になったのは今時の流行り。まあ子供は玩具で電話ごっこをするのも好きですからね。ただ変身シーンでアイテムを画面手前に突き出してハッキリ見せるのは『恐竜キング』同様、販促用の演出すぎるような。

変身バンクは個別に動きを付け、より描き込むようになりましたが、私は全員が同系統の動きで変身過程を丁寧に見せる以前のスタイルの方が好みだったりします。女児向けにしてはちょっと動かし過ぎというか、大きなお友達好みになったかなぁという印象。

さて新メンバーの正体と彼女がどう絡むのかが楽しみ。私としては正体をのぞみたちには明かさないままで「も〜、何処行ってたのよ。こっちは大変だったんだから」なんてウルトラマン的会話を聞きたいんですけど(笑)。


去年の同じネタでも書いてますが、このままだと『恐竜キング』からは脱落しちゃうかも。たぶんDVD化する際に各巻で1エピソードになるように作ってるんでしょうがテンポが悪すぎ。セガ絡みなので出来るだけ見ていたいんですけど、ねぇ。

「昭和アニメソング芸人」感想 [2008年03月25日(火)]

2008年3月20日放送「アメトーーーク」(テレ朝)で、『昭和アニメソング芸人』という企画が。

アニメネタの「○○芸人」はよく行われるものであり、いちいち取り上げるようなものでもないんですけど、番組内で「コンピレーションアルバムを作る」としてゲストが各々8曲ずつアニソンを挙げるということをしていたのが、少しランキングネタの範疇っぽかったので書きとめておくことにした次第。

(だって、同じくゲスト6人でランキングと言い張る「大胆MAP」なんて番組もあるわけだしぃ)


番組については、まず「昭和アニメソング」という大雑把な切り口に首を傾げましたけど、番組内でも説明していた通り、「タイアップではない純粋なアニメ主題歌」という定義を一般に即座に理解させる手立てでしかないですね。

昭和だろうが平成だろうが純粋なアニソンはあるわけで、実際、しょこたんの選んだ『悪魔くん』『ダッシュ!四駆郎』などは正確には平成元年作品ですから。


とりあえずゲスト登場時に歌われたアニソンは以下の通り。

  1. ケンドーコバヤシ
    ロックリバーへ(あらいぐまラスカル)
  2. 中川翔子
    デリケートに好きして(魔法の天使クリィミーマミ)
  3. バッファロー吾郎・竹若
    アニメじゃない(機動戦士ガンダムZZ)
  4. バッファロー吾郎・木村
    ゼンダライオン(ゼンダマン)
  5. ペナルティ・ヒデ
    マッハ・ゴー・ゴー・ゴー(マッハGOGOGO)
  6. 千原せいじ
    魔女っ子メグちゃん(魔女っ子メグちゃん)

でも、ケンドーコバヤシとかカンペ見て歌いまくりで、みんな本当にアニソン好きなのか?と不安にさせる出だし。続く「この歌はこう歌いたい」というコーナーも笑いへのシフトが大きすぎてイマイチ。まあ、そういう番組ですけどね。


「この歌はこう歌いたい」のネタは以下の通り。

ケンコバの「ペガサス幻想」(聖闘士星矢)と「キン肉マン GO FIGHT!」(キン肉マン)は王道すぎて新鮮味が足りず。

しょこたんの「夏のミラージュ」(きまぐれオレンジロード)は逆に私は印象が無さすぎて食い付けず。私の記憶に強いのは「鏡の中のアクトレス」辺りかな。彼女のマニアックキャラっぷりは私はついていきにくいです。

木村の「誰がために」(サイボーグ009)がとんねるず石橋貴明のショーケンのマネに似てるというネタにはちょっと同意できず。皆でスタジオの客の無反応さにつっこんでましたが、あながち間違ってないでしょ。

ヒデの「ルパン・ザ・サード」(ルパン三世)の歌詞を最終的に「ゴタンダ・サーイコ」にするというネタは論外。もはや歌い方でもなんでもないし。

竹若の「ゴーショーグン発進せよ」(戦国魔神ゴーショーグン)の歌詞が意味不明というネタも歌い方とは関係ないけど、フィーチャー具合に愛を感じるのでOK。

最後は宮迫が「ダンバインとぶ」(聖戦士ダンバイン)でコーナー主旨を元に戻して終わり。

結局、木村・ヒデ・竹若のネタは、アニソンを様々な切り口で語りたいのに番組的には単一コーナーしか用意していなかったため、ちょっとズレたものになった……といった感じでしょうか。


そして、肝心のコンピレーションアルバム(妄想)ですが、結果はこちら──

昭和アニソンコンピレーションアルバム(妄想) >>


で、今回も自分が8曲選ぶならと考えるわけです。
番組で出たタイトルを極力避けてみた結果は以下の通り。

  1. 失われた伝説をもとめて(機甲創世記モスピーダ)
  2. 夢の狩人(魔境伝説アクロバンチ)
  3. 銀河烈風バクシンガー(銀河烈風バクシンガー)
  4. 光速電神アルベガス(光速電神アルベガス)
  5. ミッドナイト・サブマリン(未来警察ウラシマン)
  6. エルガイム-Time for L-GAIM-(重戦機エルガイム)
  7. 地球にI LOVE YOU(特装機兵ドルバック)
  8. トライアタック!メカンダーロボ(合身戦隊メカンダーロボ)
ウラシマンは番組を見て思い出した感覚が嬉しかったので外せませんでした。他にも思い出しそびれているものはあるでしょうけど今回はこの辺でおしまい。


※YouTubeで探しておいたので興味がありましたら御覧下さい。

♪失われた伝説をもとめて
http://jp.youtube.com/watch?v=Hsa5y3tdJIw
♪夢の狩人
http://jp.youtube.com/watch?v=EbxUQSVCZUU
♪銀河烈風バクシンガー
http://jp.youtube.com/watch?v=Dz5PrnCFTw8
♪光速電神アルベガス
http://jp.youtube.com/watch?v=3lR2qj0ona8
♪ミッドナイト・サブマリン
http://jp.youtube.com/watch?v=Afw30T7deMQ
♪エルガイム-Time for L-GAIM-
http://jp.youtube.com/watch?v=6YrYQCJXYvY
♪地球にI LOVE YOU
http://jp.youtube.com/watch?v=1E3iLD_Imzs
♪トライアタック!メカンダーロボ
http://jp.youtube.com/watch?v=rZam2ZC81bw

昭和アニメソングコンピレーションアルバム(妄想) [2008年03月24日(月)]

■ 昭和アニソンコンピレーションアルバム(妄想) ■

※アメトーーーク企画

選者 タイトル
竹若 ミッドナイト・サブマリン
(未来警察ウラシマン)
木村 夢を勝ちとろう
(プロゴルファー猿)
千原 コブラ
(スペースコブラ)
ヒデ ドラえもんのうた
(ドラえもん)
ケン 草原のマルコ
(母をたずねて三千里)
中川 ロマンティックあげるよ
(ドラゴンボール)
宮迫 今日もどこかでデビルマン
(デビルマン)
全員 誰がために
(サイボーグ009)

(※注:木村は最初「誰がために」を選ぶが、最終的に全員で選ぶ曲となったため、再度選ぶ際に相方のリストの中から選択した)


ケンドーコバヤシ

  1. ルネッサンス情熱(ミスター味っ子)
  2. 誰がために(サイボーグ009)
  3. コブラ(スペースコブラ)
  4. 10%の雨予報(みゆき)
  5. 輝く瞳〈BRIGHT EYES〉(巨神ゴーグ)
  6. 風になれ!(がんばれ元気)
  7. コンバトラーVのテーマ(超電磁ロボコンバトラーV)
  8. 草原のマルコ(母をたずねて三千里)

中川翔子
  1. ロマンティックあげるよ(ドラゴンボール)
  2. 不思議Angel(エスパー魔美)
  3. 果てしなき挑戦(ダッシュ!四駆郎)
  4. 希望への道(闘将!!拉麺男)
  5. 南の国のパームタウン(新メイプルタウン物語)
  6. おばけがイクゾ(ゲゲゲの鬼太郎[3期])
  7. 12FRIENDS(悪魔くん)
  8. ミンキーステッキドリミンパ(魔法のプリンセスミンキーモモ)

千原せいじ
  1. 誰がために(サイボーグ009)
  2. 妖怪人間ベム(妖怪人間ベム)
  3. 天才バカボン(天才バカボン)
  4. デビルマンのうた(デビルマン)
  5. ドロロンえん魔くん(ドロロンえん魔くん)
  6. 行け!ザンボット3(無敵超人ザンボット3)
  7. ジュー・ジュー・ジュー(じゃりん子チエ)
  8. コブラ(スペースコブラ)

バッファロー吾郎・竹若
  1. ミッドナイト・サブマリン(未来警察ウラシマン)
  2. 夢を勝ちとろう(プロゴルファー猿)
  3. 緑の陽だまり(山ねずみロッキーチャック)
  4. 炎のさだめ(装甲騎兵ボトムズ)
  5. ラムのラブソング(うる星やつら)
  6. 草原のマルコ(母をたずねて三千里)
  7. パタリロ!(パタリロ!)
  8. いま地球が目覚める(未来少年コナン)

バッファロー吾郎・木村
  1. ははうえさま(一休さん)
  2. 誰がために(サイボーグ009)
  3. パーマンの絵かき歌(パーマン)
  4. 愛を取り戻せ!!(北斗の拳)
  5. Never Give Up(銀河漂流バイファム)
  6. 宇宙は大ヘンだ!(うる星やつら)
  7. うしろゆびさされ組(ハイスクール奇面組)
  8. ローラーヒーロー・ムテキング(とんでも戦士ムテキング)

ペナルティ・ヒデ
  1. ドラえもんのうた(ドラえもん)
  2. アフロ・ルパン'68(ルパン三世)
  3. 草原のマルコ(母をたずねて三千里)
  4. 青い地球(銀河鉄道999)
  5. ごきげんいかが?紅緒です(はいからさんが通る)
  6. ラブ・スコール(ルパン三世[新])
  7. あしたのジョー(あしたのジョー)
  8. 炎のたからもの(ルパン三世カリオストロの城)


(番組感想に戻る)

キリクと魔女2/4つのちっちゃな大冒険 [2008年03月23日(日)]

●キリクと魔女2/4つのちっちゃな大冒険

監督/脚本:
ミッシェル・オスロ(『プリンス&プリンセス』)
日本語吹替版:
小林由美子 唐沢潤 山像かおり
三木敏彦 中村影男 金子由之 稲垣昭三


前作では描かれなかった4つのキリクの物語。泉に水が戻った後、畑に作物を実らせたが何者かに荒らされて……。壺や器を焼いてそれを町まで売りにいくことになったが……。小鬼たちに囲まれたキリクはキリンの頭に乗り……。誤って毒の混ざった新酒を飲んだ母親たちの具合が悪くなり……。


2と付いても続編ではなくアナザーストーリー。

副題にある通り15分ほどのエピソードを4つ、山の賢者を語り部にしてそのまま繋げた内容になっています。

前作にあった教訓的な側面はやや影をひそめて、ごく普通のTVシリーズになったという印象。

1話15分は短いようでいて、1エピソード=1ネタという物語密度では逆に少々冗長に感じます。

前作の感想でも触れましたが、これが1話5分程度のミニアニメとして作られていればテーマも強調されてテンポも良くなる気がするだけに惜しい感じ。

観るなら当然1作目から。
そこで余程気に入った人にだけ本作はお勧めします。


ちなみに今回の日本語吹替版では前作と違い、劇中で歌われる「キリクを讃える歌」も日本語化されています。子供が観るにはその方がいいとは思いますが、現地っぽさは確実に薄れてしまっているので、吹き替え加減は一長一短ですね。

キリクと魔女 [2008年03月22日(土)]

●キリクと魔女

監督/原作/脚本:
ミッシェル・オスロ(『アズールとアスマール』)
翻訳/演出:
高畑勲(『火垂るの墓』)
日本語吹替版:
神木隆之介(『妖怪大戦争』
浅野温子 山像かおり 三木敏彦
中村影男 青羽剛 金子由之 稲垣昭三


母親のお腹から自らの力で生まれた小さい子供・キリク。キリクの村は魔女カラバによって支配されている。村の男たちは魔女に食われ、宝は巻き上げられ、泉は枯れていた。キリクは小さいが賢く、魔女の手から村を守るために奔走する……。


公開当時、ジブリが海外アニメを国内に紹介するということで注目された作品ですが、ジブリブランドとは異なり、娯楽作品というよりも芸術作品的な雰囲気。

美術は日本アニメにはない美しさもありますが、ただアフリカが舞台で登場人物が褐色の肌ばかりというのはビジュアル的にちょっと馴染みにくいかも。

物語も映画として大きなうねりがあるわけではなく、「魔女に支配される村」という舞台装置の中で繰り広げられる日常を複数並べる作りになっています。

魔女の罠→村人が困る→キリクの知恵で解決

──という一連の流れで、その都度、村人がキリクを見直すというフォーマットのミニアニメの集合体。NHK辺りの子供番組の1コーナーとしてよくあるものを思い浮かべてもらえればいいかと。


魔女とは社会における何か(社会構造や犯罪行為など)の比喩表現であり、それ(悪常識)をキリクの行動(良識)が打破するわけです。

物語中盤からは、降り掛かる火の粉を払うだけでは根本的な解決にはならないとキリクが事態の根源を探りにいく展開となりますが、それは未来を考えて行動することの大事さの示唆と言えるでしょう。

そして最後には、村人たちの中にもまた魔女と変わらぬ心の闇があるのだと示していたりも。子供向けアニメとしては御都合主義的な解決はしますけど、本当の結論はそこにあるといってもいいでしょう。


大きく構えて観る作品ではありませんが、子供に向けてきちんとメッセージを伝えようとしているところは好感が持てます。

なので、どちらかといえば前述したようなTVのミニコーナーシリーズみたいな形で見せる方が本来の意図には向いているんじゃないでしょうか?

広川節からライラって [2008年03月18日(火)]

日テレ「おもいっきりイイ!テレビ」では、mixiの「日記キーワードランキング」を紹介するコーナーがあるらしく、ちょっと前に3月7日付で「吹き替え」が1位になっていたのを取り上げていたそうな。


映像も見てみましたが、広川太一郎さんがお亡くなりになったことに触れた記事が多かったためと分析した上で、声優話を少々繰り広げていました。

まずは『007』のロジャー・ムーア、そして広川節といえば『Mr.BOO!』のマイケル・ホイといった紹介が簡単にあり、その流れで「この俳優ならこの声というのがありますね」とフィックス声優の例を数人挙げていました。

「ジャッキー・チェンなら石丸博也さん」
「ブルース・ウィリスなら野沢那智さん」
「エディ・マーフィーなら山寺宏一さん」

……って、なんとも雑な。
そのものズバリは石丸さんぐらいじゃん。


確かに野沢さんのウィリスは多いけど、樋浦勉という線だってあるわけだし(かつては村野武範とか)、これというフィックスは確定してないでしょ。そもそも野沢さんを挙げるならアラン・ドロンじゃないかい?

エディ・マーフィーもこれまた最近は山ちゃんがほぼフィックス状態だけど、下条アトム抜きには語らんといてくれ。どうにも一般的に名前が通っている山ちゃんありきで無理やり並べている感じ。

それなら刑事コロンボ=ピーター・フォークなら小池朝雄(もしくは石田太郎)とか、クリント・イーストウッドなら山田康雄といった具合にいくらでも例はあるだろうに。


とはいえ、ここまではまだマシです。

なんと番組はここから『ライラの冒険』の豪華声優陣に話を広げていました。なんじゃそりゃ。もうこのフレーズも言い飽きましたが──

それは全然、"豪華声優"じゃないから!

あくまでも「芸能人=豪華」という考え方であり……なんて話も芸能人吹替が氾濫する今となっては豪華ですらなく、それでもCMで「究極の吹き替え」などと謳っていることが不快で仕方ないというのに。

何故、広川太一郎さんから始まった吹き替え話が芸能人の素人吹き替えで締め括られなければならないのか。

たかが昼のワイドショー番組に多くを望もうとも思いませんが、結局は宣伝宣伝ですか。

(今や番組ゲストは全て番宣目的で、番組内容と無関係なところで宣伝映像が挟み込まれ、主題歌といえばタイアップ。それがどのチャンネル、どの番組を見ても同じ有り様では視聴者はTVに何も求めなくなりますって)


広川さんに触れたものがあって嬉しかったと思いきや、その扱いにはガッカリというありがちな一幕でした。

科捜研とCSIと4400と [2008年03月17日(月)]

『新・科捜研の女SP』(テレ朝)が単発で放送されましたが、4月からは第4シリーズもスタートするということで、その宣伝も兼ねていたんでしょう。

単発ドラマとはいえ特別なことをすることもなく、いつもの初回2時間SPといった作りで安心して楽しめました。

ただ今回、解析結果の回想描写やクローズアップ描写等が少々『CSI』っぽく感じたんですが、映像面だけを比べればどうしても貧相に感じてしまうのであまりそっち方面には走ってほしくないところ。


毎度恒例のイケメンヒーローチェックですが(苦笑)、科捜研メンバーの泉政行は続投。よかったよかった。

ところが今回、内藤さんの部下役の森本亮治がいない。なんてこったい。第1シリーズのみで消えた半田健人溝呂木賢のようにこのままフェードアウトしちゃうんでしょうか。

一応、他にはゲストキャラで警備部の人間として載寧龍二が出ていましたが、やはり今回だけの出演なんでしょうね。ていうか彼の刑事姿は『富豪刑事』の印象が強いので、レギュラーになればなったで微妙ですけどね。


前述の『CSI』は現在『CSI:NY』が放送中(テレ東/月〜水曜12:30(※4月からは水曜12:30))。

その前の『CSI:マイアミ』は第3・第4シーズンと連続放送されていて不思議だったんですけど、第4シーズンで同じ犯人を追うNY第2シーズンとのクロスオーバーエピソードがあり、放送順を入れ替えることで「マイアミ→NY」を自然に繋げていました。

(『NY』が第1シーズン未放映のまま第2シーズンからの放送になったのはちょっと残念ですが)

以前、ホレイショがニューヨークを訪れた時はまだ『CSI:NY』シリーズは存在していなかったようで、逆にあの回を元にスピンオフ企画が出来たとか。まあそれを見越してのお試し回だったんでしょうけど。


日テレ深夜では『4400 未知からの生還者』が放送開始(日テレ/金曜深夜2:00頃)。

あらゆる年代で行方不明になっていた4400人が現代のアメリカにこつ然と帰ってきたことで生まれるドラマ。

作品構造としては、男女2人組の特別チームで謎の事例を捜査解析するという『X-FILE』っぽさと、様々な境遇の人間が同じ場所(時代)に集められたことで生まれる人間模様という『LOST』っぽさ。

米ドラマ事情ではきっとこの謎は解かれずじまいに終わる可能性が高そう(※実際、第4シーズンで打ち切りの模様)なので、この事件はただの舞台作りとして、そこで繰り広げられるドラマをのみ楽しむように見るべきでしょうか。


──と身構えていたら、そもそも地上波では第1シーズン(全6話)しか放送しないらしい。なんだそれ。
完全にDVD宣伝用じゃん
もはやTV局の人間は自らが文化の担い手などとは思ってもいないんでしょうねぇ。

そして、そんな扱いの番組でも日本版テーマソングと称して作品とまるで合わないタイアップ曲が流される始末。初回放送終わりには倉木麻衣がVTR出演して曲のコンセプトを語っていましたが、それが「春に新たなスタートを切る人たちへの応援歌」ではドラマ関係ないじゃん。


頑張れテレビ東京!ということで、今は『CSI:NY』を楽しむとしましょうか。

追悼・広川太一郎 [2008年03月13日(木)]



去る2008年3月3日、
広川太一郎さんがお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りいたします。

知ったのはここtrackbackブログの皆様の記事でした。

ショックでした。

ついこの間『ゲキレンジャー』でMr.BOO!をもじった敵キャラ「タブー」を演じたり、『プロジェクトBB』で石丸博也さん、古谷徹さんと共にフィックス声優としてマイケル・ホイを演じていたことが嬉しかったというのに。

ところが世の中では何事もなかったように過ぎていきます。

声優が亡くなることは世の中では大したニュースではないのだと突き付けられた感じで、違った意味でも悲しくなりました。

例えば「広川太一郎特集」と銘打って『007』や『Mr.BOO!』シリーズが放送されることはないのか、と。

俳優が亡くなればそういう企画はまずあるというのに。
市川崑監督が亡くなられた時など地上波やBSなどあらゆる局で監督作品が放送されたことと比べるとなんという差か。

ここで「一緒くたにするな」と思った方。声優をただ声を当てる人程度にしか思っていないんでしょうが、だから芸能人の駄吹替が絶えないんです。

せめてこういう時に『Mr.BOO!』の不完全なDVD吹替収録をなんとかするとか、『007』のTV放送版吹替を掘り起こすとか、何かをしてほしい。

テレビ東京の午後のロードショー辺りで実現してほしいと願っちゃったりする今日この頃だったりなんかして。

まぼろしの旦那 [2008年03月10日(月)]

ついつい書きそびれている間に今週最終回を迎えてしまう『幻十郎必殺剣』(テレ東/金曜夜8時)が面白い。『逃亡者おりん』を祖とする金曜時代劇枠で一番のお気に入り。

「同心・神山現十郎は五年間の投獄の末、死罪を言い渡された。だが、残首の刑を迎えたはずのその日、現十郎は蘇った。そして、自らを嵌めた黒い企みを暴き、幻として生きる定めを背負った。彼は自らをこう呼んだ──"死神幻十郎"と」


さすが北大路欣也。芝居&殺陣を安心して見ていられます。

脇を固める俳優も、気の弱い上司(?)役を笹野高史、元盗人で幻十郎の身の回りの世話をする情報屋役を尾美としのりですよ。

笹野高史といえば『八州廻り桑山十兵衛』(テレ朝)でも北大路欣也の上司役でしたが、また違った力関係でいい味出しています。

尾美としのりといえば『鬼平犯科帖』(フジ)の"うさぎ"。私的には北大路欣也版『名奉行!大岡越前』(テレ朝)はかなり鬼平ライクな作品と思っているので、北大路欣也の下に付く尾美としのりというのはとても自然です。


幻十郎を蘇らせた黒幕役には出番は少ないながらも中村敦夫を配することで画面を引き締めるなど、金曜時代劇史上、最強の布陣かと。

同枠の前作『お江戸吉原事件帖』がちょっとイマイチで私は途中脱落してしまっただけに、高い水準で戻ってきたことが嬉しいです。今や本当に火曜時代劇の後を担ってくれていますよ。

ちなみに作品概要を最初に目にした時は「地獄から蘇った」などというフレーズがあり、始まるまで「まさかオカルト時代劇!?」などと思っちゃってました(笑)。

(もちろん本当は「世間的には死んだことにし、表で裁けぬ悪を裏で裁く存在となる」という、ある意味ヒーローの王道設定です)


物語は妻が暴行され自害した事件には裏があり……と始まりますが、この手の設定はその犯人を探すことを最終目的にして話数を重ねることが多い(『逃亡者』然り)ところを、本作では初回2時間SPで解決。

しかし、亡き妻を巡る因縁はドラマの底で流れ続け、それにより人間関係に深みが出ているのがいい。

現十郎の妻を死に追いやった男の妻・志乃にとっては、夫を斬った幻十郎は仇であるはずなのに、しかし、彼への想いは募り……。かたや幻十郎にとっても、志乃を憎からず思いながらも自分は彼女の夫を斬ったのだと自分に言い聞かせる。う〜ん、大人。

さて、最終回は当然楽しみにするとして、金曜時代劇枠の次回作にも期待したいですね。



で、もう1本、時代劇といえば『水戸黄門(第38部)』にも少々触れておきますか。

鬼若&アキ退場後の新シリーズですが、新レギュラーに医者を目指す武家の娘・志保役で小沢真珠が加入。由美かおる1人に負わせていた女っ気の補強といったところでしょうか。

初回の黄門様が旅に出るきっかけの事件でゲスト的に登場し、そのまま人探しを目的に黄門様一行に加わるという流れ。

キャラの立ち位置が安定していないので、これからに期待……と思ったら、医者絡みの理由で度々旅から離脱。どうにも取って付けたような理由なので、小沢真珠の撮影スケジュールの都合とかなんとかだったりするんでしょうか?


構成的には前シリーズから再登場した風車の弥七効果で、無理のない展開ができるように。

内容的には当初はこれまでの上っ面感を拭いきれていませんでしたが、黄門様一行が狂言回しに徹するなど、各回のドラマに時間を割くようになるといい感じに。

(第7話はゲストの中条きよしの演技も相まって良い感じでしたし、今週の第10話でも長屋の住人たちを中心に、黄門様一行は周辺の露払い役となることで人情話が丁寧に描写できていましたから)

現代を投影した大味な政治ドラマなんぞより、こういう庶民のドラマが見たかったんですよ。ようやく水戸黄門に期待が持てるようになれてなによりです。どうかこのまま進んで下さいな。

セガサターン、シロ! [2008年03月08日(土)]

昨夜放送のタモリ倶楽部「空耳アワード2008・前編」にて。

この日のゲスト、木村カエラが実際にハガキで投稿したネタが披露されましたが、そこには見慣れたゲーム機が見切れていて……


まごうことなき白サターンで遊ぶ息子。

何故、今そのチョイス?と思っていると、カエラちゃんのネタは2つあり、2本目のVTRも同じシチュエーションで作られていて……




なんと空耳自体が「セガサターン」と聞こえるネタでした。

曲はゾラの「グレンベ」。歌詞は南アフリカで使われるズールー語ということ以外不明。調べてみたら映画『ツォツィ』で使われたりもしているようです。

(ちなみに1つ目のネタは「やきそば」と聞こえるもの)

他のゲスト審査員の桜庭和志、NIGOもセガサターンネタの方に食い付いていて、まだセガサターンはみんなの心の中で生きているのねと、ちょっと嬉しかった次第。

ネタとしてはカエラちゃん曰く、「マイナーな感じがなかなかいい」とのことで(笑)。


ちなみにプレイしていたソフトは……


これはソニックですな。メガドラ版のゲーム画面ということは『ソニックジャム』でしょう。

サターンではソニックはまともにソフトが出なかったのに(真のサターン用ソフトと呼べるのは『ソニックR』のみかと)、わざわざ用意するとはなかなか気が利いてますね。

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