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花粉症に御用心 [2008年02月13日(水)]

花粉症は、簡単に言うと、「花粉」を「異物」として、体が
排除しようとする免疫反応が過敏になって起こる症状を呈する病気の
事です。
これを起こす「花粉」にはいろいろあって(アレルゲンといいます)
主な物に、スギ、ヒノキ、イネ科、ブタクサ、シラカバ(北海道など)
などがあります。
「花粉」の飛散時期はおおよそ、2〜4月はスギ、その後、5月末頃まで
ヒノキ(およびヒノキ科)、北海道のシラカバは5月に、初夏から秋は
各種のイネ科植物(特にカモガヤ、オオアワガエリ、ホソムギ等)、
秋はブタクサやオオブタクサ(クワモドキ)、ヨモギなどが多いです。

これら「アレルゲン」が最初に体に入ると「アレルゲン」を排除しようと、
「IgE抗体」という「免疫」ができ、次に「アレルゲン」が侵入して
きた時に備えます。
そして、再び「アレルゲン」が侵入すると、この「IgE抗体」が、
「肥満細胞」と結びつき、「アレルギゲン」を排除しようと
「ヒスタミン」などが放出され、「アレルゲン」を体外に出そうと
するのですが、このときに、「アレルギー症状」が出るのです。

似たようなものに、口腔アレルギー症候群というのがあって、果物などを
食べると口の中にかゆみやしびれなどを生じます。原因物質として、
リンゴ、モモ、ナシ、イチゴなど、バラ科の果実に反応することが多いです。

また、この「免疫」のメカニズムを利用したものが、いわゆる
「ワクチン」です。
毒性を弱めた「病原菌」を「ワクチン」として打つことで、「免疫」を
つけるのです、

また、人によって、症状が出る人とでない人がいますが、これを
説明するには、よく「アレルギーコップ」で例えられます。
人それぞれには、体質や遺伝などから大きさの違う「アレルギ−コップ」が、
あってある一定量の「花粉」なら、症状も出ず、過ごせるのですが、
これがどんどんたまり、この「コップ」以上の量に達すると、水が
コップからあふれ出るように、「アレルギー症状」=「花粉症の症状」が
出るのです。

・・なので、今症状が出てなくても、今後出る可能性があるものです。

また、「花粉症」は、免疫反応が過敏になって起こるので、基本的に
きちんと原因を直す治療ができず、症状を軽減させる対症療法となります。

具体的に言うと、まず、「花粉」に接触する事で、免疫反応が出るので、
「花粉」の接触を避けるよう、服は、セーターなどのように、「花粉」が
つきやすい物ではなく、ウィンドブレーカーのようにつるつるしたもの、
もしくは、「花粉がつきにくい加工」をした服を選び、髪もまとめ、
めがねやマスクを着用し、また、玄関先で、しっかりと「花粉」を
落として家に入るようにするといいと思います。

その後、うがいや目・鼻洗いをして、あれば、花粉除去機能のある
空気清浄機を使用する、寝具などは、掃除機で吸うなど、少しでも
花粉を除去します。
・・で、寝具なのですが、この時期、外に干すと花粉が付着してしまうので、
布団乾燥機などで代替するとよいかと思います。

それと、飲酒は、炎症を酷くして、症状悪化させるので避けた方がいいです。

後は、症状に応じて、「抗ヒスタミン剤」を使用するのですが、これは
免疫反応が起こるときに、「ヒスタミン」という物質を放出するのですが、
「花粉症」の方は、この反応が過敏になっているので、「ヒスタミン」が
放出されすぎて、それにより、目なら「充血、かゆみ、涙が出る」、
鼻なら「鼻水が出る、くしゃみが止まらない、鼻づまりが起こる」などが
起こるのですが、この「ヒスタミン」を、ブロックする薬です。
・・ただ、副作用で、「眠気」がクルので、チョット注意が必要です。
・・また、症状が強い場合、ステロイド剤を一時的に使用したりしますが、
この薬はよく効く代わりに、副作用も強めなので、Drの指示量以上には
使わないようにしてください。

それ以外では、花粉が出る2〜3週間前には、「抗アレルギー剤」を使って、
症状軽減を図る方法もあります。
これにより、症状の出現を遅らせ、症状の軽減を図ることができます。
もし「スギ花粉症」なら、もうそろそろ始めないと間に合わないです。

後は、根治療法に近い「減感作療法」という過敏な「アレルギー症状」を
軽減させ、「花粉」に対して過敏に反応しなくする方法もあります。
・・ですが、これは、最初、ごく少量の「花粉」を体に反応させ、徐々に
量を多くして、「花粉」に体を慣れさせるというものなので、この時期に
しても効果はあまりなく、症状がない時期にするものなので、あまりに
症状が強くて困るようなら、時期をみてしてみるのもいいかもしれません・・
・・ただ、この療法は、慎重にしないと、「アレルギー反応」が強く出る
「アレルギー性ショック」になる可能性もあるので、Drの指示を
きちんと守らなければいけません。
・・また効果が出るのに年単位の期間を必要とするので、すぐに
直るものではありません。

後は、鼻粘膜に対し、レーザー光線や超音波メスで焼ききる手術療法も
あるのですが、歴史が浅く、治療効果はまだ不確立です。

「花粉症」の原因物質は、内科か耳鼻科の病院で、簡単に検査もできますし、
勿論治療もできるので、「スギ」の「花粉症」ならそろそろ受診した方が
よいかと思います。

一応、環境省花粉観測システムで、花粉の飛散情報が見れるので、
参考までにどうぞ・・

ということで、まだ寒いから・・と油断せず、そろそろ「花粉症」の
準備をした方がいいですよ・・

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