ある病院・・母の場合(1) [2007年11月02日(金)]
ある病院・・父の場合でも書いたとおり、
これから書こうとすることはもう過去のことである・・
・・だから、もう中傷する気も訴える気もない・・
「時津風部屋での暴行事件」で、被害者である斉藤君が運ばれ、
無数の暴行跡があるにも拘らず、その事に触れず「急性心不全」とだけ
診断した病院・・
この病院には2つ苦い思い出があって、今回はそのうちのもう一つ・・
・・これも長くなると思う・・
去年の夏、妹から18時くらいにTell・・
・・母が倒れ、この病院に運ばれたという・・
妹はこれから駆けつけるというが、豊田市に住んでいるので時間が
かかる・・
それなら、私は実家によって(ちょうどこの病院に行く途中に実家がある)
入院に必要なものをそろえてから、現地で合流しようということに
なった・・
妹によると、パートからの帰り道、バスに乗ろうとしてたところ、
急に意識を失い、痙攣をして倒れた為、救急車でこの病院に搬送された
との事・・
この病院では、身元不明者として処置されたのだが、たまたま、妹の
幼馴染がここで働いており、うちの母ということが判明。
そこで、その幼馴染から妹へ連絡がいったとの事。
・・通常、身元不明者で付き添いもいない状態だと、家族に(事件性の
ある場合は警察にも)すぐに連絡を取る為に、申し訳ないが、その人の
持ち物から、身分照明になるものや連絡先を調べるものである・・
・・なので、私はその話を聞いて、パートに行ってたからそういうものを
持たずにいて、そういうことになったのだと思っていた・・
・・実家によると家は「ビッグマン」という安物の焼酎のプラボトルが
転がっていて、荒れ放題、一応弟用の弁当は作ってあり、着替えとか
タオル類をかき集め、足りない分は買い足した。
・・只、保険証が見つからない・・
とりあえず病院に行くのが先だから、また後で探そうという事になり、
病院へ・・
・・で、病院につき、病室に行くと、かなり飛ばしたのだろう、既に妹の
方が先にきていて、Drからの病状説明も終わり、Drはもう帰ったという・・
妹によると、Drからは、黄疸(主に肝臓の機能が低下して胆汁という物を
体外に排出できなくなり、結果体内に溜まり、皮膚や眼球が
黄色くなる)、意識消失、痙攣などの症状から、肝障害もあるけど、
ウェルニッケ脳症の疑いがあるので、週明け(母が入院したのは土曜日)に、
CTやMRIをとって検査する、それまでは絶食、24時間点滴、
痙攣止めの注射と坐薬、安静で対応するといわれたとの事・・
・・余談だが、ウェルニッケ脳症というのは、アルコール多飲や
インスタント食品ばかりでの生活によって、ビタミンB1不足になり、
結果として意識障害、眼球運動障害、運動失調(ふらついて歩けない)と
いう症状が出るもので、治療法としては、ビタミンB1を補給すれば
良いというもの・・
・・だから、痙攣止めの薬なんかいらない・・
意識が戻っていれば、絶食なんかも不必要・・
・・無理やりこじつければ、実家は貧乏だからまともなものを
食べておらず、また、母はアルコールが好きなので、そういう診断も
できるっちゃあできるんだけど・・チョット不自然・・
・・どちらかといえば、アルコール性肝障害のほうがしっくりくる・・
とか思いつつ、母に面談。
普通意識がなくなった状態で入院すると経過観察と病因特定のため、
意識が戻っても、1日くらいは心電図くらいはつけるのだが、
つけてないのが気になった・・
母は、ややぼぅっとした感じ(痙攣止めの薬使っているせいも無きにしも
非ず)はあるけれど、会話もでき、保険証をどこにおいてあるかも知っていた。
なんと、保険証は、母が持っていたかばんの中に入っていた・・
・・ということは、ここの看護師は、身元確認するための作業を
しなかったって事?・・
・・ありえない・・
・・じゃあもし、妹の幼馴染が気がついてくれなければ、未だに私たちに
連絡も来ず、身元不明者のままって事?・・
・・いや、確かに、あんまりいい評判を聞いた事ない病院ってことは、
知っていたけど、どうなのよ・・
・・でもまぁ、夜間だし、一応母の状態は落ち着いているようだし、
Drも帰ってしまっているし、看護師も付き添わなくていいから帰れと
いうし、そのまま帰った・・
・・只、母のかばんの中に、紙カップの日本酒が入っていたのが気に
なったけど・・
・・母は元々子供っぽく、また依存心も高い・・
・・その母が意識がなくなって急にひとりぼっちの病室にいる・・
・・余談だが、こういう自分が意識しない間に病院に入院する事になり、
しかも性格的に弱いというか繊細な人の場合、よく状況が飲み込めなくて
逃避行動や拒否的行動をとる、「不穏状態」になることが多い・・
「不穏状態」は大抵は、不眠症状から始まって、そのうち落ち着きが
なくなり、徘徊したり、点滴などをとってしまったりなど、ひどい時には
病院から逃げ出そうとする事もある・・
医療者の、理解ある対応と、鎮静剤を使用したりして対応するのだが、
病状が落ち着き、心理的に病院生活が受け入れられるようになると
自然に治るもの・・
・・つまり母はこの「不穏状態」になる確率が高い・・
・・起こすとすれば、今夜か翌日から・・
・・また、父がなくなってから、その寂しさを紛らわせる為に、お酒に
走ったことは容易に想像できる・・
・・アルコール性肝障害なら、いつからアルコール摂取してないかに
よるがそのうち禁断症状が出る・・
・・この「禁断症状」は大抵、アルコール多飲者がアルコール摂取を
中止してから、2〜3日目で出ることが多い・・
・・症状としては、「不穏行動」に似ており、これに小動物(虫のことが
多い)の幻覚、手の振るえなどが加わる・・
・・とすると、母の場合、かばんにいつの物か分からないが日本酒が
入っていたから、ごく最近まで飲んでいたと思われるので、
「禁断症状」が出るのは、明日かあさってくらいからか・・
・・でもまぁ、看護師が付き添いいらないといったし、病室は、
重傷者用のガラス張りで看護師詰所から丸見え、しかも
その詰め所から直結している部屋・・
夜勤看護師も3人いるし・・
・・もし不穏行動を起こしても、いくら評判悪い病院でも、すぐに
対応してくれるだろうと思い、眠りについた・・
・・・翌日の朝、6時半頃、急にTellが鳴る・・
出てみると、この病院の夜勤看護師からのもの・・
・・母が病院から失踪したという・・
実家に帰ってないかと看護師は聞くのだが、あいにく私は実家に
住んでない・・
ので、実家を見に行くと伝えた。
看護師によると、夜間から不穏状態で、鎮静剤を2回使ったのだが、
効かず(アルコール多飲者は大抵この手の薬に耐性がある)、朝、
チョット目を離した隙に、点滴を引きちぎって、当然止血なんてしてないので、
血の後が点々とエレベーターまで続いてはいたが、その後、病院内に
いなくなったという・・
・・冗談でしょう?夜勤3人もいてなにやってんの?・・
・・朝、検温や採血など、色々業務があって忙しい。
ただ、「不穏状態」の患者が徘徊などしようとしている場合、
業務に遅れが多少生じてもその患者に一人はついて目を離さないのが
当たり前・・
・・ましてや患者が失踪したなんて、病院の管理体制の不備という事で、
責任問題になる・・
失踪中に事故にあったりしたら、さらに、病院側は目のあてられない
状態になる・・
・・夜間の警備体制にも不備があったということにもなる・・
・・なので、病院は、失踪者が出た場合、すぐ家族と警察に連絡し、
患者を捜索するものである・・
・・とりあえず、私が実家に行って確かめる間、看護師は婦長に連絡し、
探すという・・
・・あきれた・・
・・が、まずは母を見つけるほうが先・・と、車を飛ばし、実家に行く・・
・・いない・・
・・仕方なく病院を中心に半径2キロくらいの周辺を車で流しながら母を捜す・・
・・母は、はだしで、ましてや、病気と鎮静剤、痙攣止めの薬を
使われているので、ふらついてそんなに遠くにいけないはず・・
・・でも見つからない・・
・・病院からの連絡もない・・
・・8時ごろ、妹にまだ見つからない事を連絡したのだが、妹は、
とりあえず私自身も疲れているだろうから、少し休んだら・・と提案した・・
・・一旦、考えをリセットした方がいいかと思い、その提案を受け入れ、
コンビニで、パンと飲み物を買おうとしたとき、Tell。
・・・病棟の看護婦長からだった・・
見つかったかと問う看護婦長に、現状を伝えると共に、警察からは
連絡ないのか?と問うと、病院関係者で捜索していて、まだ
連絡してないのでこれから連絡するという・・
・・ありえない・・
・・というか、「患者が失踪した」意味分かってるのか?・・
「すぐ警察に捜索を願い出ろ」と言い捨て、Tellを切る。
そして、すぐまた母を捜索する事にした・・
・・それから、1時間くらい経った頃か、また病院からTell。
母が、ふらふらと病院の服を着て、血まみれでいるのを目撃した人が、
不審に思い、救急車を要請し、病院に搬送されたという・・
私はすぐに病院に戻った。
・・やっぱり長くなった・・
一旦、話を切ります・・
続きはまた後ほど・・