旧myroom(香港電影的日常 '01/2/17〜'06/1/29)より移転。

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『達磨鐡指功』 [2008年03月09日(日)]

『達磨鐡指功』'78年製作、監督:南宮勲(汪洪説有り)、主演:呂小龍

 呂小龍の“達磨シリーズ”第一弾!・・では第二弾は?ってことになりますが、それは追々。

 韓国にある上海の日本軍総司令部では、長官の斐壽千によって当地における日本軍の優位性を保つため、日本人武術家による中国武術への挑戦が計画されていた。そしてその第一目標は少林寺である。

 そんなことになっているとはつゆ知らず、“今日も韓国山中にある少林寺で修業している陳星と呂小龍。点穴人形を使って、秘技・達磨鐡指功の修練に余念がない。”

 そこへ、大変だ!と修行仲間の張力が飛び込んできた。日本軍による武術家狩りは始まっており、呂小龍の道場も襲われたという。韓国の山を下りて台湾の街に到着した呂小龍は、無残に潰れた道場を発見。
 “兄貴、俺が必ず仇を討つ!墓の前で張力と誓っている頃、都合良くボコられに日本人がやってきた。まずはこいつらから血祭だ。”

 韓国にある上海に到着した呂小龍、さっそく日本軍将校を吊るし上げる。恥をかかされた将校は切腹、この将校が斐壽千の縁者(?)だったことから、怒りの矛先は完全に呂小龍一人へ。

 “韓国山中の少林寺に帰った呂小龍、師匠の陳星から韓国へと逃げろと勧められる。呂小龍が逃げた後、斐壽千が復讐のために集めた武術家軍団(江島、楊斯、他韓国武師軍団)に襲われた陳星、得意の達磨拳法で闘うが、助けに現れた農夫(張莽)の裏切りにより命を落とす。”

 陳星に紹介され南宮勲のところに身を寄せる呂小龍。娘の金正蘭とはすっかり仲良しだ。韓国に来ても修行を怠らない呂小龍は、陳星と修行していたのと全く同じ場所で修業に明け暮れる・・・・ロケ場所変えんか!(笑)

 “呂小龍の行方を追って韓国に現れた江島軍団、南宮勲を襲撃するもあと一歩で逃げられる。”傷つき倒れたが、反乱軍を指揮し日本人への抵抗を説く南宮勲。すっかり物語上は忘れられていた張力が、斐壽千の動向を知らせ、キーセンに化けて斐壽千を狙う金正蘭だったが、間一髪で呂小龍に救出される。
 江島を倒し、張力の犠牲はあったものの、呂小龍は斐壽千に最後の決戦を挑むのだった・・・。

 うーむ、意外に面白く(呂小龍にしては)、これは屈指の傑作(呂小龍にしては)ではあるまいか?!

 ところで、この映画には『火焼少林門』なる続編があるのですが、いったいどの辺りが“達磨シリーズ”第一弾!ってことになるのかというと、それは『達磨五形拳』という映画の存在があるからなのだ!

 『達磨五形拳』をもう一度読み返して貰いたい。これは明らかに呂小龍得意の再編集作品なのだが、その元ネタとして使われた映画がこの『達磨鐡指功』なのだ。
 今回のレヴューで“ ”で括ったところと、『達磨五形拳』を比較して欲しい。その場面こそ『達磨鐡指功』からの引用部分で、呂小龍の映画作りの一端が垣間見える部分なのである。

 まあ、再編集でないだけ(呂小龍にしては)マシってもんですよ、この映画は。

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コメント

 龍八さん、補足情報ありがとうございます。

>韓国版ポスターを見ると南宮勲との共同監督が焦石(香港側?)という人物になっています。

 そもそも南宮勲は名前貸しだけではないかと思っていますが・・・。本当の監督は焦石と汪洪?

>『達磨鐡指功』は『続精武門』のタイトルで1977年3月19日に韓国で公開(韓国と香港の合作作品として)

 77年中の製作なんですね!香港の公開日くらいが製作年だろうと思っていました。これは訂正しておきます。

>同感です。何より呂の直向な演技に心打たれて夢中で観てしまいましたよ…悔しいけれど。

 悔しいですよね(笑)。呂小龍ごときに。

>このシリーズは3作品一気に観ると面白さ倍増です…悔しいけれど!。日本で奇跡のDVD-BOX発売されたら即買い!…ですかね?

 少なくとも私と龍八さんの二人は確実ですよ!(笑)
Posted by:fake  at 2008年03月13日(木) 08:50

fakeさん、こんばんは。ご無沙汰しています、龍八です。

出ましたね、韓国版“精武門”シリーズ第1弾!韓国版ポスターを見ると南宮勲との共同監督が焦石(香港側?)という人物になっています。『達磨鐡指功』は『続精武門』のタイトルで1977年3月19日に韓国で公開(韓国と香港の合作作品として)されているのですが、どうも李小龍の『精武門』の勝手な(?)続編として宣伝されていたようで…困ったものです

>うーむ、意外に面白く(呂小龍にしては)、これは屈指の傑作(呂小龍にしては)ではあるまいか?!

同感です。何より呂の直向な演技に心打たれて夢中で観てしまいましたよ…悔しいけれど

>ところで、この映画には『火焼少林門』なる続編があるのですが、

『火焼少林門』は韓国タイトルが『燃える精武門』(1977)、そして完結篇の第3弾としてブルース・パクこと白虎が呂小龍の弟役として主演する『新精武門』(1978)があります。このシリーズは3作品一気に観ると面白さ倍増です…悔しいけれど!。日本で奇跡のDVD-BOX発売されたら即買い!…ですかね?
Posted by:龍八  at 2008年03月09日(日) 18:39

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