更新! [2001年10月10日(水)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:

 10/10日記更新。陳観泰の『鐵拳』です。

 うむ、眠い。レスはまた後で・・・・。お休み
なさい。m(_ _)m

『鐵拳』 [2001年10月10日(水)]

『鐵拳』'79年製作、監督:麥嘉、主演:陳観泰ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー王盈(日本では『蛇鶴八拳』で黒龍党首領夫人の影武者役を演じたので知られている。その他B級功夫・武侠片に無数に登場するもそのほとんどが日本未公開。)が梁家仁(『モンキーフィスト猿拳』での元彪の兄貴分役が印象深い。張徹監督にスカウトされてショウブラザースでデビュー、同期は戚冠軍と王龍威。)、唐偉成、黄蝦(ジャッキー、サモハンの映画でもお馴染みだが、この人も元SB。個性的な悪役から武術指導までこなす香港功夫映画の縁の下の力持ち。一番大きな役は『鬼打鬼』でサモハンを騙す金持ちの旦那役。)らと密談をしている。捕まっている"いそぎ働き"の盗賊一味の首領・劉家榮を牢から助け出す算段だ。劉家榮を捕まえたのは町の有能な警吏である陳観泰で、一味は陳観泰の不在を突いて牢屋を襲い、劉家榮を助け出すと陳観泰の実家で帰宅を待ち受けた。妻と娘を人質に取られ、思うように闘えない陳観泰。その隙をつかれ劉家榮の双刀によって指を切り落とされ、そればかりか妻子も殺されてしまった。一旦その場を逃れた陳観泰、鋼鉄の義手を装着し、あくまで復讐を胸に誓い、一味を追い詰めるための長く果てしない旅路に発った・・・・・。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー本作の監督・麥嘉(カール・マッカ)は『悪漢探偵』シリーズのハゲのコージャック刑事として香港映画ファンには有名だ。ニューヨーク大学の映画科を卒業後、ワーナーブラザース社が香港ロケに同行する英語の出来る中国人スタッフを募集しているのに応募、アメリカ映画のスタッフとして香港に凱旋した。その後、欧米映画の香港ロケの撮影を手伝う(そのうちのひとつが『007黄金銃を持つ男』の香港ロケ。)ことで欧米式の映画術を修得、その方法論を香港映画に生かし、近代的でスピーディーな映画のタッチを香港映画界に持ち込んだ功労者のひとりである。'80年に石天、黄百鳴らとともに「シネマシティ」を設立。(設立までの経緯は9/6日記を参照のこと。)同社を'80年代の香港でリーディングカンパニーの座にしたばかりか、数々の映画で製作・監督・脚本を手がけ、時には出演もし大活躍をみせた。'97年の香港返還前に引退し映画界から遠ざかっていたが、最近映画界に復帰するというニュースが流れた。是非にもそうあってくれることを望みます。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの作品は独立プロの作品だが、顔ぶれからも判る通りほとんどSB作品といっていい陣容だ。主演の陳観泰は勿論、劉家榮や後から登場の孟飛もそうである。復讐の旅に出た陳観泰は、途中、風来坊の孟飛と出会う。孟飛は張徹監督が台湾に作ったSBの別会社「南海影業」においてデビュー。台湾を中心にSB作品などでも活躍、代表作は"方世玉"に扮した『武道大連合/復讐のドラゴン(方世玉)』。'70年代の台湾で、香港の傅聲と並んで"方世玉"役を当たり役とした。その陳観泰との出会いのシーンでは白い"長袍"に身を包み、大きな"白扇"を持って登場。これこそが数多くの"方世玉"物において繰り返し演じてこられた"方世玉"の基本スタイル('90年代には見られませんでした。)である。過去には孟飛も何度となく演じたし、傅聲が方世玉に扮し、陳観泰が洪熙官に扮した『嵐を呼ぶドラゴン(方世玉興洪熙官)』でもふたりの出会いのシーンで白い"長袍"に"白扇"を持った方世玉と、洪熙官が誤解から闘う場面で同じ構図を見せるのだ。孟飛という"方世玉"役者に、陳観泰という"洪熙官"役者(陳観泰は後に『少林師弟』や『洪熙官』でも洪熙官を演じた。)の競演でこそ成し得た心憎いお遊びのシーンである。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー協力して一味を追うことになった陳観泰と孟飛は、ケチな情報屋(陳慧樓:京劇の名優にして多くの功夫・武侠片でも活躍。『笑拳』の八本足麒麟。)を締め上げ追跡を開始。徐々に追い詰めひとりひとり仲間を減らした。それでも"いそぎ働き"のための仕事を諦めない劉家榮は、狙いをつけた名家を襲い、一家皆殺しの上金品を強奪、逃走した。劉家榮の情婦・王盈と梁家仁はいつの間にか内通しており、金を手にして有頂天の劉家榮を背後から狙ったが感づかれ、逆襲にあった。一味の仲間割れの隙に追い付いた孟飛と陳観泰によって、世上を騒がせた劉家榮一味は全滅し、陳観泰もついに復讐を果たした。
trackback Blog by isao.net