旧myroom(香港電影的日常 '01/2/17〜'06/1/29)より移転。

 香港映画を中心に語っていますが、基本的には何でもアリです。
 なお日記に記載の内容は、無断転載、転用はお断りいたしております。ご理解下さい。(by fake)

 ・・・・あと、リンクもフリーではないんです。すんませんなぁ。

Re:お題に間に合ったかな? [2002年08月25日(日)]

Name:fake
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 merseyさん、おひさしぶりです。

>やーーと見ました見れました、"TOP FIGHTER 2 "!!
 いやー念願かなって良かったですねぇ。

>これで、ファイトシーンがナヨナヨしていたら
>失笑モノなのですが、特に先出の東洋人のかたは
>俊敏かつワイルドでオドロキです。
>fake さんの 2001 年 11 月 01 日の日記に、
>"全裸功夫のはしりである『洋妓』('74)"
>という一文がありますが、"はしりになった" ということは
>こういう作品がいっぱいある、ということだな、と。
>いやー、オドロキ驚き。
>"TOP 2" に収録されていたのは、
>なんという作品なのでしょう。
 映画は『忍者大決闘』ではないかと思っている
のですが、まだ未確認です。たしかにこの手の全
裸功夫はまだまだあります。が、キワモノでもあ
りますので全容の把握は不可能なのです。
 特に3級片に等級分かれしたあとのB級アクショ
ン映画には多いですよ。
 おっしゃる通りに、こういうのは女優の動きが
肝ですね。『洋妓』なんかもよくぞそこまで!っ
てぐらいにがんばってくれてます。

>それと、ボクが見たいのは、
>手品のリングみたいなのに手を通して訓練していた『詠春』と、
 これは見たことないんですよね。主演している
のは黄杏秀ですね。彼女の作品では姜大衛の『螳
螂』が凄まじいです。

>鄭佩佩さんが短刀を手に立ち回りしていた作品と、
 これはお眼が高い!いや、お世辞抜きですよ。
 これこそ功夫・武侠片界に一大革命を巻き起こ
した胡金銓(キン・フー)の『大酔侠』なのです。
 やはり巨匠の残したカットはひと味違いました
か。このあと『侠女』の竹薮の決闘へと続く編集
が旨いんですよね。

>「わたしは、レディー・ジャッキー・チェンと呼ばれていたのよ」
>とおっしゃっていた揚粉粉さんの作品です。
 これは『出閘虎』ですね。パメラ・ヤンさんは
02/8/5の作品もお勧めです。

>あと、やっぱし上官靈鳳姐さんも外せませんねぇ、
>一本も見たことないんですよ。
>フェニックスが林立する景観での、ファイトシーンって
>南国風味で珍しく思います。
 この作品、多分持っていると思います。なんせ
所有していても見ていない作品がまだ80本くらい
ありまして。(^^;もしかしたらトレーラーだけ
だったかも知れませんが、あったような気がしま
す。

>HUI YING HUN さんは、初めて見ますな。
>スポーティな若奥様風だけど、
>結構な巧者じゃないスか。
 惠英紅はショウブラ出身で劉家良に見いだされ
ました。代表作はなんといっても『長輩』と『掌
明人』でしょうね。特に『長輩』は傑作だと思い
ますよ。
 日本では『クラッシュ・エンジェルス』『レデ
ィ・スクワッド』シリーズなどのジャッキー・プ
ロデュース作がレンタルに置いてあります。

>素で語る女優さんは、
>楽しそうだったり、懐かしそうだったりで
>好感度 200% アップだし
>ファイトシーンもてんこ盛り。
>ほんでもって、
>そうそう気軽にはお目にかかれないであろう
>古典作も目白押し(と思うのですが)。
>まだ見ぬ名作が、こんなにあるとは。
>汲めども尽きぬ泉とは、このこと。
 これは本当に良い編集だったと思います。あ
と、素顔の女優さんたちが見れるのもありがた
いですね。

>ほんでもって、百万円貸してくださいませんか。
 "といち"でもいいですか?(笑)

更新 [2002年08月25日(日)]

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 8/25日記更新。本日は不遇の達人・李錦坤(ラリ
ー・リー)の『一網打尽』です。この作品の一部は
『死闘伝説TURBO!』で見れるアレです。

『一網打尽』 [2002年08月25日(日)]

『一網打尽』'74年製作、監督:葉榮祖、主演:李錦坤ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー不遇の達人・李錦坤(ラリー・リー)作品である。李錦坤が功夫映画スターの中でも屈指の実力(実戦的な意味においても)であることは、彼の作品を見れば一目瞭然なのであるが、その割に彼はブレイクすることはなかった。欧米の功夫ファンにこそ彼は評価されているが、あの大柄な体躯とコッテリとした濃い顔立ちは欧米でこそ受けるものだ。現実に本国・香港を始めとしてアジア各国には受け入れられなかったことがそれを証明している。もちろん日本でもまったく知名度の無い李錦坤であるが、この場合のこれは例外でしょう、何といっても日本は世界でも有数の功夫映画貧乏国であり、悪い意味で同じアジアにはカテゴライズ出来ません。だがそれでも李錦坤は忘れ去るには惜しい実力者である、いったい何故彼はアジアでブレイクすることは無かったのか?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいわゆる「そっくりさん」とは違うのだが、彼もまたブルース・リーの後追いだったのは揺るがせようのないことである。これは彼にとってはマイナス・イメージでしかなく、この"ブルース・リーの後継者たち"が見事なほど成功しなかったのは既に歴史が証明している。 (ブルース・リーの死後成功した功夫スターは、アメリカナイズされたブルースに対して中国ローカライズに徹した劉兄弟、ブルースの肉体的アンチテーゼを提示したサモ洪金寶、"ブルース・リーの後継者たち"からスタート後、命賭けでブルース・リーとは違うことを証明し続けたジャッキーのみだ。) 製作者側とて李錦坤が金の卵になる可能性は感じていたろう、その証はこの映画を支えるカラミの役者を見れば良く判る。本作の武術指導も務めアクション・シーンでもカラミ役で出演している劉家榮と陳全。他に任世官、馮克安、袁信義、袁振洋、徐蝦、黄蝦、周潤堅など、普通この程度の作品ならまとめてふたり出ていれば良い方なぐらいの凄いメンバーである。言葉を代えればこのぐらいの面子でなければ李錦坤の動きを生かすことが出来なかった、ということだ!『燃えよドラゴン』に後のスターが山ほど出ていたように!だ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー物語り的にはあまり語るものは無い。かつての父の弟子であった南宮勲と李錦坤が義兄弟の契を交わす。ところが南宮勲が染野行雄一味に殺されたことから、南宮勲の兄弟・李天鷹や珍しく良い人役の姜南の手助けを借りて、黄培基の阿片窟、染野行雄の賭博場などをひとつづつ潰していく。このメインの悪役の染野行雄も、剛柔流空手を使う李錦坤のアクション・スタイルに合わせた選択であったはずだ。また、前半部には楊斯&孫嵐VS李錦坤&南宮勲&火星という豪華な顔合わせの場面もある。これだけの関係者の努力にもかかわらず、映画は何かしらもどかしいほどに成功していない。功夫映画が功夫について映画である以上、主演スターはある程度以上に功夫に精通しておらねば、とても見ていられるものではない。だが一方で、ジミー王羽のようにまったく功夫が出来ないにもかかわらずそれなりに見せる映画に仕上げることも可能だ。ようは見せ方の問題と役者のスター性にあるのだが、李錦坤の場合はどちらかというと後者であったろうか。もっともそれは彼の資質の問題ではなく、ブルース・リー以後という時期的な問題と、彼の汎アジア的とは言い難い容貌にあるのだが・・・李錦坤やはり不遇の人である。
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