レス [2002年09月01日(日)]

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 Aronさん、

 『幽霊人間』ってのはアン・ホイのやつでしたっ
け?惠英紅が出ているんですか、ちょっと気になり
ます。
 ここはほとんど功夫の話題ばっかりなんですが、
不思議なことに話のタネは尽きないもんです。胡錦
姐さんの件も思い出しましたらまたよろしく!

 伊東かんふーさん、

 宿題の提出間に合いましたね。(笑)『血海螳螂仇
』は私も見たいですねぇ。協利の作品は確かに質が
高いですね。梁家仁の『識英雄重英雄』なんかも、
とにかく飽きさせない作りですし、アクション的に
レベルが高いんですよね。
 
 『螳螂』は凄いですよ!1時間40分ぐらいの映画
で、ラストは40分ぐらい闘い続けているんです。屋
敷のひと部屋ごとに達人がいて、それを突破してい
くという『死亡遊戯』みたいなんですけど、それだ
けの死闘後の話のオチも含めて凄い映画です。
 『新金瓶梅』は未見なのですが、あの時代の作品
ですからポルノといってもたかがしれているのでは
ないでしょうか?それに黄杏秀が出ていたとしても
彼女は脱いでいないんじゃないでしょうかねぇ。

 『影子神鞭』が放送されていたとは!非常に気に
なる夏休みドラゴン劇場ですが、放送期間を考えれ
ば家庭用ビデオデッキの普及前なんですよね。これ
を録画して保存している人がいるとは考え難いです
。いないとは断言は出来ませんが、当時のものを持
っているという噂すら現状では聞いたことがないで
すね。
 もちろん!諦めずに探し続けることは大事なこと
です。私も探してみますよ。

 『キョンシーキッド』の原題はなんだったかなぁ
?劉忠良作品はけっこう集めたけど、これのオリジ
ナルってのにも出会ってませんねー。
 アリス・ツェン?鍾玲のことかなぁ?やっぱ『忍
者在中国』なんですか?『忍者大決闘』ではなくて
?どっちも見てるんですけど、このころ忍者ものは
まとめて見た上にどれも面白くなかったので記憶が
ごっちゃなんですよ。(^^;

 拳もののバージョン違いなら、それこそ『龍拳』
には全然別バージョンがあるではないですか!『酔
拳』はTV放映時に道場の場面から始まるので驚き
ましたね。映画は市場でイトコとは知らずにからか
うところからだったんですよ。
 『ヤングマスター』は劇場公開とTV放映とビデ
オ版で三種類ものバージョン違いが出来てしまいま
したが、最初の劇場公開版が一番面白かった、とい
うのが正直なところです。

更新 [2002年09月01日(日)]

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 9/1日記更新。本日は郭南宏監督のオールスター歴
史超大作『少林小子』です。

『一代忠良/少林小子』 [2002年09月01日(日)]

『一代忠良/少林小子』'78年製作、監督:郭南宏、主演:上官靈鳳ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの映画の中国題は『少林小子』で、李連杰の『少林寺2』の原題と同じである。が、内容その他においてなんらかの繋がりは一切有りません。監督の郭南宏(ジョセフ・クォ)は今までにも散々紹介してきた人物であるが、この『少林小子』は'76年の『火焼少林寺』と並ぶオールスター大作である。恐らくはこの'78年頃までが、彼のキャリアのピークだったのであろう。この後は迷走気味の作品を撮ったり、他人との共同名義で監督をしたりと、第一線からの活動を退いていく。さすがに『少林小子』はピークの作品に相応しい堂々たる作りの出来であるが、現在流通しているソフトはかなりの短縮版ではないか?と推察される。というのも、劇中突然に前振りもなく金剛が重要な役で出演していたり、クレジットに名前のある唐威など出ていない人物もいる。欧米のデーターベースやビデオのクレジットには梁小龍が出演している様に書かれているが、これも発見出来ない。(最もこれはガセだと思いますが。) 今のところ推測の域を出ないが実際はもっと長尺のものが存在しているはずだ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー時は明朝、洪武帝(葛香亭)の時代。宮廷の左丞相・胡惟庸(易原)が息子・胡材呀(江南)の不行跡で帝から叱責を受けている。その事を根にもった胡惟庸は謀反を企み、元朝の遺臣や倭寇(魯平)と組み大がかりな暗殺計画を立案、手始めに邪魔となる劉基(邵羅輝)を毒殺した。劉基の愛娘である上官靈鳳は父の友人で愛国の士・張道元(原森)に事を相談、魯将軍(張翼)とその息子・田鵬、少林派の武館を束ねる黄家達の協力を得る。胡惟庸が元朝の使節(曹健)に送った謀反の密書を入手した上官靈鳳は、胡惟庸の護衛を務める殺し屋・天地配(金童、黄飛龍)や錦衣衛の追跡を交わしながら、胡惟庸の野望を未然に防ぐ手立てを練る。洪武帝が胡惟庸の勧めで定遠に湯治に行くことになり、そこで元朝の遺臣や倭寇らと内外で乱を起こし、一挙に洪武帝の暗殺まで目論む計略だった。定遠に洪武帝が到着するまでにこれを知らせるため、上官靈鳳、田鵬らは少林派の師弟達と決死隊を結成、張翼、黄家達、金剛、らの犠牲を出しながらも警戒厳重な洪武帝の列に接近、柯佑民の口添えから事の次第を伝えることに成功した。都に帰った洪武帝により胡惟庸は処刑され、上官靈鳳らは誠の愛国者として「一大忠良」の額を拝領した。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの映画は洪武十三年(1380年)に実際に起こった「胡藍の獄」を基にしています。明朝を興した洪武帝は朱元璋という名前の方が通りがいいかもしれません。この朱元璋が革命の志に燃えていく若い時代を描いたのがサモ洪金寶の『臭頭小子/デブゴンの太閤記(TV放映題:燃えよ!デブゴン出世拳)』でした。貧しい農民出身の朱元璋は若い頃は頭にシラクモが湧いていて大変頭が臭かったので、臭頭小子と呼ばれていたそうです。一方この映画の重要人物である胡惟庸は、朱元璋の紅巾軍時代からの部下で共に苦労をしてのし上がった人物です。この「胡藍の獄」が起こる頃には左丞相(明朝は左右の丞相が宰相を勤め、その下に六部といわれる省庁が存在していました。)、総理のような職に就いていました。胡惟庸に毒殺される劉基は建国の功臣です。朱元璋にとっては漢の高祖・劉邦と張良との関係に例えられるほどの間柄でした。胡惟庸が出世の糸口を得たのは、この劉基と政敵の関係にあった李善長の推挙によるものです。ふたりは親密になり姻戚関係を結んでいたので、胡惟庸による劉基の毒殺は受け入れ易いものでした。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーしかし実際は全くの濡れ衣だったようです。真相は皇太子の行く末を案じた洪武帝が、己の作り上げた明朝を無事に皇太子である朱標に継がせるためには、歴代の功臣達は若い朱標にとって重荷になるだけだと思ったことでした。それを見越して洪武帝がデッチ上げ、一大粛正の方便として利用したのが「胡藍の獄」だったのです。デッチ上げられた「胡藍の獄」による胡惟庸の謀反の経緯は、映画『少林小子』で描かれているものと大差はありません。胡惟庸は劉基を毒殺し、元朝の遺臣や倭寇と結び政府転覆を計ります。映画と違うのは上官靈鳳らの存在だけなのですが、ひとつ映画が面白いのは洪武帝暗殺の現場を定遠に設定していることです。定遠は胡惟庸の出身地でもありますから、胡惟庸の謀反は映画的には地の利を得ていることになりますね。OPのクレシットには原作者というものは記載されていませんでしたが、映画のオリジナル脚本だとすると、脚本も書いた郭南宏は随分と歴史の造詣も深いのでしょうね。映画を見る前は『少林寺2』の原題と同名のB級作品だろうくらいにタカを括っていたのですが、これは拾いものだったなぁ。
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