『南北腿王』の日記を見て…夏光莉と『麗龍拳』 [2003年11月13日(木)]
Name:伊東かんふー
Email:kungfubaka@yahoo.co.jp
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『ギロチン祭り』へのご意見ありがとうございます。今回は『ギロチン祭り』前に暖めてたネタがあったんで、そちらを書き込みます。『ギロチン祭り』の続報とご意見へのレスは次回書き込みますので、今しばらくお待ち下さい。
fake師父、『南北腿王』の日記、拝見しました。例のごとく私未見なんですが、以前西新宿のビデマでVHSのジャケだけ見かけた事はあるんですよ。古装片(清朝モノ)ですよね、この映画。で今回日記で概略を知って、思い出したのが、同じ李作楠監督で王道が主演した『棍王(セイントスティック/怒りの聖拳!)』という映画。『南北腿王』はfakeさん的にはユルイ物語だったようですが、『棍王』はドラマ自体の構成はそこそこしっかりしてます。ただこちらはアクション部分にパンチというかメリハリがないのが難点ですが…。まあ以前こちらの掲示板でもちょっと取り上げたと思うんですが、功夫の重要なファクターを一点集中でテーマに取り上げてる点や、OPのキャラクターと技を説明を兼ねた演武、従者を従えた我侭な御曹司の成長物語(ちなみに『棍王』の従者は張繼龍=ピーター・チェン!)、そしていずれも夏光莉がヒロインとして参加している点など類似項の多い作品です。
『南北腿王』は、李作楠組、というより台湾功夫片で活躍する京劇系の実力派武打星が顔を揃えてますよね。ただいずれも日本では全く無名なのが残念。私的にも気になる役者が結構いますからちょっとフォローしときましょうか。
まずは、やはり夏光莉から。fakeさんはあまりお好きではないようですが(苦笑)、70年代後半から80年代初頭の“女ドラゴン冬の時代”、パメラ・ヤンや劉皓怡らとともに香港や台湾の独立プロ系功夫片を支えたアクション女優です。日本では『蜀山奇傳・天空の剣』で林青霞の侍女をやってた人、といえば思い出す方もいるかも。でも彼女の代表作はやはり『カンフーシスター麗龍拳(師妹出馬)』でしょう。海外では『クィーンビー(女王蜂!)』というタイトルでソフト化されているこの映画は、日本でも80年代なかばにビデオ発売され、そのクオリティーの高さから未公開ビデオを紹介した当時の映画ムック本でも、数少ない香港映画の代表としてエントリーされてます。物語はfakeさんがおっしゃられた通り陰惨な復讐譚ですが、『棍王』よりも動作の出来はイイです。
実は夏光莉、台湾の復興戯劇学院出身(だった、はず…)、という事はアンジェラや嘉凌、そして田俊らの後輩という事になります。彼女がこの映画で見せる足技の訓練場面のひとつは、龍拳小子さんによれば京劇の練武をそのまま再現してるそうですよ。ちなみに『麗龍拳』で彼女の敵を演じる王圻生、何興南、そして『南北腿王』でも共演してる彭剛も復興ラインでのキャスティングだったはずで、この3人は『笑拳』でジャッキーを苦しめる“鉄の爪”の黒マントの部下(もしくは『蛇鶴八拳』の槍トリオ?)としても登場してます。そういうわけで『麗龍拳』は『南北腿王』同様、京劇系の台湾武打星たちが、京劇ならではの流麗かつ鋭敏な動作を存分に武打に取り入れて見せてくれます。ぶっちゃけ私的には日本でソフト化された功夫片のなかでもベストじゃないかと思ってますし、今回の“南拳北腿”のお題でも『麗龍拳』の夏光莉VS彭剛を挙げようかとも思ってたんですよ。この映画のラスト、アクロバチックな馬歩と手技中心の南派拳法アクションの彭剛に対し、夏光莉は脚技で対抗するわけです。容赦ない蹴りで彭剛にとどめを刺す彼女の怒りの表情は、カタルシス十分の迫力です。
ところで、fake師父によれば夏光莉って大柄で骨太だそうで…。映画だと華奢に見えるんだけどねえ。まるでアクション大好き水野美紀さんみたい(彼女もドラマだと細身で女っぽいけど、実際の御本人は鍛えてるせいかやっぱ骨太。お顔も大きく彫りが深くて、宝塚の男役みたいなんだよねえ)。
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『ギロチン祭り』へのご意見ありがとうございます。今回は『ギロチン祭り』前に暖めてたネタがあったんで、そちらを書き込みます。『ギロチン祭り』の続報とご意見へのレスは次回書き込みますので、今しばらくお待ち下さい。
fake師父、『南北腿王』の日記、拝見しました。例のごとく私未見なんですが、以前西新宿のビデマでVHSのジャケだけ見かけた事はあるんですよ。古装片(清朝モノ)ですよね、この映画。で今回日記で概略を知って、思い出したのが、同じ李作楠監督で王道が主演した『棍王(セイントスティック/怒りの聖拳!)』という映画。『南北腿王』はfakeさん的にはユルイ物語だったようですが、『棍王』はドラマ自体の構成はそこそこしっかりしてます。ただこちらはアクション部分にパンチというかメリハリがないのが難点ですが…。まあ以前こちらの掲示板でもちょっと取り上げたと思うんですが、功夫の重要なファクターを一点集中でテーマに取り上げてる点や、OPのキャラクターと技を説明を兼ねた演武、従者を従えた我侭な御曹司の成長物語(ちなみに『棍王』の従者は張繼龍=ピーター・チェン!)、そしていずれも夏光莉がヒロインとして参加している点など類似項の多い作品です。
『南北腿王』は、李作楠組、というより台湾功夫片で活躍する京劇系の実力派武打星が顔を揃えてますよね。ただいずれも日本では全く無名なのが残念。私的にも気になる役者が結構いますからちょっとフォローしときましょうか。
まずは、やはり夏光莉から。fakeさんはあまりお好きではないようですが(苦笑)、70年代後半から80年代初頭の“女ドラゴン冬の時代”、パメラ・ヤンや劉皓怡らとともに香港や台湾の独立プロ系功夫片を支えたアクション女優です。日本では『蜀山奇傳・天空の剣』で林青霞の侍女をやってた人、といえば思い出す方もいるかも。でも彼女の代表作はやはり『カンフーシスター麗龍拳(師妹出馬)』でしょう。海外では『クィーンビー(女王蜂!)』というタイトルでソフト化されているこの映画は、日本でも80年代なかばにビデオ発売され、そのクオリティーの高さから未公開ビデオを紹介した当時の映画ムック本でも、数少ない香港映画の代表としてエントリーされてます。物語はfakeさんがおっしゃられた通り陰惨な復讐譚ですが、『棍王』よりも動作の出来はイイです。
実は夏光莉、台湾の復興戯劇学院出身(だった、はず…)、という事はアンジェラや嘉凌、そして田俊らの後輩という事になります。彼女がこの映画で見せる足技の訓練場面のひとつは、龍拳小子さんによれば京劇の練武をそのまま再現してるそうですよ。ちなみに『麗龍拳』で彼女の敵を演じる王圻生、何興南、そして『南北腿王』でも共演してる彭剛も復興ラインでのキャスティングだったはずで、この3人は『笑拳』でジャッキーを苦しめる“鉄の爪”の黒マントの部下(もしくは『蛇鶴八拳』の槍トリオ?)としても登場してます。そういうわけで『麗龍拳』は『南北腿王』同様、京劇系の台湾武打星たちが、京劇ならではの流麗かつ鋭敏な動作を存分に武打に取り入れて見せてくれます。ぶっちゃけ私的には日本でソフト化された功夫片のなかでもベストじゃないかと思ってますし、今回の“南拳北腿”のお題でも『麗龍拳』の夏光莉VS彭剛を挙げようかとも思ってたんですよ。この映画のラスト、アクロバチックな馬歩と手技中心の南派拳法アクションの彭剛に対し、夏光莉は脚技で対抗するわけです。容赦ない蹴りで彭剛にとどめを刺す彼女の怒りの表情は、カタルシス十分の迫力です。
ところで、fake師父によれば夏光莉って大柄で骨太だそうで…。映画だと華奢に見えるんだけどねえ。まるでアクション大好き水野美紀さんみたい(彼女もドラマだと細身で女っぽいけど、実際の御本人は鍛えてるせいかやっぱ骨太。お顔も大きく彫りが深くて、宝塚の男役みたいなんだよねえ)。








