旧myroom(香港電影的日常 '01/2/17〜'06/1/29)より移転。

 香港映画を中心に語っていますが、基本的には何でもアリです。
 なお日記に記載の内容は、無断転載、転用はお断りいたしております。ご理解下さい。(by fake)

 ・・・・あと、リンクもフリーではないんです。すんませんなぁ。

Re:今日は何の日? [2004年02月16日(月)]

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>「李小龍童年往事」ありがとうございました。
>特に『雷雨』については興味深く、現代中国
>文学史でも有名な作品なので、原作を読んで
>みたいと思ったのですが、何でも翻訳は昭和
>十四年に一回出ただけで、大学の図書館まで
>行かないと駄目だろうとのこと。うーん。

 そうなんですよ。『雷雨』の原作は手に入ら
なかったんです。でも調べられる限りの資料は
調べて書いたつもりですので。

>今日は『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』と
>『怒れるドラゴン不死身の四天王』のDVD
>発売日ですね。うっかり予約するの忘れて
>たんで、ショップ廻ってみます。あるかな。

 私も忘れていました。(苦笑)

>来月には『覇王拳馬永貞』『馬素貞報兄仇』
>『英雄本色』のボックスセットも出るそうな
>ので、先週末ユン・ピョウと金城武の『馬永
>貞』DVDを買って予習しました。久しぶり
>に観たけどけっこう面白かった。馬永貞と彼
>の映画の歴史や背景についても私はよく知ら
>ないので、日記でとりあげていただけると嬉
>しいです。

 ジミーBOX無期限延期らしいですよ。残念です。

 『馬永貞』については02/7/18,19と02/9/15の
日記も参考にして下さい。それ以外についてはま
た後日やりますんで。

Re:甄子丹版より梁小龍版 [2004年02月16日(月)]

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>そーですね。僕も期待してるんです。 あと『バレット文句』(『弾丸和尚與美国仔』・・・そんな香港題じゃないと思いますが)は、『映画秘宝』で『レモ 第一の挑戦』(大好き!)みたいって書いてあったんで、かなり期待してます。 

 『パレット』確かに『レモ』みたいでした。でもこ
の映画は10年前のセンスでしたね。そこを面白いと思
えるかどうかで評価も変わるでしょう。

>逆に、『バカ拳』(『龍發威』)は全然期待してなかった分、お婆ちゃん役(元「五毒」の江生なんですか?)の人の殺陣だけはまあまあ良かったです(他は駄目)。   

 江生の本領は今後発売されるショウブラ作品でどう
ぞ!

>あ!そっか。じゃあ、広東語の物でも英文字幕で訳してたりするかもですね。   

 これは実際にそうらしいですよ。

>『風雨同路』は後にCSで放映されました。周星馳は潜入捜査官で、陳恵敏(追われる立場で、犯罪者ですがコワイくも悪くもない役でした)と行動を共にするうちに友情が芽生えてしまい・・・とゆーシリアスな内容です。イイ作品でしたよ。   

 そうですか。機械がったら入手してみたいですね。

>そー言われると『萬人斬』ゴッツ見たくなります。三隅研次は子ズレ狼の『三途の川の乳母車』は見ました。『天下第一拳』は未見です。

 『萬人斬』は今月紹介する予定です。お楽しみに!

>200本近く見ていない作品があるとは・・・ その件は置いといて、fake様にとっても甄子丹のよりはこっち(梁小龍版)だと思うんですけど・・・ そーゆえば、甄子丹の妹がデビューしたとか・・・  

 私はドニー嫌いじゃないんですよ。勿論、梁小龍の
方が上ではあるんですが。

>日本で見られた彼の主演作の殺陣は闘いの途中で追い駆けっこしたりするんで好みじゃないんですが、この『大侠 霍元甲』はスンゴく僕好みでしたし、クライマックスのみ見た『破戒』でも素晴らしい動きでした。  

 『破戒』は映画そのものも面白いですよ。

>「HKMdb」で検索したら『Lone Shaolin Avenger』と出て来て漢字題はありませんでした。製作国は見るの忘れました。   

 ありがとうございます。韓国モノはまだまだこれから
発掘されるでしょう。

>これは知野二郎大哥の本にそー書いてあったもんで。「HKMdb」で調べたら御指摘のタイトルでした。もっと早くこのサイトで調べるとゆー事に気付いていれば・・・、 まず黄正利などのテコンダーからフィルモグラフィーを調べてる最中なんですが台湾題までフォローしてくれてたらなぁ。

 「HKMdb」も丸々は信用しない方がいいですよ。
タイトルも出演者もいい加減な場合が多々あります。
原題や出演者など一番信用出来るのは、当時の宣材が確
かですね。ポスターやロピーカード、新聞広告などをま
めに集めておくのが確実です。 

>本日「RKFM」を見たらVクリップ無くなってました。fake様、見られたでしょーか?

 教えていただいた二日後に漫画喫茶にいったのですが、
残念ながら無くなっていましたね。

更新 [2004年02月16日(月)]

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 2/16日記更新。本日は、ノラ・ミャオ(苗可秀)の
レア韓国主演作『靈魔』です。

『靈魔』 [2004年02月16日(月)]

『靈魔』'75(?)年製作、監督:麥鵬展、主演:苗可秀ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー70年代から香港映画を見始めた人にとって、ノラ・ミャオ(苗可秀)こそが最大のアイドルであったろう。アンジェラ・マオ(茅瑛)も人気はあったが、ファンのミューズとして君臨したのはノラの方だ。旗揚げしたばかりのゴールデン・ハーベストは、スターを発掘すべくオーディションを行った。その時の第一次オーディションを突破したのがノラ・ミャオやアンジェラだった。ハーベストはノラを売り出し、凱旋帰国したブルース・リーとのコンビで、彼女は同社にとっての看板女優に成長する。国際的にも成功したブルース・リー作品に出演したことで、ノラ・ミャオはハーベストのNo.1女優でもあったはずだ。だが、彼女は74年の『綽頭状元』を最後にハーベストを離脱してしまう。76年からは台湾をメインに活動を開始した羅維プロと契約、この『靈魔』はその間の75年に韓国で主演した作品といわれている。この映画が韓国モノである点は確かだが、実際に75年製であるかどうかは疑わしい。というのも、劇中にオリビア・ニュートン・ジョンの「Hopelessly Devoted To You」が使われているからで、これは78年のヒット曲であるからだ。(音楽は後から差し替えられた可能性もあるが、ノラの顔つきからみても77〜78年頃のような気がする)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー何故彼女はこうもあっさりとハーベストから離脱したのか?彼女はインタヴューでその理由を、「契約を更新したくなかった・・・」とのみ答えている。彼女はデビュー時から羅維の指導で女優になり、監督としての羅維をすごく尊敬している。羅維は彼女の契爺となっていたため、新しいプロダクションを起こすにあたって彼女を呼び寄せたのは自然の流れといえよう。だが不思議なのはその後だ。羅維プロが売り出しにかかったジャッキーの相手役として、かつてのリー&ノラの路線を継いでジャッキー作品に出演。それ以外は数本の作品に出演したのみで、ハーベスト最大のライバル・ショウブラザース社作品に出演するのだ。何故ショウブラなのか?生前のブルース・リーにはショウブラ移籍の噂が付きまとっていたことは知られている。凱旋の際、ショウブラとの契約を欲していたのはブルースの方である。お互いの提示する金額に折り合いが付かず、物別れに終わったものの、その後のブルース・リー・ブームを見たランラン・ショウ(邵逸夫)は、怒りのあまり人事の人間をクビにしたと伝えられているのだ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーランラン・ショウからは、何としてでもブルースを獲得しろとの厳命が飛んだ。ブルース自身、ハーベストとの契約金を吊り上げるためか、実際にショウブラに移籍しようとしていたのかは不明ながら、ショウブラ関係者と大っぴらに付き合いを始めた。『刺馬』の撮影現場を訪ねたり、ショウブラのスタジオで衣装合わせ行ったりの動きを見せているのだ。これはあくまでも"If"の話だが、ブルース・リーとショウブラの間に移籍の密約が出来ていたとしよう。ブルースにとって最高の相手役がノラ・ミャオであったことは間違いなく、引き続きショウブラでもコンビの出演を望んでいたとしたら?『冷面虎』の日本ロケから強奪し、無理やりにでも『猛龍過江/ドラゴンへの道』に参加させたほどの彼女も、一緒に移籍する話を進めていたとしたら?この話を聞いたノラ・ミャオは、これを了承するだろうか?ノラ・ミャオの家とブルースの家は家族ぐるみの付き合いで、ノラ・ミャオ自身、ブルースの弟・ロバート・リー(李振輝)はボーイフレンドであったと述べている。(英語のインタヴューでいうボーイフレンドが、恋人を指すのか直訳の男友達であるのかは不明ですが) 私は彼女はこれを断らなかった、と見ている。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーブルースが可愛がっていたもうひとりの役者はトニー劉永である。『唐山大兄/ドラゴン危機一発』から、ハリウッドとの合作『龍争虎鬥/燃えよドラゴン』まで全作品で共演し、ノラ・ミャオと共に『死亡的遊戯』への出演も検討されていた劉永も、後にショウブラへと移籍しているのは、単なる偶然の符合であろうか?ノラ・ミャオの言う「(ハーベストとの)契約を更新したくなかった・・・」が意味するものは?ふたりとも、本来ブルース・リーと共にするはずだった契約を果たしにショウブラ作品に出演したのではなかったのか?これはあくまでも状況証拠からの推測に過ぎない。『靈魔』は韓国の会社と香港の会社による作品で、香港でも香港映画として公開されている。『ホワット・ライズ・ビニーズ』のような映画といえば判りやすいか。結婚した若妻(ノラ)が、夫の先妻の幽霊に悩まされるという話だ。セクシーな下着姿やベッドシーンも披露しており、これを女優としての意欲的な挑戦と取るか、都落ちと取るかは本人にしか決められないだろう。ショウブラとの契約を終えたノラ・ミャオは、決して香港のメインストリームに復帰することはなかった。ハーベスト作品には二度と出演しなかったし、この映画のように韓国やタイでも映画に出演。台湾映画とTVドラマが彼女の主な仕事になった。
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