旧myroom(香港電影的日常 '01/2/17〜'06/1/29)より移転。

 香港映画を中心に語っていますが、基本的には何でもアリです。
 なお日記に記載の内容は、無断転載、転用はお断りいたしております。ご理解下さい。(by fake)

 ・・・・あと、リンクもフリーではないんです。すんませんなぁ。

『怒りの鉄拳 THE FUTURE』 [2004年03月16日(火)]

Name:白扇仔
Email:
URL:

『リベリオン』見ましたぁー!  
カ、カッコ良過ぎるゥゥゥ!!!  
子犬を見つけられてしまったため始まる「ガンカタ」のシーンには息を呑んだ。
全篇カメラアングル(刀を刺され倒れた護衛越しの主人公、とか)もキメのポーズも、いちいちカックイイー!!  息子が「僕ならもっと慎重にやるよ」と言って・・・のシーンには鳥肌が立ちました。  クライマックスはホントに『怒りの鉄拳』を彷彿とさせました。  
ラストの、息子と娘の場面が爽快。  
作品的にも最高! 僕のオールタイム・ベスト10に入りそーです!  『麻取ックス』より1年早ければ世間の評価は10倍以上違ったはず,
『男たちの挽歌』のよーにビデオでジワジワと、ブレイク?してほしいです。  
殺陣師が同じ『マスク・オブ・ゾロ』の殺陣も良かったのでしょうか?
あと、ラスボスの部屋で主人公を囲む兵士の一人で、アップになる男はどっかで見た事があるよーな気がするんですが・・・   

オマケ  
『トランサー 霊幻警察』  
結末は?ですが、良かったッス。3度ほど泣いてしまいました。 
羅家英のパロディ・シーンにはやられました。

あと、全く関係有りませんが、消えてしまった過去ログの10月分は、「Google」で、URLの年月の数字を0310にして検索すると見る事が出来ます。御存じかも知れませんが、一応報告しておきます。

Re:鹿村さん [2004年03月16日(火)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

> fake師父ごぶさたしてます。日記「萬人斬」拝見しました。曹達華悪役というのは非常に新鮮ですね。

 ども!おひさしぶりです。

 曹達華の悪役演技は無論、ラストの大立ち回り
以外にも見所は多い映画です。

>まず思い浮かぶのが「女集中營」(師父の日記2002年6月20日)です。この作品もたしか武術指導が鹿村さんですよね。1971年頃に日本人ながら既に武術指導とは驚きです。桂治洪とは特別な信頼関係があったんでしょうかね。

 鹿村さんのインタヴューからそこまでは分かりませ
んでしたが、それなりの信頼関係はあるようですね。

 鹿村さんの躍進にはジミーさんとの関係が影響大な
部分はあるんでしょう。とはいえ、スタントマンから
初めて武術指導の位置までのし上がるには、鹿村さん
本人の技量と精進あったればこそでしょうけど。

> ところで、昨年からの一連のショウブラ旧作品DVDリリースの中で「女集中營」も出ているようですが、師父はご覧になりましたか?従来出回っていたビデオでカットされていたラストの女同士のバトルが復活してることを期待しているんですが。「唐人街小子」のこととかからすると、ダメそうですね。

 ショウブラがリリースされると分かった時から、ド
ラマものも含めて完コレする計画を立てましたもので
すから、取り敢えずブートでも持っているものは後回
しにしたんですよ。(それでも毎月凄い出費です・苦笑)

 ですから『女集中營』も買わなかったのですが、ブ
ートに別バージョンがあるのは確かですから(知り合い
が持っているそうなのです)、こういうのは順次確認し
ていかないと駄目だなぁと思った次第です。

 ブート時代から数パターンのあるもの、最近のリリ
ースだと『五毒』や『五郎八卦根』『洪煕官』なんか
は要確認ではないかと。

 こういった作品は確認も容易ですけど、ドラマ作品
なんかはリリース状態が不明のままで困ります。今回
の一件であの会社は完全に信用を無くしましたからね。

更新 [2004年03月16日(火)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

 3/16日記更新。本日は、邵氏特薦の九『龍虎溝』で
す。鄭佩佩の珍しい中期ショウブラものです。

邵氏特薦(九)『龍虎溝』 [2004年03月16日(火)]

邵氏特薦(九)『龍虎溝』'67年製作、監督:岳楓、主演:鄭佩佩、金漢ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー鄭佩佩ショウブラ時代中期に位置する作品。デヴューは'64年の林黛主演作『妲己』で、女優として認められたのは同年の『情人石』から。彼女は'71年の『影子神鞭』で一度芸能界を引退しているので、'67年の『龍虎溝』はショウブラ時代に脂の乗った頃の作品ということになる。有名な『大酔侠』は'66年、『金燕子』は'68年ですから、ちょうどその間の作品ということになりますか。監督の岳楓はデヴュー作『妲己』の監督でもありますが、殷の紂王とその妃・妲己の生涯を描いた歴史劇『妲己』などのように、どちらかというと文芸畑の監督であった。それがこうして武侠片へと狩り出されたのは、ひとえに『大酔侠』の成功あったればこそだ。胡金銓(キン・フー)の開いた"武侠片の新世紀"という扉は、ショウブラに武侠片の量産体制を敷かせることに十分な理由だった。文芸畑の監督としては迷惑この上ないブームであるが、岳楓としては'61年に『燕子盗』という武侠片を撮って以来に手がけた作品となる。なおこの映画の撮影は"賀蘭山"こと西本正氏が手がけている。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーのどかな農村・龍虎溝を襲った一発の銃声。撃たれた老人は「お、お前は・・・バカなことを・・」と言い残して息絶える。顔見知りの犯行か?調査に来た名主・李影は老人の残した"大富"というメモを見てうろたえ、証拠の隠滅を図る。かけつけた娘・鄭佩佩は、その名主を犯人として名指し。どうやら両家には何かの因縁があるらしい。名主は"天龍"と書かれた偽のメモを渡し、別人を犯人に仕立て上げる工作を開始。唯一の目撃者である農婦も息子の陳鴻烈・樊梅生に口止めさせた。龍虎溝を目指す若者・金漢は幌馬車隊の一行に便乗させて貰う。幌馬車隊を指揮するのは楊志卿とその娘の潘迎紫。楊志卿の役はさしずめジョン・フォード映画におけるワード・ボンドか?ビジュアル的にはウォルター・ブレナンだがな。旅の途中、楊志卿の質問に答えた金漢は、龍虎溝で殺された老人の息子であることが判明。宿営地の途中途中に唄の入るところなど、全くフォード西部劇のノリだなぁ。兄の帰りを待ちかねた鄭佩佩、馬を駆って宿営地までやってきた。暖かく迎えてくれる楊志卿親娘。実の姉だと思っていいのよ、優しく声を掛けてくれる潘迎紫の前で、張り詰めていた糸の切れた鄭佩佩は泣き崩れるのだった。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー翌朝、旅の記念にと楊志卿から猟銃を貰い、幌馬車隊の出発と別れを済ませ龍虎溝へと帰る鄭佩佩たち。親族会議の末、あくまで復讐を果たすことが決定。平和主義の兄・金漢の決意は鈍いが、名主の卑劣さを訴える鄭佩佩。親戚の叔父・谷峯は妻をレイプされ、自殺に追い込まれると、この犯人に復讐を果たし逃亡。今では山賊稼業だが、本当に悪いのは叔父をそこまで追い込んだ連中ではないか?幼くして両親を失った姪の姿に心を動かされる金漢。潘迎紫の使いで来たという捜査官・李充中、だが鄭佩佩はこれを名主の罠ではないかと疑う。案の定、"天龍"犯人説で金漢を丸め込む李充中も、名主に騙されているのだったが、名主のトリックのひとつは谷峯の手下・李昆の証言によって覆される。逆に罠を仕掛けることにした鄭佩佩は、金漢をひとりで旅に出させれば、その道中に仕掛けてくると読んでの行動だった。待ち受ける陳鴻烈・樊梅生の銃撃に応戦する金漢。ちょっとアンソニー・マンの映画を思わせる山岳の銃撃戦は、相討ちという決着を見る。息子を殺されて怒り心頭の名主は鄭佩佩の後を追う。金漢は重症であったが谷峯によって助けられていた。龍虎溝へとやっって来た潘迎紫と共に兄を見舞うが、復讐を叫ぶ名主に包囲される。「よくも息子を殺したな!」「全部あなたが始めたんでしょ!」取り押さえようと揉み合ううちに、自らの銃の暴発により名主は倒れたが、復讐は復讐を呼ぶという空しさであった。復讐に躊躇する人物が主人公で、香港映画としては珍しく復讐の倫理観を問う映画です。
trackback Blog by isao.net