旧myroom(香港電影的日常 '01/2/17〜'06/1/29)より移転。

 香港映画を中心に語っていますが、基本的には何でもアリです。
 なお日記に記載の内容は、無断転載、転用はお断りいたしております。ご理解下さい。(by fake)

 ・・・・あと、リンクもフリーではないんです。すんませんなぁ。

思い出しました [2004年03月22日(月)]

Name:旋子
Email:
URL:

 fake師父こんにちは。「Fist of Fire」の記事を拝見しました。ひとつ思い出したことがあるので書き込みます。
むかし毎週日曜日夜に日本テレビ系で「すばらしき世界旅行」という番組があり、その1975年頃に放映されたひとつがまさにその内容でした。てっきり日本テレビが独自で取材したものと思ってましたが、まんまだったんですね(ナレーションは久米明、デビットチャアーンと微妙に発音してました)。劉家榮との撮りおろしアクションとかあった記憶が無いので、抜粋して編集したものだったのかもしれません。自分としては功夫映画の音(殴る、蹴る、受ける)入れをやっていたシーンがとても印象に残ってます。

Fist of Fire [2004年03月22日(月)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

 75年にイギリスBBCで放送されたショウブラについ
てのドキュメント『Fist of Fire』を見ました。

 ショウブラ全盛期に作られたというのも凄いですが、
さらに凄いのはその中身です。姜大衛をメインにイン
タヴュー、撮りおろしのアクションと演武(相手役は劉
家榮!)、『七屍金/ドラゴンVS7人の吸血鬼』のメイ
キングという構成。
 『七屍金』の撮影現場には劉家良もいて、現場で武術
指導をしている超レア映像も!(本編ではノンクレジット)

 他に『四王一后』のメイキングや、邵逸夫のインタヴ
ュー、南国訓練班の様子やスタジオ案内、アクション撮
影の舞台裏などレア映像満載。これは凄いです!

Re:『怒りの鉄拳 THE FUTURE』 [2004年03月22日(月)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

>『リベリオン』見ましたぁー!  

 良かったでしょ!ガンカタというオリジナルの
殺陣を編み出したことだけでも評価されていいは
ずです。まあ、過去にジムカタなんっつーのもあ
りましたけどね。(笑)

>作品的にも最高! 僕のオールタイム・ベスト10に入りそーです!  『麻取ックス』より1年早ければ世間の評価は10倍以上違ったはず,

 鶏が先か・・・ではありませんが、これも『マト
リックス』がなければ生まれなかったのも事実。
 もっとも話自体はSFではよくある話でして、『マ
トリックス』は単にその見せ方が上手かっただけの
映画に過ぎず、何ら新しい映画ではないんですよね。
 『リベリオン』もその流れに沿った映画なんです
が、香港映画の真似に過ぎないアクションよりもよ
ほど面白かったのは事実だし、商業主義に走り一作
目のテーマそのものを見失ってしまった『マトリック
ス』の本来あるべき姿というべきでしょうね。

>殺陣師が同じ『マスク・オブ・ゾロ』の殺陣も良かったのでしょうか?

 西洋チャンバラとしては悪くないですよ。ゾロ映画
としての私のベストは『アラン・ドロンのゾロ』です
けど。

>あと、ラスボスの部屋で主人公を囲む兵士の一人で、アップになる男はどっかで見た事があるよーな気がするんですが・・・   

 うーん、劇場ではきづかなかったな。それ以降見て
いないので今度DVDを買ったら確認します。

>オマケ  
>『トランサー 霊幻警察』  
>結末は?ですが、良かったッス。3度ほど泣いてしまいました。 
>羅家英のパロディ・シーンにはやられました。

 これは見たことないんですよ。そーですかそれは見
るのが楽しみになってきました。

>あと、全く関係有りませんが、消えてしまった過去ログの10月分は、「Google」で、URLの年月の数字を0310にして検索すると見る事が出来ます。御存じかも知れませんが、一応報告しておきます。

 知らなかったっす。ありがとうございます。

更新 [2004年03月22日(月)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

 3/22日記更新。本日はショウブラ特薦第十弾!狄龍
が張保仔に扮して大暴れする『大海盗』です。

邵氏特薦(十)『大海盗』 [2004年03月22日(月)]

邵氏特薦(十)『大海盗』'73年製作、監督:張徹、主演:狄龍、姜大衛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの映画は著名な海賊・張保仔についての映画である。張保仔については説明不用かな、"ワンス・アポン・ア・タイム・・・天地なんちゃら"にも登場するしさ。(笑) ワケノワカラン日本語のタイトルはさておき、『黄飛鴻之五龍城殲覇』で董[王韋](トン・ワイ)が演じていたのが張保仔だ。無論実在の人物である。『黄飛鴻』シリーズ登場以前に作られた張保仔映画『武状元張保仔』(93年、張保仔役は李元覇)という作品もあるが、あの映画の元になったのがこの『大海盗』である。まあ映画の出来は歴然としています、言うまでもありませんが、念のため。実在した海賊・張保仔は19世紀の人。生年不詳なのですが没年の方は判っていて、それは1822年のことだそうです。支配下数千人で、大船団を従えていたといわれていますが、この数字はちょっとどうかなー?国家が総動員体制を強いても、兵力として動員出来る限界は人口の20%といわれています。これには理由があって、まずそれほどの人間が駆出されてしまうと、国民の社会不安は増大します。当然、国内の産業体制の維持も困難になり、軍隊や兵力の維持以前に、国家としての体制が維持出来ないんですね。当時の中国の人口が多大であったとしても、いち海賊に数千人も動員出来たかはちょっと眉唾であります。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー張保仔が中国史上に残る海賊であるのは事実でありまして、"紅旗幇"(紅い旗を旗艦に用いていたから)と呼ばれた彼の海賊団が、広東沿岸で猛威を揮っていたのです。この張保仔の活躍した時代は、元々は反清組織とベトナム海賊が共同戦線を敷いたことから始まりました。"艇盗の乱"と呼ばれたものがそれですが、この時の首魁・蔡牽は大小様々な海賊組織を統括、それこそ数千人規模を率いていたと言われています。張保仔もその組織のひとつではあったのでしょう、張保仔その人が数千人を率いていた訳ではないと思います。中国の歴史に最初に登場する海賊は、後漢の張伯路であるといわれています。しかしこれはあくまで組織的な海賊としてはということです。近代以前の海上防衛と海賊行為に明確な線引きはつけられない、というのが歴史の真実です。有名な英国海軍などイギリスから言わせれば自国の防衛行為だったのでしょうが、相手国は一様に英国海軍を"海賊"扱いしていたものです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー"艇盗の乱"は海賊行為の延長に反乱軍としての側面も持っていました、それならば数千人の動員力にも納得がいくというものです。清朝も本格的に李長庚を押し立てた鎮圧軍を差し向けましたし、水夫の技術を惜しんだ清朝によって積極的な投降融和策も採り入れられました。張保仔もこの時に清朝に降ったといわれていて、後に清朝の海軍武官として李長庚の部下であった福建提督・王得禄などに仕えたともいわれています。そんな張保仔ですから、特に民衆人気も高いのではないでしょうか。映画などでは"義賊"として描かれていることがほとんどで、むしろ『黄飛鴻之五龍城殲覇』のような悪役としての方が珍しいといえるでしょう。この映画、歴史に造詣の深い徐克にしては不思議なことばかりなんですよね。映画の出来も含めて、本当に徐克が全体の指揮を執っていたのかちょっと疑わしいです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー映画『大海盗』はオーソドックスな張保仔モノといえるでしょう。張保仔を演じるのは刺青姿も眩しい我等が狄龍。その張保仔を捕まえるため使わされた新任の保安隊長に姜大衛。とある漁村の難儀に立ち上がった張保仔は、身分を隠し私腹を凝らす役人どもを退治します。これまた身分を隠して市中見回りをしていた姜大衛とはやがて心を交わし、心情的に張保仔の生き方を理解した姜大衛は、身分と職務を越えて張保仔を逃がしてやるというストーリーです。実際の船を使った海戦シーンなども当時の映画としては破格のスケールで、ショウブラの底力を見せ付けられます。張保仔を付け狙う海賊に樊梅生、悪役人に石天や田が扮しています。特に石天は、鼻の横に大きなホクロをつけた小役人として登場するため、最初はいつもの石天的役柄かと思わせますが、後半には狄龍とタイマンを張り凄いアクションを見せてくれます。この海岸での闘いは、荒い波が打ちつける中、船を手繰り寄せるための手鈎や網などを使って面白いアクションを構築しています。(武術指導は唐佳と劉家良) 張徹名義で発表されている資料もありますが、実際には午馬と鮑學禮が共同監督としてクレジットされています。
trackback Blog by isao.net