旧myroom(香港電影的日常 '01/2/17〜'06/1/29)より移転。

 香港映画を中心に語っていますが、基本的には何でもアリです。
 なお日記に記載の内容は、無断転載、転用はお断りいたしております。ご理解下さい。(by fake)

 ・・・・あと、リンクもフリーではないんです。すんませんなぁ。

勝利太郎って旅館の主人だったんですね(笑) [2004年05月29日(土)]

Name:Toru
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fakeさん、皆さまこんにちは!
『盲劍・血滴子』出ましたね!(笑)
利太郎さんについて詳しく書かれているのには感動しました、私もなるこうさんと同じく台湾か香港の人と思ってましたので(笑)
しかしこの作品、冒頭に「富華影業(香港)公司出品」と出ていてわざわざ香港と書かれているので、香港映画と勝手に想像してましたが、前回更新されたジミーさんの作品を見る限り、香港と付いていても一概に香港映画とは言えないようですね。(苦笑)
製作年度は座頭市や剣戟映画のブームなど作品を観るとどうも60年代後半と推測するのですがどうなのでしょうか?台湾映画ならば70年代前半という事もありえますかね!

しかしこの映画の胡散臭さはたまりませんね(笑)

利太郎さん [2004年05月29日(土)]

Name:なるこう
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あの人はそのような経緯から座頭市になられたのですね。
私はてっきり台湾か香港の似てる人を連れてきてるのかと思ってました。
「シーサイドホテル淡州」CMは私も見てる可能性が高いのですが、ちょっと覚えてないですねぇ・・・下記URLによると旅館のご主人なんですね。
http://www.asahi-net.or.jp/~PU7T-KMR/aki780.htm

更新 [2004年05月29日(土)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

 5/29日記更新。本日は、片腕ドラゴンのライバル
達にスポット。座頭市VS血滴子!『盲劍・血滴子』の
登場です。

片腕ドラゴンズ・7thイニング・ストレッチ『盲劍・血滴子』 [2004年05月29日(土)]

片腕ドラゴンズ・7thイニング・ストレッチ『盲劍・血滴子』製作年度不明、監督:屠忠訓、主演:勝利太郎ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪ていく・みー・あうと・とぅ・ざ・ぼーる・げーむ♪という訳で、7thイニング・ストレッチなので今回はインターミッションとして片腕ドラゴンは登場しませんが、そのライバルたちについての映画です。ジミー片腕ドラゴン最大のライバルは、『獨臂刀大戦盲侠/新座頭市破れ!唐人剣』に登場した"座頭市"と、『獨臂拳王大戦血滴子/片腕カンフー対空とぶギロチン』に登場した"血滴子(空とぶギロチン)"でありましょう。演じていた俳優も破格で、"座頭市"は我等が勝新太郎、"血滴子"使いは金剛でした。いつも龍飛とか、山茅とか、・・・龍飛しかと闘わないジミーさんにとって、勝新や金剛との対戦はそれ自体がユニークでレアなものでした。片腕ドラゴンを苦しめた強敵としても記憶に留められている存在で、今回の映画はそんなライバルの"座頭市"と"血滴子"を、if(もし)闘わせれば?という発想で生まれたに違いない、台湾(香港)イズムに溢れた素晴らしい作品なのであります。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー"血滴子"に関しては先月の雍正帝特集を参照して貰うとして、"座頭市"であります。『獨臂刀大戦盲侠/新座頭市破れ!唐人剣』には勝新演じる本物の"座頭市"が登場しましたが、この映画に登場するのは"本物のニセ者"、その名も勝利太郎である。この映画のクレジットには"勝新太郎"と表記され、その横に括弧付きで"そっくりショー"と書かれている。これは一体いかなる訳が・・・?この勝利太郎という男、本名を酒巻輝男といい、新宿でレストラン経営を続ける傍ら、売れない役者として大部屋暮らしをしていたのであった。そんな彼がブレイクしたのは、60年代後半に読売テレビ系列で放送されていた「そっくりショー」(もしくは「スターそっくりショー」)で"座頭市"の物まねを演じてからだ。彼を発掘したのは、同番組の司会者・小野栄一。トニー谷と並ぶ日本屈指のボードビリアン・小野栄一は、スキャンダラスなトニーほどの知名度こそ無いものの、戦後日本の芸能を彩る個性派芸人のひとりであり、70歳を越えても舞台に挙がり続けた"板芸人"の鑑の人である。(ちなみにこの人の娘は、ジャズシンガーの小野ひとみであったりする)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーその小野栄一自体が、物まねを得意とする芸人であったからか、同番組には単なるそっくりさんだけではなく、それなりの"芸"を持った人物が集められたのだ。番組でスターになった何人かは、小野栄一主宰の「小野プロ」に所属、全国を営業して回った。酒巻輝男もそんなひとりの芸人だったのだか、渥美清の『喜劇・急行列車』や、三波伸介主演のカルト映画『谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座』などで、そっくりショーではない俳優活動もこなしていた。日本ポルノ黎明期の69年、酒巻輝男主演で作られた一本のピンク映画が、彼の"その後"を決定付けたのではあるまいか。日本ピンク映画の母・白川和子共演のこの映画は『好色坊主四十八手斬り』という"座頭市"のパロディ・ポルノであったのだ。(申し訳ないっ!偉そうに書いていてなんだが、いかに私とてこの映画は未見であります。そもそもこんな映画のプリントが残っているかどうかも疑わしいぞ)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「小野プロ」の台湾遠征で"座頭市"のそっくり振りを認められた酒巻輝男は、以後の俳優活動を台湾で過ごすことになる。香港・台湾における"座頭市"の人気は抜群であり、そうした経緯で製作されたのが『獨臂刀大戦盲侠/新座頭市破れ!唐人剣』であるが、そうそう勝新を呼んでくる訳にはいかない。第一、その勝新だって色々事件を・・・・以下自主規制。そこで白羽の矢が立てられたのが酒巻のそっくりショーで、"ブルース・なんとか"が大量に発生した香港・台湾に於いて、自他共に認める酒巻の"座頭市"で商売したことは、むしろ良心的であったといえる。この映画『盲劍・血滴子』は、取り敢えず"座頭市"的体裁は保っている。何故か(笑)中国に渡った"座頭市"は、尊敬する剣士・易原の死を知らされる。易原のライバルだった康凱との確執があったり、ジミーの代わりに龍飛や山茅と闘ったりもする。(かれらの戦法が"音"なのがいい!) ゴーゴーボールを振り回す田野を制した陳鴻烈の剣士(ちょっとジミーを思わせる)との対決を迎え、映画としてはそれなりの水準は見せてくれるのだ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあれっ!?"血滴子"は・・・・・?そうなのだ。北京語オンリーで中文英字幕も無いビデオからでは詳細は不明なのだが、冒頭と最後にチョロッと登場する江島が、その"血滴子"使いとして酒巻、いや、"座頭市"と対決してくれます。酒巻輝男の"座頭市"は、顔や表情は似ているのだが、いかんせん"天才"勝新の殺陣までは似せられず、そこでこの映画がクオリティを落としていることは否めない。その為の苦肉の策が、ジミー映画のライバル同士による対戦、というギミックで在った様な気がしてならないのだが。ま、最後に全くの余談になりますが・・・・自分のような関西以西の人間にとっては、"座頭市"のそっくりさんといえば、「シーサイドホテル淡州」のCMに出てくる"座頭市"が一番有名であることを、是が非でも付け加えておきたいのである。(この地方CMに登場する"座頭市"はホテルのご主人さんが趣味でやっていたものです。もちろん勝利太郎とは何の関係もありません)次回は、ジミー再び片腕に!『獨臂雙雄』登場!
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