19779年フィルモグラフィー [2004年06月23日(水)]

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こんにちは!いやじっくり読ませて頂きました。

>不明なのが『風・雨・雙流星』『蛇鶴八歩』『一招半式闖江湖/點只功夫[口甘]簡単』『飛渡捲雲山』『拳精』『龍拳』『龍騰虎躍』だ。

ということで一応海外本と日野さんや梶原さんの本に記載されていた公開日時です。どっちが信頼できるのかわかりませんが大幅に違うものではないので一応目安にはなるのではないかと。

劍・花・煙雨江南 (1977年7月2日公開 or 1977年7月22日公開)
蛇鶴八歩 (1978年2月25日公開 or 1978年3月8日公開)
一招半式闖江湖 (1980年6月公開)
飛渡捲雲山 (1978年4月27日公開)
拳精 (1978年11月23日公開)
龍拳 (1979年4月12日公開 or 1979年4月21日公開)

>二ヶ月以上四ヶ月以内が一番考えられるのだ

やはりこのくらいの期間で一本撮影しているのでしょうね。

>『風・雨・雙流星』、これが四ヶ月だとして77/3/10まで撮影。

IMJCによると何週間か王羽と一緒に韓国で撮影を行ったと記載されていました。武術指導もおこなっていたようですね。(ギャラは武術指導&俳優こみで12.000HKドル。クレジットなし)撮影期間はもう少し長いかもしれませんが4ヶ月よりもっと短い撮影期間だったというのはいかがでしょう?これだと5本でも(きつそうだけど)物理的にいけそうじゃないです?

>『劍・花・煙雨江南』が韓国と台湾。

台湾でも撮影されていましたか!この台湾で撮影したと思われるシーンにジャッキーは登場しますか?IMJCの記述だと韓国のみみたいな感じだったので。もし台湾のシーンでジャッキーが登場するのなら上記の数週間の撮影より長い可能性もありますね。

>ジミーさんと共演した『劍・花・煙雨江南』が韓国と台湾。『風・雨・雙流星』と『蛇鶴八歩』は韓国ロケの比重が増えており

「ジミーさんと共演した『風・雨・雙流星』が韓国と台湾。『劍・花・煙雨江南』と『蛇鶴八歩』は韓国ロケの比重が増えており」 ですよね?

『劍・花・煙雨江南』と『蛇鶴八歩』で同じ場所で撮影されていますよね。(滝のある隠れ家みたいなとこ)これは台湾でしょうか?
『蛇鶴八歩』は映画村が出てくるので台湾ってわかりますが『劍・花・煙雨江南』がちょっとわかんないです。

>『一招半式闖江湖/點只功夫[口甘]簡単』と『飛渡捲雲山』はほとんど台湾で撮られており、

「一招半式闖江湖」のお寺と『蛇鶴八歩』のオープニングのお寺が同じ場所だったと思いますが台湾ですか?『飛渡捲雲山』が台湾だったんですね。

>『拳精』は台湾と韓国ロケが半々、『龍拳』はほとんどが韓国ロケである

『拳精』は韓国だとばかり思ってましたが台湾もですか!

>『蛇形刀手』『酔拳』の呉思遠プロ作品は香港とマカオだけで作られており、この二作品の撮影期間中は別作品を同時進行で掛け持ち撮影する可能性は、低いと言わざるを得ないのだ。

そうでしたか。香港とマカオ。僕もこの2作品に関しては書け持ちなしで行っていたと思うんです。ただ・・・昨日の目の傷で自信喪失(笑)

>羅維も呉思遠も、主演スターに香港=台湾=韓国間を度々往復させるとは思えない

ですね。同感です。

>『龍拳』にも『酔拳』にも同じ所に傷跡があり、やはりどちらの映画にも傷の無い顔のカットがあるのだ。こういう考え方は成り立たないだろうか?『拳精』撮影後、そのまま韓国で『龍拳』の撮影に入る。『酔拳』の撮影が始まりいったん中断、顔に傷が付き再び『龍拳』の撮影に戻る。

Fakeさんの説だと下記順番ですね。

1.蛇拳
2.拳精
3.龍拳(一旦中止)
4.酔拳
5.龍拳(続き)
6.そのまま韓国で羅維と少しだけ撮影する「龍騰虎躍」で使用されているシーン

面白いですね!スケジュール感もリアルです。

僕が思っている顔の傷問題ですが「龍拳」と「酔拳」「龍騰虎躍」の傷は別物だという予想。(ちなみに龍少爺では右目の下に傷がありますね。この当たりは怪我しやすいのかな?)「酔拳」は一度撮影クランクアップ後にプロップの変更があり再撮影したのでは?というのが僕の推測。それがラストシーンと修行シーンの再撮影。酔八仙の修行シーンをラストの伏線とすることでより映画的な効果がでたのは削除シーンみてご存知のとうり。ラストのアクションシーンと酔八仙のシーンに顔の傷跡があるようにみえます。この作品、もしくは韓国の羅維作品で顔の怪我をしたんではないかと。

しかしIMJCによると蛇拳、酔拳のあとしばらくウイリーとも距離があったみたいですね。有頂天になっていたと。ウイリーからしばらくぶりに電話があり「羅維の元に戻らなければならない」とさとされるわけです。酔拳の成功後にしばらく有頂天になっていた後に羅維の元に戻るとなるとだんだん辻褄があわなくなってきますね(笑

正直わけわかんなくなってきました。

>林銀珠フッテージは台湾ロケ

やはり台湾でしたか!

>林銀珠のみは何らかの理由で『笑拳怪招』から外れた。羅維作品は韓国ロケがメインになる予定で、『龍拳』のように台湾ロケは一部であったとしよう。韓国の女優である林銀珠は、『笑拳怪招』が台湾ロケ・メインになった為、スケジュール調整が上手く行かず外れたと見るのが妥当な考え方のようだ。

同感です。





更新 [2004年06月23日(水)]

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 6/23日記更新。本日は「ジャッキーの羅維プロ作
品は何時作られたのか?」です。

「ジャッキーの羅維プロ作品は何時作られたのか?」 [2004年06月23日(水)]

「ジャッキーの羅維プロ作品は何時作られたのか?」ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの羅維プロ時代の作品のうち、比較的信用出来る公開データがあるものは、『新精武門』(76/7/8)、『少林木人巷』(76/11/10)、『劍・花・煙雨江南』(77/7/22)、『蛇形刀手』(78/3/1)、『酔拳』(78/10/5)、『笑拳怪招』(79/2/17)である。不明なのが『風・雨・雙流星』『蛇鶴八歩』『一招半式闖江湖/點只功夫[口甘]簡単』『飛渡捲雲山』『拳精』『龍拳』『龍騰虎躍』だ。このうちデータとして使えるのは『新精武門』(76/7/8)から『少林木人巷』(76/11/10)までの公開期間だろう。実質四ヶ月、これが羅維プロの最長の映画製作期間と言えるのではないか?当時の香港映画の状況からも、これより長い可能性は少なく、二ヶ月以上四ヶ月以内が一番考えられるのだ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー不明の作品も四ヶ月サイクルで製作されているとして、とりあえず「I AM JC」の順番に準じてみよう。『新精武門』(76/7/8)、『少林木人巷』(76/11/10)の後へ『風・雨・雙流星』、これが四ヶ月だとして77/3/10まで撮影。これで『劍・花・煙雨江南』(77/7/22)が四ヵ月後に収まる。ここから『蛇形刀手』(78/3/1)まではほぼ七ヶ月、この中に『蛇鶴八歩』『一招半式闖江湖/點只功夫[口甘]簡単』『飛渡捲雲山』『拳精』『龍拳』の五本を入れるとなると、三十五日間で一本の計算になる。出来なくはないがちょっと厳しそうだ。同じ時期の呉思遠プロの平均製作期間は、一本当たりやはり四ヶ月である。『蛇形刀手』(78/3/1)から『酔拳』(78/10/5)までの間にも七ヶ月あることから、この間に最低でも一本は製作出来そうだ。以上のデータを元にとり合えず『劍・花・煙雨江南』(77/7/22)から『蛇形刀手』(78/3/1)の間の五本を一本減らしてみれば、一本当たりの製作期間は四十二日、すなわちほぼ一ヶ月半に延びるのだ。このスケジュールなら物理的にも可能だろう。そうなると『蛇形刀手』(78/3/1)と『酔拳』(78/10/5)の間に一本持ってくる説も説得力を帯びてくる訳で、ここに何を入れるかが問題になってくるのだ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここからは違う側面からの考察だ。『新精武門』のロケ地は台湾、『少林木人巷』も台湾で、ジミーさんと共演した『風・雨・雙流星』は韓国ロケだと言われているが、現在見られる映画から韓国ロケの面影はあまりない。この映画に関して私がロケ地を特定出来ないのは3シーンのみで、残るは全て台湾ロケだ。ジャッキーが登場するのはラストを除いてセット撮影のみで、これは台湾・中國電影文化城(通称:映画村)にあるスタジオだ。『劍・花・煙雨江南』と『蛇鶴八歩』からは韓国ロケの比重が増えており、ここから経費・予算の削減が行われ始めたと推察される。『劍・花・煙雨江南』の韓国ロケは申一龍の出演場面に限られる。これは申一龍が韓国の俳優だからだろう。後はいつもの台湾ロケだ。『風・雨・雙流星』と『劍・花・煙雨江南』は共に武侠小説家・古龍の脚本を元にしている。これは76/3/20に公開された『流星・胡蝶・劍』(01/7/16,18日記参照) のヒットに影響されている。ここから古龍武侠片ブームが起きることはこのHPでも何度も取り上げたが、羅維もこのブームに便乗してジャッキーをスターにしようと画策した。更にジャッキーにとっての最初の整形もこの時期にあたるのだ。古龍はジャッキーの顔を見て露骨な不快感を表したという。自分の作品の主人公を演じる面ではないとジャッキー本人にも公言したそうだ。この時期の古龍武侠片の主人公を演じていたのは狄龍、傳聲、爾冬陞に衛小雲、凌雲などで、キリリとした二枚目顔が多い。屈辱を感じたジャッキーだったが、二重瞼にすることでこの映画の主演を得た。だからこの二作品に限ってはこの時期でなければならず、また整形問題も含めて韓国ロケは必要不可欠であった。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー『蛇鶴八歩』の韓国ロケは、OPの長老失踪現場、杜偉和と闘う城門前、石像のある建物の場面だ。『劍・花・煙雨江南』にも登場する滝も含めて残りは台湾であるのは言うまでもない。『一招半式闖江湖/點只功夫[口甘]簡単』は『飛渡捲雲山』はほとんど台湾で撮られている。『一招半式闖江湖/點只功夫[口甘]簡単』に関しては一部特定出来ないロケ現場(高強と闘う甫塁のような場所)があり、建物の構造から見ても韓国である可能性は高い。このように韓国ロケ部分を削らないのであれば、当然製作期間は短縮されたはずである。『拳精』は台湾と韓国ロケが半々で、台湾ロケはVS十八羅漢、田俊が挑戦者と闘う場面、李文泰の屋敷でジャッキーと田俊が手合わせする場面だけで、残りは韓国となる。『飛渡捲雲山』はほとんどというより完全に台湾で作られており、77年の『千刀萬里追/空飛ぶ十字剣』に始まる立体映画ブームに影響を受けていると見て良い。『龍拳』はほとんどが韓国ロケである。(『龍拳』については04/4/12日記も参照のこと) 『蛇形刀手』『酔拳』の呉思遠プロ作品は香港とマカオだけで作られており、この二作品の撮影期間中は別作品を同時進行で掛け持ち撮影する可能性は、低いと言わざるを得ないのだ。羅維も呉思遠も、主演スターに香港=台湾=韓国間を度々往復させるとは思えない。残りの『笑拳怪招』は全編台湾ロケで、この作品の完成には集中していたであろうことからも、この期間にも掛け持ちはない。『蛇形刀手』と『酔拳』の間に入れられそうな作品は、髪型や顔つきから見ても『拳精』であろうか。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー『酔拳』と『龍騰虎躍』を掛け持ちしたのではないか?という意見もあるが、先に述べたような理由から同時進行の掛け持ちはないと判断した。さてそうなるとジャッキーの顔にある傷の問題が残る。『龍拳』にも『酔拳』にも同じ所に傷跡があり、やはりどちらの映画にも傷の無い顔のカットがあるのだ。こういう考え方は成り立たないだろうか?『拳精』撮影後、そのまま韓国で『龍拳』の撮影に入る。『酔拳』の撮影が始まりいったん中断、顔に傷が付き再び『龍拳』の撮影に戻る。(傷のないカットの髪型が『拳精』もしくは『蛇形刀手』寄りなのにも注目) 更にそのまま韓国で『笑拳怪招』の前に羅維と少しだけ撮影する。これが『龍騰虎躍』に使われている場面で、この順番なら傷問題も含めて合理的に撮影可能だと思う。更には『龍拳』もここに持ってくることで、『劍・花・煙雨江南』から『蛇形刀手』の間の一本当たりの製作期間がほぼ二ヵ月に延長される。タイトなスケジュールともオサラバだ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー『龍騰虎躍』に使われているのは、彭剛フッテージとその後ひとりで歩く場面、そして田俊フッテージが韓国ロケによるもので、ここまでは傷がある。何故韓国ロケかというと、それは建築様式が違うからなのだ。仏教式建築が中国から朝鮮、日本へと渡った時期はほぼ同じ頃。柱の下に敷く礎石の置き方や、屋根の裏を補強する二垂木の使い方、屋根と柱をジョイントする笹繰りなどは、この時期の仏教建築に顕著なもので、彭剛フッテージで後ろに見えている塔の建築を見れば、香港・台湾にはない韓国系の寺院であることが判るのである。その後ジャッキーがひとりで歩く場面には、後方に丸い形をした藁屋根の家屋が見えているだろう。これは朝鮮民族の伝統家屋のもので、やはり中国には無いものなのである。だからここまでは韓国ロケなのだ。ちなみに台湾の寺院は国民党設立以後に広東省や福建省から逃れた人たちが作ったものが多く、中国南方系特有の石彫刻による建築が特徴で、まだ新しいものが多い。年代を経た複雑な木造建築なら韓国、新しめの石造り建築なら台湾、というのが素人目にも判る初歩的な分類方法だ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー残る石天フッテージと林銀珠フッテージは台湾ロケで、これは『笑拳怪招』から削られた場面であろう。『龍拳』、『龍騰虎躍』、『笑拳怪招』のキャスティングがダブっている点もこれで説明がつくのではないか。『酔拳』後、韓国に戻って『龍拳』の残りを撮影。羅維はそのまま同キャストで『龍騰虎躍』に使われた場面の撮影にクランクイン。彭剛フッテージに趙魯江がいる以上、この場面は羅維の手によるものであるのは疑いようがない。途中ジャッキーが現場放棄し、台湾に戻って『笑拳怪招』として仕切りなおす。契約済みの俳優はそのまま流用されたが、林銀珠のみは何らかの理由で『笑拳怪招』から外れた。羅維作品は韓国ロケがメインになる予定で、『龍拳』のように台湾ロケは一部であったとしよう。韓国の女優である林銀珠は、『笑拳怪招』が台湾ロケ・メインになった為、スケジュール調整が上手く行かず外れたと見るのが妥当な考え方のようだ。以上の製作順考察はあくまで私(fake)の推測によるものです。一応お断りしておきます。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<追加情報>Kingkingさん提供のロビーカードによれば、『風・雨・雙流星』はJPFH/GEW/2/77、『飛渡捲雲山』はJPFH/GEW/MA17/78という日付らしきものが入っているのが確認出来る。『飛渡捲雲山』のMAを3月とした場合、78/3/17ということになるが・・・。『風・雨・雙流星』の香港での公開は79年以降、『飛渡捲雲山』は78/4/27とされている。羅維プロ作品は香港では買い手がつかなかったため『蛇形刀手』のヒット以後に旧作が公開された。ロビーカードの日付は(日付であるとして)もしかしたら台湾での公開日である可能性は高い。
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