旧myroom(香港電影的日常 '01/2/17〜'06/1/29)より移転。

 香港映画を中心に語っていますが、基本的には何でもアリです。
 なお日記に記載の内容は、無断転載、転用はお断りいたしております。ご理解下さい。(by fake)

 ・・・・あと、リンクもフリーではないんです。すんませんなぁ。

はじめまして。 [2004年07月30日(金)]

Name:ティカ5
Email:bangles530@yahoo.co.jp
URL:

香港映画を観はじめてまだ1年弱のひよこです。
わくわくと日記を拝見させていただきました。(まだほんの少しですが。)
映画や俳優の背景が詳細で、ただただ驚き!
今、金庸小説にハマっているので笑傲江湖がとても観たいです。
東方不敗が美女でないヤツ。DVDに・・・ならないでしょね。
スォーズマンがやっとだし。
先日侠女を見ました。(雰囲気は好みでした。ちと長かったケド)少年ユンピョウが出てると聞いたのですが、みつかりません。ホントなんでしょか?
あーすみません。何書いてるンだか。
とりあえず初参上の足跡残し!!!

更新 [2004年07月30日(金)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

 7/30日記更新。本日は、甦れ!ドラゴン世代第六
弾。日本公開作中屈指の大傑作『ドラゴン武芸帖』で
あります。

甦れ!ドラゴン世代(6)『黒白道/ドラゴン武芸帖』 [2004年07月30日(金)]

甦れ!ドラゴン世代(6)『黒白道/ドラゴン武芸帖』'71('73年説あり)年製作、監督・主演:王羽ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー黒家寨の長・張冲は、馬驥率いる[金票]客の護衛する積荷を襲撃する計画を立案。部下の薛漢、曾江、萬重山らを連れ黒家寨を出発。待ち伏せして襲い掛かる張冲ら多勢を相手に、ひとり奮戦する馬驥だったが、小刀を隠し持つ張冲のだまし討ちに敗れた。流れ者のジミーが街へとやってきた。街では馬驥の娘・上官靈鳳が父の仇討ちをするのではないかということが話題となっていた。王羽もどうやら張冲を探しているらしいが・・・・。父の仇を探して旅に出た上官靈鳳、宿で来訪の目的を告げるが、その宿こそ苗天の差配する盗賊宿だった。上官靈鳳の正体がバレたところへ居合わせた王羽、隠密行動を開始して苗天側の動きを探った。陰ながら上官靈鳳を助けようとする王羽であったが、却って不審人物として怪しまれた。誤解の解けぬ二人が対峙したその時、苗天一味の包囲網に取り囲まれてしまう。呉越同舟、その場はひとまず協力して斬り抜ける。捕まえた苗天から情報を引き出そうとする王羽であったが、問答無用で切り殺す上官靈鳳。今の彼女は復讐の鬼だ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー新たな獲物である蘇真平、馮毅らが率いる別の[金票]客を襲う張冲一味。そこへ現れた助っ人こそ、苗天から襲撃の情報を聞き出していた王羽たちで、ここでの上官靈鳳は何故か覆面だ。(理由は後述) 襲撃が失敗に終わった情報に驚愕する張冲。抵抗勢力の存在などついぞ考えたことがなかったからだ。一刻も早く決着を付けたいと焦る上官靈鳳、単独にて黒家寨に侵入するも捕らえられる。鍛治屋の李敏郎に手伝って貰い、武器商人として黒家寨に潜り込む王羽。アイパッチで変相して片目ドラゴンだ!「昔から憧れていたんです」仲間にして貰い、油断させたところで上官靈鳳を救出。薛漢に感づかれるも、これを倒して張冲に迫る。王羽の技を見た張冲、彼が同門の弟子だと知る。王羽は一門中の不逞の兄弟子・張冲を始末するべく遣わされた者だったのだ。負傷している上官靈鳳を逃がそうとするジミーだったが、橋の上で襲撃を受け、ふたりは掘へと落ちる。この後、上官靈鳳の生死は不明のまま、ふたりの死闘は夜が明けるまで続き(本当に)、最後は王羽らしく意外にセコイ手で張冲を倒すのだ。だめだよジミー、主人公なんだからさぁ。(笑)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーージミー作品としては、ショウブラ時代と並ぶ正統派の傑作で、各種武器を使用し、手を代え品を代えするアクションも良く出来ていて飽きさせない。70年代の日本公開作の中でも、間違いなく五本の指に入る屈指の傑作である。これは当時もそう思ったものだ。ところで当時の子供たちはジミーのことをどう見ていたのか?正直に言って、当時はまだジミー映画の面白さは解らなかった。アクションが下手糞なことは一目瞭然で、本場の人間でありながら、空手に縁の無さそうな日本の俳優がやっているアクションを彷彿とさせていたのも戴けない。この『黒白道/ドラゴン武芸帖』くらいの作品ならともかく、闇鍋のようなゴッタ煮感漂う『片腕』シリーズや、武侠片の人物立てを西部劇タッチに置き換えた『四大天王/怒れるドラゴン不死身の四天王』など、もう少し"お兄さん"世代の方がハマったのではなかったろうか?満漢全席をそのまま一個の鍋にぶち込んだようなジミー作品を消化するには、やはりある程度成熟した大人の胃袋が必要だったのだ。自分にとってジミー作品の面白さは、80年代以降のビデオ時代に発見したものであります。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの映画には有名なエピソードがあるのは、皆さんご存知のことでありましょう。主演のジミーと上官靈鳳は撮影中全くソリが合わず、喧嘩したふたりは以後二度と共演することはなかったという。倉田保昭もその著書にて触れているので、全くのデマということも無いだろう。日野康一先生の本では、実際に闘ったら上官靈鳳が勝つ!とまで言われていますが。(笑) このエピソードの信憑性を裏付けるのが、劇中の上官靈鳳の扱いである。蘇真平一行を助けに現れる上官靈鳳は何故か覆面姿で・・・と書いた。その後覆面をとるのだが、上官靈鳳は後ろを向いたままだ。更には、ラストの要塞での闘い途中で堀に落ちた上官靈鳳は、物語上の生死も不明のまま、何のフォローもなく姿を消してしまうのだ。これってやっぱり、撮影途中で上官靈鳳が降りてしまった、ということなんでしょうねぇ。となると20分にも及ぶ最後のジミーの激闘も、上官靈鳳がいなくなるという物語の整合性を、力づくで観客に悟られまいとする、映画製作者としてのがんばりであったんでしょうな。しかしジミー相手にそこまで我を貫き、同時代をスターとして生き抜いた上官靈鳳も大したものである。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー次回は『新死亡遊戯7人のカンフー』です。
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