台風 [2004年09月07日(火)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

 すっげー台風だった・・・・。

 以前に台湾で観測史上二番目にデカイ台風に遭遇
したことがあるが、国内で体験したものでは最高だ
ったっすよ。

 実はさっきまで停電していたんですが、何とか復
旧してくれました。

 地震だ、台風だと大変ですが、18号の進路にお住
まいの方々、くれぐれもお気をつけ下され。

更新 [2004年09月07日(火)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

 9/7日記更新。今月は特集で「嘉禾電影'71」をやり
ます。ゴールデン・ハーベストの旗揚げイヤーの作品
だけを取り上げて、往時の分析を試みたいと思ってい
ます。

 第一回目は、ハーベストの栄えある旗揚げ作品『天龍
八將』です。

嘉禾電影'71(1)『天龍八將』 [2004年09月07日(火)]

嘉禾電影'71(1)『天龍八將』'71年製作、監督:羅維、主演:張冲ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー今月の特集は「嘉禾電影(ゴールデン・ハーベスト)」旗揚げイヤーである'71年の作品を取り上げる。この旗揚げの年に「嘉禾電影」がどんな作品を残したかを探ることで、鄒文懐(レイモンド・チョウ)のとった戦略と、対ショウブラに費やされた70年代香港映画界の風景が見えてくるのではないかと思うのだ。'71年製作と書いているが、実際は'70年中から撮影されており、最終的な完成が'70年内だったのか'71年だったのかは不明です。金庸の小説で映画化もされた「天龍八部」とタイトルが似ていますが、内容は全く関係有りません。むしろ滝沢馬琴の「南総里見八犬傳」をモチーフとしています。馬琴の「南総里見八犬傳」は、元々「水滸傳」をベースとして書かれたものですから、巡り巡ったといえるのでしょうか。脚本を書いた倪匡は、果たしてそのことを知っていたのかどうか・・・。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー'69年にショウブラを飛び出した鄒文懐は、独立プロの旗揚げを目指して奔走。'70年に「嘉禾電影有限公司」を設立。スターのいない「嘉禾電影」では後にはジミー引き抜き問題が発生するのだが、取り敢えずはオーディションにて新人を募集。衣依(マリア・イー)、苗可秀(ノラ・ミャオ)、茅瑛(アンジェラ・マオ)らを合格させる。彼女らは「嘉禾三大玉女」と呼ばれ、未来のスターとして売り出された。これに羅維監督に従ってショウブラから移籍してきた田俊(ジェームス・ティエン)に、潰れた「國泰機構(キャセイ)」からの移籍組である、張冲、謝賢、唐菁、喬宏(ロイ・チャオ)、白鷹らが男優陣として並んだ。栄えある「嘉禾電影」の旗揚げ第一作として作られたのは、実はこの『天龍八將』ではなく次回掲載の『刀不留人』であった。しかし、ちょいと地味目の『刀不留人』ではなく、オールスター・キャストの『天龍八將』を旗揚げ作品に選んだのには勿論訳があった。オールスターで華々しいから・・・それも理由のひとつではあろうが、そこにはやはり古巣にしてライバルである『邵氏兄弟有限公司(ショウブラザース)』の動向も絡んでいたのだ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの『天龍八將』は71/1/22に公開された。年明けに何とか間に合わせた格好だが、ライバルのショウブラは昨年末には年明けのラインナップを発表していた。張徹監督、狄龍主演の『鷹王』(71/1/1)を皮切りに、韓国から招いた巨匠・申相玉の『關外雙雄』(71/1/9)、そして「嘉禾電影」が旗揚げ公開日にしていた1/22には、当時人気絶頂だった鄭佩佩(チャン・ペイペイ)作品『鍾馗娘子』を公開する予定だったのだ。後発の「嘉禾電影」としては、何が何でもこの年明け興行では勝っておきたい。いや、勝てないまでもせめて善戦健闘して、「嘉禾電影」ここに有り!を宣言したかった。それには『刀不留人』ではインパクトに欠けた。オールスター・キャストが勢揃いする『天龍八將』こそ、「嘉禾電影」とは何か?を世の中に問う作品であったのだ。結果は鄒文懐の英断が成功したことになる。『鍾馗娘子』の140万HKドル(同年興収記録4位)には及ばなかったものの、92万HKドルを稼ぎ、同年の興収記録トップ10に数字を残した。『鷹王』が69万HKドル、『關外雙雄』が16万HKドルだったことと比べれば、新興独立プロである「嘉禾電影」にとっては大善戦であった。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー『天龍八將』は、当時の「嘉禾電影」が総力を結集した大作である。悪の将軍・韓英傑によって殺された忠臣の遺児たち八人が、仇を討つべく結集していく話だ。「南総里見八犬傳」をモチーフとしているのだが、この八人がそれぞれ仲間ではなく、お互いが仇討ちを狙っている中で、かつての同志の遺児であることを知っていく点に「八犬傳」的要素が使われているのだ。彼らの苗字一字を並べた"風雷焦祝"、"江歸何海"という詩が、お互いを知る手がかりとなっているところなど、"仁義忠孝悌礼信智"の八つの珠が勇者を集める「八犬傳」と同じなのだ。こうして集まった八人、張冲、沈殿霞、唐菁、田俊、謝賢、李昆、茅瑛、苗可秀は、韓英傑のいる総督府を目指す。韓英傑を守るのは、影で実権を振るう白鷹と、彼が率いる鞭陣である。この鞭陣には洪金寶、林正英、陳會毅、唐偉成、梁小龍、呉明才、李家鼎、杜偉和、堪少雄などが扮している。一度はこの鞭陣に敗れる天龍八將だが、苗可秀の発案でこれを突破。最後は韓英傑が一対八で大激闘を見せます。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー私の所有するビデオは、通常出回っている英語版や、北京語版にハングル字幕の入ったものではなく、「嘉禾電影」初回公開時のものです。北京語で中文英字幕がプリントされ、残酷シーンもカットのないやつなのですが、若干ピントがボケており、字幕の判別がいまいちハッキリしないのがもどかしい。スタントの顔触れも豪華なので、本当はもっと他にも出ているのかもしれないのですが、後ろの方で動いている連中はボヤけてしまっています。とある資料には李文泰が出演していると記載されているようですが、彼も元はキャセイのスターでしたから、この時点で顔のハッキリしない脇役で出演するとは思えません。他の場面には出ていないのですから、この情報は恐らく間違いでしょう。最後に、「嘉禾電影」といえば四枚のプレートがダンダンとGHの文字を形どっていくOPが有名ですが、この時はまだそのOPは使われていません。黄金色に輝く稲穂が風にそよぎ、「嘉禾電影」の文字が登場するバージョンです。本当はこっちの方がゴールデン・ハーベスト(黄金の収穫)に相応しいのですけど。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー特集第二回目は『刀不留人』です。
trackback Blog by isao.net