Re:はじめまして [2004年09月12日(日)]

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>はじめまして、醒龍と申します。いつも電影日記楽しく拝見しております。

 はじめまして、どうぞよろしく!(KingKingさんの
ところでお見かけする方ですよね?同名異人?)

>初期のGH作品は過去に日本でもCSで放送されたりして
>『刀不留人』『鬼怒川』『追撃』等、たまたま字幕付きで見れたのが幸運でした。

 らしいですね、私はこれは見ていないのですよ。
プリントも良いものだったそうで、海賊版しか持っ
ていない私には垂涎の放送でした。

>GH旗揚げ当時がテーマの電影日記楽しみにしております。
>どうもお邪魔いたしました。

 ご期待に添えられるようがんばります。これから
もよろしく!

更新 [2004年09月12日(日)]

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 9/12日記更新。「嘉禾電影'71」の第二回、本日は
幻のハーベスト旗揚げ作品『刀不留人』です。

嘉禾電影'71(2)『刀不留人』 [2004年09月12日(日)]

嘉禾電影'71(2)『刀不留人』'71年製作、監督:葉榮祖、主演:苗可秀ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー前回の『天龍八將』より前に製作された、こちらが本当の「嘉禾電影(ゴールデンハーベスト)」第一作。クライマックスのアクションこそ派手なものの、仇討ちを志す男女の、潜入捜査による腹の探り合いという話は、旗揚げに持ってくるにはいささか地味だったのは否めない。結果、オールスターの『天龍八將』が優先され、『刀不留人』の公開は4/30に繰り越された。この映画の公開時期にライバル「邵氏(ショウブラザース)」が用意していたのは以下の作品。ベテラン岳楓監督、凌波主演のラブストーリー『唖[口巴]興新娘』(4/2)、嚴俊の珍しい武侠片『玉面侠』は何莉莉主演(4/9)、井上梅次監督『五枝紅杏』(4/16)。そしてというか、やはりというか、最大の敵はこの映画『大決鬥』だろう。張徹の大作で、『報仇』『新獨臂刀』に続いてコンビとして人気絶頂時の姜大衛&狄龍作品だ。公開時期も4/21と『刀不留人』の前週にぶつけており、ハーベスト潰しなのはミエミエであった。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー大方の予想通り『大決鬥』は130万HKドルオーバーの大ヒット。(年間興収TOP10の5位) 『玉面侠』は45万9千HKドル、『唖[口巴]興新娘』も40万HKドルと、どちらも当時のプログラム・ピクチャーとしての水準はクリア。『五枝紅杏』のみ28万HKドルとやや振わなかった。『刀不留人』も健闘した。『天龍八將』の92万HKドルには届かなかったものの、これがデヴューになる新人女優の主演作にしては、73万HKドルは悪くない数字だ。ヒットの要因は新興映画会社への期待感と、新人女優・苗可秀(ノラ・ミャオ)のフレッシュさにあった。裏を返せば、今一歩の数字の伸びが無いのは、新人であるが故ということになるが。だがこのデヴュー作における苗可秀の美しさときたらどうだろう。後のドラゴン映画ではこの凛とした美しさは影を潜めてしまっているが、この映画に於いては奇蹟のような美しさだ。この美しさにハーベスト首脳陣も賭けたのではないか?「嘉禾三大玉女」として同時にオーディション合格した衣依(マリア・イー)や茅瑛(アンジェラ・マオ)を押しのけて、苗可秀のみが一本立ちで主演作を撮り、予定ではそれを旗揚げ作品にしていた。ここに会社の期待感が表れてはいないだろうか?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー江湖に突如として出現した謎の女剣客・苗可秀。"刀不留人"(刀の前で人は姿を留めず、とでも訳するのか?)と呼ばれる彼女の前には、江湖のあらゆる使い手たちがその刃の下で眠った。張冲主催の武術大会に出場した彼女、李充中、馮毅、姜南を抑え第一席として優勝した。この武術大会は江湖の裏側で盗賊稼業をしている張冲のリクルート活動だったが、かつて江湖の大悪人だった三手判官・白文彪の娘である苗可秀は、父の仇を探してあえて悪の世界に飛び込んだのだった。この張冲の動向に注目して探っているのが謝賢と田俊。かつて剣術の唐家荘と呼ばれた村があった。栄華を誇ったが一夜にして全滅の憂き目に遭い、唐家荘の剣術は姿を消した。その唐家荘唯一の生き残りが謝賢で、田俊はそれに協力する兄弟分である。唐家荘全滅の裏には"孫天塵"(回想場面では梁龍が演じている)という男の存在が関わっている。村の井戸に毒を投げ込み、全員を惨殺するという情け容赦のない男"孫天塵"は、殺しの相棒であった三手判官・白文彪も、分け前を独り占めするため剣で殺した。謝賢はその唯一の目撃者で、その時の剣を所有する男だった。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー共に"孫天塵"を追っている苗可秀と謝賢だが、江湖ではその目的を知られていないためお互いに誤解を生む。謝賢が三手判官・白文彪を殺した剣を持っていてはなお更だ。この剣には"孫天塵"が殺した相手の数だけ印が入っているため有名なものだった。憎しみを向ける苗可秀に対して説得を試みる謝賢。数々の悪事を重ね、江湖でも顔の知られた"孫天塵"が姿を消してから幾年も過ぎた。それにしても"孫天塵"は一体何処へと消えてしまったのか?張冲は何かを知っているのか?大同団結した苗可秀と謝賢は"孫天塵"の正体を探るが、逆にいち早く感づいた"孫天塵"から追い詰められる立場へ。最後には姿を現した"孫天塵"に逆襲をかけるのだが・・・・・。後半のアクションは大勢の武師も用意し、大掛かりなアクションを展開。さすがに旗揚げ作品に用意していただけあって、手間も暇も十分にかかっている。後のドラゴン時代のハーベスト作品よりは遥かに出来が良い。武術指導は韓英傑と洪金寶が連名でクレジット。呉明才や林正英が武師として確認できるが、もうちょっと画質がよければまだ発見があるかも。この映画での苗可秀のイメージは、明らかに鄭佩佩(チャン・ペイペイ)を踏襲するものだ。短い刀を逆手で揮う姿は、鄭佩佩の代表作『大酔侠』を真似たものであろう。この時ハーベストは苗可秀を、鄭佩佩路線の武侠スターにするつもりであったことが伺えるのだ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー次回はジミーのハーベスト作品『一夫當關』です。
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