旧myroom(香港電影的日常 '01/2/17〜'06/1/29)より移転。

 香港映画を中心に語っていますが、基本的には何でもアリです。
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 ・・・・あと、リンクもフリーではないんです。すんませんなぁ。

鹿村さん [2004年11月08日(月)]

Name:旋子
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 久しぶりにきました。日記『龍火長城』拝見しました。
于海vs(90年頃の)鹿村、そしてラストが(90年頃の)呂小龍vs鹿村、どんなアクションなんですかね?イメージ全然わかないです。「富士山の真下にある東京(笑)」「万里の長城で最後の闘いに挑んだ」スケール妙にでかいぞ。でもおもしろそうですね。
 ところで、鹿村さんの武術指導つながりですが、天映娯楽の『女集中營』(この映画のこと書くのたぶん3度目)見ました。
期待せずに見たら、これが大当たり。今までの英語版ビデオでカットされてたラストの白人女vs日本人女(『インフラマン』の悪女王)のボコリ合いがしっかりありました。(う、うれしい何年待っただろう) 他にも所々ビデオにはないシーンがあり、作品的にもスッキリ見れました。

更新 [2004年11月08日(月)]

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 11/8日記更新。今月は特集"ブルース・リーという
名の商売"として世界のブルースプロイテーション映画
を取り上げます。第一弾は呂小龍(ブルース・レ)主演
『龍火長城』です。

ブルース・リーという名の商売(1)『龍火長城』 [2004年11月08日(月)]

ブルース・リーという名の商売(1)『龍火長城』'90年製作、監督・主演:呂小龍ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー何宗道、巨龍とならぶ"ブルース・リーそっくりさん御三家"のひとり呂小龍(ブルース・レ)が、90年代に放ったブルースプロイテーション作品。90年になってなおブルース・リーであり続けようとする呂小龍の執念には恐れ入るばかりだが、70年代のビデオでみる彼の姿が焼きついている我々の目には、すっかり年をとってしぼんでしまった彼の姿に、感慨深いものが溢れてくるのである。もはやブルース・リーというより"ジャリズム・山下"といった方が良い感じ。ちなみに"ジャリズム"とは?、91/11に結成され98/12まで活動したカルト漫才師のこと。シュールなボケをかます渡辺と、天才ツッコミ師・山下のコンビは、一部のお笑いファンに熱烈に支持された。「葬式DJ」や「テント」などの傑作ネタが多数ある。解散後はそれぞれに活動していたが、今年(04/2)突然に再結成し周囲を驚かせた。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーその山下そっくりの呂小龍、90年代に突然"ブルース・リー"として復活したのには訳がある。90年代の香港は、返還を睨んだ"決算"の時代であった。かつての香港の歴史が再確認される作業が続く中、ブルース・リーに対する評価も高まったのである。細々と映画製作に携わっていた呂小龍がこの期を逃すはずはなかった。もうひとつはロケ問題である。きたる返還に向けて、大陸中国と香港の間では文化交流が開始されていたのだ。長らく香港映画界のネックとなっていたロケ問題の解消、中国映画界の門戸解放は多くの香港映画人を大陸へと向かわせたのだ。香港映画界に中国ロケの本格ラッシュが始まるのは翌91年からだが、機を見るに敏!というか、先走りというかはともかく、呂小龍も大陸へと向かった・・・。「ブルース・リーの出来なかったことを、オレがやってやるぜ!」彼の胸中にそんな崇高な思いが去来しなかったことだけは確かだろう。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー1931年中国・柳条溝における満州鉄道の爆破事件を、関東軍は中国の犯行と断定、報復のため北大営を急襲した。これが満州事変の起こりである。この軍事行動は後にリットン調査団によって侵略行為とされ、日本は国際連盟から脱退。長い戦争の歴史が幕を開けるのだ。この映画はその31年からスタートする。平和な農村で暮らしていた呂小龍は、突然の戦争で母を失い、妻とも生き別れる。一年間の逃亡生活を経て北京へと辿り着いた呂小龍、ここでも関東軍の横暴を目の当たりにすることになるのだ。失意の中国人を鼓舞する目的で開始された中華武術館、それは占領軍側である日本人武術家には目障りな存在であった。中華武術館代表の于海は帰宅途中に日本武術界からの襲撃を受ける。通りかかった呂小龍の助けでこれを撃退、ふたりは師弟となる。日本武術界総帥・坂田(馬征)は覇権を狙うが、息子・小次郎(鹿村泰祥)は中国武術にも尊敬すべき点はあると父を諌める。李連杰のデヴュー作『少林寺』で螳螂拳マスターを演じた于海が、呂小龍の師匠役で渋い演技をみせているのが嬉しい。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー日中を代表した武術家による対抗戦をすることになり、于海と鹿村が対戦。かなりレアな顔合わせだ。留めを刺さない于海は、鹿村に反撃を許し致命的な一撃を受けた。それでも最低限の節度で対応する鹿村は、内心では負けを認めたことを露にする。その夜、薬を飲んだ于海は突然の嘔吐に苦しみながら死んでしまう。「先生を毒殺したのは誰だ!?」ここからこの物語は『精武門/ドラゴン怒りの鉄拳』になるのだ。日本人道場に乗り込んで暴れ、中国人通訳を脅して真相に迫る呂小龍。完全に"ジャリズム" ・・・いや、ブルース・リーに成り切っているのだ。鹿村の結婚式に殴り込んだ呂小龍は鹿村と対戦。敗れた鹿村は于海毒殺の真相に気づき呂小龍を逃がす。「もう一度闘おう」そういって日本へ再修業に出かけたが、坂田の怒りは収まらなかったのだ。忍者軍団の襲撃を受ける中華武術館、標的となった呂小龍はオハラ戦時の様な衣装を着て日本刀を振り回す。富士山の真下にある東京へと帰って来た鹿村。中国人に負けた男として故郷の武芸者に狙われる始末。それでもかつての師匠から日本武道の真髄を学びとり、再び中国へと舞い戻ると父の帝国主義路線を批判。「オレが日本人の魂を見せてやる!」ふたりの男は万里の長城で最後の闘いに挑んだ、己の民族と武道の誇りに賭けて。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこれはバカ映画ではない。途中から完全に『精武門/ドラゴン怒りの鉄拳』になってしまうとはいえ、かつての呂小龍映画からは考えられないしっかりとした作りだ。悪役とはいえ、中国人に心情を寄せる日本人武術家という鹿村の描写は、『精武英雄/フィスト・オブ・レジェンド』の倉田保昭よりも数年早い。中国体操界の王者・李寧や、卓球少女・梁艶が出ていることで珍品扱いもされているが、映画自体は極めて真っ当なのである。アクションも良く出来ており、于海VS鹿村、呂小龍VS鹿村は一見の価値有りだ。武術指導も呂小龍とあるが、本当かなー? ショウブラ時代の縁で頼まれて出演したという鹿村がやったんじゃないのかな?その鹿村さんの呂小龍評・・・「彼は下手なりに良くがんばりました」だって。次回へ
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