Re:2004ベスト&ワースト [2005年01月02日(日)]
Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164
2004年ベスト&ワーストです。まずはワーストから。
一応お断りしておきますがネタバレあり、です。
1.着信アリ
いつかどこかで見たネタばっか。おまけに怖くな
い、つまらない。怨念の理由が一口で説明が出来ない
のも駄目でしょ。
2.僕の彼女を紹介します
映画として成立してないでしょ、これ。死人が甦
るという映画の嘘は構わないんです。それは映画だか
ら。ただ、犯罪現場で一般市民を誤射した警官が、自
殺未遂を繰り返した挙句、49日以内に刑事に昇格出来
るという嘘は、映画そのものを成立させなくするんで
す。そもそも誰が撃ったかなんて、弾道検査すりゃ一
発じゃん!っていうか、しろよ!
3.SAW
これも成立しませんな。不治の病で病院に入院し
ている男が、あんな手間暇をかけた犯罪できる訳ねぇ
じゃん!よしんば出来たとしよう。彼の犯罪理由は生
きている価値のない人間への制裁であったはずなのに、
主役ふたりはともかく、罪の無い医者の家族や心優し
い病院の用務員を巻き込んだ理由は説明つかない。こ
れは頭の中だけで映画を構築する人間が陥る初歩的ミ
スだ。合理的説明が出来ないことを一般的にはご都合
主義というんです。
4.ロストメモリーズ
ただただ単純につまんない。この映画を面白くす
るにはもっと日本を悪役として徹底的にしなきゃね。
5.スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
ハリウッド映画だけに限らないんだが、音楽業界
もすっかり牛耳られてしまっているため、政治的にど
っちかに組み込まれることは避けられない。映画ファ
ンにとっての本当の悲劇は、ワーストで論じることす
らされない垂れ流し大作しか存在しないということだ
が・・・。
6.ビッグフィッシュ
自分が保守化してしまったことの言い訳を聞かさ
れてしまった。多分に私小説的ではあるものの、こん
なティム・バートンが見たかった訳ではない。
7.メダリオン
これだからアメリカ資本が入ると・・・・とは言
いたくない。普通の男が当たり前に超人である理由は
描く必要はないと思うのだがな、ジャッキーの場合。
8.テイキングライブス
9.ツイステッド
羊たちの沈黙→セブンと続いたサイコサスペンス
で面白かったためしはない。SAWもそうなのだけど、意
外な犯人というのも、まず意外ありきからスタートし
ている作品作りは本末転倒である。更に最悪なのは、そ
の意外な犯人が消去法で読めてしまう点だ。きちんとし
た脚本作り、その原点に立ち返らなければ永遠に同じ愚
を繰り返すのみである。
10.ヴィレッジ
笑った。彼の全ての作品は過去に使われたネタの
拡大再生産なのだが、ある意味、まさかこれをやるとは!
である。アーティスティックな小学生の落書き、それが
シャラマンの正体だ。
続いてベスト。
1.殺人の追憶
映画は総合芸術であることを改めて思い知らされる
傑作。ひなびた農村に押し寄せる工業化の波、それは同
時に犯罪の都市化ももたらす。未曾有の恐怖に愕然とす
る田舎の刑事は、同時に観客が感じた恐怖でもあるのだ。
ほとんどを映像で語りきった監督と役者の力量に脱帽。
2.サンダーパンツ
どんな人間にもたったひとつくらい良いところがあ
る。落ちこぼれの少年は、平凡な人生を続ける代わりに
自分の夢を実現させる一瞬のチャンスに賭けた。そうし
て少年は地球の英雄として凱旋したのだ。映画ってこれ
で良いのだ。
3.モンスター
シリアルキラー・アイリーン・ウォーノフの実録モ
ノとしては中途半端であるし、この映画がゲイのアイコ
ンとしてプロパガンダの役割を与えられているのも確か
である。だが、この映画には本物の人間の愛が描かれて
いる。主人公の死を描くことでしか純愛を訴えられない
『セカチュー』や『今会い』、絵空事のハリウッド・ラ
ブロマンスや韓流にはない本物の愛が。本来人を愛する
という行為はそれだけでヒリヒリとした痛みを伴うはず
なのだ。そこから目を背けていて何が純愛だ!
4.スウィングガールズ
完成度としては↓の『ミスリバ』に遠く及ばないの
だが、この映画の魅力はその荒削りにもあるのは事実。
役者が実際に楽器を弾けるようになるまで特訓したとい
う事実も好感度大だ。暗い世相の中で、この映画のよう
な元気の良さは必要である。
5.ミスティックリバー
少年時代のエピソードから、大人になるまでをもう
少し描けていたら・・・。何故彼らがあの位置に立って
いたのかは分からなくはないのだが。とはいえ、今年の
ハリウッドメジャー作品としては圧倒的な完成度であっ
た。俳優たちの演技合戦も心地良い。
6.スイミングプール
意外な犯人とか、意外な結末とかばっかりに囚われ
ている製作者達に見せてやりたいですな。映画はこうや
って作るもんですよ。それにしてもリュディビーヌ・サ
ニエは育ったなぁ・・・。(エロおやぢモード)
7.ヒューマンキャッチャー
映画は独創的なプロットだ!田舎のティーンエイジ
ャーVSジーパーズVS復讐に燃えるレッドネック、三つ巴
による畑の大攻防戦!今やアメリカ映画から失われつつ
ある燃えるB級映画魂がここにある!ランクインはしな
かったがこれと『ランダウン』『マーダーライドショー』
が現代アメリカの良心だ。
8.オールドボーイ
今年日本を席捲した"韓流ブーム"にも、おばさんた
ちの"韓流"の他にもうひとつ、オレたちの"韓流"がある。
『殺人の追憶』や『悪い男』、そしてこの映画がそうだ。
男の慟哭が突き刺さる映画なのだ。
9.東京原発
邦画は今良質の映画を作ろうとがんばっている。こ
れもそんな一本で、ちゃんとエンターティメントの枠に
収まっているところが◎。
10.チームアメリカ:ワールドポリス
現在日本では未公開で申し訳ない。ギャグの面白
さは抜群だが、長編劇映画としての評価はこの位置だろ
う。旬のネタなんで旬のうちに公開して欲しいが。
こんなのはお遊びですので、みなさまのお気に入りが
ワーストの方に入っていてもご勘弁を!
同様のベスト10ございましたら、発表して下さいね。別
にビデオ鑑賞作品でも構いませんので。
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164
2004年ベスト&ワーストです。まずはワーストから。
一応お断りしておきますがネタバレあり、です。
1.着信アリ
いつかどこかで見たネタばっか。おまけに怖くな
い、つまらない。怨念の理由が一口で説明が出来ない
のも駄目でしょ。
2.僕の彼女を紹介します
映画として成立してないでしょ、これ。死人が甦
るという映画の嘘は構わないんです。それは映画だか
ら。ただ、犯罪現場で一般市民を誤射した警官が、自
殺未遂を繰り返した挙句、49日以内に刑事に昇格出来
るという嘘は、映画そのものを成立させなくするんで
す。そもそも誰が撃ったかなんて、弾道検査すりゃ一
発じゃん!っていうか、しろよ!
3.SAW
これも成立しませんな。不治の病で病院に入院し
ている男が、あんな手間暇をかけた犯罪できる訳ねぇ
じゃん!よしんば出来たとしよう。彼の犯罪理由は生
きている価値のない人間への制裁であったはずなのに、
主役ふたりはともかく、罪の無い医者の家族や心優し
い病院の用務員を巻き込んだ理由は説明つかない。こ
れは頭の中だけで映画を構築する人間が陥る初歩的ミ
スだ。合理的説明が出来ないことを一般的にはご都合
主義というんです。
4.ロストメモリーズ
ただただ単純につまんない。この映画を面白くす
るにはもっと日本を悪役として徹底的にしなきゃね。
5.スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
ハリウッド映画だけに限らないんだが、音楽業界
もすっかり牛耳られてしまっているため、政治的にど
っちかに組み込まれることは避けられない。映画ファ
ンにとっての本当の悲劇は、ワーストで論じることす
らされない垂れ流し大作しか存在しないということだ
が・・・。
6.ビッグフィッシュ
自分が保守化してしまったことの言い訳を聞かさ
れてしまった。多分に私小説的ではあるものの、こん
なティム・バートンが見たかった訳ではない。
7.メダリオン
これだからアメリカ資本が入ると・・・・とは言
いたくない。普通の男が当たり前に超人である理由は
描く必要はないと思うのだがな、ジャッキーの場合。
8.テイキングライブス
9.ツイステッド
羊たちの沈黙→セブンと続いたサイコサスペンス
で面白かったためしはない。SAWもそうなのだけど、意
外な犯人というのも、まず意外ありきからスタートし
ている作品作りは本末転倒である。更に最悪なのは、そ
の意外な犯人が消去法で読めてしまう点だ。きちんとし
た脚本作り、その原点に立ち返らなければ永遠に同じ愚
を繰り返すのみである。
10.ヴィレッジ
笑った。彼の全ての作品は過去に使われたネタの
拡大再生産なのだが、ある意味、まさかこれをやるとは!
である。アーティスティックな小学生の落書き、それが
シャラマンの正体だ。
続いてベスト。
1.殺人の追憶
映画は総合芸術であることを改めて思い知らされる
傑作。ひなびた農村に押し寄せる工業化の波、それは同
時に犯罪の都市化ももたらす。未曾有の恐怖に愕然とす
る田舎の刑事は、同時に観客が感じた恐怖でもあるのだ。
ほとんどを映像で語りきった監督と役者の力量に脱帽。
2.サンダーパンツ
どんな人間にもたったひとつくらい良いところがあ
る。落ちこぼれの少年は、平凡な人生を続ける代わりに
自分の夢を実現させる一瞬のチャンスに賭けた。そうし
て少年は地球の英雄として凱旋したのだ。映画ってこれ
で良いのだ。
3.モンスター
シリアルキラー・アイリーン・ウォーノフの実録モ
ノとしては中途半端であるし、この映画がゲイのアイコ
ンとしてプロパガンダの役割を与えられているのも確か
である。だが、この映画には本物の人間の愛が描かれて
いる。主人公の死を描くことでしか純愛を訴えられない
『セカチュー』や『今会い』、絵空事のハリウッド・ラ
ブロマンスや韓流にはない本物の愛が。本来人を愛する
という行為はそれだけでヒリヒリとした痛みを伴うはず
なのだ。そこから目を背けていて何が純愛だ!
4.スウィングガールズ
完成度としては↓の『ミスリバ』に遠く及ばないの
だが、この映画の魅力はその荒削りにもあるのは事実。
役者が実際に楽器を弾けるようになるまで特訓したとい
う事実も好感度大だ。暗い世相の中で、この映画のよう
な元気の良さは必要である。
5.ミスティックリバー
少年時代のエピソードから、大人になるまでをもう
少し描けていたら・・・。何故彼らがあの位置に立って
いたのかは分からなくはないのだが。とはいえ、今年の
ハリウッドメジャー作品としては圧倒的な完成度であっ
た。俳優たちの演技合戦も心地良い。
6.スイミングプール
意外な犯人とか、意外な結末とかばっかりに囚われ
ている製作者達に見せてやりたいですな。映画はこうや
って作るもんですよ。それにしてもリュディビーヌ・サ
ニエは育ったなぁ・・・。(エロおやぢモード)
7.ヒューマンキャッチャー
映画は独創的なプロットだ!田舎のティーンエイジ
ャーVSジーパーズVS復讐に燃えるレッドネック、三つ巴
による畑の大攻防戦!今やアメリカ映画から失われつつ
ある燃えるB級映画魂がここにある!ランクインはしな
かったがこれと『ランダウン』『マーダーライドショー』
が現代アメリカの良心だ。
8.オールドボーイ
今年日本を席捲した"韓流ブーム"にも、おばさんた
ちの"韓流"の他にもうひとつ、オレたちの"韓流"がある。
『殺人の追憶』や『悪い男』、そしてこの映画がそうだ。
男の慟哭が突き刺さる映画なのだ。
9.東京原発
邦画は今良質の映画を作ろうとがんばっている。こ
れもそんな一本で、ちゃんとエンターティメントの枠に
収まっているところが◎。
10.チームアメリカ:ワールドポリス
現在日本では未公開で申し訳ない。ギャグの面白
さは抜群だが、長編劇映画としての評価はこの位置だろ
う。旬のネタなんで旬のうちに公開して欲しいが。
こんなのはお遊びですので、みなさまのお気に入りが
ワーストの方に入っていてもご勘弁を!
同様のベスト10ございましたら、発表して下さいね。別
にビデオ鑑賞作品でも構いませんので。








