旧myroom(香港電影的日常 '01/2/17〜'06/1/29)より移転。

 香港映画を中心に語っていますが、基本的には何でもアリです。
 なお日記に記載の内容は、無断転載、転用はお断りいたしております。ご理解下さい。(by fake)

 ・・・・あと、リンクもフリーではないんです。すんませんなぁ。

Re:成り上がり不動産トニー [2005年02月12日(土)]

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>今から『林世榮』として話を進めますが、主演が洪金寶でメンツ的にもサモ映画の常連ばかり、なので彼が監督しそーなもんですが、監督は袁和平。この作品の企画はどっちから出たんでしょうかねぇ? 実はこの作品に関する資料が無いので監製や武術指導のメンツとかがわからないのですが、海報には武術指導袁家班&洪家班と書いてあった気がします。   

 『林世榮』でも同じことですよ。もともと袁小田も出る
予定でしたし、袁和平側からの企画にサモが後輩として協力
したんですから。

>洪家班&成家班や、元奎&孟海みたいな京劇出身者つながりとは別に、違う派閥(洪、劉、袁、成)の人間が組んで円満にいったのはこの作品くらいなんですか?  

 袁和平も京劇閥ですよ。それに彼は于占元のところにい
たこともある訳だし、そもそも袁小田は七小福のコーチを
していんですから、袁家班は成家班や洪家班にとって同門
の先輩にあたるんです。

>『香港電影満漢全席』に『龍兄虎弟』は成家班・劉家榮・袁振洋と書いてありますが、この作品の内実はどうだったんでしょうか? ご存じでしたら教えて下さい!   

 揉めて大変だったらしいです。具体的なエピソードは公開
されてはいませんが。

>なるほどぉ。血で描いたペロペロキャンディーを生かすためにも、シンと黄聖衣のエピソードはも少し欲しいですね。デブは要らん!と思ってましたが、シンと彼との会話が物語のナレーションの役割を担っているよーなので、デブは必要でした。   

 逆に達人たちの話に絞るのならデブはいらん!とも言えま
す。

 こういう風に考えてみましょう。

 達人たちとデブは除いて、大家と女の子に絞ります。女の
子は豚小屋砦の住人で、これで彼女は本筋に絡みます。あの
大家夫婦が実は達人だった!というサプライズでひっぱり、
実は星の生き別れの親子だった・・・で泣かせと覚醒の理由
も確保。話もすっきりして過不足なく描くことができます。

 ↑が実際に面白いかどうかは別です。この方が完成版より
合理的である、というだけのことです。

 こうして考えると『ハッスル』には無駄と回り道が多く、
そのくせ描き足りないという欠点が見えてくるはずです。

 しかし『ハッスル』の魅力はこの無駄にもあるわけでもあ
りますから、やはり一概に合理的を良しとすることもない
わけです。
   
>『黄飛鴻』の嚴振東(任世官)より、『獅王争覇』の趙天覇(知らん!)を改心させる事が出来た方がより劇的ですからね。 

 ということですね。

>今、ヤーな事を思い浮かべてしまいました。火雲邪神を殺さなかった事が続編への伏線になってなければいいのですが。   

 製作時点ではそれは考えなかったんじゃないですかね?
 続編云々はリップサービスだと思いますよ。『少林』の
時だって散々続編の話してましたけど、完全にうっちゃって
ますから。

 この人はもっとアーティスティックですよ。ふざけた映画
は作っていますが、それはあくまで自己表現のひとつで、サ
モや徐克、王晶などに比べてはるかにストイックでしょ。二
部作の『ロイヤルトランプ』『西遊記』以外に、売れ始めの
頃に無理やりやらされた『逃學』と『賭侠』の続編以外は作
っていないはずです。特に本人がコントロールするようにな
ってからはどれも一話完結なのでは?

>静かな図書館(のPCで読んでいたので)で爆笑してしまうところでしたよ! それにしても、そー言う根拠があるんですか?(笑 ←今年から使う事にしました)   

 プライベート写真はいつ見てもそんな格好をしているから
です。だからそういう人なんかと・・・。

>こちらにある・・・いや山口県内か近県にある『アジア・映画の都』もそちらの最寄りの図書館から取り寄せられればいいですね。それとも、やっぱり所有したいですか?

 面白い情報ありがとうございます。『アジア・映画の都』
はこの間入手致しましたよ。でも図書館でそういうことやっ
てくれるなんて知りませんでしたよ。

Re:中国服についても触れています [2005年02月12日(土)]

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>逆にご友人のフィリピンの件の方が災難なので恐縮してしまいます。

 本人は海外に出たこともなく、国内でなくしたので
す。すぐに処置したのにフィリピンで勝手に使われて
驚いたんですよ。

>「ロードショウ」「スクリーン」等のグラビア中心の映画雑誌でも
>以前は読み応えのある評論があったのですけど、いつのまにか
>物理的な本の厚さだけでなく、中身も薄くなってしまいました。

 90年代にただのグラビア雑誌になってしまいました
ね。74年からずっと買っていたのに、ついに94年で止
めてしまいました。

>「映画秘宝」の登場も素人の駄文が幅を利かせる
>情況に貢献したと感じるのは考えすぎでしょうか?
>(中には面白い文章もありますけど)

 秘宝には功罪があると思っています。小さい版型の
頃はもう少し自由がありましたが、今は秘宝的という
言葉に書き手も読み手も捉われすぎですよ。

>ラブコメなのですが、劉徳華と鄭秀文の描写が面白くて
>可愛い作品だと思ってます。アンディが「逃避行」の
>キャラクターを演じるサービスも楽しいですし。

 この時のサミーは可愛いですね。ありふれたストー
リーほど見せるのは難しいものなので、それを支えた
のは演者の魅力だったと思いますよ。

>「マッスル」はセシリア好きの友人に貸したところ、絶句されて
>おりました。下手するとバカ映画と言っても何も反論できない
>作品であります。しかし私の少ない映画鑑賞数から敢えて
>申し上げれば「ヤコペッティの大残酷」のような奇妙な余韻を残す映画だと思ったりするのです。

 ヤコペッティですか!(笑) バカ映画には違いない
でしょうが、それは壮大に底が抜けてそうです。どこか
上映してくれんかなぁ・・・。


>この作品は劉家良監督の第二作目なのですか?76年の時点で既にこれだけのクオリティを持った功夫片を撮っていた劉家良の手腕には脱帽でございます。おそらく、他社の模倣作品は数多く製作されたのでしょう。特に詠春拳を扱ったサモ・ハンの「賛先生与找銭華」は「陸亜采」のあからさまな影響を受けた映画に思えました。「与」というタイトルはもちろん主要の功夫を詠春に据えただけのプロット、師弟練武のOP、キャストのクレジットの表示(梁家仁飾演賛先生のような)、

 二作目ですね。『神打』の方はまだまだ習作といっ
た感がありますが、『陸阿采』で完全に自分のスタイ
ルを作り上げています。これが後の『三十六房』など
に繋がるのは指摘するまでもないでしょう。

 仰るとおり後発のサモは劉家良を強烈に意識してい
ました。一時期のサモは劉家良をターゲットに作品を
作っていたのは間違いありませんよ。

 この『陸阿采』を見る時念頭において欲しいのは、
關徳興版の黄飛鴻と張徹の『洪拳興詠春』(03/3/2日記
)の存在です。『陸阿采』は關徳興シリーズのパターン
を踏まえ、張徹映画で最初に試した練功小子片を更に
入念に書き込んで作られています。

>練功用具としての木椿の使用、「五郎八卦棍から六点半棍への置換、師父を演じる梁家仁の造型等、「陸亜采」と類似点を見出すことができます。もっとも亜流作品でもサモ・ハンの手腕により功夫片としては一流のクオリティを有しているのは流石ですが。しかし「陸亜采」にあって、「賛先生」に欠けているのは功夫の精神性であり他の功夫片同様、復讐を遂げた後取ってつけたように「劇終」してしまうのです。

 サモの映画に見るある種の残酷性は、子役として映
画界を生き抜いてきた人間の、興行師的側面ででもあ
ると思っています。他の安手の功夫片は多分にご都合
主義的ですが、やはりサモの作品には意思のある残酷
性が見て取れますね。サモの描く精神面は、映画の中
の残酷性に埋没しがちですが、それでも凡百の作品よ
りはよく描けていますね。

>多くの功夫片を見たファンなら「カンフー映画だから」という視点で割り切れるのでしょうが中途半端な印象は拭い切れません。反して、オリジナルである言える「陸亜采」は若い黄飛鴻の成長と武徳を丁寧に描くことにより、作品に深みを持たせています。(馮克安まで改心させてしまうのですから)

 ↑ここが關徳興から受け継いだ部分でしょう。

>反面、黄飛鴻の成長を扱った「酔拳」は「陸亜采」を発展的に継承しオリジナルの作品に昇華させた好例だと思います。

 作品はともかく、ジャッキーにとっては黄飛鴻もの
としての不満はあった模様です。その回答が『ヤンマス』
と『ドラロー』になるみたいですね。

>成龍の個性を開花させ、傑作「蛇拳」を成功させた呉思遠と袁和平のコンビは確信的に、ある意味では意地悪く「陸亜采」をパロディにしたとも解釈できます。「蛇拳」のキャラクターをベースに「陸亜采」で劉家輝が演じた黄飛鴻のキャラクターを実直な少年から反抗的で怠け者の若者に変換させただけでも大胆な発想なのです。
>それ以上にダンディーな雰囲気を有した陳観泰の陸亜采に相当する師父を袁世田演じる乞食でアル中の蘇乞児に置き換えた点では絶妙な皮肉のセンスを感じてしまいます。(蘇乞児のキャラクターも「神打」をベースにしているのでしょうね)本来は洪拳で有名な黄飛鴻が飲酒によって闘う酔拳、そして最もオカマっぽい何仙姑で勝利する展開など「陸亜采」でストイックな洪拳を描いた正宗国術の劉家良に対する呉思遠からの逆説的なアンサーソングとも解釈できて興味深くなります。

 ここが秀抜なところですよね。更には『少林寺拳道』
によって劉家良から回答がくることもね。
 『酔拳』にみる仙人然とした老師にはもともと別のベ
ースがあると思っています。今その研究をしているとこ
ろなので、いずれ機会があれば日記などで発表致しますよ。

>ちなみに両作品とも将軍令が流れてますね。

 これは關徳興時代からの引継ぎですからね。『武館』
の不満は将軍令が流れないことですよ。

>上記の文章では洪金寶と成龍の作品の話ばかりに見えますけど
>「陸亜采与黄飛鴻」は他社の映画人を刺激し優秀な作品を生み出す
>に相応しい傑作であり、劉家良と倪匡が脚本は他の功夫片をはるかに
>凌駕しているという次第なのです。ちなみに、この作品のあとで「掌門人」の冒頭で恵英紅が洪拳の秘訣を諳んじるシーンを見て楽しくなりました。

 時系列で整理してみると、全ての作品がお互いに影
響しあっているのがよくわかりますよ。キンフーが張
徹に、張徹は劉家良、李小龍に。李小龍は独立プロに、
独立プロはメジャー作品に。という具合に影響を与え
合うことで、文化そのものが育まれてきたんだと思い
ます。やはり一度60年代の作品からずらっと並べて見
るのが一番ですよ。

>「カンフーハッスル」おける周星馳が元華側に加担したことについての描写が納得できない・・・と香港人に話したところ「良心発現」つまり「良心に目覚めたんだろ」と意にも介していない様子でした。
>あの展開にも腑に落ちないと感じていた立場として、映画を見た香港人の大部分が彼を同じように納得しているのなら、自分の見方が間違っているのかもしれないと自問自答してしまいました。なぜなら基本的に香港人に対する映画なのですから、日本人には理解できないからと無視することはできないので。

 「良心に目覚めた・・・・」それには違いないんです
が、描きようが甘いとは思わないんですかね?その辺の
香港人の生理感覚だけは永遠に理解不能かもしれません。

>中国服のズボンにつきまして、清朝から1930年代に撮られた写真を見る限り裾を絞っていない人もよく見られます。ズボンに限らず、当時の着用されていた中国服は功夫片で見られるものとデザインと着こなしが異なります。また功夫片の登場人物に見られる、袖をまくって中に着用している白い袖口を見せるような着方をしている人は意外に少ないようです。

 私も衣服に関する本とかもいっぱい目を通したんですが、
衣服の歴史としては着こなしが違いますね。
 功夫映画の歴史としての服装史としては、裾の問題は大
きな意味をもたないと思いますが、"あの"服装で裾を括ら
ないというのはねぇ・・。

Re:無題 [2005年02月12日(土)]

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>期待が大きかったせいもあるのかな?重案組ではカットして正解だったのに、今回はおもいっきりやっちゃうんだ!って感じ(笑
>途中面白いですよ。真ん中らへんは楽しかったんですけど・・・・
>ま・・見てください。

 ふーむ・・・。自分なりに一番期待している点は、ジャ
ッキーにとって初めてでしょ、こんなに若い世代と本格的
に絡むのは。そこの仕上がり具合が見たいんですよ。本来
ならもっと早くにそういう顔合わせを実現しておくべきだ
ったと思っているんです。(香港映画界のために!)

>「ゴールデンチャイルド2」ですか、もちろんあれより全然面白いです。「ゴールデンチャイルド2」は試写会に行ったんですが史上最高の盛り上がりでした。あんな受けてるジャッキー映画初めて。
>かなりへこみましたよ(笑)

 以前そちらでも書いてましたね。

 自分の思い出では1981年5月23日に私の地元で行われた
オールナイト・ジャッキー大会です。『酔拳』のTV放映が
同年1月16日、それまでにも徐々に盛り上がりを見せていた
ジャッキー人気に完全に火がつき、単品のリバイバル公開
ではなく、『蛇拳』『笑拳』、それと何故か『ミラクルカ
ンフー阿修羅』の三本立上映があったんですよ。

 とにかく立ち見で一杯の映画館が揺れる様な感じで、後
にも先にもこの時ほどウケたことはなかったっす。

 うちの地元はこの企画がウケたせいで、一ヵ月後には東
和の『バトル』『ヤンマス』二本立、その一週間後には『拳
精』『木人』『死亡の塔』三本立と連発。更に三ヵ月後には
『酔拳』『蛇拳』『笑拳』のモンキーシリーズ三本立!

 この当時の愛媛県は完全にジャッキーに映画館を支配され
ていましたね。朝から晩まで一日に各映画を三回づつ見てい
たあの頃が、人生の中で最も映画館とジャッキーが熱かった
思い出です。

Re:金玉と聞くと、金枝玉葉を連想 [2005年02月12日(土)]

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>どうも!
>トランプというというと、ハワイの定番おみやげしか浮かばない邪亜邪亜です(笑)。

 税関通る時ちょっとドキドキするんですよ。(笑)

>雪は確かに例年より多いですが、寒さに関してはいつもの“ホス”状態ですね。

 せめてAT-ATが攻撃してこないことを祈るばかりで
あります。

>個人的には、作品=「ミリダラ」監督=スコセッシが理想ですねぇ。
>日本公開時期が早まるから(笑)。

 それはいえますね。賞でも取らないと地方公開その
ものが危ぶまれますし。私『ダーティハリー3』からず
っとリアルタイム封切りで見てきたんですが、『真夜中
のサバナ』と『トゥルークライム』はこっちでは上映
してくれなくて・・・。ちょっとショックだったんです
よ。

>先週、土曜日にBSで放送されたG・グローブ賞の授賞式見たのですが、「ライフ・イズ」って、HBOのテレビ映画だったんですね・・・。

 そーなんですか!『激突』みたいに劇場でやるんだ。

>授賞式では、テレビ部門で受賞した、"D(なんとか) Wives" の人気が凄かったです。

 『Desperate Wives』でしょ。これは話題になりました。
何回かみたことありますよ。
 『Sex and the City』が都市生活キャリアウーマンの
セックスライフを明け透けに描いて成功したものだから、
今度はそれを郊外生活者のホームワイフにもってきたんで
すよ。
 一見平穏に見える家庭の主婦も実は・・・・みたいな話
なんですが、これって本当は全然新しくなくって、20年前
の昼メロの手法ですよ。ただしその時代の昼メロがかなり
絵空事に近いのに対して、今回は割りとリアルな作りにな
っているのがウケたんだと思います。
 個人的にはテリー・ハッチャーの慢性欲求不満妻のエピ
ソードがバカバカしくて面白かったですけど。

>今回は製作・脚本とロイド・ウエーバーが関わっているのでオレ映画なんでしょうね。

 オレ映画か・・・じゃ、しょーがねーな。(笑)

>BSやケーブルテレビ等で、CE特集をやっても、
>「ブロンコビリー」は何故かやらないんだよなあ。
>80年代は今ほど厭世的じゃなくて、前向きだった(笑)。

 『ブロンコビリー』は良い映画ですよね!とはいっても
初見の時はまだガキで、この映画の本当の味に気がついた
のは大人になってからでしたけど。

>カメラがいきなりイーストウッドの顔を捉えたのがウケました。(拍手してましたけど)
>放送局の人わかってるじゃん(笑)。

 向こうのTVはこういう時は外しませんからねぇ。

>アダルトビデオで笑わせておいて、急にユンの両親の話で泣かせが入る。

 でもこの映画のアニタ・ユンは今イチ活かされてません
ね。シンチーらしからぬ計算ミスというか。ツボのつきど
ころが違うというか。
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