旧myroom(香港電影的日常 '01/2/17〜'06/1/29)より移転。

 香港映画を中心に語っていますが、基本的には何でもアリです。
 なお日記に記載の内容は、無断転載、転用はお断りいたしております。ご理解下さい。(by fake)

 ・・・・あと、リンクもフリーではないんです。すんませんなぁ。

ありがとうございました [2005年06月12日(日)]

Name:なるこう
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あっ、この人が鄭康業なんですね。
古くは「香港ノクターン」から彼の姿を見ますね。
とっちゃん坊やなので年数を重ねても同じような役柄が多かったんでしょうね。

更新 [2005年06月12日(日)]

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 6/12日記参照。本日は劉家良特集の第八弾です。

Re:質問です。 [2005年06月12日(日)]

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>この度は「陸阿采興黄飛鴻」でのお心遣いありがとうございました。

 いえいえ、こちらこそ事前にお知らせいただいてあ
りがとうございます。

>本日は基本的な質問をさせて頂きたいのですが、
>「ドラゴンロード」ジャッキーのとこで太保とコンビを組む人
>「陸阿采興黄飛鴻」で劉家輝を大会に参加させてあげる人
>「中華丈夫」で劉家輝の下男をやってる人
>他にもこの人しょっちゅう見るのですが名前を何というのでしょうか?

 鄭康業っすね。ショウブラからデヴューで息の長い
活躍をしました。最近見ないけどどうしてるのかなぁ?

>:つい今しがた気づいたのですが、狄龍ってやっぱり阿倫狄龍(アラン・ドロン)から取ったんでしょうかねぇ・・・

 そうだったと思います。違う説もあったような気も
するのですが、ちよっと資料が見当たらない。

Re:ワイン男VS電車男 [2005年06月12日(日)]

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>もしよろしかったら、物語のストーリーと背景をごく簡単に解説していただけませんか?

 総督の息子が盗賊を逮捕、護送途中に賊に襲撃され
総督の息子が誘拐される。賊は政府に息子と引き換え
に首領の解放を迫る。総督は無法者には屈せず要求を
跳ね除けるが、江湖の有名人で剣士の金燕子(鄭佩佩)が
救出に乗り出す。実は金燕子は妹だったのだ・・・。

 撮影に関することとかその他の情報は01/7/130ま
での特集でどうぞ!

>日本の時代劇同様、現代の作品にはない独特の殺陣の間があった点を興味深く観ました。

 この時代の作品を並べると、『大酔侠』以前と以後で
随分と違うのが良く分かります。一瞬パッと止まって見
せるのが巧いんですよ。あそこが絶妙の間を作り出して
いますね。

>(モフ・ターキンの命令にかしずくベイダー卿、エピ4の字幕より・笑)

 モフ・ターキン提督・・・・何もかも懐かしい・・・。

>今回もデジタル版が上映されるんですね。

 やっぱりアミダラの・・・なんてことはありませんが、
デジタル版に違いはあるんですかね?

>7/中旬からは、アタック・オブ・ファミリー映画になると予想されますから、
>7/9から2週目ぐらいまでが勝負かも。

 夏休み前ですね。特に吹替版は要注意です。

>これはひどすぎますよ!TVも安心して観られない(笑)。

 映画斜陽の時代を支えたファンに対して酷い仕打ち
をするものです。

>今でこそなくなりましたけど、シネコンの原型のような昔の日本の
>複数の劇場が入居している映画館ビルって、成人向け映画の小屋もあって、
>うっかりまちがえることがあるんですよね。

 うちの地元は成人館は完全に分かれていて一緒では
なかったすね。でも名画座は『Mr.B00』と『マリー・メ
ンダム/SEXマシーン』とか、『シンドバッド黄金の航海』
と『ダーティマンション・痴情』のファンキーな組み
合わせがありまして・・・・。勉強させて戴きました!

>そういう小屋に、トゥルーパーズの格好して入ってたらオカシイですよ(笑)。

 客全員がトゥルーパー!(笑)

>ジョーペシ絡みの場面でしたか?(笑)

 クラブでロレイン・ブラッコに仲間を紹介する場面
の一人称カメラのパロです。
 昔「SNL」には"ジョー・ペシ・ショウ"というコーナ
ーがありまして。夜のトークショウの司会がジョー・ペ
シだったら・・・・?というコーナーなんですが、ゲ
ストも客も途中から切れたペシにボコられるというの
が毎週のオチで。一度、番組に遊びに来たデ・ニーロと
スコセッシが何気に座っているという豪華なスケッチで
したね。

>180近いファニングってのも想像出来ませんが(笑)。

 いずれは大きくなるでしょう、だからトム・クルー
ズも共演するなら今のうちだと判断したんです。(笑)

>今年のGG受賞式で『シックス・センス』のゲロ吐き少女が、
>プレゼンターで登場したんですけど、かなりデカくなってましたね(笑)。

 アメリカの子役はすぐデカくなるので日本の子役よ
り寿命短いですね。

>ただ、後で原作を読みましたが、かなり原作に忠実(特に後半部)ですね。
>CEの手腕もさることながら、脚色の功績大ですね。

 原作に忠実だとするとやはり承知の上でやったのか。

>私は、ワイン通気取るわりには、実家から金をくすねてみたり、
>言う事とやる事が一致しないダメ男だなとは感じました。

 欧米でワイン通というのは生活にワインが密接して
いる人のことでしょう。映画の最初から母の家までの
場面でジアマッティの暮らしぶりや、生活水準が示さ
れていますから、彼のような人間はただのワインオタ
ですよ。

>因みに「今年最も過大評価されている作品」と題して、
>そこでは、ジアマッティは“ワイン評論家を気取るただのアル中”という
>指摘がありましたね(笑)。

 ただのアル中はひどいな。(笑) かれも最初はワイ
ン通を気取りたかったんでしょうけど。離婚でアル中
へと堕ちて行った過程は映画から読み取れますね。

>とういうことは、アメリカ版「電車男」ですか(笑)

 マドセンが登場してからの展開はそういわれても仕
方ない作りです。だから余計にハリウッド・エンディ
ングは鼻につく。 

>私はこの監督の「ハイスクール白書」と「アバウト・シュミット」が、
>小市民を小バカにしているちょっと冷めた点が少しイヤでしたが、
>どちらもキツイ、ブラック・コメディとしては面白いかなと思うのです。

 『シュミット』は見ていないんですが、『ハイスクー
ル』は面白かったですね。

>だから本作も、「ワイン巡り」に行ってただ徒労する男の話かと
>踏んでいましたが、中途半端なエンディングですね。
>まあ少し冷めた視点が減った分はいいですけど・・・。

 逆にただの徒労で終わった映画の方が良かったかも。結
婚式で前婦と出会ったところで終わっても映画は完結でき
た。そこからが蛇足だということにアメリカのプロデュー
サーが気づかなくては。

>CE作品としては初の試みのナレーションで補完してるわけですが、
>アレがなかったら、相当ワケわかんねぇって言われるでしょうね。

 ナレーションは映画の視点を観客に近づけますが、無か
ったら解らないというのは文章読解力が足りませんよ。最
近の若い子は字を読むスピードが遅いらしく、映画の字幕
に追いつかないなどという馬鹿な統計も出ているようです。
その統計によれば何年か先には字幕版の公開は無くなって
しまうのでは?とのこと。

 つまんねぇ世の中になりやがるなぁ!

>本作でも、娘と疎遠になった理由が描かれていないという不満が多いのですが、
>とにかく全部明確に呈示してくれないと、全部脚本が悪いということに、
>なっちゃう(笑)。

 で、古くからの映画ファンは、説明過多で脚本が悪
いと・・・・。(笑)

>今回は特に前半との落差が多いので、後半部分だけがクローズ・アップされるんですよね。

 ドラマチックであることを否定していたら映画や小
説はその存在意義そのものが根底から崩れますよ。

>だから、前半の“人生の輝きの瞬間”を理解してほしいなあと思います。

 そこに"何が?"描かれているのかを見て欲しいです
よね。

>戦友の家族が貧困で、延命治療を続けられないという点に説得力がありますね。

 自らの手で親友の命を縮めなければならないという
のは『ワイルドギース』に次ぐ名場面です・・・といったら
誉め過ぎか。(笑)

>この後に主人公が、病院にいた刑事に姿を見られるという部分にも繋がっていますし。

 そうでした!ちゃんとストーリー上の合理性があっ
たんだ。

>邦画でも、野村芳太郎監督の松本清張作品なんかの方がよっぽど暗いんですけどね(笑)。

 『影の車』とか『鬼畜』とか・・・。子供にはトラウ
マですよ!(笑)

>この感想というか嗜好の“ねじれ”がどうもワケわからんちゅうか・・・。
>師父、解説して下さい(笑)。

 まず第一にTVで宣伝やっている映画、次に雑誌等で取
り上げられる映画の順に見る。で、そういうサイトをや
っている人だと本数も見ていてそれなりに知識もつく。
 問題はここからで、この知識は自分の見方を育てたの
ではなく、パンフや専門誌の受け売りがほとんどである
こと。
 とりあえずハリウッド大作などは批判してみたりする
のだけど、それは一部の批評家がそうしているのをなぞ
っているだけで、そういうのが格好良いことだと思い込
んでいる。
 でも自分で映画を見る力は無いから、バカ映画なんか
はわざわざ見には行かない。見たとしても何が面白いの
か、理解も出来ないし、解説も出来ない。『オースチン・パ
ワーズ』なんかを持ち上げても、どこが、どう面白いの
かを説明出来ないで、「バカでしょ?」とか言ってたり
するだけでお終い。

 バカなのはお前だ!

 と、言っておきます。

>脱獄計画を試行錯誤しているところを見せるところに妙味があると思うのですがねぇ。

 『大脱走』のマックィーンもそうですけど、権力から
の自由と人間の尊厳への挑戦が、脱獄という行為のメタ
ファーとして隠されていることに刑務所(収容所)物の意
義があるんです。『ショーシャンク』はそこが薄くてオ
チのサプライズに頼っているだけなんですよ。

Re:どこに出てんだボロやん?! [2005年06月12日(日)]

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>お忙しいのにさぞかし不毛な時間を過ごされた事でしょう。僕のせいだったらゴミンなちゃい。   

 いや、見たい時が見る時ですよ。

>初見当時は傘NOVAなんて知らなかったようで、今回彼が出てきた時得した気分になりました。 

 この映画は比較的まともに作られていますが、ブ
ルース・レの場合別の映画から場面を使用する可能
性もありますから。

>『ロミオ・マスト・ダイ』で言うところの“XRayバイオレンス”の描写はキョーレツに印象に残ってましたが、心臓が止まるのもあったのは覚えてませんでした。 

 “XRayバイオレンス”は別の映画でも見か
けるので何が元祖にあたるのか不明ですね。案外、
『必殺』シリーズとかだったりして・・・。

>主演の間寛平・・・じゃなくてリですが、李小龍信者は殺意を抱いただろうなぁ

 80年代までは自分もそうでしたね。レに限らず他
の偽者リーも全部許せませんでした。宗旨替えした
のは90年代にある一本の映画を見てから。

 それが『Bruce Lee in New Guinea』でした。

 あまりにバカバカしくて全てを許す気になったの
ですが、それから楽しみ方が変わったのです。

>「BUD」のよーな水みたいなビールが好きなヤンキー(?)どもには人気があるのかも知れませんね。

 レッドネックはああいうビールにプライドを持っ
て飲んでいますが、本当はみんなちゃんとしたビー
ルが好きなんだそうですよ。ただ、安いからとか、
カロリーが低いからとの理由で飲んでいるだけで。

>なるほどそーですね。『無間道』のよーに三部作にする、ってーのは長過ぎでしょーか?

 最初から三部作にするのと、結果的に三本になる
のとでは"志"が違います。ここは重要なところです。

>じゃ、もし『KILL BILL』がTVシリーズ化されたと仮定したら描いてもOKですよね?

 TVシリーズにするというアィディアは有りだと思
います。実現性は低いですけど。

>そーだったんですか! 僕は『少林』以前の作品は、何て言ったらいいのか・・・地方上映を前提としていない単館上映用に配給された作品だと思ってました。 

 そうだったのかもしれませんが、単館系の作品を
上映してくれる作品が遠征先にあるんです。そこが
なかったら毎年こんなに映画見れませんよ。

>では前記の5作品以外にも上映された作品があるんでしょうか?

 大抵上映されましたね。自分が見に行けたのは『マ
ッドモンク』くらいでしたが。電車二本で1時間30分(待
ち時間無しとして)かけて行く映画館の上、朝一とかレ
イトのみとか、一週間だけとかの上映形態がネック
です。

>関係ありませんが『風雲 ストームライダース』はそちらには来ましたか? この作品は劇場で見たかった作品でした。   

 住んでいるところでは公開されませんでしたが、
遠征先ではありましたよ。

>『中華丈夫』の日本人たちについては倉田特集?の際に、恵天賜については御存じでしたらレスに書いていただければ幸いです。

 今回は見送りということでご勘弁を。

>この人本業ちゃんとやっとるんかいな? を感じました。  

 昔の映画は彼の出演場面くらいなら三日以内で撮り
終えたんじゃないですか。

>エンドロールにボロやんの名があったんで探したんですが出てませんでした。彼はオリジナル版には出ていて、日本版では彼の出演シーンはカットされてるってことなんでしょーか?

 『デブゴンの霊幻刑事』は手元にないので確認出来
ませんが、船の場面に出ていませんでしたかね?

 ↑の確認できる人ヘルプ!

劉家良(8) [2005年06月12日(日)]

劉家良(8)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー關徳興時代の映画と『陸阿采興黄飛鴻』は、映画の作りにおいては同じものである。それは後の作品『武館』まで継承されたものだ。(ちなみに、ショウブラ黄飛鴻の後を継承した作品にもなっている、『武館』の黄麒英は『黄飛鴻/過山虎』の黄飛鴻役・谷峰なのだ) 広東民族の伝統を大切にし、祭礼などを積極的に取り入れ、功夫の武徳を強調。社会的秩序の為に闘い、義侠心を守り、徳を教える。黄飛鴻が闘う理由はそこにある。劉家良自身、インタヴューにおいてこの二作品では特にそのことにこだわったと答えている。それは無闇に死人を出さないということに象徴されており、悪人の奸計で死に至る人物はいても、黄飛鴻が手を下すことはない。關徳興が石堅を許したように、劉家輝も劉家良や王龍威との闘いで命はとらない。その点が最も關徳興の映画から受け継いだもので、映画の本質は師弟愛、親子愛、兄弟愛を描き、功夫の有用性を示すことに力点がおかれているのだ。 変えた面もある。黄飛鴻を青年にすることで、關徳興時代のイメージを一新。写実的訓練描写と、合理性の高い格闘アクションは、南派の武術映画という別のジャンルを完成させた。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー關徳興時代のアクションは、京劇の拍子合わせ的所作動作を、あえて崩して行くことで武術映画としての格闘を功夫映画に持ち込みオリジナリティを得た。その後の作品は、その手数を増やし、スピードを上げて行ったに過ぎない。そしてブルース・リーだ。リアリズム・アクションの行き着く先は、下手な模倣とそれに反発する映画を生む。呉思遠組の生み出したマラソン・バトルは、ひとつのスタイルを構築した反面、殴り合いのための殴り合いに終始する映画を多数生んだのもまた事実であった。 劉家良が張徹から独立したのはこの後で、黄飛鴻への回帰に自身の得意とする南派武術による合理的な立ち回りを加えることで、ブルース・リー的なものとは別の側面からのリアリズムを提示、流行に楔を打ち込んだ。合理的な立ち回りとは? 攻撃と防御の一手一手に意味を持たせることである。Aの動きで喉を攻撃、その動きに合わせての防御が存在し、その防御に反応したBの攻撃が存在する。格闘の技としては当たり前の攻防だが、全編を通してその振り付けをした映画は劉家良作品以外には少なく、画面の派手さを優先するあまり、攻防の合理性と一体感は無視されがちなのだ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーもちろん劉家良の映画にも、映画としての見栄えを優先した派手な動きや、映画ならではのギミックは存在する。それは映画表現としての装飾であり、ケレンである。しかしそれは南派少林拳の源流を探る映画では、『五郎八卦棍』を除き最小限度に抑えられているのだ。そこに劉家良映画独自の説得力が生まれ、彼の映画は「正宗國術片」と呼ばれるまでになったのである。 『陸阿采興黄飛鴻』は功夫映画史の伝統を受け継ぎつつ、全く新しい中国武術家による中国武術映画を誕生させた。終盤に用意された劉家輝(黄飛鴻)VS劉家良の闘いで、劉家良が見せている蹴り技が、現在の中国武術界で"無影脚"であろうとされている動きである。黄飛鴻伝説における"無影脚"誕生秘話を想起させる設定も盛り込みつつ、映画独自の解釈(これがケレンである)のストーリー展開に、実際の武術家が実際に存在する技を使ってみせるというリアリズム。武術家、武術指導家、演出家、演技者としての劉家良の真骨頂は、 この後『洪熙官』『少林三十六房/少林寺三十六房』へと続く、南派少林寺の源流を遡る段階で縦横に発揮されていく。 『陸阿采興黄飛鴻』に続いて劉家良が選んだ題材は、洪家拳の元祖『洪熙官』の物語。そしてここで挑戦するのは功夫映画最大のファンタジー"鐵布杉"だ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー続く 
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