はじめまして。 [2005年07月10日(日)]

Name:リバーズ
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他HP様では何度かお話した事がありますが、こちらでははじめまして、改めましてリバーズと申します。

7/4の日記のキョンシー映画の記事、読ませていただきました。
今でこそ、霊幻少林拳(茅山彊屍拳)が気軽に見れますが、ちょっと前まで私のようなライトなキョンシーファンには鬼打鬼以前のキョンシー映画なんて見る機会は夢のまた夢(鬼打鬼と1年違いのドラゴン特攻隊は反則ですが、笑)でしたので、戦前の映画とかは「ゾンビ手帖」辺りで漸く題名をうかがい知る事ができたくらいですが、それでもいくつかの本では今回の茅山彊屍拳はジミー・ウォング主演と書いてあり(やはりワン・ユー=ジミーと勘違いしたのでしょうか)、実際数年前までは私も思いっきり騙されてました(笑。

この映画は、キング版が出る前に海外のビデオで見たのですが、その時は画質も最悪で、出ているのがラウ・カーウィンっぽい人(?)とかチョイ・シウキョンっぽい人(?)というレベルでしかわからないくらいのものだったので、当然中英文字幕を読める筈も無く、楽しめなかったんですが、キングのDVDを見て印象がガラリと変わった作品でした。
螳螂はまだ見た事が無いのですが、こちらの記事を拝見させていただいていずれ見てみようという感じになりました(笑。

そういえば、また話をキョンシーに戻して恐縮なのですが、キョンシーっていつ頃から「牙で」血を吸うようになったのでしょうか?
鬼打鬼ではサモ・ハンを襲うただの操り人形ですし、霊幻1でも、モンチョイにこそ牙は生えてましたが大元のキョンシーとウォン・ハーのバンバンシーには牙が無く(一応キョンシーは山羊の血吸ったみたいですが)、殺し方も爪がほとんどだったのでちょっと謎な部分があるのですが・・・やっぱり霊幻2か幽幻道士辺りが最初なのでしょうか?

『爛頭何』 [2005年07月10日(日)]

Name:醒龍
Email:awaken_dragon@infoseek.to
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こんにちは。

『爛頭何』ですが、私もfakeさんと同様、英語版を見てから
今回天映娯楽版の方を鑑賞しました。

某サイトのポスターは、『鬥智鬥力鬥功夫』となっていましたので
驚いていたのですが、実際のタイトルを観てみるとそうではなかったので
『一胆ニ力三功夫』のような別題には謎が残りました。

実は11番目のプリンスというプロットも時代劇チックで私は
好きです。玉璽が印籠な訳ですね(笑)。

殘缺四怪や東江七苦など続々と出てくる登場人物も
字幕なしの英語版では良く分かりませんでしたので
これで大分見えてきたと思います。
不具拳の殺陣も『殘缺』に対抗していましたとは思いませんでした。
ところで旗を持っている四怪の一人が副導もしている神仙ということで
宜しいのでしょうか?

また、汪禹が酔拳を使うシーンは大好きな場面でありました。
今回セリフも分かって素面ということでうーん、なるほどと…(笑)。
コレもメッセージでしょうか?

後半の特訓もまた面白くラストも全力投球で複合動作も素晴らしかったです。
(最初から負傷まで劉家輝が余裕の強さを持って対処していたのに対して
不具拳で自分達が今度はハンデを持って汪禹とのコンビを魅せつける構成なのですね)
アクション部分は英語版でも十分でしたがやはり前半のストーリーを
少しでも把握できたのが良かったと思います。

『鹿鼎記』も楽しみにしております。



Re:TVはジェダイだらけ [2005年07月10日(日)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

>イエス、師父!
>R2の機能や記憶問題に触れては野暮ですよね!(笑)

 そうですよ!レイアの母の記憶はどうなるんだ!
なんて言っちゃ駄目ですよ!(笑)

>では例えば現代的スタント・アクションとコメディの融合という点では『悪漢探偵』
>や『スペクターX』などの位置付けは?

 これはシネマシティという会社の設立段階から、
時代劇は製作しないと決めていたんです。この会
社はニューウェイブの連中が参加して出来た会社
でしたから、従来の香港映画にない作りをという
ことで合意されていました。
 その為に雛型とされたのが『007』と『ピンク
パンサー』で、このふたつを叩き台に生まれたの
が『悪漢探偵』になります。
 留学組の感性が時代劇を排除するという方向性
が、突然変異を生んだといえるのではないでしょ
うか。

>この本によると、旧シリーズ終了後から特別編までの間は休止していたのですが、

 でもまた活動を再開したなんて凄いですね。

>ただ新シリーズからのファンとは距離を置いているような感じを受けますね。

 そりゃ置きますよ。77年の騒ぎから78年の公開を
実体験した人たちですもの。

>基本的にルーカスにはSWしかないから、
>(『コータローまかりとおる』の作者と同じで・笑)
>あと10年も経てば、SW虫がうずくのでは・・・。

 『インディ』がコケたり、トントンだったりしたら
間違いなく出てくるでしょうね。それよりもルーカス
が死んだらスピンオフの映画も含めて量産体制が敷か
れるでしょう。

>鬼母に、けなげな娘。
>25年以上経って「MDB」を見ても、この図式は変わらんですねぇ。

 宗教が介在しないだけ『MDB』の方がたちが悪い
ですね。映画史上空前の鬼母や!

>キャメロン・クロウは信奉者ですから、
>その辺は倣ってますが・・・(笑)。

 ヤング・ジェダイは修行が足らんのぢゃ。

>そうなんですか!
>じゃ、『アンブレイカブル』のキャラは地なんですね(笑)。

 タラと一緒にビデオ屋の棚を漁ってB級映画の発見
をするのが趣味の人ですよ。有名な功夫映画マニアで
もありまして、NYにある功夫専門店にはどの店に行っ
ても、ついぞ映画では見たことのない満面の笑みを浮
かべたサミュエルLが、店主と一緒に写っている写真
があるそうです。

>では「バットマン ビギンズ」です。
>あくまでアメコミ(マンガ)の映画化作品であることにこだわる人と、
>若者の暗い青春ドラマとして見る人の間では評価が分かれるでしょうね。

 概ね受けるんじゃないですか?暗いと名作調のような気
がする人も多いし。(笑)

 でも、もうアメコミは飽きましたよ。『ファンタスティ
ックフォー』とかまで出てくるなんて・・・。
 とはいえ『ダークシティ』だけはお勧めします。日本で
はいつ公開か知らんのですが、これはいいですよ。

>私は、CE的匂いのする作品として、好きです。
>絶対不可だけど、CE監督で観てみたいっすよ(笑)。

 それなら観たいですね。ついでにバットマン本人もやっ
て欲しい!
 で、執事はモーガン・フリーマンなんでしょ?(笑)

Re:re: [2005年07月10日(日)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

>テイストが梁小龍抜きの「必殺ドラゴン鉄の爪」みたいな感じでした。

 ということは張力の『小覇王』(01/3/13)みたいなものか
な?

>『笑血十三鷹』は王晶の脚本と唐佳のアクションが見事に噛み合った良質のハチャメチャアクションでしたね。

 唐佳の他作品からは想像出来ない映画っすよ。

>やっぱりじゃあコバーン(だったかな?)に言われてSBにやって来たってのが最初なんですね。

 プライドの高い人ですから、自分から直接に売り込
まないで小麒麟を通して根回しをしましたが。

>歴史を相手にするとどうしても死人が出る、それを避けるとなると家庭の事情になっちゃうのかもしれません。

 『長輩』とかギリギリの線で成功した例ですけど、『
十八般武藝』とかだとこじんまりし過ぎです。

>「五郎八卦棍」も観ました。演出と役者陣(特に傅聲)の異様な頑張りで
>感動的なものにほぼ(ここが大事)なっているのですが、

 でもこの映画の殺陣はちょっと不満なんですよ。
理由はいずれ日記に書きますけど。

>vs朝廷の図式にどうしてもマンネリを感じてしまってやっぱ難しいもんですね、。

 この映画の場合、史実(楊五郎のという意味ではな
い)を覆すわけにはいかないという窮屈さもあります。

>チャンスが無かったわけではないように期間的(他界されるまで)には見えるのですが。

 別の映画も並撮していたらそうですから、この映画
だけに割けた時間も限られていたんでしよう。 

>劉家良に関してはいくつか質問があるのですが、
>特集が続いておりますので(今まで一番のロング特集になりましたね!)期を待ちたいと思います。更新に合わせて。

 そうですね、本当いうと今月分の数回は端折って終
わらせようと思っていたんですが、好評のようなので
続けて良かったと思っています。『爛頭何』はストー
リーも書かないと解説の意味が解らないので長くなっ
てしまいました。

 質問の方は更新に合わせて戴ければ話題がタイムリ
ーになって助かります。後はちゃんと答えが出せれば
良いのですが・・・。(笑)

更新 [2005年07月10日(日)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

 7/10日記更新。本日は、続いております劉家良特
集の第十六弾。本日は傑作『爛頭何』についてであり
ます。

 今まではずっと英語の海賊版で見ていたのですが、
このほど発売された天映娯楽版で確認。英語版では
判りにくかったバックグラウンドが見えてきたので、
随分と面白かったですよ。

劉家良(16) [2005年07月10日(日)]

劉家良(16)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー『爛頭何/鬥智鬥力鬥功夫』は劉家良中期の傑作である。作品の好みは人それぞれであろうが、『陸阿采興黄飛鴻』『洪熙官』とこの映画の三本が、ストーリー、作品の質、アクション共に隙のない作品だといえよう。 盗賊の汪禹(役名は何真、彼が爛頭何)は、船遊びで芸者を侍らせていたが、隣りの船にいた金持ちに芸者をみんなとられてしまう。怒って乗り込んだ汪禹だったが、宝石商と名乗る劉家輝を同業と勘違い。「北の人間にはルールとか礼儀というものは無いのか?ちょっと腕前を見せて貰うぜ!」と挑みかかる。 巧みに身をかわして闘いを避ける劉家輝。不審に思いながらも挑む汪禹だったが、官憲が船を取り囲み盗賊を追っていると臨検を開始した。都合の悪くなった汪禹は逃げようとするが、盗品を自分のものだと言い張る劉家輝に救われる。実は劉家輝は康熙帝の第十一皇子であり、都での後継者争いを避け、好きな書画骨董を求めて広東へとお忍びで来ていたのだ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー盗品を独り占めした汪禹はかつての仲間・殘缺四怪に狙われる。刺客は不具者の一団だったが、実はみな不具を装っているだけだった。結局揃って警察に捕まるも、やはり劉家輝の働きで釈放される。 釈放された汪禹に感謝する村人たち。盗品はみな貧しい人たちのためにばら撒かれてしまっていた。「あの野郎に南の流儀を教えてやる!」再び船茶屋に乗り込むと、怯えて闘わない劉家輝は、自分のボディガードだといって芸者の惠英紅を相手に指名。指名された惠英紅自身、何のことだか分からない内に闘いが開始された。浄瑠璃人形のように劉家輝に操られているだけなのだが、汪禹自身も惠英紅と闘っていると思い込んでいた。 埒の明かなくなった汪禹が刃物を持ち出したことから官憲を呼ぶ劉家輝、これなら反射的に汪禹は逃げ出すと思ったからだ。隙を突いて剣で斬り付け「改心しろよ」と言い置き逃げ場を作ってやる。 斬り付けられた傷がいっこうに完治しない汪禹は、医者から傷に毒が塗られていたことを知る。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「惠英紅は何処だ!」船茶屋へ行くと彼女は既に劉家輝に落籍されてしまっていた。「またあいつか・・・」劉家輝を訪ねたが、惠英紅は何処かへ行ってしまったと取り合わない。解毒剤なら私の頭の中に調法が入っているという劉家輝。「私のことを師父と呼ぶのなら治療してあげよう」「誰がお前なんか!」とは言うものの、結局は従者として働くことに。膏薬を傷口に貼った汪禹の姿が"Dirty Ho"即ち爛頭何のことである。 都では康熙帝の第四皇子(後の雍正帝)・韋弘が、後継者争いに邪魔になる劉家輝を暗殺しようと陰謀を巡らせていた。腹心の部下・羅烈に命じ広東で密かに消してしまおうというのだ。韋弘の命令を受けた羅烈は、劉家輝の書画骨董好きを利用、その道の収集家(王龍威、小候、唐偉成)に暗殺を依頼。 身分を汪禹に知られたくない劉家輝は、人知れず暗殺の罠をかわして闘っているのだが、主人の功夫の腕前も知らない汪禹には、珍妙なやり取りが続いているだけにしか見えない。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「金持ちは変わってるな・・・」そんなことを考えていたら、靴の先に仕込まれた暗器で追い詰められている劉家輝の姿を目撃。助っ人を買って出たが、劉家輝が飛び出しナイフで足を傷つけられる。 暗殺計画の実態と劉家輝の身分を知った汪禹は、解毒剤を渡されるものの、劉家輝の代わりに闘うことを決意。隠れ家での特訓が開始された。身を隠した二人を捜すべく懸賞金が掛けられ、"東江七苦(虎)"(苦と虎は音が同じ)と呼ばれる苦情拳の使い手に命を狙われるがこれを一蹴、都に赴き暗殺の首謀者と対面することに。 待ち受ける刺客の一群、車椅子に乗った劉家輝と、それを操る汪禹の連携プレーは、殘缺四怪の不具拳と、惠英紅の浄瑠璃人形を組み合わせたものだ。謁見の間へ至る部屋で羅烈と対決。松葉杖をついた劉家輝に操られて闘う汪禹はこれを倒し、暗殺の首謀者の名前を白状させようとするが、既に検討のついている劉家輝は、その名前を聞く前に羅烈に止めを刺した。 陰謀の露見を知った第四皇子・韋弘と対面、兄弟で争うことの無益を悟らせた劉家輝は康熙帝に拝謁。汪禹といえば「師父、御帽子が、師父、御数珠が・・・・」とすっかり世話女房気取り。うるさい!と一喝されたところで、幕。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの作品で劉家良が挑んだのは、北派的表演アクションを実戦武打へと変換させるという高度な実験である。それゆえ劉家良作品中でも最も創意工夫に飛んだ武術指導設計が満載で、それだけでもこの映画は功夫史上の歴史に残ると言えるだろう。 クライマックスの殺陣も素晴らしいが、より印象深いのは王龍威&小候の場面と、唐偉成の場面だろう。表面的には酒の試し飲みや書画鑑賞に見えるが、その実静かで激しい闘いが展開されている。汪禹に身分を悟られないようにするためだが、一瞬の物陰や、視線の背後で続けられる闘いは、京劇の演目「三岔口」を思わせる。この演目はセリフや唄が少なく、海外で上演される京劇としては最も好まれるものだ。暗闇での闘いを見せるために、ほぼ無言で闘いの身のこなしだけを演じてみせるという出し物だ。今回、劉家良が参考にしたのはこれだろう。 惠英紅を浄瑠璃人形のように操る場面も、演者の動きをシンクロさせる京劇にインスパイアされているとみた。この映画から武術指導として京柱がクローズアップされるのも偶然ではあるまい。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー劉家輝の貴人と、汪禹演じる俗人の従者という構図、ちょいと中国文学に興味がある人なら金庸の小説「鹿鼎記」を思い出すのではないか?もう少し詳しい人ならば、やはり「聖朝鼎盛萬年青/乾隆遊江南」に行き着くだろう。 方世玉ら南派少林寺伝説の発端となる小説だが、元々は彼等は物語の主役ではなく、乾隆帝がお忍びで市井を廻る「水戸黄門」のような小説なのだ。その乾隆帝が市井で出会う少年が周日清。世間知らずな貴人の乾隆帝を助ける周日清は利発な現代っ子である。これが「鹿鼎記」における韋小寶の元祖であり、この映画では爛頭何にあたる。金庸の「鹿鼎記」にはもうひとつ元ネタがあるが、それはまた映画『鹿鼎記』のおりにでも。 映画『乾隆皇奇遇記』(76)で劉永扮する乾隆帝に対し、周日清を好演したのが汪禹である。『爛頭何』はこの関係性を踏まえてのキャスティングであり、更にはショウブラ版『鹿鼎記』にも反映されるのだ。この映画、劉家輝の康熙帝に、汪禹の韋小寶という『爛頭何』を継承したキャスティングだった。「聖朝鼎盛萬年青/乾隆遊江南」−「鹿鼎記」−『爛頭何』という図式がショウブラ映画史に再現された訳だ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの映画を紐解くもうひとつの鍵は張徹だ。映画製作時における張徹との確執については、過去の日記を参考にして貰うとして、ここではこの映画の本質そのものに迫りたい。 汪禹を狙う"殘缺四怪"は、張徹が同年に製作した『殘缺』をパロったものである。張徹映画では不完全だった不具拳の殺陣を、こうやるんだとばかりに演出してみせた。林克明演じる片腕剣士は『獨臂刀』のパロディであり、劉家良からの「張徹先生、『獨臂刀』の武術指導は私ですよ、『殘缺』の殺陣は今イチでしたね」という嫌味たっぷりのメッセージなのである。ここで汪禹が酔拳を使うのだが、「酔っていないから"醒拳"だ!」というセリフもあって笑わせる。 ここでの殘缺四怪VS汪禹を劉家輝が見ていること、惠英紅を操って汪禹と劉家輝が闘ったことが、劉家輝が負傷してからの終盤に活かされている物語展開も秀抜である。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー負傷した劉家輝は片足で汪禹に掴まって闘うのだが、汪禹の二本足と片足の劉家輝が立つシルエットは、三本脚の人間に見えるのだ。劉家良はとある取材において、このシルエットには性の中性化という意味があると答えたという。 となれば、劉家輝と汪禹の主従に漂う自己犠牲を規範とする信頼関係は、同性愛のメタファーであり、映画そのものが浪漫暴力路線の張徹映画のパロディであったことが見えてくるではないか! 金庸の衣装を着た張徹映画のパロディ、これが『爛頭何』という映画の正体だったのだ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー続く
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