Name:fake
Email:
episodo1@iris.dricas.comURL:
http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164
>ダイエットまで開始する始末でして誠に不義理で申し訳なく思っております。
私も最近は夜勤生活にも関わらず、仕事終りから明
け方までずっーーーとトレーニングをしていますよ。
ダイエット目的ではなく、基礎体力の強化のためなん
ですが、結果的に随分と痩せましたね。
>さて、千恵蔵先生の「妖刀物語/花の吉原百人斬り」を鑑賞いたしました。これは名違いなく名作ですね。
でしょ。通常、内田吐夢といえばこの映画か『飢餓海
峡』ですよ。もちろん他にも良い映画は沢山ありますけ
ど、一般的にはこの二本が代表作でしょうね。
>乗りに乗っていた時代の東映ですからセットの豪華に加えて、内田吐夢の色彩感覚により独特の映像美が堪能できます。
色彩は内田吐夢にとって重要な要素ですからね。映画
のテーマを語るために一部分だけモノクロにしてしまう
というのは通常では考え付かないですよ。それもクライ
マックスですからね。
>顔の痣のため縁談に恵まれない絹商人の千恵蔵岡場所上がりの花魁水谷良重の救いのない関係が丁寧に描かれています。
>特に水谷の勝ち誇った表情が。そして刀を抜いた千恵蔵が切りかかっていく壮絶なラストに至っては鑑賞後も深すぎる余韻を与えてくれるのです。
岡場所上がりという出自が、彼女のコンプレックスで
あり上昇志向のモチベーションにもなっているのですが、
そのために彼女には千恵蔵の誠意は見えなくなっている
んですね。岡場所時代の彼女なら確実に見えたであろう
ものが。
そして今の彼女にとって、醜い千恵蔵の顔は、見たく
ない自分の過去でもあるんです。だから、吉原大通りを
ずるずると過去の因縁を引きづり回すごとく追いかけて
くる千恵蔵に斬られなければならんのですよ。
>「多羅尾判内/七つの顔の男だぜ」
>同じ千恵蔵でもうって変わって軽い作り。古き良き昭和活劇といったところでしょうか。もう千恵蔵先生もノリノリなのか適当なのかリラックスして演じてたように見受けられました。
千恵蔵先生この役お好きだったそうですし、ノリノリ
ですよ。
>則文は意外に真面目に多羅尾判内の造形をコピーしていたことが判明いたしました。違うのは昭和50年代であること、スプラッター描写があること、そして小林旭のキャラクターが立ち過ぎている・・・ですね。
原作も有名(ある世代までは)ですから、さすがにそこ
は崩せませんね。
スプラッター描写が多いのは、当時の日本映画界が市
川崑の『金田一』モノがブームとなっていたからで、東
映は多羅尾伴内でブームに乗ろうと考えたんですね。結
局駄目で、翌年西田敏行で『悪魔が来たりて笛を吹く』を
撮るんです。
>ちなみに、昭和30年代の登場人物は言葉遣いが丁寧ですね。
昭和も50年代中ごろまではみんな丁寧な物言いでした
けどね。80年代(昭和55年)から日本の価値観は全て一変
したというのが私の持論です。
>また、林家木久ちゃんの千恵蔵の物真似は全然似てないことも判明いたしました。
木久蔵は月形竜之介は似ていますよ。
>そうそう、アキラの「鬼面村の惨劇」は「トラック野郎」の併映で見たのですが、オープニングクレジットの山海塾(みたいな)アングラなパフォーマンスしか印象に残りませんでした・・・
私のところは『日本の首領』でしたね。再映だったの
かな?
>「徳川セックス禁止令」
>fakeさんも幼少のころにご覧になられたので記憶が薄れているかもしれませんが、これも傑作でした。
ところどころしか覚えていませんね。前にも言いました
が、子供でも楽しめた映画だったというのは凄いことです
よ。
>白眉のシーンは切腹する腰元と介錯する恋人の成瀬正孝の描写であります。
>喜怒哀楽の感情しか持ち得ない人間にとっては残酷、悪趣味の言葉で片付けてしまうのでしょうけど、
この場面は覚えていますが、当時の映画館では爆笑
でしたよ。昔の観客は、こういう場面で笑うという意
味を皮膚感覚で理解していたんだと思います。
>以前のスレッドにて羅維なんてのと対比させたことを深く反省いたします。
羅維はみたまんまの絵しか撮れませんからね。(笑)
>また、名和宏が誘惑されるシーンで一瞬赤のホリゾントの背景になりますが、このへんは谷垣健二氏あたり功夫片フェチが喜ぶ「赤バックの演武」のルーツに思えます。もっとも、この手法は則文がオリジナルではないのでしょうけど。
東映がカラーになってからは度々使われたもので
すね。『旗本退屈男』や『源氏九郎』など印象的で
した。大映はバックが多かったですね、陰影に富
んだの場面は宮川一夫などの手により、大映カラ
ーと呼ばれたもんです。
>功夫片の「赤バック演武」に関連して・・・
>「ポルノ時代劇/忘八武士道」のオープニングクレジットとクライマックスは、セットも最小限でスタジオ丸わかりなのですけど、これは明らかに舞台劇を意図したものであり、同様に「三十六房」もそれを意図したものでないかと考えを改めた次第なのです。
日本の時代劇は明らかに歌舞伎の影響でしょうけど、
功夫映画は時代劇から作劇法を真似たんだと思います
ね。
面白いのは、日本の場合、歌舞伎の実演を野外ロケ
で撮ることから時代劇が始まっており、後々スタジオ
システムの構築と共にセット撮影へと移行していきま
す。
それに比べると上海映画の流れを組む香港映画は、
最初の作劇法は西洋のチャンバラや、西部劇からとら
れていることは古い無声映画からもわかります。50年
代を過ぎて60年代になってから急に日本映画の影響が
見られることからも、多くの日本人が海を渡った時期
と一致していますし、この時期に邦画から学んだのは
間違いないと思いますね。
>重ねて申し訳ございません、実は「直撃!地獄拳」と「大逆転」を借りてしまったのです。
借りちゃいましたか・・・。
>ちなみに西本さんの新東宝時代のフィルモグラフィーで「助監督・石井輝男」って見ただけで嬉しくなっしゃいました。
石井輝男も香港へと行ってますからね。現地で向こ
うの映画人と交流があったのなら楽しいのですけど。
>天知茂と三原葉子(汚れでない時代の)の新東宝作品が見たいと思う今日この頃です。
三原葉子が汚れでない時代?あるんかいな!(笑)
デヴュー当時からゲテモノ女優、グロ女優と呼ばれ
てたんじゃ・・・・。
天知茂の新東宝ものなら、『憲兵とバラバラ死美人』
をお勧めします。私は幼少のころこの映画を母親に
見せられて・・・・・。(苦笑)