旧myroom(香港電影的日常 '01/2/17〜'06/1/29)より移転。

 香港映画を中心に語っていますが、基本的には何でもアリです。
 なお日記に記載の内容は、無断転載、転用はお断りいたしております。ご理解下さい。(by fake)

 ・・・・あと、リンクもフリーではないんです。すんませんなぁ。

なんか今回は・・・ [2005年08月25日(木)]

Name:なるこう
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個人的にやはり幼い頃に狂喜した映画ですから(実は「少林寺」「少林寺2」は劇場で観てません)思い入れの深い「阿羅漢」ですが、
今回の日記にはぐうの音も出ない感じです。ぐうって"偶"だっけ?
展開的にはほぼスキのない映画だと思うのですが、祝宴のシーンなど画的に退屈を感じてしまうところも確かにあり、
ロケーションの考察については全くその通りと、
「少林寺」のクライマックスで感じた広大な荒れた大地と大河で暴れまくるという開放感を感じなかったのはそこにあるのですね。
ラストの「睡拳」を彷彿させる(彷彿させてどうする)果樹園も監督自らフレームの枠を狭めていたのですね。

ただ師父の趣味もあってか、黄秋燕は可愛く撮れてます(笑
「初恋の来た道」現象ですな。

Re:更新 [2005年08月25日(木)]

Name:旋子
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日記『南北少林/阿羅漢』見ました。
fake様、あなたはやっぱり師父です!
すんばらしいっす!!
いつも(毎年なぜか春になると見てます)見る度に感じてた今ひとつ
乗りきれなかったワケがたたみかけるように書かれていて、すっきり
しました
こんな感想しか書けなくて申し訳ないです。

劉家良とはズレますが、李連杰の初期3部作(そんな言い方ある?)
の中では自分は無理の少ない設定、アクションの凄まじさetcで
断トツに『少林小子/少林寺2』が気に入ってます。

Re:もう秋ですなぁ・・・。 [2005年08月25日(木)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

>同年9月号はあるのですが、付録の“セクシー水着ポスター”にもムーン・リーの名があるので、もしかしたら、これなのかな。でも付録は投げました(笑)。

 私は引越しのときに全部処分してしまったんです
よ。お手元で確認可能な方は是非この2号を!

>彼女は1986年87年に渡って、読者アンケートのベスト10に常にランク・インするなど根強い人気だったんですね。

 今でも熱心なファンが多いんですよ。不幸な事故
に遭われたのでお幸せになって欲しいですね。

>他にランクインされている香港映画アクトレスでは、エミリー・チュウはなんとなく覚えてますが、29位のディディ・パンって誰だ???

 ディディは『ピックポケット』でおっぱいポロンの
現:元彪夫人のことっす。彭秀霞と書きまっす。

>この号の前後を眺めていたら、フィービー・ケイツのグラビアの次ページがCEですよ。
>あの頃まではアイドルだった・・・(涙)。

 どっちがぁ?(笑)

>『恋はデジャブ』、『恋に落ちたら』も2本立てだったのかな?
>この頃になるとミニシアターも続々登場し、都会で公開される作品との格差が広がりはじめましたね。

 『デジャブ』は『スリーリバース』と二本立てだっ
たので、そのくらいが最後の境目ですかね?『落ちた
ら』は映画そのものが公開されんかったんでわからな
いな。

>『ピンク・キャデラック』(笑)は『リーサルウェポン2』の組み合わせでしたが、『許されざる者』は1本のみになってました。

 『ルーキー』と『メンフィス・ベル』は一緒ではな
かったですか?

>W・マッソーの役はビリー・ボブ氏ですね。

 ビリー・ボブ!女子ピッチャーの子はユニフォーム
のままア〇ルを犯されてしまいますよ!(笑)

>先日、BSでE・エステベス主演の『飛べないアヒル』を観ましたが、これも『ベアーズ』まんまわけでして、他のスポーツに置き換えた作品も延々と作られ続けているのに、今更何でまた(笑)。

 『スクール・オブ・ロック』は先生も駄目なところ
や2位で終わるところがもろ『ベアーズ』で、これと
『天使にラブソングを』を混ぜれば『スクール・・』に
なりますね。スポーツでなくともこれだからなぁ。

>ジャッキーと同世代、例えば「五福星」シリーズのギャグなどは、
>複数の部屋を利用したすれ違い・かくれんぼのギャグとか、すぐスッポンポンになってしまうとか、ブレイク・エドワーズ系の笑いが特徴ですね。

 香港の連中は『ピンクパンサー』好きですよね。大
抵の人が影響を受けていると述べています。

>ZAZチームの影響で、ストーリー進行と関係のない一発ギャグが流行の時期もありましたが、現在はやはりCGを多様した劇画的な視覚のギャグが主流なのかな?

 シチュエーション・コメディもあるんですが、全く
公開されない上に日本ではビデオ化すらされない。
 女性のための究極のブラジャー作りに奔走する劉
雲の『絶世好BRA』とか面白いんだけどなぁ。せめてビ
デオ化しろよ!

>また笑いのツボをギャグそのものではなく、M・ストリープ、シェールといった大物スターが自分本人を演じているという部分に求めている点に、ちょっとクリエイターの衰えを感じました。

 キレが悪いのにしつこいんですよ。大物が出てきて
セルフパロやってもいいけど、そんなのはちょっとで
いいですからね。

>本国でも昔にビデオでソフト化されたきりのは、内容がリアルすぎて、業界のタブーを描いているからなんでしょうかね。

 今とはオスカーのあり方自体が変わってしまってい
るはずですから、絵空事として捕えてくれると思うの
ですけどねー。

>「BKTF」のデロリアン同様、イチ時代にこだわらず、源平合戦や巌流島の決闘、川中島の戦い等に突然、飛び込んでいってムチャクチャ暴れるが、結局何も歴史は変わらなかったとかやってくれたら面白いのですが、自衛隊側は許してくれないでしょうね・・。

 コメディにするというのは有りですね。むしろ戦闘
出来ないのなら笑いにするしか手は無いのかも。

>『グローイング・アップ』シリーズのボビーみたいですね(笑)。
>トイレに隠れる等のありがちなシチュエーションもありそうですが、実際はそうはうまくいかなさそうですな!

 女の子の家ではなく自分のアパートなんですよ。そ
の子とふたりで飲み屋から出てくるところを見たらし
く、ウチのアパートの窓をブチ破って乗り込んできた
んです。とりあえずガラスで切った怪我が酷かったの
で、応急手当をしてやり病院まで連れて行ったんです
が、血だるまのくせにタクシーで金は無いから組に取
りに来いのなんの言うし、結局タクシー代から治療費
まで肩代わりしてやってね、散々でしたよ(苦笑)。

更新 [2005年08月25日(木)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

 8/25日記更新。本日は、劉家良特集の第二十五弾『南
北少林/阿羅漢』です。

劉家良(25) [2005年08月25日(木)]

劉家良(25)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー『南北少林/阿羅漢』は、中国「新華社」より邵逸夫(ランラン・ショウ)を通じて、劉家良に直接持ち込まれ企画だ。「新華社」と邵逸夫に個人的な繋がりがあったこと、邵逸夫に大陸との接点を保ちたい理由があったこと、「新華社」側に劉家良に監督させたがったこと、この三つが主な要因であった。 「新華社」側が李連杰(ジェット・リー)の主演作に、前二作(『少林寺』『少林小子/少林寺2』)を製作した香港側窓口である「長城電影」を三度選ばせなかった理由は、ひとえに『少林小子/少林寺2』の興行成績にある。 中国本土や香港での公開こそ大ヒットであったが、世界的にヒットした『少林寺』に比べると、『少林小子/少林寺2』は苦戦を強いられた。特に日本においては、当時の香港映画興収記録である19億円以上稼いだ『少林寺』に比べ、『少林小子/少林寺2』は3億2千万円しか売り上げなかったのだ。 これにはいくつかの理由が考えられる。『少林寺』の公開から2年も空いてしまったこと、勧善懲悪であった前作に比べて、川を挟んで対立する家族同士の恋模様という牧歌的で温い展開に、新しい香港映画の息吹が芽生え始めていたことを感じていたファンはそっぽを向いた。『少林小子/少林寺2』と同じ年に公開された作品は『A計劃/プロジェクトA』だったのである。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー公開が2年も空いたのには訳がある。当時、主演の李連杰が北京武術隊であったのを始め、"南拳"胡堅強は浙江省武術隊、"螳螂拳"于海、"酔拳"孫建魁、"王将軍"于承惠は山東武術隊と、それぞれが一流の武術家としての役割がメインで、主要な出演者はみんな俳優が本業ではなかったのだ。 『少林寺』のヒット後、多くの映画会社が彼等を俳優として使いたがった。多くの企画が立ち上げられたが、いずれも企画段階でポシャるか、別の武術家によって映画化された。李連杰主演で企画された『太極拳』は郭良に、胡堅強主演で企画された『南拳王』は、同じ南拳チャンピオンとして著名な邱建国にという具合である。 『少林小子/少林寺2』から『南北少林/阿羅漢』までの公開に、やはり2年の間隔を要したのも同様の理由による。もちろん、その間に前作の反省点を踏まえた上で、作品の軌道修正がなされた結果が、監督に劉家良を起用するということだった。 「新華社」側も劉家良についてのリサーチは入念に行っていた訳で、そもそも『少林寺』の企画は劉家良の『少林三十六房/少林寺三十六房』のパチもんを作ることからスタートしていた訳(03/12/24日記参照)で、"少林寺"映画のオーソリティを招くということは、それだけ気合が入っていた証拠でもある。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー完成した『南北少林/阿羅漢』は、さすがに前二作よりもまとまりが良く、映画の技術水準も高い。だがこの映画ほど劉家良の監督としての弱点を如実にさらけ出した映画もない。現代劇ではなく、古装片であったから尚更それが目立ってしまったのも止むを得ないが。 劉家良の監督としての弱点、それは空間把握能力の無さである。ショウブラ時代はアジア最大のオープンセットとスタジオで、撮影場所に苦慮するライバルたちを尻目に、豪華絢爛な絵作りをしてきた。だがロケの苦労を知らないこの監督は、いざスタジオを飛び出してみると、ロケの空間を縦横には使いこなせない監督であることが露呈してしまったのだ。 『少林寺』『少林小子/少林寺2』は、確かに映画の技術水準は同時代の香港映画と比較すると著しく低かった。それでもヒットした訳は、李連杰ら武術家たちの新鮮な魅力とその絶技にあるが、それに加えて中国本土でのロケーションも大きなポイントであったはずだ。 従来の香港(含む台湾、韓国)ロケの功夫・武侠片は、狭いスタジオとその辺の空き地くらいしかロケ地が無く、雄大な名所・旧跡や、広大な土地を有する大陸でのロケなど望んでも手に入らないものだった。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー香港においてそれを唯一解消する手段がショウブラのスタジオだった訳だが、ここは巨大な鎖国会社である。他のライバル会社が貸して貰えるわけもない。その特権を唯一といっていいほど享受してきた劉家良は、せっかく中国ロケで功夫映画を撮るという大チャンスに恵まれながら、使いこなすことが出来なかった。 『少林寺』『少林小子/少林寺2』は、映画の技術水準こそ未熟ながら、広大なロケ地の空間性を演出することには成功している。黄河流域を、少林寺境内を、石窟寺院から竹林、砂漠へと疾駆していくカメラは、人馬一体となったスピーディーな画面の動きと共に、大陸であることを感じさせてくれた。 『南北少林/阿羅漢』の劉家良は、紫禁城を俯瞰で写すだけ、逆に万里の長城では城壁の一部を写すだけである。これら国宝級の名所ではロケに制限もあったろう。だが、クライマックスの桂林では屋形船の中で戦闘をスタートさせてしまうという愚を犯す。 中国武術は俗に"南拳北腿"といわれるが、中国の南北による違いを表わす言葉として"南船北馬"というものもある。南の人間は舟で移動し、北の人間は馬で移動するということだが、南拳すなわち南船でもある。そこでだ、"中国武術の至宝"北派の武術チャンピオン・李連杰を船に閉じ込めてしまうとは何事か!である。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー好意的に解釈するとすれば、北派の李連杰が船での闘いに苦戦し、南派少林寺が助けに来るという演出だったというものだ。だが、これは以下のことから劉家良の計算ミスであったことを裏付けるのだ。 南派が助けに来るという演出は良しとしよう。事実、南派の少林寺僧が筏を組んで船に接岸して繰り広げられるアクションは、非常にパノラミックであり、この映画で最も生き生きとする名場面でもある。 では何がいけないのか? まず船が屋形船であるのがいけない。せっかく桂林にロケしながら、船の小窓からしか景色が見えないというのではもったいない。『少林寺』にも船上のアクションはあったが、この時の船は帆船であり、背景に映る黄河の景色が武術指導や編集の拙さを忘れさせるほどの効果を挙げていたものだ。 南派の救援で窮地を脱した李連杰は、逃げた于承惠を追って果樹園に。ここでも劉家良は狭い果樹園という場所で、北派でダイナミックな動きを得意とする李連杰の動きを封じてしまう。いくら自分が南派で、南派的な殺陣が得意だからといって、主役の技を最後まで封じてしまっては元も子もない。 これならショウブラのスタジオで劉家輝を主役にしていたのと同じであり、せっかく無限に広がる空間を与えられながら、まるで生かしきっていないということになるではないか!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー続く 
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