旧myroom(香港電影的日常 '01/2/17〜'06/1/29)より移転。

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更新 [2005年12月19日(月)]

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 12/19日記更新。本日は、ハーベスト初期の武侠片
『金旋風』です。ノラさん出てます。

『金旋風』 [2005年12月19日(月)]

『金旋風』'72年製作、監督:羅維、主演:苗可秀、謝賢ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー宋末、丞相の羅維は元と密かに通じ陰謀を企んでいた。羅維の館を探っていた苗可秀は、羅維から密書を託された謎の人物・"金旋風"の後を追う。 羅維と金旋風の会話は暗闇で行われているため、苗可秀はその人物を確認出来ない。金旋風と呼ばれた男は覆面姿で、左右には石堅と馮淬帆が控えていたが、密書を受け取った石堅は、覆面の男が羅維に金旋風と呼ばれても否定はしなかった。 苗可秀は師匠の陳芝芝に金旋風の評判を聞く。「江湖では有名な達人だが謎は多い・・・」との馮毅の言葉を聞き、妹弟子の田蜜らを連れた苗可秀、"飛劍三鳳"として出発した。 江湖を流れ歩く金川、至る所で耳にする金旋風の後を追って旅が続く。とある宿場で巡りあった男・謝賢が、実は金旋風だった。「お前を捜していた」「何のために?」「殺す為さ!」しかし金旋風・謝賢は向けられた剣をものともせず盃を重ね、「飲み終わるまで待てないか・・」と余裕を見せた。器の違いを見せられた金川、金旋風を倒して江湖で名を挙げるという目標を失い茫然自失。「殺しはできなくても、仲間にならなれるかもな!」そう言い置いて金旋風は姿を消した。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーその金旋風を待っていたのは石堅とその一味(周小來、杜偉和など)。「何用だ?」「実は貴公にこの密書を運んで貰いたいのだ」そういって石堅が差し出したのはひとつの小箱。「重要な密書ねぇ・・・」剣を抜く金旋風は小箱を一刀両断。中は空だった。 「どういうつもりだ!?」実は石堅、羅維が金旋風の名前を出したので、その噂を利用し密書は金旋風が運んでいると囮に使う気でいたのだ。もちろん、失敗した場合、邪魔な金旋風は抹殺である。 事ここに露見したからには生かしてはおけぬ!刀を片手に、もう一方の手に梢子棍を構えた石堅が迫る。二種類の武器を同時に使いこなす石堅の動きはマジで凄まじく、映画でなければ金旋風に勝ち目はなさそう。窮地を脱した金旋風、また気まぐれな旅に戻った。 旅の途中で兄弟子の金川に再会した苗可秀、走狗・金旋風を追っている旨告げると金川はその噂を否定。「俺が出会った男はそんな奴では・・・」「でも私はこの耳で聞いたのよ!金旋風は羅維の手先よ!」納得のいかない金川、"飛劍三鳳"に合流して真相を探ることに。 その会話を偶然聞いていた馮淬帆、この誤解を金旋風潰しに利用しようと企む。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー休憩していた木上から、金川をつける馮淬帆の動きを不審に思った金旋風。更に後ろから追跡を試みる。石堅が待つ宿屋に帰った馮淬帆は、全てを打ち明けこの機会に彼らを罠に嵌めようと持ちかける。 客棧で知人の振りをして金旋風に声をかけ、苗可秀たちに存在を知らせ、彼らが争いを始めた隙に密書を苗可秀の荷物に混ぜた。"飛劍三鳳"の剣陣から逃れた金旋風は、馮淬帆を逆につけ石堅たちの企みを知る。単独行動の金川の助けを借り、逆に石堅たちを襲うふたり。多勢に無勢を切り抜けたふたり、実は馮淬帆は考えがあってワザと逃がしたのだが・・・。 馮淬帆の奇怪な行動にはふたりも気づいていた。金川の助けに感激した金旋風は、「友達にはなれなかったが、兄弟にはなれるかな?」と訪ねる。密書の委細を話し苗可秀の行方を追う。 始めは容易に信じなかった苗可秀だったが、密書を自分の荷物から発見した。陳芝芝がそれを開けると中は白紙、更なる誤解を抱かれる金旋風。陳芝芝は強く金旋風も負傷させられた。あくまで金旋風を庇う金川は、破門されながらも兄弟の契りを守る。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー金旋風負傷の隙を突き襲撃を掛ける石堅だったが、金川に助けられた金旋風は更にその裏を掻いて待ち受ける。石堅から全てを聞き、別の人物が密書を持っていること、元の密使との会合が迫っていることなどを知る。いったい密書は誰の手に?覆面の人物の正体は? ハーベスト初期の武侠片で、その作りは実にオーソドックスなもの。苗可秀売出しのためポスターは彼女のイラストが全面に使われたが、主役はタイトルロールの金旋風を演じた謝賢。 武術指導はベテラン陳少鵬が担当。映画ではNo.2の悪役を演じた石堅の存在感が凄まじく、謝賢、金川、苗可秀らを相手にたった一人で獅子奮迅の活躍をみせるのだ。 最後は密書の証拠を元に羅維を追い詰めるのだが、『鬼流星』のような大立ち回りは見せない。 中盤の襲撃場面で陳觀泰が出ているのがミソで、この時期フリー的な活躍でショウブラとハーベストを行ったり来たりしていたことが窺えるのだ。
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