旧myroom(香港電影的日常 '01/2/17〜'06/1/29)より移転。

 香港映画を中心に語っていますが、基本的には何でもアリです。
 なお日記に記載の内容は、無断転載、転用はお断りいたしております。ご理解下さい。(by fake)

 ・・・・あと、リンクもフリーではないんです。すんませんなぁ。

ミステリー&虎猛威龍 [2006年01月15日(日)]

Name:亜州影帝
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こんばんは。お手数のかかる質問しちゃいましたかね?くわしく説明して頂いてありがとうございます。

> 実は、ミステリーほど映像化に不向きな作品もないと思っています。
> 小説でも映画でも、文学として価値のあるものや、仕掛けの面白さや意外さだけに頼ることのない作品を志向するようになります。

fakeさんぐらい極めていくとそうなのですね。僕なんかだとどうしてもビジュアルや意外な結末なんかばかり求めてしまいますね。(「セブン」「SAW」「アイデンティティー」みたいな感じですね。)うーん、まだまだ青いですわ。もっといろんな作品観て勉強します。
さて教えて頂いた作品(洋画・邦画)ですが、やはり観てないのばっかり(笑)

> 1.十二人の怒れる男
これは知ってるんですが、恥ずかしながら観てないんですよね。陪審員制度を扱った作品は「陪審員」「ニューオリンズ・トライアル」あたりは観ましたが、これは是非とも観ます。ベスト1ですか。

> 2.自殺への契約書
> 3.生きていた男
> 4.出獄
fakeさんに教えてもらわないと一生観ない作品かもしれませんね(笑)レンタル店で探してみたいと思います。あるかなぁ。

> 5.情婦(57年版)
ビリー・ワイルダーですね。マレーネ・ディートリッヒが良いと聞いたんですけどね・・未見です。これもチェックしますね。

> 6.悪魔のような女(55年版)
シャロン・ストーンのリメイク版は観たんですよね。50年代とかの作品になるとほとんど手付かずですね。

> 7.薔薇の名前
これは観ましたが、よく解らなかったです。(汗)

> 8.オリエント急行殺人事件
A・クリスティの映画作品は、「クリスタル」とか「ナイル」とか他にもけっこう観ましたが、なかでもこれは面白かった。「サイコ」を観て、アンソニー・パーキンスが出演してたのが観たきっかけでした。

> 9.名探偵登場
> 10.名探偵再登場
タイトルは知ってます。ソニーピクチャーズがしつこいくらい廉価版DVDで発売してますからね(笑)「刑事コロンボ」のイメージが強いので観てなかったです。これもレンタルにてチェックしたいと思います。

「邦画」に関しては、話題作くらいしか観ていないので、すべて未見ですがこちらもレンタル店に置いてあれば観たいですね。(「天国と地獄」はたしかありました。)
10.「悪魔の毛毬唄」(’77)は石坂浩二の金田一耕助ですね。「金田一少年の事件簿」や「名探偵コナン」は読んでますので楽しめるかも知れないです。

fakeさんとお話させてもらって、また“洋画熱”が湧いてきましたよ。香港映画以外でもまたおじゃまさせてもらいますね。近日公開の「フライトプラン」観ようと思ってますが、「フォーガットン」に似た展開が非常に怖いです(笑)

>「虎猛威龍」
これ日記で読めるとは思いませんでしたよ。半年ほど前に袁和平作品で探してて購入したんですが(ほんとはクリスティ・チュン目当てです。「大極拳」も。)、香港版「ダイハード」+「沈黙の戦艦」って感じで楽しめました。クリスティ・チュンもエレイン・ロイと少し闘ってましたね。動きがかわいいっス。倪星と何家勁のキックバトルもいいですね。個人的には、このぐらいの現代アクションが好きだったりします。

「ザ・グリード」のファムケ・ヤンセンは「虎猛威龍」からパクリましたか(笑)「SF巨大生物の島」みたいな終わりだったので続編あるかなぁと思ってたのになかったですね。(スティーブン・ソマーズもいまやビッグですから作らないでしょうしね)


Re:ミステリーとは?邦画篇 [2006年01月15日(日)]

Name:kingking
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> 1.絞死刑

うわ未見だ。

> 2.天国と地獄

これはま、おいといて。

> 3.不連続殺人事件

題名すらしりませんでした。やばい。

> 4.黒い画集 あるサラリーマンの証言

面白いと聞いたことあるんですが・・・みてな。

> 5.軍旗はためく下に

 深作作品ですね。これもDVDになってないんですよ。未見。

> 6.陰獣(77年版)

これみたような、見てないような。いや、多分見てる。

> 7.大誘拐

え?喜八ですか?つまらなくて途中で見るのやめましたけど・・・
みねば!

> 8.影の車

清張ものですね。最近DVDレンタルされたので今度借りてみます!

> 9.三十六人の乗客

これが一番みたい!未見!

> 10.悪魔の手毬唄(77年版)

シリーズ最高傑作!

Re:ミステリーとは?洋画篇 [2006年01月15日(日)]

Name:kingking
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非常に参考になります!

> 1.十二人の怒れる男

中学の時に見て以来だな、内容もほとんど覚えてないな。
これより「12人の優しい日本人」を2回くらい見てる(笑

> 2.自殺への契約書
> 3.生きていた男
> 4.出獄

うわ知らない。チェックだ!

> 5.情婦(57年版)

面白かったっすね。大好き!

> 6.悪魔のような女(55年版)

これはリメイクがビデオ化されたときにこのオリジナルを見ました。
これも面白かったです。結局リメイク見なかったな。

> 7.薔薇の名前

最高!この中では一番すき!

> 8.オリエント急行殺人事件

これも面白いっすね。DVD欲しいんだけどいまだに発売されなくて。

> 9.名探偵登場
> 10.名探偵再登場

これは意外!名探偵登場は持っているのでもう一度見直しますよ!

Re:Jacky in Action [2006年01月15日(日)]

Name:kingking
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お邪魔します。

> そちらで面白い疑問を提示していましたね。羅維は
>何故『龍騰虎躍』にこのフィルムを使わなかったのか?
>使えるほどのカットは撮れていなかったのか?、それと
>も製作時には既にフィルムの行方が不明だったのか?

そうですね、どっちの可能性もありますね。香港でならNGフィルムは即没にするなんてこともありそうですしね。龍少爺の削除シーンなんかも残ってないかな。

あ、そだ。『龍騰虎躍』で思い出しました。今回フォーチューンスターでリリースされた『龍騰虎躍』DVDの中に『龍騰虎躍』オリジナル予告編が収録されていたんですが、これが面白い。予告のテロップで「龍少爺の後の新作!」てな感じでおもいっきり出てくるんですよ(笑
これは台湾などでの配給が羅維電影だったということが関係するんでしょうかね、興味深かったです。


> ジャッキーは陳惠敏の物真似が得意なんですよ。
>以前に香港のトーク番組でやっていました。

そなんですか。

> 日記に書いたのはこの時です、一応『仁義なき戦
>い』のパロディにしたつもりだったんですが(苦笑)。

すんません、僕、仁義なき戦いのナレーターの人の名前がわからなかった
ので(苦笑)

> これは逮捕前だと思いますよ。山一抗争は昭和60
>62(8587)年の間で、『プロテクター』は85年、
>『A2』が87年ですから。

あちゃ。逮捕後だったら意味ありげで面白かったのにな。

> 『大刺客』は05/9/18の日記をご参考下さい。

『大刺客』のレビューありがとうございます。以前に書いていただいてから香港版を見ることがなかったです。昨日見ようとしたのは日本版。
日本語でも難しいっての(笑)ってことで結局fakeさんの日記は必須ですがfakeさんの日記も難しい!(^^;


> これはもう原作ファンが、「あっ、あの場面だ」っ
>て喜ぶくらいのダイジェスト版で、映画作品として
>の体裁が整っていませんよ。

なるほど。僕がなぜ金庸原作の映画があまり好きじゃないのがなんかわかりましたよ。金庸はまず原作で楽しんだほうがよさそうですね。

> ドラマものなんかはほとんど持ってなかったので、
>見るのはとてもおっつかないですよ(苦笑)。

ですよね(笑

> セレステの発売も何時まで続くか分からないし、発
>売されたものも何時まであるかも不安なので、取り敢
>えずは先に手に入れておいて、見るのは後回しでもい
>いと思っていますよ。

なるほど。

「決殺令」のレビュー、楽しみにしてますね!

Re:決殺令 [2006年01月15日(日)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

>はい、決殺令挫折です。途中でわけわかんなくなり止めましたよ(爆 人間関係わかんねっす!!
>だめだ、またいずれチャレンジだ。

 じゃあ次はこれで!

Re:Jacky in Action [2006年01月15日(日)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

>まったく同感です。こういった修行シーンはアイディア勝負でしょうからいろいろな案がでていて当然ですよね。プロジェクトAの畳のシーンや食事シーンなども同じものと思います。

 そちらで面白い疑問を提示していましたね。羅維は
何故『龍騰虎躍』にこのフィルムを使わなかったのか?
使えるほどのカットは撮れていなかったのか?、それと
も製作時には既にフィルムの行方が不明だったのか?

>ジャッキーの横にはなんと、チャーリーチャン。しかもすげ仲よさげに。

 ジャッキーは陳惠敏の物真似が得意なんですよ。
以前に香港のトーク番組でやっていました。

>インタビューではお互いのこと誉めあっていたのに非常に違和感を覚えたのと同時にfakeさんの日記を思い出したんですよ。プロテクター公開当時、チャーリーは逮捕前?逮捕後?逮捕後だとしたら面白いんですけど(^^

 日記に書いたのはこの時です、一応『仁義なき戦
い』のパロディにしたつもりだったんですが(苦笑)。

 これは逮捕前だと思いますよ。山一抗争は昭和60
62(8587)年の間で、『プロテクター』は85年、
『A2』が87年ですから。

>あ、でも今日は大刺客みようとおもってたんだ。

 『大刺客』は05/9/18の日記をご参考下さい。

>「碧血劍」と「侠客行」も見ているんですが、悪くないけど、どうもしっくりこないんですよね。やはり小説を読んでこそ理解できるものがありそうですね。

 これはもう原作ファンが、「あっ、あの場面だ」っ
て喜ぶくらいのダイジェスト版で、映画作品として
の体裁が整っていませんよ。

>fakeさんはSB全作品購入しているようですが、見るの大変ですよね?
>コンスタントに消化しているんですか?

 功夫・武侠片については解禁前から持っていたので、
見るのはそれまで手に入らなかったものが中心です。
 ドラマものなんかはほとんど持ってなかったので、
見るのはとてもおっつかないですよ(苦笑)。
 セレステの発売も何時まで続くか分からないし、発
売されたものも何時まであるかも不安なので、取り敢
えずは先に手に入れておいて、見るのは後回しでもい
いと思っていますよ。

更新 [2006年01月15日(日)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

 1/15日記更新。本日は、袁和平監督作品『虎猛威
龍』です。

『虎猛威龍』 [2006年01月15日(日)]

『虎猛威龍』'95年製作、監督:袁和平、主演:何家勁ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあまり話題に上らない袁和平監督作品・・・・と最近も書いたような気がする(笑)。 この後、TVシリーズのパイロット版『太極拳』を監督するが、正真正銘の劇場用作品としては、今のところこの映画が袁和平最後の作品ということになる。現在、世界を股にかける名武術指導家・袁和平だが、この映画と『太極拳』の興行的失敗が、彼の監督生命に終止符を打ったのだろうか? ちなみにだが、『虎猛威龍』は95年の年間成績89位で興収150万HKドル。この時代のヒット基準は1000万HKドルオーバーで、予算の掛かり具合にもよるが、最低でも550万HKドルはクリアしたいところ。この年の1位は『紅番區/レッド・ブロンクス』で、その興収は5600万HKドルもあるのだ。 『太極拳』に至っては年間成績84位で、興収は74万HKドルしかなく、100万HKドルにも満たない惨敗であった。これでは袁和平に出資しようというプロデューサーもいなくなってしまう訳だ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーージャッキー、サモハンが現代アクション路線に転向して後、袁和平や劉家良も会社から同じようなものを要求されたが、二人ともこの路線ではあまり成功しなかった。劉家良はその監督としての資質の問題(05/8/28日記参照)だったが、袁和平の場合は些か事情が異なる。 この時期に袁和平と一緒に仕事をしていた甄子丹(ドニー・イェン)は、現代アクション路線の袁和平を評して「不遇の時代」と呼ぶ。『蛇拳』『酔拳』の成功で、ジャッキーよりもいち早くハーベストと契約。サモハンらと協力体制を敷き、『林世榮/燃えよデブゴン7』や『勇者無懼/ツーフィンガー鷹』を監督。『波牛/チャンピオン鷹』『巡城馬』を製作し、『奇門遁甲』の監督を務めた。 が、ここまでだった。ジャッキー人気が海外でもブレイク、ハーベストはジャッキー映画に予算の大半を割くことを決定。香港内での興行に関しては絶大な力を持つサモハンが二番手、袁和平は切られた。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーもともとアクロバティックなアクションと、立体的な構図を得意とした袁和平は、劉家良のように現代劇の演出が苦手だった訳ではない。現在の武術指導家としての成功を見てもそれは明らかなはずだ。彼はジャッキー、サモハンらと同じ条件で勝負させて貰えなかっただけだ。 袁和平自身は当時を振り返ってこう述懐する。「ジャッキー達が作る映画の、十分の一以下の製作費しかなかったんだ、それでいて会社からはジャッキーらと同じことを要求されてもね・・・」その意味でいうと彼は健闘したといえるだろう。 この『虎猛威龍』は、興行的には成功しなかったが、決して出来の悪い映画ではない。95年当時の香港は、ハリウッド映画に圧されて映画産業が崩壊していく時期にあたる。興行的に見て極端な成功作と失敗作に二極化されてしまっただけなのだ。 『虎猛威龍』は失敗作の方だが、映画の出来そのものについては、今こそ再評価の時であると思っている。せめて80年代に公開された作品であったら、興行的にも違った結果を残したのではないか?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーストーリーは単純明快。豪華客船・白鯨號が武装強盗団に占拠される。いち早くその状況に気づいた保安要員の何家勁は、人知れず武装強盗相手に孤独な戦いを開始。もうお解りだろうが、ようするにこれは『ダイハード』なのだ。 強盗団の首領・倪星は、副船長の立場を利用して仲間を引き入れ、船長を射殺して人知れず手下の曹榮と入れ替わらせる。その間に仲間がコンピューター制御の金庫を開け、本来なら人知れず速やかに行われるはずだった。 何家勁は元警官で、非番中に事件に遭遇、妻を死なせた過去があった。兄(?)・陳志文が保安隊長を務める白鯨號で、保安隊員として人生の出直しを始めたところだ。船には客として陳志文の妻・譚淑梅と娘の伍善詩も乗船していた。 映画を転がす狂言回しは鍾麗[糸是](クリスティ・チョン、以下クリスティ)だ。客室乗務員に化けたクリスティは、その実、客の懐を狙うコソ泥だ。彼女の役割は『ザ・グリード』のファムケ・ヤンセンということになるが、これは98年の映画。状況設定といい役柄といい、パクったか『ザ・グリード』?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーークリスティが本格的にアクション女優になるのは97年の『97家有[喜喜]事』からだが、この映画でも僅かながらアクションを披露。ここでも袁和平の先取り感覚は評価されるべきところ。 倪星は情婦の呂少玲を歌手として白鯨號に乗り込ませていた。白鯨號では海上で年越しをするための船上ニューイヤー・イベントが予定されていた。映画としては『ダイハード』フォロワーの作品だが、映画の展開には隙がない。 呂少玲のバンド・メンバーも全員手下で、事が露見してからの変貌振りも緩急ある演出でみせる。孤軍奮闘の何家勁は、最初は誤解のあったクリスティと打ち解けてからは、ふたりして反撃開始。 しかし倪星は乗客全員を人質にし、何家勁に揺さぶりをかけてくる。乗客の中に自分の家族がいるのが何家勁の弱点で、倪星側がそれを知らないのは『ダイハード』と同じサスペンス。 限定空間で繰り広げられるアクションは、袁和平の真骨頂である。そのストーリー展開、キャラクターの描き分けでも袁和平の現代アクション路線では最も成功した作品であり、ヒットしなかったことで黙殺されているのだとしたら、実に勿体無い話だ。 マニア的には、元・洪家班の倪星や曹榮、サモハン映画の常連・ロバート・サミュエルや、ロイ・フィラーが出演しているのも興味をそそるはずだ。
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