Re:初めまして [2006年01月29日(日)]

Name:fake
Email:episodo1@iris.dricas.com
URL:http://myroom.isao.net/room164/0000001000019164

> 初めまして。偏食映画ファンと申します。私もfakeさん
>と同じ県に在住しております。

 初めまして。同じ県とは珍しい!

> 以前からこのHPは閲覧させていただき、あまりの高度な内
>容に、ついていけないことがほとんどですが、(^^;周りに
>香港映画について話せる人がいなく、時々自分の批評、感想を
>ここに載せられたらと思い、そして皆さんと話せたらいいなと
>思い、書き込んだのですが、29日以降しばらくなくなるとは
>時期が遅かったです。再開を楽しみにしています。

 私もかつてはそうでしたよ。ネットを始めるま
では世界でもこんなことに興味があるのは自分だ
けなのではないか?と不安になったものです。

 新ブログでも同じように書き込みして下さって
構いませんので。

>「メダリオン」
> 私は元々ジャッキーファンで、それから香港映画ファンになっ
>たのですが、メダリオンは避けておりようやく最近観ました。

 ジャッキー世代がネット世代の主流だと思いま
すよ。

> 失笑といえば、ジャッキーの相方が、僕は全然笑えなかった
>です。みなさんどうですか?オーバーアクトというか。アメリ
>カでは人気なんでしょうか?ファンの人いたらすいません。

 公開当時にも言われていましたね。ジャッキー
サイトのkingkingさんによれば、東京の試写会で
は若い子に大ウケでカルチャーショックだったとか。

>なオーバーアクトでしたね。アンソニー・ウオンなんか、彼と
>言われなければ分からないような役で、こんな形でジャッキー
>と共演してほしくなかったです。

 アンソニーに限らずゲストは勿体無い使われ方だ
ったと思います。クリスティとか、こんな形でなく
ちゃんとジャッキー映画のヒロインを務めて欲しか
ったですよ。

> そんな中で一番演技がうまい、いい役者だと思ったのは、ひ
>いき目でもなんでもなくて、ジャッキーだったと思います。

 ジャッキーはお世辞抜きに演技派だと思いますね。
やはり彼が成功出来たのは、役者としてのトータル
バランスに優れていたからなのでは。

> さて、問題のCGアクションですが、彼はアンチ・ブルース
>リー、アンチ・スーパーヒーローとして出てきた人で、殴られ
>たら痛がり、危険な場所で実際にジャンプしたりというのが魅
>力だったはずです。それが殴ったら敵が痛がり、崩れる高所で
>ワイヤーで飛んで回避というのはやはり「面白くない。」とな
>りますね。

 私はCG自体は批判するものではありませんが、今
回はネタが『タキシード』と被っているのがいただ
けないところです。メダルをタキシードに変えれば
映画の構造から似ている訳ですし、この点は非難さ
れても仕方ないでしょう。
 ジャッキーの年齢を考えればCGも止む無しではな
いですか?

> 実はタキシードは結構面白いと思ったほうで、今回少し期待
>していたのですが、駄目でした。なぜかというと、タキシード
>はカンフーの出来ない人間ジャッキーが、タキシードで強くな
>るというもので、ジャッキーのそれは十八番であり、まだ人間
>であったのが良かったのかなと思いました。

 『タキシード』は私も好きです。『メダリオン』が
ダメなのは、上にも書いた重複の点と、シークエンス
ごとに冗長でメリハリがない点ですかね。そのくせ本
筋はあまり進まないし。

> 長くなりましたが、よければみなさんの感想お持ちしていま
>す。では。

 新ブログへの移行になってしまいますが、そちらで
もよろしく!

Re:恋する者たちよ [2006年01月29日(日)]

Name:fake
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>この人も出演作が膨大でスタジオに入り浸りの状態だった
>ことは想像できますけど、勝手に出番待ちするとは

 名和さんは松竹出身で、デヴュー当時は二枚目路線だ
ったんですよ。それがねぇ・・・・(笑)。

>それにしても、ここ最近は田中邦衛とか小林旭とか宍戸錠とか黒沢年男が東映に出てるのを立て続けに見た為
>ハナ肇は、あまり違和感も無く鑑賞してしまいました。

 前田吟 in 東映!というのも異常ですよね(笑)。彼は
この同じ時期、松竹で『寅さん』にレギュラー出演して
いるんですから。

>アクションシーンよりも強烈な飛び道具でした。
>由利徹の扱いって、いつも飛び道具ですよね。

 由利徹とか玉川良一、大泉洸なんかが飛び道具でした
ね。でもこういう芸達者がアクセントとして出演出来た
時代('70年代)までが邦画の黄金期だった。

>あとは「宇宙からのメッセージ」で「本家SWと比べると」
>みたいな戯言抜かす浦見魔太郎みたいなルックスした人
>とか存在するんでしょうね。

 公開当時はいましたね。今の『SW』ファンは『宇宙か
らのメッセージ』を見ているとは思いませんが(苦笑)。

>空手の道は人の道ですから、書ける話で面白い話があれば
>聞かせてください。

 オーヤマ先生は「空手の道は"カネ"の道だよ、キミィー!」
という人だったそうです。添野さんなんかは、オーヤマ
先生は『仁義なき戦い』の山守そっくりや!とおっしゃ
っていますよ(笑)。

>あのルックスと貫禄を考慮すれば、広島死闘編の村岡組長
>あたりでしょうか。逆に、千葉ちゃんの大友勝利が宍戸錠に変わっていたパターンもありますね。

 安原さんでも良かったなぁ。千葉ちゃんは忙しくて出
演出来なかったそうですが、エースの錠というのは悪く
ない選択でしたよ。

>それにしても「総長」は何だったのでしょうね?

 それを私も知りたいんですよ!

>違う意味も含めて「マシンガン」も見たくなってきましたよ。

 ヘンな映画ですよ。

>野田幸男は、またも千葉ちゃん主演・脇役の殆どが
>香港・台湾系の役者の「激殺!邪道拳」なんてのもありましたけど、野田さんは、カラテに興味無いのか、日本語が通じない役者に演技指導するのが面倒なのか、どちらもカッタるい映画になっておりました。

 カラテと東南アジアは野田さんには合いませんでし
たね。ということは彼の特徴は日本的猥雑さにあると
見ても良いのかもしれません。

>反対に「俺は40になっても番長だぞ」で有名な「口八丁手八丁」は馬鹿馬鹿しくともテンポがよく、山城新伍とか「ピーター」とか
>いろんな意味で達者な人が出てますので充分に楽しめました。

 この映画こそ、日本の娯楽作品のあるべき姿であり
ます。お正月は『不良番長』と『網走番外地』だった
時代の日本(にっぽん)よ今何処?

>それではまた次回のHPを楽しみにしております。
>掲示板はありますよね?

 ありません。でも何とかします。お楽しみに!

Re:解説ありがとうございます [2006年01月29日(日)]

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>そうですね。「ロストワールド」(25年)というのは観た事ないですし、オリジナルの「キング・コング」も未見なので今回鑑賞して受けた印象がスピルバーグ作品だったんですよね。

 了解です。

>そうだったんですか。それじゃ似てる訳ですね。何十年も前にジェシカ・ラング主演の「キング・コング」を観た事はあるんですけど、もうほとんど記憶になくてこんな展開だったかなぁ。って感じだったので。

 『ロストワールド』が全ての怪獣映画の原点だと
思ってもいいですよ。
 76年版の『キングコング』こそ、これをリメイク
するなんて!と言われたんですが、既にリメイクが
何本もある以上、今回のピーター・ジャクソン版は
リメイク自体に抵抗はなかったはずです。
 映画のストーリーは基本的にどれも同じですから。 

>オリジナルを今できる最新のVFXで甦らせた見所たっぷりな作品って感じでしたが、fakeさん的にオリジナル(名作)と比較してリメイクに値しなかったってとこですかね?手厳しいっスね。

 リメイクに値しないという意見ではなく、『キング
コング』という作品の軸の問題ですね。長くなるので
この件は新ブログで。

更新 [2006年01月29日(日)]

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 1/29日記更新。本日は、黄正利主演作『借刀殺人/
忍無可忍』です。

 もう数時間後には新ブログに移行なんで、実際これ
を読む人はほとんどいないとは思いますけど、データ
は新ブログでも読めますので、そちらでどーぞ!

『借刀殺人/忍無可忍』 [2006年01月29日(日)]

『借刀殺人/忍無可忍』'81年製作、監督:黄正利(韓国版:朴充教)、主演:黄正利

 黄正利の監督・主演作だが、この映画にはいくつかの奇妙な点がある。大まかに言って三つのパートから成り立っているのだが、韓国野外ロケ・フッテージ(以下ロケFT)、寺修行フッテージ(以下寺FT)、香港スタジオ・フッテージ(以下香港FT)がそれだ。 このうち、ロケFTと香港FTにおける黄正利の体型や髪型は同一のものであるが、寺FTは明らかに別物だ。だいいち、フィルムの質感や演出の感覚が異なる。 ここから推察出来る事は、寺FTは韓国時代の黄正利主演作ではないか?ということである。恐らくだが、韓国版の監督である朴充教の手による別作品だろう。 そこに後からロケFTと香港FTを追加し、再編集して仕上がったのが『借刀殺人/忍無可忍』ということになるのではないか?香港FTへの黄正利の出演場面の短さ(実はほとんど出ていない)も、この推察を後押しするのだ。

 なお香港版である『借刀殺人/忍無可忍』には黄正利以外にも、監督として呉石、楊威がクレジットされている。楊威は演者としての方が有名だが、『波牛/チャンピオン鷹』などで助監督の経験がある。 ベテランの呉石はショウブラ出身。井上梅次のショウブラ時代に助手としてキャリアをスタート、『釣金龜』などを手がける。黄楓に付いてハーベストでも仕事をし、その縁から洪金寶作品にも関わるようになる。 こうしてキャリアを振り返ってみると、実際の監督は呉石だったのではないかとも思えてくるが、全体の演出感の統一の無さからみても、それぞれのパートを別の人間が撮ったのではないだろうか。 武術指導には元奎、孟海、錢月笙の3人がクレジットされており、それぞれ絡みやスタントでもその姿が確認出来る。当然のことながらアクション場面は彼らが演出するのだから、この映画が黄正利監督作とは言い難い。

 十中八九、再編集ツギハギ作品だろうが、映画そのものの出来はそれほど悪くはない。特にアクション場面の出来は素晴らしく、他の黄正利主演作(韓国作品『天龍蘭』『廣東Salmusa』)と比較しても抜群に勝っている。ストーリーは驚くほど単純で、逆にここまで単純でいいのか?と心配になるほどだ(苦笑)。 両替商が元奎ら盗賊に追われているのを見た黄正利。両替商から金を奪い取ると(この時点では正義か悪かは不明)、元奎たちを"文字通り"蹴散らす。気をつけろよ、そう言って金を両替商に返すが、とても正義の人には見えないから不思議だ。 街中でスリの子供に財布をすられ、追って行ったところがスリの巣窟。子供たちを束ねる樊梅生とやり合って懲らしめる黄正利。 杜少明は米屋の手代、ライバルの米屋がプライズ商戦でセールを展開していることを主人に注進。杜少明がライバル米屋を偵察に出かけてトラブルに巻き込まれている頃、杜少明に嫁いだ妹・胡燕燕を訪ねて黄正利がやって来た。 杜少明を助けて悪徳米屋を叩きのめす黄正利だったが、これがこの物語の長い発端・・・・・というか、本筋もこんだけというか・・・・(笑)。

 腹の虫が収まらないのは悪徳米屋。米屋の意地にかけても奴だけは許せん!怒りに燃える悪徳米屋は、町一番の使い手を捜して奴を始末しろ!と号令を掛ける。たかが米屋の争いだったはずなのだが、話はここから米屋の刺客VS黄正利という、行き当たりばったりとしか思えない展開に。 自称町一番の楊威を雇うが、これが中国一の殺し屋・高雄の名を騙ったニセ者で、高雄を知る王將に懲らしめられる。王將からの食事の招待(見ず知らずなのだが)を受けた黄正利、箸や茶碗を使ったジャッキー映画チックなアクションで王將を倒す。 子供が掏ってきた品物に高雄のものがあるのを発見した樊梅生、気づかれずに品物を返そうとするが・・・・取り敢えず二人の間に遺恨が出来た。王將がやられたことを知った高雄、自分のケツは自分で拭け!とハッパをかける。 杜少明宅を襲った王將、黄正利がいないと知るや胡燕燕をレイプ。何も出来ない杜少明の前で自害して果てる胡燕燕。 帰宅途中の黄正利に狙いをつけた高雄、隙を突かれた黄正利は苦戦するが、樊梅生に助けられた。 今のままでは勝てんと寺での修行を勧められ、紹介状片手に寺へ。

 この寺の管長・張莽はその昔、高雄のライバルだった。回想場面の張莽と寺FTの張莽の姿に物凄いギャップが!別撮り間違いなし! ここでの修行は結構長く、元の韓国映画は果たしてどんなものであったのか?80年に朴充教監督、黄正利主演作『飛天拳』というのがあるが、この作品との関係や如何に? 黄正利が修行している間に杜少明が殺され、修行を終えた黄正利は樊梅生から聞かされる。王將をなぶりものにして高雄の居所を白状させる黄正利。いよいよ高雄との決戦ということになるが、この場面の一部は『死闘伝説TURBO!トップファイター』でも確認出来ますので、本編をお持ちで無い方はそちらの方で! 杜少明のドタバタや、樊梅生の場面には黄正利はほとんど絡んでおらず、王將や高雄が出演する場面も新撮の別撮りだろう。寺での修行場面のみが旧作の使い回しだろうが、再編集作品とはいえ呂小龍映画なんかよりはずっーーと良心的なのである。(香港電影日記:第一期終り。以降は新ブログへ!)
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