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緑VS赤 追記。 [2008年07月11日(金)]

先日、「ルパン三世 GREEN VS RED」を見た、って記事を書きまして、酷評される事の多いこの作品を、どうして自分は受け入れられたのか、ふと思いついたのでまた書いておきます。

今回の主人公、「ヤスオ」は、真・女神転生デビルサマナーの主人公と同じような道のりを歩んでいるから、なのかなぁと。

うちはあのゲーム大好きですからね。そういうことなのかなぁと。
なんとなく思いついただけなんですがw

そういえば、デビルサマナーの主人公、葛葉キョウジのイラストが公開された当初、ほとんどの方が「ルパンだ!」って思いましたものねw

んで、話を戻すと、ヤスオはちょいとした偶然と必然により、「ルパン三世」になろうとします。

事の経緯は違えども、デビルサマナーの主人公も、やはりある偶然と必然により、デビルサマナーとして生きる事を強いられます。

本人が望んだのか、といった大きな相違はありますが。
また、ある意味決定的に違うのが、ヤスオの前には、「本物のルパン三世(と思われる男)」が実在する事です。

・・・あえて回りくどい言い方にしてみたのは、いくつかの理由があります。

例えば今回、「ルパン三世」として登場する男たちの中に、あからさまな偽者もいれば、従来見知った顔のルパン達も登場しています。

見知った顔と言うのは、例えば、マモー編のルパン、カリオストロのルパン、パート3のルパン・・・などなど。

本編でも、そして我々も、それらを「本物のルパン」として認識していますし、それらが偽者であったはずが無いからです。

ですが、ヤスオの前に現れた赤いジャケットの「ルパン三世」。

彼が本物なのか? 彼「も」本物なのか?

答は明かされません。

しかも彼は、「ルパンの顔をしているからルパンなのではない」とまで言い放ちますし。

言いたい事はわかるんです。

今回の作品は、「ルパン三世という生き様を選んだ男(達)の物語」だという事は。

それならば。

前述した、マモー編や、カリオストロに登場していた「彼」は、本物ではなかったと言うのでしょうか?

こうした思考の堂々巡りを繰り返すと、押井さんのルパンが導き出そうとしていた結末、
「ルパン三世はいなかった」の言葉が一番しっくり来てしまうんですね。

その、ルパン不在の中で、ルパンになろうとする物語、だとすれば納得も出来るんですが、これだけ長く続いたシリーズです。

我々は、今までのルパンを知っています。

毎回、どこかしら違った姿形であったとしても、それは「本物のルパン」であったはずです。

その「本物」を差し置いて、どうして「彼」になれるのか?

また、どうして「彼」にならなくてはいけないのか?

そもそも、「ルパン三世」が複数存在する理由は?

その辺りの理由付けが、どうにも弱いってのが今回の作品での最大の弱点のような気がします。



でも、好きですよ、今回の作品w
個人的な好き嫌いですがw

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