第36回 iPodが直面する市場変化 -岐路に立つアップル-(その2) [2008年06月05日(木)]

iPodが直面する市場変化 -岐路に立つアップル-(その1)はこちらから

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何時の日か「Walgreens」や「7-Eleven」で買えるようになるかもしれないコモディティ化されたMP3プレーヤーと「iPod touch」の間を埋めるよう製品が出現する必要があるだろう。「Apple」は、電源に制約があるデバイスに大型スクリーン、より多くの機能、無線機能を搭載するために必要なチップ技術の進歩を待っている間に、低価格の「iPod」の魅力を増大するためのサービスを提供し始めることができるとRubin氏は述べた。



調査に協力してくれた回答者で「iPod shuffle」または「iPod nano」を次に買う「iPod」の候補として考えている人は合わせて13%にすぎなかった。これほど多くの人々が「iPod touch」を欲しがっていることは「Apple」にとってはすばらしいことだが、音楽プレーヤーを欲しいと思っているが、299ドルは高すぎて払えないという多くの人々は脇に追いやられてしまっている。「Apple」ができる1つのことは、サブスクリプションモデルに対する昔からの抵抗をやめ、このようなサービスと組み合わせて「iPod」の販売を始めることだとRubin氏は述べる。

Apple」は長い間、人々は音楽をレンタルするのではなくて購入したいのだと主張してきた。しかし、人々は多くのデータをサードパーティーに格納する「クラウドコンピューティング」という考え方に慣れ始めているので、それが常に当てはまるとは限らないかもしれない。

そして、より多くの人々が音楽とともにビデオのために「iPod」を購入するようになるに従って、このようなサブスプリクションサービスがますます意味を持つようになっている。「Apple」は現在、「iTunes」を通じてテレビと映画のレンタルを提供しており、そこに需要が存在するなら、同様のパッケージングを音楽にも拡大することができる。私たちのほとんどは性急に音楽を買いすぎて、その曲やアルバムを買って1週間後には飽きてしまうので、買う前に視聴できるような「Apple」のサービスを検討するようになると筆者は思う。

Apple」は、「Mac」や「iPhone」市場とは異なり、音楽プレーヤーの領域では多少の優位性を持っており、その点で次の動きを決めるための支配的な地位にある。
Apple」は、「iPod nano」を導入するときに似たような状況にあったように思われ、その過程で最も人気のあった製品をつぶしてしまった。「Apple」は「iPod nano」によってキラーデザインを手にしたが、ベストセラー製品をあきらめるという厳しい決断をしなければならなかった。

現在、「Apple」は「iPod touch」と「iPhone」によって、ベストセラーのカテゴリを脅かす非常に魅力的な製品のセットを持っている。「Apple」の最高執行責任者(COO)であるTim Cook氏は、「iPod touch」は「iPhone」の売り上げを食ってしまうのではないかと最近尋ねられて、どこか他の会社に食われるよりも「Apple」が「Apple」の市場を侵食する方がいいと述べた。

より高機能の携帯電話によって、利益率の低いローエンドの製品は食われてしまうかもしれないが、「Apple」は利益率の高い製品を維持できるようにしなければならない。サービス指向の「iPod」とハンドヘルドコンピュータを組み合わせるのが、「iPod」という実入りのいい製品を今後も維持するための最善の方法かもしれない。

以上

[コメント]
携帯電話+音楽/ビデオプレイヤー+Full Browser Web Accessの3つの主要機能を備える「iPhone」、「BlackBerry Bold」の2種が今月中に発表/出荷される米国市場の状況が伝えられているが、この動きは、NoteBook PCの大半の用途を代替するあらたなパラダイムシフトを引き起こし、我々のライフスタイルの更なる新しいステージへの移行を象徴する
エポックメイキングな出来事として永らく記憶されることになろう。

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