(追加コメント2)キャリアの空洞化 [2008年10月02日(木)]
今回CEATEC2008に行って見て、新たに分かったことがあり、これは今後の動向にとって極めて重要と思われるので、これについて少し、追加のコメントをつけたい。
iPhone 3GとBlackBerryについてであるが、これらは、携帯電話網を単なる土管としてインターネットの世界に出るだけの通り道に使っていると言うことである。
即ち、通常の携帯電話の世界では、全ての通信は、キャリアが管轄し、勝手サイトのアクセスは、gatewayを通してインターネットに出ることで実現されていた。
一方、iPhoneやBlackBerryでは、携帯電話からの接続は、キャリアの網を通ってGatewayに繋がり、そこからApple/RIMのサーバへとRoutingされる。そこで、従来のPCと同じようにIP addressを割り振られ、インターネットの世界に繋がる。結果として、公式サイトを含むキャリアサービスにはまったく関係のない、単なる土管としてしかキャリアの参画のない世界が出来上がってきている。
Android/SymbianもPCと同様なサービスを目指しているので、これらもキャリアサービス素通りの、土管としてのキャリアにしか繋がらない形態になると推定される。
ここから言えることは、携帯電話キャリアは、定額制の音声、データ通信料の収入しか得られないビジネスモデルに追い込まれていくという将来展望である。
音声すらも、WiMAX/LTEの時代が進めばVoIP化され、キャリの手を離れる可能性すら予想される。これを脱するには、グローバルに展開し、ネットワークの規模拡大でコスト効率を求め、生き残ることしかないように思えるが、如何であろうか。
また、携帯電話メーカも、Android/Symbianが主流になると、キャリア中心の公式サイトがなくなり、勝手サイト中心となることから、キャリア独自の機能が携帯電話からなくなる。結果として、PCメーカが嘗て陥ったのと同じ、コモディティ化した水平分業の世界に引き込まれて行くと想像される。
いずれにせよ、日本の将来には暗雲が立ち込めてくる気配を感じたCEATEC2008であった。特に、部品関係が1/3を占めて、日本がパソコン/携帯電話/通信の世界で、材料/部品面で水平分業の一翼を担うと予想されるCEATECの展示風景が目立ってきた今回の展示であったが、その方向も、全て海外から新たなトレンドが出てくるとなると、よく考えないと行き止まりになる可能性があるのではと感じた次第である。
以 上
iPhone 3GとBlackBerryについてであるが、これらは、携帯電話網を単なる土管としてインターネットの世界に出るだけの通り道に使っていると言うことである。
即ち、通常の携帯電話の世界では、全ての通信は、キャリアが管轄し、勝手サイトのアクセスは、gatewayを通してインターネットに出ることで実現されていた。
一方、iPhoneやBlackBerryでは、携帯電話からの接続は、キャリアの網を通ってGatewayに繋がり、そこからApple/RIMのサーバへとRoutingされる。そこで、従来のPCと同じようにIP addressを割り振られ、インターネットの世界に繋がる。結果として、公式サイトを含むキャリアサービスにはまったく関係のない、単なる土管としてしかキャリアの参画のない世界が出来上がってきている。
Android/SymbianもPCと同様なサービスを目指しているので、これらもキャリアサービス素通りの、土管としてのキャリアにしか繋がらない形態になると推定される。
ここから言えることは、携帯電話キャリアは、定額制の音声、データ通信料の収入しか得られないビジネスモデルに追い込まれていくという将来展望である。
音声すらも、WiMAX/LTEの時代が進めばVoIP化され、キャリの手を離れる可能性すら予想される。これを脱するには、グローバルに展開し、ネットワークの規模拡大でコスト効率を求め、生き残ることしかないように思えるが、如何であろうか。
また、携帯電話メーカも、Android/Symbianが主流になると、キャリア中心の公式サイトがなくなり、勝手サイト中心となることから、キャリア独自の機能が携帯電話からなくなる。結果として、PCメーカが嘗て陥ったのと同じ、コモディティ化した水平分業の世界に引き込まれて行くと想像される。
いずれにせよ、日本の将来には暗雲が立ち込めてくる気配を感じたCEATEC2008であった。特に、部品関係が1/3を占めて、日本がパソコン/携帯電話/通信の世界で、材料/部品面で水平分業の一翼を担うと予想されるCEATECの展示風景が目立ってきた今回の展示であったが、その方向も、全て海外から新たなトレンドが出てくるとなると、よく考えないと行き止まりになる可能性があるのではと感じた次第である。
以 上






