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日記2002/02/01 [2002年02月01日(金)]

初日から始まるしつけ、最初がカンジン、仔犬が家に到着したその時から、しつけは始まっています。しつけと言うと、すぐに、オスワリやオテをさせようとする人がいますが、仔犬にはもっと大切なしつけがあります。最初にするしつけは、人間と一緒に暮らしていくためのルールを教えることです。人間は共に暮らす家族であること、人を恐れなくていいこと、人を噛んだり攻撃してはいけないこと、むやみに吠えてはいけないこと、オシッコやウンチはトイレですること、トイレの場所… などなど。そして何より、家族の言う事をきくこと。仔犬に教えなくてはいけないことは、たくさんあります。仔犬は猛烈なスピードで成長し、わずか1年ほどで成犬になります。まだ小さいからとやりたい放題にさせていれば、仔犬はいつしか家の中の暴君になり、家族全員が振り回されるようになってしまいます。一緒に暮らすためのルールは仔犬がやって来る前からきちんと決めておき、仔犬がやってきたその瞬間から、やっていい事といけない事のケジメは、明確に教えましょう。3日間のルール 、仔犬は、同じ経験を繰り返すことによって、一つ一つ新しいことを覚えていきます。1回より2回、3回4回と回数を重ねるごとに、記憶と行動パターンが強化されていきます。この目安が、大体3日間。つまり、最初の3日間、イタズラを叱られることもなければ、吠えたてることも注意されなければ、仔犬はイタズラも吠えることもやって良い事だと認識します。逆に、最初からルールを決めて、ルールに従った生活をしていれば、最初のうちは多少の反抗やとまどいは見られても、3日たつ頃には、仔犬は、日々の生活はこういうもの、家族の言うことには従うものと納得し、決まりを守れる社会性のある犬への最初の1歩を踏み出します。例えば、仔犬がやってきた当初に起こる問題として、夜鳴きがあります。環境が変わり、母犬や兄弟犬たちと離された仔犬は、心細さを感じています。特に夜、寂しさや不安から家族が寝静まった後に鳴き始めることが多いようです。ですが、仔犬が鳴くたびに人間が飛んで行ってかまっていれば、仔犬は鳴けば誰かが来てもらうと思って、ますます鳴くようになります。かわいそうだからと、一緒の布団で寝るのも好ましくありません。一度布団に入れてあげると、犬はこれからも常に一緒に寝てもらえるものと認識します。成犬になってからも布団に入れてもらえるまで吠え続ける、というようになってしまいます。逆に、鳴き始めても構わないようでいれば、3日もすれば、慣れて大人しく寝るようになっていきます。ですが、仔犬の夜鳴きで人間が眠れないというのは困りますよね。そんな時は、少しでも仔犬が安心できるような工夫をしてあげてください。▽ キャリーケースの中で寝かせる(犬は、四方を囲まれていると安心します) ▽ 同じ部屋で寝る(部屋の中に人の気配があるだけでも安心します)キャリーケースを寝床に使用している時は、仔犬をキャリーケースに入れて寝室に運び入れましょう ▽ サークル内を寝床に使用している時は、サークル全体に毛布などをかけて、暗くしてあげましょう ▽ ブリーダーのところから、兄弟犬の匂いのついたタオルなどを分けてもらって、寝床に使う ▽ 時計をそばに置いておく (規則正しい音がすることで、安心するようです) 最初の3日間は、少々夜鳴きをしても我慢しましょう。仔犬の鳴き声ならば何とか我慢もできますが、成犬になってからの吠え声には、そうそう我慢できるものではありませんし、一度ついてしまった吠え癖を直すのは、仔犬の夜鳴きをやめさせるのよりも、はるかに時間がかかります。叱る時は、犬の言葉で、 仔犬がイタズラをした時、決められたルールを破った時、どうやって叱りますか?ダメ!やめなさい!、反射的に言ってしまう言葉ですが、残念ながら仔犬にその意味は伝わらないでしょう。幼い仔犬達は、人間の発する言葉に特定の意味があるとは知りません。人間の言葉を聞き分け、その言わんとする意味を理解するためには、まだまだ経験不足です。だからと言って叩いてはダメ!絶対にNGです。叩かれれば、仔犬は人間の手は怖いものだと思います。何度も叩かれれば、人間の手に対して、恐怖心や敵意を持つようになります。恐怖心や敵意が強くなれば、たとえそれがなでようと伸ばした手であっても、反射的に噛んでしまうでしょう。そうなれば、噛んだ犬も噛まれた人間(飼い主)も不幸です。人間の手は、なでてくれるもの、愛情を与えてくれるものと覚えてもらわなくてはいけません。仔犬を叱る時にはどうするか、人間の言葉の意味を知らない仔犬も、犬の言葉はわかりますから、母犬が仔犬を叱るように、同じやり方で叱りましょう。母犬は、仔犬を叱る時に仔犬のマズルを軽く噛みます。それと同じように、仔犬のマズルをサッとつかんでください。力を入れる必要はありません。マズルをつかまれて、仔犬がビクッとして動きを止めれば、それで十分です。母犬は仔犬の首の付け根をくわえて抑えつけます。同じように、上から仔犬の首の付け根を抑えつけて仔犬の動きを封じましょう。母犬がやんちゃな仔犬の首根っこをくわえて巣穴に引きずり戻すように、イタズラの現場から引き離しましょう。そもそも、母犬は仔犬を叱る時に苦痛を与えることはありません。また、叱る時には、怒っている犬がするような表情で叱るのが効果的です。口を真一文字に結んで、鼻の周りと眉間にシワを寄せて仔犬をにらみつければ、怒っている犬とよく似た表情になります。
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