日記2002/02/10 [2002年02月10日(日)]
自分のあった犬をえらぶ
1.純血犬種とミックス犬
● 純血犬種
純血犬種
純血犬種は、こんな犬が欲しい、という人間の目的牧畜の手助け、闘犬としての強さなどにかなうよう、人間の欲求に合うように、長い時間をかけて選択・交配を繰り返して作り出されました。そのため純血犬種には、犬種ごとに体格や体型、毛色や性質などの基準を決めた、犬種スタンダードというものがあり、成長後の姿の予想が可能です。犬種ごとに性格の特徴や行動パターンというものがはっきりしているので、犬のためにどのような環境を整えてあげる必要があるか、はっきりしています。牧畜犬は走ることに対する欲求が強いので、十分に運動させる必要があります。テリア種は穴掘りをしたがることが多いので、ガーデニングを趣味としている家庭では苦労することが多いようです。そして、愛玩犬として長い歴史を持っている犬種は人間に対する依存心が強く、常に人のそばにいたがります。犬種の特徴は遺伝的なものなので変えることは難しく、犬種の特性を無視するような環境で飼い続けるとストレスがたまり、問題行動を起こす原因にもなります。犬種を選ぶ時には、その犬種が生み出された背景や目的も考慮して、犬に負担を与えない環境を用意してあげてください。一般家庭での飼育には、人間と共同作業をする目的で作出された犬種(牧畜犬や鳥猟犬など)や愛玩犬のように、攻撃的な警戒心が低く、忍耐強さや従順さを高めるように作出された犬種が向いています。純血犬種を飼う時には、犬種の特質や適した環境を理解する他に、その犬種特有の遺伝疾患や、かかりやすい病気などについても知っておく必要があります。純血犬種は、一定の特徴を固定・維持するために、親子や兄弟間での近親繁殖や、血族間での交配が繰り返されています。血が濃くなることで一定の特徴が必ず次世代に受け継がれるようになりましたが、同時に遺伝的な弱点なども濃く残ったため、特定の病気にかかりやすくなったり、先天的な遺伝疾患などが表れるようになってしまいました。※ 犬種ごとの遺伝疾患やかかりやすい病気には、ラブラドールやゴールデンの股関節形勢不全(こかんせつけいせいふぜん)、プードルの膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)、シェルティーの白内障や網膜萎縮などがあります。
● ミックス犬
ミックス犬の場合、顔つきや体格、毛色は様々で、バラエティーに富んでいます。どんなふうに成長するか、どのくらいの体格になるかの予測が難しく、一緒に生まれた兄弟同士でも、まったく違う姿に成長することも珍しくありません。両親犬からの遺伝については、一般的に長毛よりも短毛、薄い毛色よりも濃い毛色の因子が優性遺伝するのですが、どの因子がどのくらいの割合で仔犬に受け継がれるかを予測するのは、非常に難しくなります。異なる純血犬種同士の間に生まれたミックス犬であっても、両親からどんな特徴を受け継ぐかは、生まれ出るまでわかりません。純血犬種とミックス犬の間に生まれたミックス犬の場合、純血犬種の特徴が強く現れるようです。ミックス犬とミックス犬の間に生まれたミックス犬では… どんな仔犬が生まれるか、想像もつきません。そして、このバラエティーの豊富さと、どんな犬になるか、育ってみるまでわからない予測の難しが、ミックス犬の魅力の一つでもあります。また、よく雑種は強い、丈夫夫と言いますが、その言葉はある程度的を射ています。いろいろな種類の犬の血が交じり合うことで、弱点となる遺伝因子が淘汰され、より健康的な因子が強化されていきます。もともとは純血犬種であっても、他犬種の犬やミックス犬との交雑が2代、3代と続けば、遺伝疾患や特定の病気にかかりやすいといった弱点も薄れていき、同時に犬種の特徴的な外見も失われていきます。犬種の選び方
飼いやすい犬とは?
よく言われる飼いやすい犬がいいということですが、何をもって飼いやすい と言うかは、人それぞれです。忙しい生活を送っている人にとっては、多くの運動を必要とする犬種や、毎日ブラッシングをしなくてはならない長毛犬種は、飼いづらいということになるでしょうね。落ちついた生活を望んでいる人にとっては、はしゃぎやすい性格の犬種は、飼いづらいですね。犬と一緒にいろいろな所へ出かけたり遊んだりしたいと考えてる人には、クールで構われることを好まない犬種は飼いづらいとなります。自分の生活スタイルや希望する犬との生活によって、その人にあった犬種を選ぶようにするのがいいでしょうね。当然のことながら個々の性格もあり、大人しいと思って飼ったのに唸ったり噛んだりしてばかりいるとか、利口というふれこみの犬種なのにしつけに手間取って大変な思いをすることがあります。逆に番犬になってくれることを期待していたのに、全然吠えないということもあります。性格は両方の親犬から遺伝することが多いので、仔犬を選ぶ時には、できれば両親の性格もチェックすると、ある程度予測することができます
住まいに合った犬種選び、犬にもスペースが必要ですね。
犬を選ぶ時には、住んでいる家の広さにあった体格の犬を選ぶことが必要です。室内飼いをするなら、家の中を家族と共に犬が動き回ることになるので、大型犬の場合はある程度の広さが必要になります。その上、ソファやベッドなどの家具に乗られるのは困るというなら、落ち着いて過ごすことのできる、犬だけのスペースを作ってあげる必要があります。屋外飼育なら犬は庭にいることになりますが、雨風をしのぐために犬の体格にあった犬小屋や犬舎が必要になります。また、一日中つながれっぱなしでは、犬もストレスがたまってやたらと吠えたりするようになりますので、ある程度動き回れるスペースが必要です。大型犬であれば、当然小型犬よりも広いスペースを必要とします。その他にも買い置きしたフードの置き場所やオモチャの置き場所など、一頭の犬が占めるスペースは意外と広いものです。仔犬の成長は早いので、犬が必要とするスペースを考える際には、その犬が成犬となった時の体格で考えるようにしましょう。(特に大型犬の仔犬は、あっという間に大きくなります)。
家族構成に合った犬種選び
例えばお年寄りや小さな子供のいる家庭にとっては、もともと気の強い犬種(闘犬として長い歴史を持つ犬種や一部のテリア種など)は不向きです。大型犬も、体が大きく力も強いため、しっかりとしたしつけが必要になります。よく、子守をする大型犬の写真などを目にしますが、モデルとなっている犬は既に成犬であり、しつけも済んでいるということを忘れないでください。犬の成長は早く、大型犬の仔犬は、あっという間に人間の子供より体も大きく力も強くなります。それなのに中身はまだまだ仔犬のままですので、下手をすると人間の子供をバカにしたり、オモチャにしたりするようになることがあります。気質が優しく従順とされるゴールデンやラブラドールも、仔犬時代にはかなりやんちゃです。お年寄りや子供のいる家庭に向いている犬種は、闘争心や競争心が少なく従順で、耐えず愛情を求めるような小型愛玩犬種、キャバリアやプードル、パグなどです。このような小型犬は、小さな子供やお年寄りでも、楽に抱いたり散歩させたりすることができるのも、大きな利点です。
ライフスタイルに合った犬種選び 、犬はその体格によって、大型・中型・小型に分けられ、外見によって長毛・短毛に分けられす。その世話をするには、小型犬よりも大型犬、短毛よりも長毛のほうが、より時間が必要となるのが一般的です。体の大きい大型犬は、かなりの運動量が必要になりますし、長毛犬は毎日のブラッシングなどの適正な世話をしなければ、すぐに毛玉だらけのみすぼらしい姿になってしまいます。犬の世話に長い時間をかけることのできない忙しい人には、あまり向かないでしょう。反対に、小型の短毛犬は、散歩やブラッシングにかかる時間は少なくて済みます。その他、犬の性格は、ホットとクールに分けられます。ホットな性格の犬は絶えず走り回ったり遊びたがったりして、人間のそばから離れようとはしません。逆にクールな性格の犬は孤独を好む傾向にあり、人間にあまり興味を示さず、一日中のんびりと過ごしたがることが多くあります。ホットな性格の犬種はラブラドールやゴールデン、プードルなどで、クールな性格の犬種はセント・バーナードやチャウチャウなどがいます。十分な世話ができる範囲で、自分のライフスタイルに合った犬種を選ぶようにしましょう。
目的に合った犬種選び、目的とは、犬とどんな暮らしをしたいかということです。フリスビーやアジリティーなどのドッグ・スポーツをしたいと思っているなら、人間との共同作業を好む犬種を選ぶべきです。教えるのも比較的容易ですし、犬もハリのある生活を送ることができます。ボーダー・コリーやラブラドールは特に作業意欲の旺盛な犬種ですので、このような目的に向いています。小型犬ならば、ウェルシュ・コーギーやプードルが向いています。どの犬もよく競技会などで見かける犬種ですが、それだけ適性があるということです。もしも番犬として飼いたいというなら、テリア種や柴犬、ジャーマン・シェパードなどの警戒心を持った犬種が向いています。旅行など、いろいろな場所に一緒に出かけて行きたいというのなら、愛想があって社交性のあるゴールデンやラブラドール、シー・ズーなどが向いています。逆に、神経質なところのある犬種や、家族以外の人間を警戒することの多い日本犬などは、仔犬の頃からひんぱんに外に連れ出すなどして、十分に慣らしておく必要があります。
飼い主に似る犬の性格
犬には犬種ごとの資質の他に、持って生まれた性格があります。社交的と言われる犬種ラブラドールやゴールデン、プードルなどの中にも、内気でシャイなコもいます。家族以外にはあまりなつかないと言われる日本犬の中にも、人なつこく、警戒心の弱いコもいます。ですが、この性格は不変のものではなく、生活環境によって徐々に変化します。犬は、飼い主に似てくると言われるほど、順応性の高い動物ですので、もしも考えていたのと違うと感じも、しつけや訓練によってある程度の矯正は可能です。もともとはしゃぐ性格の犬でも、うるさい生活を嫌う飼い主から、しょっちゅう静かにしろ と怒鳴られてばかりいれば、無愛想な性格になっていきます。縄張り意識が強くて見知らぬ相手にすぐ吠える性格の犬も、来客の多い家でたくさんの人に触られたりかわいがられていれば、社交的な性格になっていきます。性格を矯正するためには飼い主が十分に愛情を注ぐ必要があります。犬の気持ちを思いやる必要もあります。飼い主の望むことがあまりにも本来の性格とかけ離れていて、ストレスを感じてしまう犬もいます。矯正を試みる場合には、犬にあまり無茶な要求をしないよう、本質的な性格は理解してあげてください
初めてでも飼いやすい犬種中大型犬ゴールデン・リトリーバーGolden Retriever ▽原産国▽イギリス(スコットランド地方)▽目的▽猟犬(特に水辺での獲物回収)▽サイズ▽♂ 体高:5560cm前後 体重:3035Kg前後♀ 体高:5055cm前後 体重:2530kg前後▽手入れ▽ブラッシングはこまめに!▽性格▽とにかく 「フレンドリー」 ですが、どちらかと言うと犬よりも人間が好きな犬種です。物覚えもよく従順でしつけもしやすいのですが、人間への依存心が強く、留守番が苦手なコも多いようです。優しい性格なので、子供と一緒に遊ぶことも嫌がりません。▽注意▽食欲が旺盛なので、食べ過ぎに注意して十分に運動をさせてください。先天的な股関節疾患を持っている場合がありますので、成長途中での激しい運動は避け、歩き方や走り方に異変を発見したら、動物病院で診察を受ける必要があります。股関節に疾患を持っている場合、繁殖は行わないで下さい。(高い確率で仔犬に遺伝します)※人懐こく誰にでも愛想をふりまくので、番犬には向きません。
ラブラドール・リトリーバーLabrador Retriever
▽原産国▽イギリス▽目的▽猟犬(特に水辺での獲物の回収)▽サイズ▽♂ 体高:60cm前後 体重:2535Kg前後♀ 体高:55cm前後 体重:2030Kg前後▽手入れ▽比較的楽。ただし、換毛期はこまめに念入りなブラッシングを!▽性格▽作業意欲が強く、快活で従順、飼い主以外の人間にもすぐになつく社交性を持っています。利口でしつけもしやすいのですが、利口すぎてイタズラを覚えるのも早く、時に飼い主をバカにするような行動をとることもあります。リトリーバーとは、英語の 「retrieve=回収する」という単語からきていて、その名の通りボールを取ってくる、新聞を取ってくる、といった「持って来い」 は、すぐに覚えます。人との共同作業を好むので、ドッグ・スポーツでも活躍しています。▽注意▽ラブラドールと言うと盲導犬を思い浮かべる人が多いのですが、仔犬時代は非常にやんちゃで、体も大きい分しっかりとしたしつけを行うことが必要です。食欲旺盛で太りやすい傾向にあるので、十分な運動をさせ、食べすぎには注意してください。ゴールデンと同じく、先天的な股関節疾患を持っている場合がありますので、成長途中での激しい運動は避け、歩き方や走り方に異変を発見したら、動物病院で診察を受ける必要があります。股関節に疾患を持っている場合、繁殖は行わないで下さい。(高い確率で仔犬に遺伝します)※番犬にはあまり向きません。
シェットランド・シープドッグ(通称:シェルティー)Shetland Sheepdog (Shelty)
▽原産国▽イギリス(シェットランド諸島)▽目的▽牧羊犬▽サイズ▽♂♀ 体高:3340cm前後 体重:610Kg前後▽手入れ▽ブラッシングは必須▽性格▽明るく従順ですが、警戒心も強いので番犬にもなります。神経質な面もあり、少しの物音にも反応して吠えたてることもあるので、しっかりとしたしつけが必要。▽注意▽牧畜犬として作出されたのでとても活発、走り回ることが大好きなので十分に運動させてください。また、元々スコットランド北部の寒い地方に住んでいた上、分厚いコート(被毛) を持っていますので、暑さは苦手です。十分注意してください。その分冬の寒さには強く、体も丈夫です。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルEnglish Springer Spaniel
▽原産国▽イギリス▽目的▽ガン・ドッグ(鳥猟犬)▽サイズ▽♂♀ 体高:50cm前後 体重 2225Kg▽手入れ▽コートを伸ばす場合には、毛玉ができないように念入りなブラッシングを。▽性格▽陽気で従順、物覚えも早く利口。普段は大人しく、作業となると活発になるメリハリのある性格。▽注意▽力も強く、はしゃぎすぎてハメを外すことがあるので、しっかりとしたしつけが必要。繁みなどに隠れた獲物(鳥)を追いたてる目的で作出された猟犬なので、散歩中にカラスなどに向かって突進していくことがあります。人に喜ばれることが好きなので、毎日の生活の中で、何か役割を与えてやると良いでしょう。※番犬には向きません。
ボーダー・コリーBorder Collie
▽原産国▽イギリス(スコットランド)▽目的▽牧羊犬▽サイズ▽♂ 体高 50cm前後 体重 1420Kg♀ 体高・体重ともにオスよりは2回りほど小さめ▽手入れ▽こまめなブラッシングが必要▽性格▽牧羊犬の中でも、最も優秀と言われています。作業意欲が強く運動能力も高く、活発な上に忍耐強さも持ち合わせています。仕事に対する熱意にも素晴らしいものがありますので、きちんとしつけをすると、すばらしいパートナーとなります。飼い主への愛情が非常に深く、その分他の犬や人にはあまり興味を示さない傾向にあり、番犬にもなります。他の犬に慣れさせるためには、仔犬の頃から、いろいろな犬に会わせておくようにしましょう。▽注意▽運動能力の高さと、人間との共同作業を好むことから、フリスビー・ドッグの代名詞のようにも言われていますが、あまり早い時期からのトレーニングは、肢をいためる危険があるので、注意してください。走り回りたい、動くものを追いかけたい、という欲求が非常に強いので、その欲求を満たしてあげることが必要です。近くに走りまわれるような場所があるか、運動させる庭があるかなど、環境をよく検討してください。常に飼い主の行動を目で追い、命令を待っているようなところがあるので、なるべく人のそばにおくこと。※ 孤独や退屈が強いストレスになってしまうような犬種ですので、できれば室内飼いを、犬に時間をかけてあげられない人には向きません。
1.純血犬種とミックス犬
● 純血犬種
純血犬種
純血犬種は、こんな犬が欲しい、という人間の目的牧畜の手助け、闘犬としての強さなどにかなうよう、人間の欲求に合うように、長い時間をかけて選択・交配を繰り返して作り出されました。そのため純血犬種には、犬種ごとに体格や体型、毛色や性質などの基準を決めた、犬種スタンダードというものがあり、成長後の姿の予想が可能です。犬種ごとに性格の特徴や行動パターンというものがはっきりしているので、犬のためにどのような環境を整えてあげる必要があるか、はっきりしています。牧畜犬は走ることに対する欲求が強いので、十分に運動させる必要があります。テリア種は穴掘りをしたがることが多いので、ガーデニングを趣味としている家庭では苦労することが多いようです。そして、愛玩犬として長い歴史を持っている犬種は人間に対する依存心が強く、常に人のそばにいたがります。犬種の特徴は遺伝的なものなので変えることは難しく、犬種の特性を無視するような環境で飼い続けるとストレスがたまり、問題行動を起こす原因にもなります。犬種を選ぶ時には、その犬種が生み出された背景や目的も考慮して、犬に負担を与えない環境を用意してあげてください。一般家庭での飼育には、人間と共同作業をする目的で作出された犬種(牧畜犬や鳥猟犬など)や愛玩犬のように、攻撃的な警戒心が低く、忍耐強さや従順さを高めるように作出された犬種が向いています。純血犬種を飼う時には、犬種の特質や適した環境を理解する他に、その犬種特有の遺伝疾患や、かかりやすい病気などについても知っておく必要があります。純血犬種は、一定の特徴を固定・維持するために、親子や兄弟間での近親繁殖や、血族間での交配が繰り返されています。血が濃くなることで一定の特徴が必ず次世代に受け継がれるようになりましたが、同時に遺伝的な弱点なども濃く残ったため、特定の病気にかかりやすくなったり、先天的な遺伝疾患などが表れるようになってしまいました。※ 犬種ごとの遺伝疾患やかかりやすい病気には、ラブラドールやゴールデンの股関節形勢不全(こかんせつけいせいふぜん)、プードルの膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)、シェルティーの白内障や網膜萎縮などがあります。
● ミックス犬
ミックス犬の場合、顔つきや体格、毛色は様々で、バラエティーに富んでいます。どんなふうに成長するか、どのくらいの体格になるかの予測が難しく、一緒に生まれた兄弟同士でも、まったく違う姿に成長することも珍しくありません。両親犬からの遺伝については、一般的に長毛よりも短毛、薄い毛色よりも濃い毛色の因子が優性遺伝するのですが、どの因子がどのくらいの割合で仔犬に受け継がれるかを予測するのは、非常に難しくなります。異なる純血犬種同士の間に生まれたミックス犬であっても、両親からどんな特徴を受け継ぐかは、生まれ出るまでわかりません。純血犬種とミックス犬の間に生まれたミックス犬の場合、純血犬種の特徴が強く現れるようです。ミックス犬とミックス犬の間に生まれたミックス犬では… どんな仔犬が生まれるか、想像もつきません。そして、このバラエティーの豊富さと、どんな犬になるか、育ってみるまでわからない予測の難しが、ミックス犬の魅力の一つでもあります。また、よく雑種は強い、丈夫夫と言いますが、その言葉はある程度的を射ています。いろいろな種類の犬の血が交じり合うことで、弱点となる遺伝因子が淘汰され、より健康的な因子が強化されていきます。もともとは純血犬種であっても、他犬種の犬やミックス犬との交雑が2代、3代と続けば、遺伝疾患や特定の病気にかかりやすいといった弱点も薄れていき、同時に犬種の特徴的な外見も失われていきます。犬種の選び方
飼いやすい犬とは?
よく言われる飼いやすい犬がいいということですが、何をもって飼いやすい と言うかは、人それぞれです。忙しい生活を送っている人にとっては、多くの運動を必要とする犬種や、毎日ブラッシングをしなくてはならない長毛犬種は、飼いづらいということになるでしょうね。落ちついた生活を望んでいる人にとっては、はしゃぎやすい性格の犬種は、飼いづらいですね。犬と一緒にいろいろな所へ出かけたり遊んだりしたいと考えてる人には、クールで構われることを好まない犬種は飼いづらいとなります。自分の生活スタイルや希望する犬との生活によって、その人にあった犬種を選ぶようにするのがいいでしょうね。当然のことながら個々の性格もあり、大人しいと思って飼ったのに唸ったり噛んだりしてばかりいるとか、利口というふれこみの犬種なのにしつけに手間取って大変な思いをすることがあります。逆に番犬になってくれることを期待していたのに、全然吠えないということもあります。性格は両方の親犬から遺伝することが多いので、仔犬を選ぶ時には、できれば両親の性格もチェックすると、ある程度予測することができます
住まいに合った犬種選び、犬にもスペースが必要ですね。
犬を選ぶ時には、住んでいる家の広さにあった体格の犬を選ぶことが必要です。室内飼いをするなら、家の中を家族と共に犬が動き回ることになるので、大型犬の場合はある程度の広さが必要になります。その上、ソファやベッドなどの家具に乗られるのは困るというなら、落ち着いて過ごすことのできる、犬だけのスペースを作ってあげる必要があります。屋外飼育なら犬は庭にいることになりますが、雨風をしのぐために犬の体格にあった犬小屋や犬舎が必要になります。また、一日中つながれっぱなしでは、犬もストレスがたまってやたらと吠えたりするようになりますので、ある程度動き回れるスペースが必要です。大型犬であれば、当然小型犬よりも広いスペースを必要とします。その他にも買い置きしたフードの置き場所やオモチャの置き場所など、一頭の犬が占めるスペースは意外と広いものです。仔犬の成長は早いので、犬が必要とするスペースを考える際には、その犬が成犬となった時の体格で考えるようにしましょう。(特に大型犬の仔犬は、あっという間に大きくなります)。
家族構成に合った犬種選び
例えばお年寄りや小さな子供のいる家庭にとっては、もともと気の強い犬種(闘犬として長い歴史を持つ犬種や一部のテリア種など)は不向きです。大型犬も、体が大きく力も強いため、しっかりとしたしつけが必要になります。よく、子守をする大型犬の写真などを目にしますが、モデルとなっている犬は既に成犬であり、しつけも済んでいるということを忘れないでください。犬の成長は早く、大型犬の仔犬は、あっという間に人間の子供より体も大きく力も強くなります。それなのに中身はまだまだ仔犬のままですので、下手をすると人間の子供をバカにしたり、オモチャにしたりするようになることがあります。気質が優しく従順とされるゴールデンやラブラドールも、仔犬時代にはかなりやんちゃです。お年寄りや子供のいる家庭に向いている犬種は、闘争心や競争心が少なく従順で、耐えず愛情を求めるような小型愛玩犬種、キャバリアやプードル、パグなどです。このような小型犬は、小さな子供やお年寄りでも、楽に抱いたり散歩させたりすることができるのも、大きな利点です。
ライフスタイルに合った犬種選び 、犬はその体格によって、大型・中型・小型に分けられ、外見によって長毛・短毛に分けられす。その世話をするには、小型犬よりも大型犬、短毛よりも長毛のほうが、より時間が必要となるのが一般的です。体の大きい大型犬は、かなりの運動量が必要になりますし、長毛犬は毎日のブラッシングなどの適正な世話をしなければ、すぐに毛玉だらけのみすぼらしい姿になってしまいます。犬の世話に長い時間をかけることのできない忙しい人には、あまり向かないでしょう。反対に、小型の短毛犬は、散歩やブラッシングにかかる時間は少なくて済みます。その他、犬の性格は、ホットとクールに分けられます。ホットな性格の犬は絶えず走り回ったり遊びたがったりして、人間のそばから離れようとはしません。逆にクールな性格の犬は孤独を好む傾向にあり、人間にあまり興味を示さず、一日中のんびりと過ごしたがることが多くあります。ホットな性格の犬種はラブラドールやゴールデン、プードルなどで、クールな性格の犬種はセント・バーナードやチャウチャウなどがいます。十分な世話ができる範囲で、自分のライフスタイルに合った犬種を選ぶようにしましょう。
目的に合った犬種選び、目的とは、犬とどんな暮らしをしたいかということです。フリスビーやアジリティーなどのドッグ・スポーツをしたいと思っているなら、人間との共同作業を好む犬種を選ぶべきです。教えるのも比較的容易ですし、犬もハリのある生活を送ることができます。ボーダー・コリーやラブラドールは特に作業意欲の旺盛な犬種ですので、このような目的に向いています。小型犬ならば、ウェルシュ・コーギーやプードルが向いています。どの犬もよく競技会などで見かける犬種ですが、それだけ適性があるということです。もしも番犬として飼いたいというなら、テリア種や柴犬、ジャーマン・シェパードなどの警戒心を持った犬種が向いています。旅行など、いろいろな場所に一緒に出かけて行きたいというのなら、愛想があって社交性のあるゴールデンやラブラドール、シー・ズーなどが向いています。逆に、神経質なところのある犬種や、家族以外の人間を警戒することの多い日本犬などは、仔犬の頃からひんぱんに外に連れ出すなどして、十分に慣らしておく必要があります。
飼い主に似る犬の性格
犬には犬種ごとの資質の他に、持って生まれた性格があります。社交的と言われる犬種ラブラドールやゴールデン、プードルなどの中にも、内気でシャイなコもいます。家族以外にはあまりなつかないと言われる日本犬の中にも、人なつこく、警戒心の弱いコもいます。ですが、この性格は不変のものではなく、生活環境によって徐々に変化します。犬は、飼い主に似てくると言われるほど、順応性の高い動物ですので、もしも考えていたのと違うと感じも、しつけや訓練によってある程度の矯正は可能です。もともとはしゃぐ性格の犬でも、うるさい生活を嫌う飼い主から、しょっちゅう静かにしろ と怒鳴られてばかりいれば、無愛想な性格になっていきます。縄張り意識が強くて見知らぬ相手にすぐ吠える性格の犬も、来客の多い家でたくさんの人に触られたりかわいがられていれば、社交的な性格になっていきます。性格を矯正するためには飼い主が十分に愛情を注ぐ必要があります。犬の気持ちを思いやる必要もあります。飼い主の望むことがあまりにも本来の性格とかけ離れていて、ストレスを感じてしまう犬もいます。矯正を試みる場合には、犬にあまり無茶な要求をしないよう、本質的な性格は理解してあげてください
初めてでも飼いやすい犬種中大型犬ゴールデン・リトリーバーGolden Retriever ▽原産国▽イギリス(スコットランド地方)▽目的▽猟犬(特に水辺での獲物回収)▽サイズ▽♂ 体高:5560cm前後 体重:3035Kg前後♀ 体高:5055cm前後 体重:2530kg前後▽手入れ▽ブラッシングはこまめに!▽性格▽とにかく 「フレンドリー」 ですが、どちらかと言うと犬よりも人間が好きな犬種です。物覚えもよく従順でしつけもしやすいのですが、人間への依存心が強く、留守番が苦手なコも多いようです。優しい性格なので、子供と一緒に遊ぶことも嫌がりません。▽注意▽食欲が旺盛なので、食べ過ぎに注意して十分に運動をさせてください。先天的な股関節疾患を持っている場合がありますので、成長途中での激しい運動は避け、歩き方や走り方に異変を発見したら、動物病院で診察を受ける必要があります。股関節に疾患を持っている場合、繁殖は行わないで下さい。(高い確率で仔犬に遺伝します)※人懐こく誰にでも愛想をふりまくので、番犬には向きません。
ラブラドール・リトリーバーLabrador Retriever
▽原産国▽イギリス▽目的▽猟犬(特に水辺での獲物の回収)▽サイズ▽♂ 体高:60cm前後 体重:2535Kg前後♀ 体高:55cm前後 体重:2030Kg前後▽手入れ▽比較的楽。ただし、換毛期はこまめに念入りなブラッシングを!▽性格▽作業意欲が強く、快活で従順、飼い主以外の人間にもすぐになつく社交性を持っています。利口でしつけもしやすいのですが、利口すぎてイタズラを覚えるのも早く、時に飼い主をバカにするような行動をとることもあります。リトリーバーとは、英語の 「retrieve=回収する」という単語からきていて、その名の通りボールを取ってくる、新聞を取ってくる、といった「持って来い」 は、すぐに覚えます。人との共同作業を好むので、ドッグ・スポーツでも活躍しています。▽注意▽ラブラドールと言うと盲導犬を思い浮かべる人が多いのですが、仔犬時代は非常にやんちゃで、体も大きい分しっかりとしたしつけを行うことが必要です。食欲旺盛で太りやすい傾向にあるので、十分な運動をさせ、食べすぎには注意してください。ゴールデンと同じく、先天的な股関節疾患を持っている場合がありますので、成長途中での激しい運動は避け、歩き方や走り方に異変を発見したら、動物病院で診察を受ける必要があります。股関節に疾患を持っている場合、繁殖は行わないで下さい。(高い確率で仔犬に遺伝します)※番犬にはあまり向きません。
シェットランド・シープドッグ(通称:シェルティー)Shetland Sheepdog (Shelty)
▽原産国▽イギリス(シェットランド諸島)▽目的▽牧羊犬▽サイズ▽♂♀ 体高:3340cm前後 体重:610Kg前後▽手入れ▽ブラッシングは必須▽性格▽明るく従順ですが、警戒心も強いので番犬にもなります。神経質な面もあり、少しの物音にも反応して吠えたてることもあるので、しっかりとしたしつけが必要。▽注意▽牧畜犬として作出されたのでとても活発、走り回ることが大好きなので十分に運動させてください。また、元々スコットランド北部の寒い地方に住んでいた上、分厚いコート(被毛) を持っていますので、暑さは苦手です。十分注意してください。その分冬の寒さには強く、体も丈夫です。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルEnglish Springer Spaniel
▽原産国▽イギリス▽目的▽ガン・ドッグ(鳥猟犬)▽サイズ▽♂♀ 体高:50cm前後 体重 2225Kg▽手入れ▽コートを伸ばす場合には、毛玉ができないように念入りなブラッシングを。▽性格▽陽気で従順、物覚えも早く利口。普段は大人しく、作業となると活発になるメリハリのある性格。▽注意▽力も強く、はしゃぎすぎてハメを外すことがあるので、しっかりとしたしつけが必要。繁みなどに隠れた獲物(鳥)を追いたてる目的で作出された猟犬なので、散歩中にカラスなどに向かって突進していくことがあります。人に喜ばれることが好きなので、毎日の生活の中で、何か役割を与えてやると良いでしょう。※番犬には向きません。
ボーダー・コリーBorder Collie
▽原産国▽イギリス(スコットランド)▽目的▽牧羊犬▽サイズ▽♂ 体高 50cm前後 体重 1420Kg♀ 体高・体重ともにオスよりは2回りほど小さめ▽手入れ▽こまめなブラッシングが必要▽性格▽牧羊犬の中でも、最も優秀と言われています。作業意欲が強く運動能力も高く、活発な上に忍耐強さも持ち合わせています。仕事に対する熱意にも素晴らしいものがありますので、きちんとしつけをすると、すばらしいパートナーとなります。飼い主への愛情が非常に深く、その分他の犬や人にはあまり興味を示さない傾向にあり、番犬にもなります。他の犬に慣れさせるためには、仔犬の頃から、いろいろな犬に会わせておくようにしましょう。▽注意▽運動能力の高さと、人間との共同作業を好むことから、フリスビー・ドッグの代名詞のようにも言われていますが、あまり早い時期からのトレーニングは、肢をいためる危険があるので、注意してください。走り回りたい、動くものを追いかけたい、という欲求が非常に強いので、その欲求を満たしてあげることが必要です。近くに走りまわれるような場所があるか、運動させる庭があるかなど、環境をよく検討してください。常に飼い主の行動を目で追い、命令を待っているようなところがあるので、なるべく人のそばにおくこと。※ 孤独や退屈が強いストレスになってしまうような犬種ですので、できれば室内飼いを、犬に時間をかけてあげられない人には向きません。







