日記2002/02/11 [2002年02月11日(月)]
必要な条件
住 居
まず、自分の家が犬を飼える環境かどうか考えましょう。借家などの場合は、大家さんの許可が必要です。マンションなどの集合住宅では、多くがペットの飼育を禁止しています。最近はペット可のマンションも増えてきましたが、それでも犬は小型犬のみに限る場合や飼育数に制限のある場合があります。規約違反から犬を手放さなくてはならなくなったり、引っ越しを余儀なくされるのでは大変です。また、一戸建てでも社宅の場合、いざ転勤となった場合に、転勤先でも犬を飼えるとは限りませんので、慎重に検討する必要があります。実際に一戸建ての社宅に住んでいた人が、転勤の際、行き先で犬を飼えないからと犬を手放したり、保健所に連れて行くことがあります。保健所に犬を連れて行った場合、新しい飼い主が見つからないまま一週間がたつと、殺処分されてしまいます
家族の同意
犬はもともと群れで生活する動物です。一緒に生活する家族を自分の群れと認識します。そのため、家族の中の力関係や自分に向けられる感情といったものに、敏感に反応します。犬にとって一番良いのは、家族全員から喜んで迎えられることです。家族の中に犬を飼うことに反対する人がいたら、よく話し合って同意を得られるようにしましょう。もしも賛否の決着がつかないまま迎えられ、状況が改善されないとなると、犬にとっては、群れの意思が統一されないという異常事態になります。特に反対しているのが家族の中で権威があり、犬がリーダーと認識するような人である場合、犬は自分がリーダーから歓迎されていないことに対して強い不安を感じ、常にビクビクしていたりストレスから問題行動を起こすことがあります。逆に子供が反対している場合、犬はその子供をリーダーの意思に反する者として排他的になる傾向があり、子供が犬に対して恐怖や嫌悪を感じるとさらに攻撃的になる、という悪循環になってしまいます。また、家族の中にアレルギーなどを持っている人がいる場合には、動物に対するアレルギーがないかどうか、念の為に調べておくとよいと思います。特に、ハウスダストに対するアレルギーを持っている場合、犬の抜け毛などにもアレルギー反応が起こる可能性があります。
世 話
犬は、生きていくための全てを人間 (飼い主)に委ねています。犬を飼うからには、食餌や散歩などの日々の世話から、しつけや健康面まで、全ての面倒を見てあげる必要があります。世話をする時間的な余裕があるか、よく考えてみてください。仔犬は子供と一緒です。愛情をこめて世話をし、いろいろなことを教えてあげれば、素直に伸び伸びと成長します。
費 用
犬を飼うということは、けっこうお金がかかるものです。どんなことにお金がかかるかと言うと▽エサ代▽食べる量の多い大型犬ほど、高くなります。また、フードの品質が良いものほど、値段も高くなります。▽健康診断▽定期的に健康診断をすることで、病気などの早期発見ができ、治療費の節約になります。▽フィラリア予防薬▽蚊の多い日本では必須です。薬は体重ごとに処方され、体重が多いほど薬代も必要になります。▽狂犬病予防接種▽生後90日を過ぎた犬は、市町村への登録と毎年の狂犬病予防注射が義務付けられます。▽混合ワクチン▽任意のものですが、犬の感染症(ジステンパーやパルボなど)の予防に効果があります。 ※上記の5項目は必須で、犬が生きている間、ずっと必要になります。この他に、病気やケガをして獣医さんにかかれば、その分出費は増えます。定期的なトリミング(カット)が必要な犬種では、トリミング代も必要になります。しつけを訓練所に頼めば、もちろんその分もお金がかかります。
諦める事も大切
どんなに犬が好きでも、どんなに犬を飼いたくても、飼わない方がいい状況というものがあります。それは、主に飼い主側に犬を飼う精神的余裕がない時期です。
● 幼い子供のいる家
一般に、5歳未満の乳幼児のいる家庭では、子供がもう少し大きくなるまで、犬を飼い始めるのは待った方が良いようです。一頭の仔犬を世話し、しつけの行き届いたお行儀のいい成犬にするためには、人間の子供を育てるのと同じくらいの手間と愛情とエネルギーが必要です。犬は、人間のような言葉を話すことはできません、その行動の基本となるのは人間とは異なる犬のルールです。幼い子供の面倒を見ながら仔犬の世話としつけをし、さらに子供にも正しい犬との接し方を教えるのでは、その労力は2倍どころではなく、3倍にも4倍にもなります。幼い仔は、トイレは決められた場所でしなくてはいけないことも、スリッパや電気コードをかじってはいけないことも、赤ん坊にじゃれついて噛んではいけないことも、赤ん坊に耳や尻尾をつかまれても我慢しなくてはいけないことも知りません。幼い子供は、仔犬も自分と同じように生きていることも、自分と同じように嬉しい・悲しいなどの感情を持っていることも、眠っている仔犬を叩き起こしてはいけないことも、耳や尻尾を引っ張ったりしてはいけないことも知りません。それを教えるのは家族の中の大人の役割ですが、現在のように核家族化が進む中では、その役割の大部分がお母さん一人の肩にかかってしまい、そのストレスは大変なものです。育児ノイローゼ、育犬ノイローゼになどならないよう、赤ん坊は一度に一人(一頭)にした方がいいですね。
● 留守がちな家庭
留守がちな家庭 犬は孤独を嫌う動物です。群れで生活する犬にとって、一人ぼっちで過ごすということは、異常な事態です。特に仔犬が一頭だけで行動することなど、あり得ません。仔犬のそばには常に兄弟犬や母犬が、そしてその周りには群れの他のメンバー達がいて、その中で仔犬は犬としての行動の基本となる礼儀やルールなどの約束事を学び、社交性を身につけていきます。最近になって、仔犬が適切な社会化期を過ごすことが、後の精神的成長のために重要であることがわかってきています。この社会化期は犬同士の付き合い方だけでなく、人間との付き合い方や人間社会との関わり方を学ぶ大切な時期でもあります。社会化期に、十分なスキンシップや飼い主との信頼関係を持てなかった仔犬は、飼い主に対してよそよそしい態度を取ったり、しつけがしにくい、人間に対して攻撃的になる、などの問題が起こりやすくなります。特に仔犬を迎えてすぐの頃、親や兄弟から引き離され新しい環境に連れて来られた仔犬は、不安やストレスを感じています。そんな時に、一人ぼっちでの留守番のように孤独な状態に長時間置かれと、不安感やストレスは何倍にも膨れ上がります。かといって、すぐに仔犬をあちこち連れ歩くことは感心できません。新しい環境に対するストレスを増大させるだけでなく、パルボウィルス感染症やジステンパーなどの、仔犬にとって危険な病気のウイルスに遭遇する確率が高くなるからです。仔犬が新しい環境や飼い主である家族に慣れるには一週間ほど必要ですので、その間はなるべく長時間の留守番をさせることは避け、誰かが仔犬のそばにいて、十分な信頼関係を築くようにしましょう。※ 仔犬の性格や犬種等にもよりますが、子供と仔犬だけで過ごす時間が長い場合にも注意が必要です。仔犬が順位付けのために挑戦していく相手は、まず子供からの場合がほとんどです。順位付けの際に子供が噛まれるなどの不慮の事故を避けるためには、まず大人がしっかりと仔犬のしつけを行い、さらに子供にも犬との正しい接し方や叱り方、しつけの仕方を教えて、子供が犬に対して完全に上位に立てるようにしなくてはいけません。
● 静けさを欲している家庭
例えば受験生や療養中の病人・ケガ人がいるなどして、とにかく静かな環境を欲している家庭は、仔犬を迎えるのには不向きです。仔犬は眠っている時と食べている時以外は、静かにしていることがありません。騒々しく暴れ回り、あちこちイタズラして回り、それをやめさせようとする飼い主も、なかなか言う事を聞いてくれない仔犬に声を荒げ、どんなに体は小さくても、一頭の仔犬がどれほど家の中をにぎやかにするかは、実際に犬を飼ってみなくてはわかりません。特に中大型犬の仔犬は、それこそ家の中を壊しかねない勢いで走り回り、いろいろな物を噛み、壊します。だからと言って、騒ぐ仔犬をしょっちゅう叱りつけていれば、仔犬に強いストレスを与えることになります。結果として、神経質で愛想のない犬に育ってしまったり、しょっちゅう叱られることで飼い主(人間)に対して不信感を持ち、攻撃的になる可能性があります。伸び伸びとした素直な犬に育てるためには、ちょっとくらいの騒々しさには目をつむるくらいのゆとりも必要です。そのゆとりが持てない間は、仔犬を迎えるのは我慢しましょう。
住 居
まず、自分の家が犬を飼える環境かどうか考えましょう。借家などの場合は、大家さんの許可が必要です。マンションなどの集合住宅では、多くがペットの飼育を禁止しています。最近はペット可のマンションも増えてきましたが、それでも犬は小型犬のみに限る場合や飼育数に制限のある場合があります。規約違反から犬を手放さなくてはならなくなったり、引っ越しを余儀なくされるのでは大変です。また、一戸建てでも社宅の場合、いざ転勤となった場合に、転勤先でも犬を飼えるとは限りませんので、慎重に検討する必要があります。実際に一戸建ての社宅に住んでいた人が、転勤の際、行き先で犬を飼えないからと犬を手放したり、保健所に連れて行くことがあります。保健所に犬を連れて行った場合、新しい飼い主が見つからないまま一週間がたつと、殺処分されてしまいます
家族の同意
犬はもともと群れで生活する動物です。一緒に生活する家族を自分の群れと認識します。そのため、家族の中の力関係や自分に向けられる感情といったものに、敏感に反応します。犬にとって一番良いのは、家族全員から喜んで迎えられることです。家族の中に犬を飼うことに反対する人がいたら、よく話し合って同意を得られるようにしましょう。もしも賛否の決着がつかないまま迎えられ、状況が改善されないとなると、犬にとっては、群れの意思が統一されないという異常事態になります。特に反対しているのが家族の中で権威があり、犬がリーダーと認識するような人である場合、犬は自分がリーダーから歓迎されていないことに対して強い不安を感じ、常にビクビクしていたりストレスから問題行動を起こすことがあります。逆に子供が反対している場合、犬はその子供をリーダーの意思に反する者として排他的になる傾向があり、子供が犬に対して恐怖や嫌悪を感じるとさらに攻撃的になる、という悪循環になってしまいます。また、家族の中にアレルギーなどを持っている人がいる場合には、動物に対するアレルギーがないかどうか、念の為に調べておくとよいと思います。特に、ハウスダストに対するアレルギーを持っている場合、犬の抜け毛などにもアレルギー反応が起こる可能性があります。
世 話
犬は、生きていくための全てを人間 (飼い主)に委ねています。犬を飼うからには、食餌や散歩などの日々の世話から、しつけや健康面まで、全ての面倒を見てあげる必要があります。世話をする時間的な余裕があるか、よく考えてみてください。仔犬は子供と一緒です。愛情をこめて世話をし、いろいろなことを教えてあげれば、素直に伸び伸びと成長します。
費 用
犬を飼うということは、けっこうお金がかかるものです。どんなことにお金がかかるかと言うと▽エサ代▽食べる量の多い大型犬ほど、高くなります。また、フードの品質が良いものほど、値段も高くなります。▽健康診断▽定期的に健康診断をすることで、病気などの早期発見ができ、治療費の節約になります。▽フィラリア予防薬▽蚊の多い日本では必須です。薬は体重ごとに処方され、体重が多いほど薬代も必要になります。▽狂犬病予防接種▽生後90日を過ぎた犬は、市町村への登録と毎年の狂犬病予防注射が義務付けられます。▽混合ワクチン▽任意のものですが、犬の感染症(ジステンパーやパルボなど)の予防に効果があります。 ※上記の5項目は必須で、犬が生きている間、ずっと必要になります。この他に、病気やケガをして獣医さんにかかれば、その分出費は増えます。定期的なトリミング(カット)が必要な犬種では、トリミング代も必要になります。しつけを訓練所に頼めば、もちろんその分もお金がかかります。
諦める事も大切
どんなに犬が好きでも、どんなに犬を飼いたくても、飼わない方がいい状況というものがあります。それは、主に飼い主側に犬を飼う精神的余裕がない時期です。
● 幼い子供のいる家
一般に、5歳未満の乳幼児のいる家庭では、子供がもう少し大きくなるまで、犬を飼い始めるのは待った方が良いようです。一頭の仔犬を世話し、しつけの行き届いたお行儀のいい成犬にするためには、人間の子供を育てるのと同じくらいの手間と愛情とエネルギーが必要です。犬は、人間のような言葉を話すことはできません、その行動の基本となるのは人間とは異なる犬のルールです。幼い子供の面倒を見ながら仔犬の世話としつけをし、さらに子供にも正しい犬との接し方を教えるのでは、その労力は2倍どころではなく、3倍にも4倍にもなります。幼い仔は、トイレは決められた場所でしなくてはいけないことも、スリッパや電気コードをかじってはいけないことも、赤ん坊にじゃれついて噛んではいけないことも、赤ん坊に耳や尻尾をつかまれても我慢しなくてはいけないことも知りません。幼い子供は、仔犬も自分と同じように生きていることも、自分と同じように嬉しい・悲しいなどの感情を持っていることも、眠っている仔犬を叩き起こしてはいけないことも、耳や尻尾を引っ張ったりしてはいけないことも知りません。それを教えるのは家族の中の大人の役割ですが、現在のように核家族化が進む中では、その役割の大部分がお母さん一人の肩にかかってしまい、そのストレスは大変なものです。育児ノイローゼ、育犬ノイローゼになどならないよう、赤ん坊は一度に一人(一頭)にした方がいいですね。
● 留守がちな家庭
留守がちな家庭 犬は孤独を嫌う動物です。群れで生活する犬にとって、一人ぼっちで過ごすということは、異常な事態です。特に仔犬が一頭だけで行動することなど、あり得ません。仔犬のそばには常に兄弟犬や母犬が、そしてその周りには群れの他のメンバー達がいて、その中で仔犬は犬としての行動の基本となる礼儀やルールなどの約束事を学び、社交性を身につけていきます。最近になって、仔犬が適切な社会化期を過ごすことが、後の精神的成長のために重要であることがわかってきています。この社会化期は犬同士の付き合い方だけでなく、人間との付き合い方や人間社会との関わり方を学ぶ大切な時期でもあります。社会化期に、十分なスキンシップや飼い主との信頼関係を持てなかった仔犬は、飼い主に対してよそよそしい態度を取ったり、しつけがしにくい、人間に対して攻撃的になる、などの問題が起こりやすくなります。特に仔犬を迎えてすぐの頃、親や兄弟から引き離され新しい環境に連れて来られた仔犬は、不安やストレスを感じています。そんな時に、一人ぼっちでの留守番のように孤独な状態に長時間置かれと、不安感やストレスは何倍にも膨れ上がります。かといって、すぐに仔犬をあちこち連れ歩くことは感心できません。新しい環境に対するストレスを増大させるだけでなく、パルボウィルス感染症やジステンパーなどの、仔犬にとって危険な病気のウイルスに遭遇する確率が高くなるからです。仔犬が新しい環境や飼い主である家族に慣れるには一週間ほど必要ですので、その間はなるべく長時間の留守番をさせることは避け、誰かが仔犬のそばにいて、十分な信頼関係を築くようにしましょう。※ 仔犬の性格や犬種等にもよりますが、子供と仔犬だけで過ごす時間が長い場合にも注意が必要です。仔犬が順位付けのために挑戦していく相手は、まず子供からの場合がほとんどです。順位付けの際に子供が噛まれるなどの不慮の事故を避けるためには、まず大人がしっかりと仔犬のしつけを行い、さらに子供にも犬との正しい接し方や叱り方、しつけの仕方を教えて、子供が犬に対して完全に上位に立てるようにしなくてはいけません。
● 静けさを欲している家庭
例えば受験生や療養中の病人・ケガ人がいるなどして、とにかく静かな環境を欲している家庭は、仔犬を迎えるのには不向きです。仔犬は眠っている時と食べている時以外は、静かにしていることがありません。騒々しく暴れ回り、あちこちイタズラして回り、それをやめさせようとする飼い主も、なかなか言う事を聞いてくれない仔犬に声を荒げ、どんなに体は小さくても、一頭の仔犬がどれほど家の中をにぎやかにするかは、実際に犬を飼ってみなくてはわかりません。特に中大型犬の仔犬は、それこそ家の中を壊しかねない勢いで走り回り、いろいろな物を噛み、壊します。だからと言って、騒ぐ仔犬をしょっちゅう叱りつけていれば、仔犬に強いストレスを与えることになります。結果として、神経質で愛想のない犬に育ってしまったり、しょっちゅう叱られることで飼い主(人間)に対して不信感を持ち、攻撃的になる可能性があります。伸び伸びとした素直な犬に育てるためには、ちょっとくらいの騒々しさには目をつむるくらいのゆとりも必要です。そのゆとりが持てない間は、仔犬を迎えるのは我慢しましょう。






