合点がいく | 2007/09/22 (Sat)

黒博物館 スプリンガルド(藤田和日郎、講談社)。

マンガ。

19世紀のロンドンに出没した怪人「バネ足ジャック」の物語。

黒博物館は、犯罪の証拠品などを収めたロンドン警視庁内に実在する博物館。
バネ足ジャックも、実際に当時のロンドンで流布した都市伝説。
それらをベースに、氏なりの解釈、物語が展開する。


これを読んでいると、氏は、人間の内側にある闇や悪に(も)とても深い関心を抱いているのだろうな、と思う。
そのうえで、“人は変われる”ということを信じて、その闇や悪も含めて人間という存在への愛しさを隠さず、衒いなく描く。

だからこそ、この物語の主人公は「彼」(←ネタバレ避け)なのだ、と合点がいく。


それにしても、黒博物館の学芸員さんは、ホントいい味だしてる。

あとがきによれば「黒博物館」シリーズとして考えているようなので、また彼女に会えるのが楽しみだ。

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