最期 [2006年06月15日(木)]
夜勤中、「Oさん、昨日からレベル悪いんだ。いよいよだね」
モルヒネが効いてきて昨日の朝からはっきり目がさめない
時々起きるのだけど、痛みで起きてしまう
家族が心配しながら見守っている
子供さんも名古屋に帰ろうか残ろうか悩んでたけど今夜は此処に居た
肩でハーハーと苦しそうに呼吸している姿を見て
(普通、1分間に18回前後だけど、この時の彼は50回くらい)
今晩ではないことを祈りつつのステーションでの会話
目の前の部屋をなんとなく眺めていると
床に居るおじいちゃんの姿
「まただよ・・・」

転倒歴更新中のおじいさま
またベッドから脱走していました
彼、曰く「しょんべんだって!!」
確かに床が濡れている
掃除をしていると
モニターのアラームが鳴り響く
「



」Oさんだ
心拍が急激に落ちていく
あっという間に止まってしまった
心積もり出来てない娘さんは慌てて
「しっかりして!!」ずいぶん叫んでいた
「何かがあっても助かる命じゃないのでそっと逝かせてあげてください」
とは言われていたが落ち着かない家族を見て
先輩は心臓マッサージをしながら他の子供と医師の到着を待つ
告知から今日まで、約1週間
家族は準備が出来ていただろうか・・・
エンゼルケアを終えた退院する時
あんなに嗚咽していても「ありがとうございました」と言って帰る娘
こんなに素敵な子たちとお別れするOさんはどんな気持ちで
旅立っていったのか・・・
一段落着くと
朝の食事介助が待っていて慌しい時間の始まり
じっくりこんなことを仕事で話合う時間
必要じゃないかなぁと感じながらも
流されていってしまう毎日







