「ポセイドン」 [2006年05月26日(金)]
試写会に行きました。
「ポセイドン」(6月3日劇場公開)です。
言わずと知れた海洋パニック映画の古典、
「ポセイドンアドベンチャー」(1972)のリメイクです。

リメイクと書いていますが、
ポセイドンという豪華客船の舞台と、
逆さになった船からの脱出劇という設定だけが同じで、
登場人物の設定も、脱出方法も違っていますので、
ある意味別の作品と考えるのが正しいかもしれませんね。
と、言いましても、
実は前作自体34年前の作品ですので
私がなにげに子供の頃、TVで見たのを
なんとなく覚えている程度でしか前作を知りませんので
詳しく比べることはできないのですが、
それでも、全然違うな〜と思っちゃうのですから
別の作品でしょう、やっぱり。(^^;
<ここからネタバレありです>
ビジュアルは、さすがハリウッドです。
豪華ででかいセットでの船内撮影や、
圧倒的なCGで豪華客船ポセイドン号を見せてくれます。
大波かぶって船がひっくり返る見せ場は、大迫力!!
…でも、それだけなんです、私の感想としては(――;
ハッキリ言って前作と比べてはダメだと思うのです。
でも、どうしても比較対照してしまうので前作より見劣りしてしまう。
何が違うのかと言えば、なんといっても人間ドラマ。
前作は脱出劇の中で、神父さんを中心とした人間劇のなかで
次々と登場人物が犠牲になってしまい、
見ている側にとって熱いものを感じたと思うのです。
それが、今作の「ポセイドン」では、
どうもドラマが薄い気がしてしまって、、う〜ん。
登場人物の関係が一新されている感じだったので
その中のドラマを期待したのですが、どうも薄い。
(最初と最後に映るのでたぶん)主人公ジョシュさん、
素晴らしいヒーロー的活躍はいいのですが、
ギャンブラーとしてカートラッセルさんと登場した場面では、
女性とその子供のために、そこまで命がけでがんばる人には見えなくて、
ついつい何かどんでん返しの理由とかあるのかと思ってしまいました。
(もちろん、なかったです、わっはっは)
カートラッセルさん、好きな俳優さんです。
私の第一印象が「ニューヨーク1997」のスネークだったので、
恐い人だと思ってました(^^;
この映画では役どころが“元消防士”さん。
火事の現場の考察シーンなどで「バックドラフト」を思い起こさせ、
思わず「バックドラフト」の続編か?(奥さんに逃げられてるようですし)
などと訳のわからんこと想像して、ニヤっとしちゃいました。
でも、あの心臓マッサージは素人演技でしたね〜、残念。
元消防士さんとは思えませんよ、がんばってカートラッセルさん。

ドラマによる観客の感情移入よりも、
脱出する危機の連続で観客に臨場感と一体感を
持って行こうとしている感じなんでしょうかね?
確かにビジュアルは大迫力で、
俳優さんの炎の水の中潜ったり、
排気口の中進んだりの演技も
迫力あってハラハラドキドキなんですが、、
結局それだけになってしまっているので、なんとも残念。
また、そもそもあんな大波(津波?)が襲ってきたら、
他の船舶はもちろん、各国の沿岸部は大災害でしょうに。
最後ボートに乗って、「助かった〜」なんて
言ってる場合じゃないですぞ!
…など、突っ込みどころ満載の娯楽大作です。
でも、上映時間やく1時間半の間、
ビジュアルで見せる迫力は、見ごたえ抜群です。
それは間違いないです、はい。
同時期に日本では公開されることになりますし、
同じ海洋パニック映画ということで
ついつい比較対照になってしまう「LIMIT OF LOVE 海猿」。
どちらがよかった?と聞かれれば、
迫力ある映像で何も考えずに迫力を楽しみたいなら「ポセイドン」。
熱い震えるほどカッコイイ男のドラマで感動するなら、
「LIMIT OF LOVE 海猿」をお勧めしちゃいます。
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