「ブレイブストーりー」 [2006年07月10日(月)]
どうにもうまい感想がかけなかったので、
今日まで書かなかったのですが、
公開がはじまっていろんな意見も出たようですので、
私も率直な感想を書いてみることにしました。
実は試写会で見てきました。
これは、ボクの勇気のハナシ。
「ブレイブストーリー」(7月8日劇場公開)です。

「銀色の髪のアギト」を制作したGONZOが
アニメーションを制作。
確かに今のコンピューターセルの技術の最先端の絵は
一昔前には考えられないほど素晴らしいし、見せてくれる。
制作は邦画のヒットを放つフジTV。
声優は俳優さんをたくさん使って豪華豪華。
だからおもしろいはず…なんですが、、、、
すいません、かなり酷評になっちゃいそうです。


私はあまり映画を、
わかったふうに偉そうに批判したくないタイプの人間なんです。
映画が好きで、映画を作る事がどんなに大変で、
そして素晴らしい仕事であると賛美しているので。
(学生時代の夢は映画監督でしたし)
でもこの「ブレイブストーリー」を見た後だと、
(もちろん楽しみにして見に行ったんですよ)
どうにも業界の大人の事情が見えちゃうんですこれが。
フジTVは、確かに「踊る大走査線」などでヒットをとばしました。
でもどうしても狙いたいジャンルが残っているんですよね。
それがアニメ。
日本を代表するアニメ製作会社は誰が考えても「スタジオ・ジブリ」。
フジTVも、ジブリにアニメを作って欲しくてたまらんでしょう。
でも、大人の事情からジブリは日本テレビとしかアニメ制作はしない。
(ショートフィルムでは多少の例外はあるみたいですが)
で、業界注目の「GONZO」に制作を依頼。
製作開始当時(制作期間4年だそうです)、
ゲーム業界では「FF」などのRPGが大流行。
単純にその路線の映像化に踏み切る辺り、さすがフジTV。
しかし、長編小説を2時間の映画化するのが難しいように、
ロールプレイングゲームのような原作を映像化するのは更に困難。
キャラクターの紹介や舞台の説明、
「幻界(ビジョン)」に入り込む説明に30分。
ラストの盛り上がりやボス(?)との対決、
エピローグ&エンディングで30分。
…となると、肝心な冒険は1時間の猶予しかあたえられない。
その中で、5つの宝玉を集めて、さらに仲間と出会い、
信頼を深め合わなければならないのであるから、
脚本的にかなり無理があるのではないでしょうか?
TVシリーズなら問題なかんでしょうけども、
なんせフジTVはかつて「ドラゴンクエスト」で失敗してますから、
そうもいかないこれまた大人の事情があったんでしょうか?
テーマ自体も見た方にはわかるのですが、
「運命」。
小学5年生の主人公に「運命」を悟らせるなんて、
同じ小学5年生の息子を持つ私としては考えられない。
どんなに怒っても、せっかんしても、
次の日にはコロっと忘れてケタケタ笑ってる。
子供って、そんなもんのはずですよね。
私が小学生の頃思い出しても「運命」を悟るなんて、
思いもしなかったことです。
つまり、そんな子供に、
そんな大それたテーマを語らせるのにシラケて観ている私なんです。
リアリティに欠けすぎた気がするんです。
子供が主人公で、有名なアニメはなんといっても「ドラえもん」。
「ドラえもん」長編映画はすべて同じテーマを貫いています。
それは友情。
子供を主人公とするのであれば、
これこそ誰もが共感できるテーマではないでしょうか?
冒険をテーマにした劇場アニメでは
「天空の城ラピュタ」を超えるアニメは、
私の中では存在していません。
「ラピュタ」にはワクワクとドキドキと謎と不思議がいっぱいです。
あえてゲーム的な「ブレイブストーリー」と比べると、
映画の作り方とは(脚本や構成)こうだぞと言ってあげたいくらいです。
原作はヒット作。
基本はロールプレイングゲーム。
テーマは大人向け。
絵はCGもふんだんで綺麗。
声優さんは豪華俳優陣。
宣伝はフジTVがバンバンしてくれる。
これで大ヒットしないはずはないはずですよね?フジTVさん?
でも、違うと思いますよ。
本当にいい映画というのは、
安易な企画だけではどうしようもないのでは?
絵が綺麗という宣伝も、ゲーム機じゃあるまいし、
コンピューターセルの時代では、
うかつに宣伝文句につかうと、
かえって安っぽくなる気もします。
原作がゲームのような大長編なのですから、
「指輪物語(ロードオブザリング)」みたいに割り切って、
三部作くらいにしてもよかったかもしれませんね。
ドラマ的に、詰め込みすぎて薄くなったような気がします。
(本当におしいんです、残念です)
その為か、謎は謎のまま。
一番肝心なミツルは何故、幻界(ビジョン)の存在を知っていたのか?
それだけでもちゃんと説明があってもよかったような気がしますが…。
しかもラストシーンも突飛すぎて、、どうも、、、
理由なくハッピーエンド?(−_−;
いろいろご意見おありでしょうけど、
正直、他の人が割合いい評価をしているみたいですのでホッとしました。
本当ですよ。
他の人も酷評いっぱいだったら、どうしようかと思いました。
とまあ、こんな変な感想になってしまいました。
すいませんm(_ _;)m
右上の「映画ブログ」を→
クリックしていただいたら嬉しいです
















